JP2544377Y2 - センサ検出突起をもつプーリ - Google Patents

センサ検出突起をもつプーリ

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JP2544377Y2
JP2544377Y2 JP1990125846U JP12584690U JP2544377Y2 JP 2544377 Y2 JP2544377 Y2 JP 2544377Y2 JP 1990125846 U JP1990125846 U JP 1990125846U JP 12584690 U JP12584690 U JP 12584690U JP 2544377 Y2 JP2544377 Y2 JP 2544377Y2
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pulley
sensor detection
cylindrical portion
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press
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勝久 矢野
敏隆 鈴木
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Mazda Motor Corp
Sumitomo Riko Co Ltd
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Mazda Motor Corp
Sumitomo Riko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば自動車のクランクシャフトの駆動力
伝達部にクランク角検出用のセンサとともに用いられ、
クランク角の検出を可能とするセンサ検出突起をもつプ
ーリに関する。
[従来の技術] 従来より、軸芯に駆動軸が取付けられる取付孔をもつ
内筒部と該内筒部と一体的かつ同軸的に形成され駆動力
伝達ベルトが懸架される外筒部とからなるプーリ本体に
対して、クランク角を検出するセンサのセンサ検出突起
を設けたプーリが知られている。このようなプーリとし
ては、プーリ本体の所定位置にセンサ検出突起を削出し
により形成したもの、あるいは、センサ検出突起を形成
したリング部材をプーリ本体の所定位置にビス止めによ
り取付けたもの等がある。
[考案が解決しようとする課題] ところが、センサ検出突起を削出しにより形成したプ
ーリの場合は、加工が困難であって量産性に乏しいとい
う問題がある。一方、センサ検出突起を形成したリング
部材をビス止めにより取付けたプーリの場合は、周方向
及び軸直角方向の精度が悪くなり、取付け後に精度出し
加工が必要となるため、コスト的に不利になるという問
題がある。
本考案は上記問題に鑑み案出されたものであり、その
技術的課題は、製造において量産性に富みコスト的に有
利なセンサ検出突起をもつプーリを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本考案のセンサ検出突起をもつプーリは、軸芯に駆動
軸が取付けられる取付孔をもつ内筒部と該内筒部の外側
に同軸的かつ一体的に形成され駆動力伝達ベルトが懸架
される外筒部とからなるプーリ本体と、前記外筒部の一
端の内周面に圧入により嵌合された基部と前記外筒部の
所定位置に遠心方向に突出するセンサ検出突起とを有し
てその断面が略L字状に形成され、前記プーリ本体と一
体的に設けられた筒状部材と、から構成されていること
を特徴とするものである。
[作用] 本考案のセンサ検出突起をもつプーリは、センサ検出
突起が予め形成されている筒状部材がプーリ本体の外筒
部の一端に圧入により嵌合されている。筒状部材の圧入
面及びセンサ検出突起、並びに外筒部の圧入面は、圧入
前の製造時において予め正確な精度が出されるため、圧
入のみの簡単な操作によりプーリ本体と筒状部材との一
体化を精度よく行なうことが可能となる。これにより、
センサ検出突起の形成加工を筒状部材に対して行なえば
よく、また、取付け後の精度出し加工を必要としなくな
るため、その加工作業や精度出しが簡単となる。したが
って、生産性が向上するとともに低コスト化が可能とな
る。
また、基部とセンサ検出突起とを有し断面が略L字状
に形成された筒状部材の基部が外筒部材の内周面に嵌合
されるようにすれば、取付けスペースを削減する上で有
利となる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。第1
図に本実施例のプーリ全体の正面図を示し、第2図に第
1図のII−II線断面図を示す。
本実施例のプーリは、プーリ本体1と、プーリ本体1
に設けられ振動を低減するダンパ部材2と、センサ検出
突起36をもち圧入によりプーリ本体1と一体的に設けら
れた筒状部材3とを主要素として構成されている。
プーリ本体1は、筒状の内筒部12と、内筒部12の外側
に同軸的かつ一体的に形成された筒状の外筒部14とから
なる。内筒部12は、駆動軸(図示せず)がキー結合によ
り取付けられる取付孔121を軸芯にもち、その一端側に
は遠心方向に突出するリブ部123が形成されている。外
筒部14は、その内周の一端に近い部分が内筒部12のリブ
部123の外周端と一体的に連結されている。そして、外
筒部14の一端側でリブ部123よりも軸方向外側の内周面1
41は、プーリ軸芯と同軸的にかつ内周径が一定に形成さ
れており、この内周面141には後述の筒状部材3の基部3
2が圧入されている。外筒部14の一端側の外周には、駆
動力伝達ベルト(図示せず)が懸架される断面鋸歯状の
懸架部143が形成されている。
ダンパ部材2は、円筒状の固定金具21と、固定金具21
の外側に間隔を隔てて同軸的に配設された円筒状の質量
体23と、固定金具21と質量体23との間に介在された弾性
体25とからなる。このダンパ部材2は、外筒部14の他端
側外周に固定金具21の内周が圧入により嵌合されて固定
されている。質量体23の外周には、駆動力伝達ベルト
(図示せず)が懸架される断面鋸歯状の懸架部232が形
成されている。
筒状部材3は、円筒状の基部32と、基部32の一端から
外方に延出するフランジ部34と、フランジ部34の外周端
の所定位置に遠心方向に突出して形成された6個のセン
サ検出突起36とからなる。ここでのセンサ検出突起36は
等角度間に設けられている。この筒状部材3は、基部32
が外筒部14の内周面141に圧入により嵌合されてプーリ
本体1と一体的に設けられている。なお、筒状部材3の
圧入に際しては、外筒部14の内周面141及びセンサ検出
突起36の精度出しが予め行なわれており、周方向及び軸
直角方向の高い精度が確保されている。
以上のように構成された本実施例のプーリは、プーリ
本体1の取付孔121に駆動軸が取付けられるとともに、
外筒部14及び質量体21の懸架部143、232に各々駆動力伝
達ベルトが懸架されて使用に供される。そして、センサ
検出突起36の近傍に設置されたセンサ(図示せず)によ
り、駆動軸の回転に伴って旋回するセンサ検出突起36を
検出してクランク角の検出が行われる。
以上のように本実施例のプーリは、センサ検出突起36
をもつ筒状部材3がプーリ本体1の外筒部14に圧入によ
り嵌合されているため、加工が簡単であり取付け後の加
工を必要としないので量産性に富む。
そして、従来のビス止めによる場合と比較して、ビス
及びビス取付けスペースを削減できるため、コスト的に
も有利となる。また、ビス止めのように振動等によりゆ
るみが発生するという不都合も生じることがない。
[考案の効果] 本考案のセンサ検出突起をもつプーリは、外周部の所
定位置に遠心方向に突出するセンサ検出突起をもつ筒状
部材がプーリ本体に対して外筒部の一端に圧入により嵌
合されて一体的に設けられているため、その製造時にお
いて加工作業や精度出しが簡単にできることから量産性
に富みコスト的にも有利となる。
また、筒状部材は、プーリ本体に嵌合される基部とセ
ンサ検出突起とを有し、その断面が略L字状に形成され
ており、基部は外筒部材の内周面に嵌合されているた
め、ビス及びビス取付けスペースなど余分なスペースを
削減しつつ、低コスト化、生産性向上及びゆるみ防止を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例に係り、第1図はプ
ーリ全体の正面図、第2図は第1図のII−II線断面図で
ある。 1……プーリ本体、2……ダンパ部材 3……筒状部材、12……内筒部 14……外筒部、36……センサ検出突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−157861(JP,A) 実開 昭62−124365(JP,U) 実開 昭61−21917(JP,U) 実開 昭59−112062(JP,U) 実開 昭60−59857(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸芯に駆動軸が取付けられる取付孔をもつ
    内筒部と該内筒部の外側に同軸的かつ一体的に形成され
    駆動力伝達ベルトが懸架される外筒部とからなるプーリ
    本体と、 前記外筒部の一端の内周面に圧入により嵌合された基部
    と前記外筒部の所定位置に遠心方向に突出するセンサ検
    出突起とを有してその断面が略L字状に形成され、前記
    プーリ本体と一体的に設けられた筒状部材と、 から構成されていることを特徴とするセンサ検出突起を
    もつプーリ。
JP1990125846U 1990-11-28 1990-11-28 センサ検出突起をもつプーリ Expired - Lifetime JP2544377Y2 (ja)

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JPS57157861A (en) * 1981-03-24 1982-09-29 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd Torque transmission wheel
JPS59112062U (ja) * 1983-01-20 1984-07-28 三菱自動車工業株式会社 捩り振動プ−リダンパ
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JPS62124365U (ja) * 1986-01-31 1987-08-07

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