JPH0249410Y2 - - Google Patents

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JPH0249410Y2
JPH0249410Y2 JP7322684U JP7322684U JPH0249410Y2 JP H0249410 Y2 JPH0249410 Y2 JP H0249410Y2 JP 7322684 U JP7322684 U JP 7322684U JP 7322684 U JP7322684 U JP 7322684U JP H0249410 Y2 JPH0249410 Y2 JP H0249410Y2
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JP
Japan
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plate glass
fixing
glass
buffer member
fixing hole
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JP7322684U
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JPS60185741U (ja
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  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
  • Mirrors, Picture Frames, Photograph Stands, And Related Fastening Devices (AREA)
  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、例えばシヨーケースの板ガラス等を
ボルトで固定する場合の固定用緩衝部材に関する
ものである。
b 従来の技術 従来、この種の板ガラス等を固定するためのボ
ルト用緩衝部材は種々提案されており、その代表
的なものの構成は実開昭58−111880号公報に開示
されている通りである。
すなわち、第6図および第7図において符号1
で示されるものは、その中心にボルト2を貫通さ
せるための貫通孔3を有する固定用緩衝部材であ
り、この固定用緩衝部材1は、円筒状部4とリン
グ状円板部5とを一体に構成したもので、例えば
ゴム等の可撓性材料から形成されている。リング
状円板部5の外径は円筒状部4の外径よりは十分
に大きい鍔状の形状をなしており、円筒状部4の
外周面4aは凹凸のない平滑な面に形成されてい
る。
以上のように構成された従来の固定用緩衝部材
1は、第7図に示すように、板ガラス6の固定孔
7内に挿入され、リング状円板部5にリングワツ
シヤ8を接合してボルト2を固定用緩衝部材1の
貫通孔3内に挿入すると共に、このボルト2のね
じ部2aをシヨーケース等の本体9の固定孔9a
に挿通してナツト10と螺合することにより、緩
衝機能を奏するものである。
c 考案が解決しようとする問題点 ところが、上述した従来技術の緩衝部材におい
ては、円筒状部4の外周面に凹凸部が全く形成さ
れておらず、かつ、その軸方向長さも板ガラス6
の板厚よりも短かかつたため、複数のナツトねじ
孔および板ガラス6の固定孔7のピツチに高い精
度を要し、加工が複雑になつていた。
又、この問題点を解決するため、固定用緩衝部
材1の円筒状部4の外径を十分に小さく形成する
と、該円筒状部外径と板ガラス6の固定孔7の内
径との差が大きくなり、板ガラス6の取付位置が
不安定になる。
さらに、ボルト2の締付力が全て板ガラス6の
固定孔7の周囲にかかるため、板ガラス6および
本体9の平面度が出ていない場合、板ガラス6に
内部応力が残り、衝撃に対して極めて弱いものと
なり、シヨーケース等においては、商品の安全
性、信頼性に問題があつた。
d 問題点を解決するための手段 本考案は、以上の従来の問題点を速やかに除去
することを目的として、特に、中心に貫通孔をそ
れぞれ有する円筒状部とリング状部とが一体に形
成され前記円筒状部を板ガラス等の固定孔に挿入
する緩衝部材において、前記円筒状部は、その外
周面が先細のテーパ面に形成されると共に、前記
板ガラス等の固定孔の内径よりも大きい外径を有
する複数の突条部を円周方向に備え、前記円筒状
部の軸方向長さは前記板ガラス等の板厚よりも長
くなるように構成したことを特徴とするものであ
る。
e 作用 第2図の状態で、ボルト2を締付けると、円筒
状部4の長さが板ガラス6の板厚よりも長いた
め、第3図で示すように、本体9に衝合して円筒
状部4自体が縮むと同時に、その外径方向に膨ら
み、突条部4dが板ガラス6の内径面に接合し、
板ガラス6内に内部応力を残さない状態で板ガラ
ス6と本体9が密接に所定位置で固定される。
f 実施例 以下、図面と共に本考案による板ガラス等の固
定用緩衝部材の好適な実施例について詳細に説明
する。尚、従来例と同一又は相当する部分は同一
符号を用いて説明する。
第1図から第4図において、符号1で示される
ものは、その中心にボルト2を貫通させるための
貫通孔3を有する固定用緩衝部材であり、この固
定用緩衝部材1は、円筒状部4とリング状部5と
を一体に構成したものであり、例えば、ゴム等の
可撓性材料から形成されている。
例えば円板状の前記リング状部5の外径は円筒
状4の外径よりは十分に大きい鍔状の形状をなし
ており、円筒状部4の外周面はその先端部4bに
かけて徐々に外径が小さくなり、先細のテーパ面
4cに形成され、このテーパ面4cには例えばリ
ング状の突条部4dが複数条形成されていると共
に、これらの各リング状突条部4dの外径は、板
ガラス6の固定孔7の内径よりも多少大径となる
ように設計されている。
さらに、円筒状部4の軸方向長さlは、板ガラ
ス6の厚さtよりも長く設定されている。
以上のように構成された本考案による固定用緩
衝部材1は、使用状態においては第2図に示すよ
うに、板ガラス6の固定孔7に挿入され、リング
状部5にリングワツシヤ8を接合してボルト2を
固定用緩衝部材1の貫通孔3内に挿入すると共
に、このボルト2のねじ部2aを、シヨーケース
等の本体9の固定孔9aに挿通してナツト10に
螺合させることにより、緩衝の機能を奏するもの
である。
この場合、円筒状部4の軸方向長さlが板ガラ
ス6の厚さtより長いため、第3図に示すよう
に、円筒状部4の先端4bがボルト2の締付力に
よつて本体9に衝合すると共に、円筒状部4全体
が圧縮力を受けて軸方向に収縮するため、その外
周面が半径方向に拡大され、円筒状部4は第2図
の状態(ボルト2を締め付ける前の状態)から第
3図の状態(ボルト2を締め付けた状態)のよう
に変形し、円筒状部4の突条部4dが弾力的に固
定孔7の内面に当接することにより、板ガラス
6、緩衝部材1、ボルト2、本体9およびナツト
10は互いに強固に一体化されると共に、固定孔
7及びナツト10の互いの中心が多少ずれていて
も、リング状突条部4dにより吸収され、板ガラ
ス6は本体9の所定位置に固定される。
又、テーパ面4cにより、固定孔7とナツト1
0とに多少ズレがある場合や、ナツト10の中心
線が傾いていた場合にも対応出来ると共に、ボル
ト2の締付力によつて円筒状部4が軸方向に圧縮
された場合、丁度固定孔7内に嵌合されるように
することが出来る。
さらに、前述のように、円筒状部4の軸方向長
さlが板ガラス6の厚さtより若干長いため、ボ
ルト2を第2図のように締めた場合、円筒状部4
が軸方向に関して収縮するため、半径方向に関し
て膨出することになり、板ガラス6の固定孔7の
内側全体から一様に弾力的に保持することが出来
る。
この場合、ボルト2の締付力は全て固定用緩衝
部材1が吸収しており、必要以上締めると板ガラ
ス6に力がかかつてくるが、前述のように、板ガ
ラス6の固定孔7の内面全体より弾性的に一様に
保持しているため、ある程度以上のボルト2の締
付は全く必要としないものである。従つて、ボル
ト2の締付力は板ガラス6には殆んど働かず、板
ガラス6に内部応力が残らず、本体9、板ガラス
6の歪および衝撃に対して非常に安定したものと
なり、第5図で示すような、ガラスを用いたシヨ
ーケース11の各部分の固定用に本考案による緩
衝部材1を用いると極めて好適である。
g 考案の効果 本考案による固定用緩衝部材は、以上のような
構成と作用とを備えているため、突条部により若
干のズレが吸収出来、ナツトねじ孔や板ガラスの
固定孔のピツチの公差を大きく取ることが出来
る。
突条部外径が板ガラスの固定孔の内径よりも若
干大きいため、あらかじめ緩衝部材を板ガラス等
の固定孔に嵌合させておいても落下しないので、
組立作業が容易になる。
使用状態においては、突条部がリング状の場
合、緩衝部材と板ガラスの固定孔とが、全周にお
いて接しているため、ガタつきがなく板ガラスの
取付状態が安定する。この場合、全面接触ではな
く、突条部が接しているため、衝撃も吸収出来
る。
円筒状部がテーパ状であるため、ナツトねじ孔
と板ガラスの固定孔のピツチがずれていたり、ね
じ孔の中心線(軸線)が傾いていてもそれを吸収
出来る。
ボルトの締付力の大半が緩衝部材にかかるた
め、板ガラスに内部応力が残らず、本体やガラス
の歪および衝撃に対して安定した状態となる。
リングの場合、複数の突条部が板ガラスの固定
孔全周に接しているため、水洩れを防止する必要
のある場所にも効果的である。
さらに、緩衝部材の内部応力がボルトの軸方向
に働いているため、ボルト自体のゆるみ止め作用
が働く、等の種々の効果を奏するものである。
尚、本実施例においては、板ガラスを本体に固
定する場合について述べたが、板ガラスに限ら
ず、他の部材でも同様の効果を奏することが出来
るものである。また、緩衝部材の諸部分は本考案
の要旨の範囲内で種々の形状に変形可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による板ガラス等の固定用緩衝
部材を示すための第5図のA−A線による断面
図、第2図は第1図の固定用緩衝部材をガラスの
固定孔に挿入した状態を示す断面図、第3図は第
2図の状態でボルトを締付けた状態を示す断面
図、第4図は第1図の固定用緩衝部材を示す斜視
図、第5図は本考案による緩衝部材を用いてボル
ト締めをしたシヨーケースを示す斜視図、第6図
は従来の緩衝部材を示す断面図。第7図は第6図
の緩衝部材をガラスの固定孔に挿入した状態を示
す断面図である。 1は固定用緩衝部材、2はボルト、2aはねじ
部、3は貫通孔、4は円筒状部、4aは外周部、
4bは先端部、4cはテーパ面、4dはリング状
突条部、5はリング状円板部、6は板ガラス、7
は固定孔、8はリングワツシヤ、10はナツト、
11はシヨーケースである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央に貫通孔3をそれぞれ有する円筒状部4と
    リング状部5とが一体に形成され、前記円筒状部
    4を板ガラス等の固定孔に挿入するものにおい
    て、前記円筒状部4は、その外周面が先細のテー
    パ面4cに形成されると共に、前記板ガラス等の
    固定孔の内径よりも大きい外径を有する複数の突
    条部4dを円周方向に備え、前記円筒状部4の軸
    方向長さは前記板ガラス等の板厚よりも長くなる
    ように構成したことを特徴とする板ガラス等の固
    定用緩衝部材。
JP7322684U 1984-05-21 1984-05-21 板ガラス等の固定用緩衝部材 Granted JPS60185741U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7322684U JPS60185741U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 板ガラス等の固定用緩衝部材

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7322684U JPS60185741U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 板ガラス等の固定用緩衝部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60185741U JPS60185741U (ja) 1985-12-09
JPH0249410Y2 true JPH0249410Y2 (ja) 1990-12-26

Family

ID=30612384

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7322684U Granted JPS60185741U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 板ガラス等の固定用緩衝部材

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JPS60185741U (ja) 1985-12-09

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