JPH06311704A - 回転子 - Google Patents

回転子

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Publication number
JPH06311704A
JPH06311704A JP5091116A JP9111693A JPH06311704A JP H06311704 A JPH06311704 A JP H06311704A JP 5091116 A JP5091116 A JP 5091116A JP 9111693 A JP9111693 A JP 9111693A JP H06311704 A JPH06311704 A JP H06311704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
rotor
shaft
fixed
ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP5091116A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kotani
敬博 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5091116A priority Critical patent/JPH06311704A/ja
Publication of JPH06311704A publication Critical patent/JPH06311704A/ja
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機の回転数出力用マグネットを固定する
ための接着剤を廃止し、軸に対する位置決め、脱脂、接
着等の回転子完成品組み立て作業における時間短縮を図
ることができる回転子を提供する。 【構成】 軸2に穴部を設けておき、その穴部に、非磁
性体の補強用パイプ5と一体成形されかつ内径は軸2に
圧入しない程度にしたリング状のマグネット4を非磁性
体固定用止め具6にて締め付け固定した構造にしたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転数を検知するための
センサー部と回転数を出力するためのマグネットを搭載
した電動機において、マグネットを固定した回転子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】回転数を出力するためのマグネットを固
定した従来の回転子について、図4にもとづいて説明す
る。
【0003】図4において1は回転子、3は軸受、7は
マグネット、8は軸である。外径違いによる段付きリン
グ状の形状をしたマグネット7は、軸8に圧入され、さ
らに軸8にあらかじめ圧入されている回転子1の端面
(A部)に接着剤にて固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
式でマグネットを接着固定する場合、 1.回転子の端面にてマグネットの軸方向の位置決めを
行っているため、圧入もしくはカシメにより固定する回
転子の軸に対する位置を細かく管理する必要があった。
【0005】2.軸圧入によるマグネットの割れ防止の
ため、マグネットの内径寸法を細かく管理する必要があ
った。
【0006】3.接着剤の硬化時間が長いため、全体の
回転子完成品の組み立て時間が長かった。
【0007】4.その接着剤は耐熱温度の高い材料が使
用されていたため、コスト的に高価であった。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、マグ
ネットを接着剤にて固定することを廃止して、寸法管理
の簡略化・回転子完成品の組み立て時間の短縮化を目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の回転子は、軸に穴部を設け、非磁性体の補強
用パイプと一体成形をしたリング状のマグネットを作製
し、このリング状マグネットの内径寸法は軸が挿入でき
る程度の寸法としておき、軸に設けた穴部とマグネット
の補強用パイプの内径部とにまたがって非磁性体のマグ
ネット固定用止め具を締め付けることによってマグネッ
トを固定した構成としたものである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成により、マグネットを接
着剤にて固定することを廃止でき、回転子組み立て工程
における接着剤硬化時間の削除・脱脂作業の廃止が可能
となる。また電動機運転中の回転子の温度上昇に関係な
くマグネットは固定され、マグネット位置決めのための
軸に対する回転子の位置寸法の細かい管理が不要とな
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0012】図1は本発明の回転子完成品の概略図を示
すものである。図1において、1は回転子、2は軸、3
は軸受、4は電動機の回転数を出力するためのリング状
のマグネット4である。
【0013】回転子1は軸2に圧入もしくはカシメ固定
されており、軸受3は軸2に圧入することによって固定
されている。軸2には図示しない回転数検知用センサー
に対向する位置に穴部を設けておき、その穴部において
マグネット4がマグネット固定用止め具6により固定さ
れている。
【0014】図2に、軸2、補強用パイプ5と一体成形
されたリング状のマグネット4およびマグネット固定用
止め具6からなるマグネット固定部の詳細を示す。補強
用パイプ5と一体成形されたリング状マグネット4の内
径側は、軸2に挿入した際ガタつかない程度の寸法と
し、マグネット4は磁力の影響を受けにくいアルミニウ
ムなどの非磁性体の材料でできたマグネット固定用止め
具6で補強用パイプ5の内径部と軸2の穴部とを締結す
るように締め付けて固定する。
【0015】図3は補強用パイプ5と一体成形されたマ
グネット4の(a)平面断面図と(b)側面図を示す。
磁力の影響を受けにくいプラスチックやアルミニウムな
どの非磁性体の補強用パイプ5をリング状マグネット4
の半径方向に必要箇所分貫通させている。
【0016】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、マグネット固定用止め具でマグネットを固定
することにより、接着剤を使用する必要がなく、接着作
業、脱脂作業を廃止することができ、このために回転子
完成品組み立て時間の短縮ができ、軸に対して円周方向
および軸方向のずれのない高精度の回転子とすることが
できる。
【0017】また、マグネットに補強用パイプを一体成
形することにより、固定用止め具によるマグネットの割
れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における回転子の概略断面図
【図2】本発明の一実施例における回転子のマグネット
固定部の詳細断面図
【図3】(a)本発明の一実施例における回転子のマグ
ネットの平面断面図 (b)同側面図
【図4】従来の回転子の概略断面図
【符号の説明】
1 回転子 2,8 軸 3 軸受 4,7 マグネット 5 補強用パイプ 6 マグネット固定用止め具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸に穴部を設け、電動機の回転数検知用
    リング状マグネットを非磁性体のマグネット固定用止め
    具で前記軸の穴部に固定することを特徴とする回転子。
  2. 【請求項2】 非磁性体パイプを前記リング状マグネッ
    トの外周部から内周部へ貫通させ、前記パイプを一体成
    形したマグネットを前記軸に固定したことを特徴とする
    請求項1記載の回転子。
JP5091116A 1993-04-19 1993-04-19 回転子 Pending JPH06311704A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5091116A JPH06311704A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 回転子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5091116A JPH06311704A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 回転子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06311704A true JPH06311704A (ja) 1994-11-04

Family

ID=14017555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5091116A Pending JPH06311704A (ja) 1993-04-19 1993-04-19 回転子

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JP (1) JPH06311704A (ja)

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