JPH0325456Y2 - - Google Patents

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JPH0325456Y2
JPH0325456Y2 JP1986118900U JP11890086U JPH0325456Y2 JP H0325456 Y2 JPH0325456 Y2 JP H0325456Y2 JP 1986118900 U JP1986118900 U JP 1986118900U JP 11890086 U JP11890086 U JP 11890086U JP H0325456 Y2 JPH0325456 Y2 JP H0325456Y2
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hub
vibration ring
vibration
ring
stopper
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JP1986118900U
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JPS6325851U (ja
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  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各種の回転駆動系に生起される振動
を吸収抑制する動的吸振器に関する。
〔従来の技術〕
従来から、たとえば自動車の駆動系に生起され
る振動を吸収する吸振器の一種として、第15図
および第16図に示すように、断面略L形を呈す
る円環形のハブaの筒部外周に振動リングbを同
心的に離間配置し、該ハブaと振動リングbをゴ
ム部材cにより連結したものが知られている。ゴ
ム部材cには、このハブaと振動リングbを結合
する部分c1のほかにハブaの外周側に突起部分
c2が交互等配状に一体成形されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記吸振器は、自動車駆動系のプロペラシヤフ
トにハブaを嵌着する等して該駆動系に生起され
るねじり方向(回転方向)の振動を吸収するもの
であるが、径方向の共振や遠心力の作用により一
定の回転数域において振動リングbがハブaすな
わち回転中心に対して大きく偏心する事態を生
じ、新たな振動や騒音を発生させる問題を有して
いる。上記吸振器はこの偏心を抑えるように上記
突起部分c2を備えているが、加硫型に部品を挿
入する関係上、ハブaと振動リングbの隙間を小
さく設定することができず、この間にゴム材製の
大きな突起部分c2が設けられる構成であるた
め、偏心に対し材質的に十分に機能し得ない問題
を残しており、新たな解決策が要望されている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は以上の点に鑑み、振動リングの偏心を
抑え該偏心による振動、騒音の発生等の不具合を
解消する目的でなされたもので、この目的を達成
するため、ゴム部材を介して連結されるハブと振
動リングの間に該両部材の偏心を抑えるのに十分
な剛性を有する各種のストツパを設ける構成とし
た。すなわち本考案の動的吸振器は、駆動系の回
転部材に装着されるハブと該ハブの外周に同心的
に配置された振動リングを円周方向に並んだ複数
のゴム部材を介して連結してなる動的吸振器にお
いて、前記ハブと振動リングの間に、前記ゴム部
材より固い材料によつて成形され、前記ハブと振
動リングの偏心を抑える複数のストツパを設け、
前記ゴム部材とストツパとを軸方向の位置につい
て同一の位置に配置したことを特徴とする。
〔作用〕
上記ストツパは、後記するごとくたとえばボー
ルによつて構成され、該ボールをハブと振動リン
グの間に転動自在に介装する。これによりハブと
振動リングは、ねじり方向に規制されることなく
常に同心に保たれる。また上記ストツパは、ゴム
部材と軸方向の位置について同一の位置に配置さ
れ、これにより当該動的吸振器を軸方向に大型化
させることがない。
〔実施例〕
つぎに本考案を図面にしたがつて説明する。
第1実施例を示す第1図および第2図におい
て、ハブ1と振動リング2は等配状に設けられた
4個のゴム部材3……によつて同心的に連結され
ており、該ハブ1と振動リング2の間に、前記ゴ
ム部材3……と互い違いに4個の鋼材製のボール
4……が転動自在に介装されている。各ボール4
は、その径寸をハブ1と振動リング2の隙間幅よ
りわずかに大きく形成され、常にその一部をハブ
1の外周面に形成した凹部1a……に係合させて
いる。
第2実施例を示す第3図および第4図におい
て、ハブ1と振動リング2を連結する4個(等
配)のゴム部材3……には開口を備えた中空部3
a……が形成されており、各中空部3a内に鋼材
製のボール4が転動自在に挿入されている。
第3実施例を示す第5図および第6図におい
て、ハブ1の外周面と振動リング2の内周面に
は、それぞれ互いに接触しない樹脂またはゴム材
製の台座部5,6が対応形成されており、該両部
5,6に形成した凹部5a,6aに係合するよう
に鋼材製のボール4が転動自在に介装されてい
る。ハブ1と振動リング2は後記第11図および
第12図と同じ構成になるゴム部材によつて連結
されている。
第4実施例を示す第7図および第8図におい
て、ハブ1は正面形状を略正方形に形成され、そ
の四隅に振動リング2の内周面に当接するローラ
7が回転自在に軸支されている。
第5実施例を示す第9図において、ハブ1と振
動リング2の間には第10図に示すようなローラ
7が転動自在に介装されている。このローラ7は
同図に示すごとく、両端にリブ8a,8aを備え
るよう2本のL状缶8,8を圧入したもので、ハ
ブ1の外周面に形成した凹部1aに係合されてい
る。またこのローラ7はつぎのようなものでもよ
い。
1本のL状缶をハブ1と振動リング2の間に
挿入した後、他端をL状に拡げ加工する。
樹脂製のパイプまたは棒を挿入し、端部をか
しめ拡げる。
樹脂製のパイプまたは棒に前記L状缶を嵌着
する。
これらのローラ7はいずれもハブ1と振動リン
グ2の間に等配状に装着される。また“ローラ”
とは呼べないものの、上記様様な形状になるL状
缶、パイプや棒を接着タイプとしてもよい。この
場合、その断面形状は円形に限定されず、半円状
またはカマボコ状でもよい。
第6実施例を示す第11図および第12図にお
いては、ハブ1の筒部が部分的に外径方向へ向け
て突出形成されて突起9となつており、振動リン
グ2の内周面との間にきわめてわずかな隙間を残
したストツパとして構成されている。この突起は
振動リング2側に設けてもよい。
第7実施例を示す第13図および第14図にお
いて、前記突起9はハブ1と別体に構成されてい
る。すなわちプレート10に径寸の異なる2本の
棒体11,12を取り付け、細い方の棒体11を
ハブ1の係合孔1bに挿入して位置決めするとと
もに太い方の棒体12をハブ1に設けた凹部1a
内に位置せしめ、該棒体12をストツパとしてな
る。この棒体12はナイロン等の樹脂より成形さ
れている。
上記各実施例で述べたボール4、ローラ7、突
起9はいずれもハブ1と振動リング2の偏心を抑
えるストツパとして機能するもので、材質的に該
偏心を抑えるのに十分な剛性を備えている。また
各ストツパは何れもゴム部材3と軸方向の位置に
ついて同一の位置に配置されており、これにより
当該動的吸振器を軸方向に大型化させることがな
い。
〔考案の効果〕
本考案の動的吸振器は以上説明したように、駆
動系の回転部材に装着されるハブと該ハブの外周
に同心的に配置される振動リングをゴム部材を介
して連結してなる動的吸振器において、前記ハブ
と振動リングの間に該両部材の偏心を抑えるに十
分なストツパを設けてなるもので、振動リングの
偏心にもとづく振動や騒音の発生を低減防止する
ことができる。また各ストツパは何れもゴム部材
と軸方向の位置について同一の位置に配置されて
おり、これにより当該動的吸振器を軸方向に大型
化させることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案、動的吸振器の第1実施例に係
る半裁正面図、第2図は同半裁側断面図、第3図
は第2実施例に係る半裁正面図、第4図は同半裁
側断面図、第5図は第3実施例に係る要部正面
図、第6図は同半裁側断面図、第7図は第4実施
例に係る半裁正面図、第8図は第7図におけるA
−A線断面図、第9図は第5実施例に係る半裁正
面図、第10図はローラの断面図、第11図は第
6実施例に係る半裁正面図、第12図は第11図
におけるB−B線断面図、第13図は第7実施例
に係る要部正面図、第14図は同半裁側断面図、
第15図は従来例に係る半裁正面図、第16図は
第15図におけるC−C線断面図である。 1……ハブ、1a,5a,6a……凹部、1b
……係合孔、2……振動リング、3……ゴム部
材、3a……中空部、4……ボール、5,6……
台座部、7……ローラ、8……L状缶、9……突
起、10……プレート、11,12……棒体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 駆動系の回転部材に装着されるハブ1と該ハ
    ブ1の外周に同心的に配置された振動リング2
    を円周方向に並んだ複数のゴム部材3を介して
    連結してなる動的吸振器において、前記ハブ1
    と振動リング2の間に、前記ゴム部材3より固
    い材料によつて成形され、前記ハブ1と振動リ
    ング2の偏心を抑える複数のストツパを設け、
    前記ゴム部材3とストツパとを軸方向の位置に
    ついて同一の位置に配置したことを特徴とする
    動的吸振器。 2 前記ストツパがハブ1と振動リング2の間に
    介装されたボール4またはローラ7であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の動的吸振器。 3 前記ストツパがハブ1または振動リング2の
    一部を突出形成した突起9であることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の動的
    吸振器。 4 前記ストツパがハブ1または振動リング2に
    固定した樹脂または金属製の突起9であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の動的吸振器。
JP1986118900U 1986-08-04 1986-08-04 Expired JPH0325456Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986118900U JPH0325456Y2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04

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JP1986118900U JPH0325456Y2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04

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JPS6325851U JPS6325851U (ja) 1988-02-20
JPH0325456Y2 true JPH0325456Y2 (ja) 1991-06-03

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JP1986118900U Expired JPH0325456Y2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60123444U (ja) * 1984-01-27 1985-08-20 エヌ・オ−・ケ−・メグラステイツク株式会社 ト−シヨナルダンパ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6325851U (ja) 1988-02-20

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