JPH04134176U - 磁石発電機 - Google Patents

磁石発電機

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Publication number
JPH04134176U
JPH04134176U JP5025691U JP5025691U JPH04134176U JP H04134176 U JPH04134176 U JP H04134176U JP 5025691 U JP5025691 U JP 5025691U JP 5025691 U JP5025691 U JP 5025691U JP H04134176 U JPH04134176 U JP H04134176U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom wall
yoke
nut
insertion hole
rotating shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP5025691U
Other languages
English (en)
Inventor
善永 新野
幸治 福沢
Original Assignee
株式会社三ツ葉電機製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三ツ葉電機製作所 filed Critical 株式会社三ツ葉電機製作所
Priority to JP5025691U priority Critical patent/JPH04134176U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を増加させることなく、ナットの締
付力を高める。 【構成】 底壁12に軸挿通口13が開設されているヨ
ーク11の内側にボス部材15が固定され、ボス部材1
5の回転軸挿通口19および底壁12の軸挿通口13内
に回転軸20が挿入され、回転軸20先端側の雄ねじ部
21にナット24が締結され、回転軸20、ヨーク11
およびボス部材15が芯合わせされて一体回転するよう
に結合されている磁石発電機において、ヨーク11の底
壁12におけるナット24との接触面を含む環状部に、
被締結部25が圧縮塑性加工により底壁12自体の硬度
を硬化されて形成されている。 【構成】 被締結部25の硬度が高められているため、
ナット24を強力に締め付けることができ、ナット24
により、回転軸20、ヨーク11、ボス部材15を強力
に締結することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は磁石発電機に関し、例えば、オートバイのような小型車両、船外機、 携帯発電機等に使用して有効な磁石発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の磁石発電機としては、例えば、実公昭63−30226号公報 に開示されているように、先端部に雄ねじ部が形成されている回転軸と、椀形状 に形成されており、その底壁に中央部に軸挿通孔が、その軸挿通孔の外方に複数 個の回り止め孔がそれぞれ開設されているヨークと、一端部外周にフランジが形 成され、フランジの一端面に突起が複数個突設されているボス部材とを備えてお り、前記回転軸が前記ボス部材に同心的に嵌着されているとともに、前記各突起 が前記各回り止め孔にそれぞれ嵌合されて、このボス部材がヨーク底壁の内側端 面に同心的に当接されて、前記雄ねじ部にナットが前記ヨーク底壁の外側端面か ら螺着され、回転軸、ヨークおよびボス部材が芯合わせされて一体回転するよう に結合されている磁石発電機、がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような磁石発電機においては、回転軸先端側の雄ねじ部に ナットを螺着させて回転軸先端側をヨーク底壁に締結するようになっているため 、磁石発電機を実際に運転した際の振動、回転力に対してナットの締付力に余裕 がない場合には、回転軸が回転した際に振動することがある。
【0004】 そこで、実開昭59−103571号公報に記載されているように、ナットと ヨーク底壁との間にワッシャを挿入して締付力を高めて振動を抑制する方法を採 用することがある。
【0005】 しかし、ナットの締付力を高めるためにワッシャを追加したのでは、部品点数 が増加するとともに、レイアウト上、軸方向の寸法が長くなる。
【0006】 本考案の目的は、部品点数を増加させることなく、ナットの締付力を高めるこ とができる磁石発電機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る磁石発電機は、先端部に雄ねじ部が形成されている回転軸と、椀 形状に形成されており、その底壁にその中央部に軸挿通孔が、その軸挿通孔の外 方に複数個の回り止め孔がそれぞれ開設されているヨークと、一端部外周にフラ ンジが形成されており、そのフランジの一端面に突起が複数個突設されているボ ス部材とを備えており、 前記回転軸が前記ボス部材に同心的に嵌着されているとともに、前記各突起が 前記各回り止め孔にそれぞれ嵌合されて、このボス部材がヨーク底壁の内側端面 に同心的に当接されて、前記雄ねじ部にナットが前記ヨーク底壁の外側端面から 螺着され、回転軸、ヨークおよびボス部材が芯合わせされて一体回転するように 結合されている磁石発電機において、 前記ヨーク底壁の軸挿通孔周囲のうち少なくともナットとの接触面を含む底壁 環状部に、被締結部が圧縮塑性加工されることにより硬化されて形成されている ことを特徴とする。
【0008】
【作用】
前記した手段によれば、ヨーク底壁のうち少なくもナットとの接触面を含む底 壁環状部に、被締結部が圧縮成形塑性加工されることにより、硬度が高められて 形成されているため、ワッシャを用いなくてもナットの締付力を高めることがで き、部品点数を低減することができ、かつ、軸方向の寸法が長くなるのを防止す ることができる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の一実施例である磁石発電機を示す縦断面図、図2はその一部省 略一部切断分解正面図である。
【0010】 本実施例において、本考案に係る磁石発電機1は、エンジンケース3に固定さ れる発電子2と、発電子2の周囲を回転する回転子10とを備えている。回転子 10は有底円筒形状に形成されているヨーク11を備えており、このヨーク11 はその側壁内周面に複数のマグネットを所定の位置に配されて適当な手段により 固定されるようになっている。このヨーク11の底壁12には真円形の孔形状に 形成された軸挿通孔13が、同心的に配されて軸心方向に開設されている。
【0011】 底壁12の軸挿通孔13周囲における円形凹状の底壁環状部には被締結部25 が没設されている。この底壁環状部に形成された被締結部25は少なくともナッ ト24との接触面を含む面が、プレスによって圧縮塑性加工されて他の面よりも 窪んだ状態に形成されている。そして、底壁12の底壁環状部の壁体が圧縮塑性 加工されることによって硬度が高められた状態になった被締結部25が実質的に 形成されている。
【0012】 また、ヨークの底壁12における軸挿通孔13の外方位置には回り止め孔14 が複数個、同一半径上において周方向に等間隔に配されて軸心方向にそれぞれ開 設されている。
【0013】 この回転子10は回転軸が嵌着されるボス部材15を備えており、このボス部 材15は略円筒形状に形成されている本体16と、この本体16の一端部外周上 に同心的に配されて略円板形状に一体に形成されたフランジ17とから構成され ている。フランジ17のヨーク底壁11との接触面には突起18が複数個、同一 半径上に、かつ、周方向に等間隔に配されて、軸心方向に一体的に突設されてお り、これら突起18は前記回り止め孔14と嵌合可能に形成されている。ボス部 材15の本体16における円筒内周部には回転軸挿通孔19が回転軸20の後記 する雄テーパ部と嵌合可能な雌テーパ形状に形成されている。
【0014】 回転軸20の先端部には雄ねじ部21が形成されており、この先端部には雄ね じ部21に隣接して嵌合部22が円柱形状に形成されている。さらに、この回転 軸20の先端部には嵌合部22に隣接して雄テーパ部23が形成されており、こ の雄テーパ部23はボス部材15の回転軸挿通孔19(以下、雌テーパ部という 。)にテーパ結合するように構成されている。
【0015】 次に、ヨーク、ボス部材および回転軸の組み付け作業を説明する。
【0016】 ボス部材15と回転軸20をヨーク11に固定するに際しては、まず、ボス部 材15のフランジ部17の一端面における各突起18がヨーク底壁12における 各回り止め孔14にそれぞれ嵌入され、ボス部材15がヨーク11の底壁12に 装着される。
【0017】 この後、回転軸20の先端の嵌合部22がボス部材15の回転軸挿通孔19を 介して軸挿通孔13内に挿入される。そして、回転軸20の雄ねじ部21がヨー ク11の底壁12の端面から軸心方向外側へ突出され、雄テーパ部23が回転軸 挿通孔19とテーパ結合される。
【0018】 その後、回転軸20の雄ねじ部21にナット24が螺合され、回転軸20がボ ス部材15と共に、ヨーク11の底壁12に同心的に締結される。
【0019】 ナット24が雄ねじ部21に締結される際、被締結部25が圧縮塑性加工によ って、底壁12の材質自体についての硬度が高められているので、ナット24と 底壁12との間にワンシャを挿入しなくても、ナット24はヨーク底壁12に対 してきわめて強く締め付けることができる。このため、磁石発電機1が運転され た際において、回転軸20が振動するのを防止することができる。
【0020】 このように、本実施例によれば、底壁12に被締結部25が圧縮塑性加工され て硬度が高められた状態に形成されているため、ナット24と底壁12との間に ワッシャを挿入しなくても、ナット24の締付力を充分に高めることができる。 その結果、部品点数を低減することができ、かつ、軸方向の寸法が長くなるのを 防止することができる。
【0021】 なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない 範囲において、種々変更可能であることはいうまでもない。
【0022】 例えば、被締結部25として凹状に形成されている場合につき説明したが、被 締結部25は、凸状に形成してもよいし、他の面と同一面に形成してもよい。要 は、被締結25は圧縮塑性加工によってヨーク底壁に自体の硬度を部分的に高め ることによって実質的にすればよい。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ヨーク底壁のうち少なくともナットと の接触面を含む底壁環状部を圧縮塑性加工することにより、硬度が高められた被 締結部を形成したため、ナットと底壁との間にワッシャを挿入しなくても、ナッ トの締付力を高めることができ、部品点数を低減し、軸方向の寸法が長くなるの を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である磁石発電機の縦断面図
である。
【図2】図1の一部省略一部切断分解正面図である。
【符号の説明】
1…磁石発電機、2…発電子、3…エンジンケース、1
0…磁石発電機、11…ヨーク、12…底壁、13…軸
挿通孔、14…回り止め孔、15…ボス部材、16…本
体、17…フランジ、18…突起、19…雌テーパ部
(回転軸挿通孔)、20…回転軸、21…雄ねじ部、2
2…嵌合部、23…雄テーパ部、24…ナット、25…
被締結部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に雄ねじ部が形成されている回転
    軸と、椀形状に形成されており、その底壁にその中央部
    に軸挿通孔が、その軸挿通孔の外方に複数個の回り止め
    孔がそれぞれ開設されているヨークと、一端部外周にフ
    ランジが形成されており、そのフランジの一端面に突起
    が複数個突設されているボス部材とを備えており、前記
    回転軸が前記ボス部材に同心的に嵌着されているととも
    に、前記各突起が前記各回り止め孔にそれぞれ嵌合され
    て、このボス部材がヨーク底壁の内側端面に同心的に当
    接されて、前記雄ねじ部にナットが前記ヨーク底壁の外
    側端面から螺着され、回転軸、ヨークおよびボス部材が
    芯合わせされて一体回転するように結合されている磁石
    発電機において、前記ヨーク底壁の軸挿通孔周囲のうち
    少なくともナットとの接触面を含む底壁環状部に、被締
    結部が圧縮塑性加工されることにより硬化されて形成さ
    れていることを特徴とする磁石発電機。
JP5025691U 1991-06-04 1991-06-04 磁石発電機 Pending JPH04134176U (ja)

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JP5025691U JPH04134176U (ja) 1991-06-04 1991-06-04 磁石発電機

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JPH04134176U true JPH04134176U (ja) 1992-12-14

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ID=31927725

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JP5025691U Pending JPH04134176U (ja) 1991-06-04 1991-06-04 磁石発電機

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