JPH0741945Y2 - プレスベアリング - Google Patents

プレスベアリング

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JPH0741945Y2
JPH0741945Y2 JP1988166034U JP16603488U JPH0741945Y2 JP H0741945 Y2 JPH0741945 Y2 JP H0741945Y2 JP 1988166034 U JP1988166034 U JP 1988166034U JP 16603488 U JP16603488 U JP 16603488U JP H0741945 Y2 JPH0741945 Y2 JP H0741945Y2
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JP
Japan
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ring
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Inventor
篤延 前田
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特殊ベアリング製造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば車輪やローラコンベアのローラ等に用
いられるプレスベアリングの改良に関する。
(従来の技術) 従来、この種のプレスベアリングとしては、例えば第9
図に示すものが知られている。
当該プレスベアリング100は、基本的には、内輪101と、
内輪101の外側に設けられた外輪102と、内輪101と外輪1
02との間に設けられて転動する転動体103と、外輪102の
外側に設けられて内輪101と外輪102と転動体103を分離
不能にする覆体104と、から構成されている。
而して、この様なものは、内輪と覆体が相対回転する
と、覆体と外輪が一緒に回転すると共に、内輪と外輪が
相対回転して転動体が転動する様になつている。
ところが、この様なものは、各部品が高精度に作製され
ていないので、内輪と外輪が相対回転して転動体が転動
すると、これらが振動して騒音を発生するという難点が
あった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創
案されたもので、その目的とする処は、騒音を低減する
事ができるプレスベアリングを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 本考案のプレスベアリングは、内輪と、内輪の外側に設
けられた外輪と、内輪と外輪との間に設けられて転動す
る転動体と、外輪の外側に設けられて内輪と外輪と転動
体を分離不能にする覆体と、外輪と覆体との間に設けら
れた第一弾性体と、内輪の内側に設けられた第二弾性体
と、から構成した事に特徴が存する。
(作用) 内輪と覆体が相対回転すると、覆体と外輪とこれらの間
に介設した弾性体が一緒に回転すると共に、内輪と外輪
が相対回転して転動体が転動する。
内輪と外輪が相対回転して転動体が転動すると、これら
が振動しようとするが、外輪と覆体との間には第一弾性
体を設けていると共に、内輪の内側には第二弾性体を設
けているので、これらに依り振動が吸収され、騒音が低
減される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案の実施例に係るプレスベアリングを示
す縦断面図である。
プレスベアリング1は、内輪2,外輪3,転動体4、覆体
5、弾性体6とからその主要部が構成されている。
内輪2は、内側に設けられたものである。
この例では、厚肉部と、これの一側に連続する薄肉部か
ら成る筒状を呈し、厚肉部の外周には弧状の軌道面7を
形設している。
外輪3は、内輪2の外側に設けられたものである。
この例では、軸方向に二分割された筒状を呈し、両者に
跨がる内周にはV状の軌道面8を形設している。
転動体4は、内輪2と外輪3との間に設けられて転動す
るものである。
この例では、内輪2の軌道面7と外輪3の軌道面8との
間に介設され、これらに案内されて転動する複数のボー
ルにしている。
覆体5は、外輪3の外側に設けられて内輪2と外輪3と
転動体4を分離不能にするものである。
この例では、周部と、これの一側に連続して外突する外
鍔部と、これに連続して内輪2の薄肉部の外周近傍まで
延出する段付内鍔部と、周部の他側に連続して外輪3の
内径と同程度まで延出する内鍔部とから成る筒状を呈
し、二分割された外輪3を分離不能に包覆する事に依り
内輪2と外輪3と転動体4を分離不能にしている。
而して、覆体5の段付内鍔部の内側には、内輪2の薄肉
部の外周に接触する環状でナイロン製のシール材9を取
付けている。
覆体5は、車輪やローラコンベアのローラ等の軸受穴に
嵌合されて固定される。
弾性体6は、少なくとも外輪3と覆体5との間に設けら
れたものである。
この例では、外輪3と覆体5との間に設けた第一弾性体
10と、内輪2の内側に設けた第二弾性体11とから成つて
いる。
第一弾性体10は、周部と、これの両側に連続して外輪3
の内径と同程度まで延出する内鍔部とから成る筒状を呈
し、外輪3の外側と覆体5の内側に嵌合して居り、ナイ
ロン製にしている。
第二弾性体11は、周部と、これの一側に連続して内輪2
の薄肉部と外径と同程度まで延出する外鍔部と、周部の
他側に連続して覆体5の内鍔部並びに第一弾性体10の内
鍔部の内周近傍まで延出する外鍔部とから成る筒状を呈
し、内輪2の内側に嵌合して居り、ナイロン製にしてい
る。
第二弾性体11の内側には、車輪やローラコンベアのロー
ラ等の軸が嵌合されて固定される。
尚、内輪2と外輪3の間には、グリスが給脂され、これ
は、シール材9と第二弾性体11の他側の外鍔部に依り漏
洩し難い様になつている。
次に、この様な構成に基づいて作用を述解する。
内輪2と覆体5が相対回転すると、内輪2と第二弾性体
11が一緒に回転すると共に、覆体5と第一弾性体10と外
輪3が一緒に回転して転動体4が転動する。
内輪2と覆体5が回転すると、内輪2、転動体4、外輪
3が振動しようとするが、外輪3と覆体5との間には第
一弾性体10を設けていると共に、内輪2の内側には第二
弾性体11を設けているので、これらに依り振動が吸収さ
れ、内輪2、転動体4、外輪3から覆体5を介して軸受
穴側並びに内輪2、転動体4、外輪3から軸側へ振動が
伝播される事がなく、騒音が低減される。
逆に、軸受穴側並びに軸側からの振動も、第一弾性体10
と第二弾性体11に依り吸収され、外輪3、転動体4、内
輪2に伝播される事がない。
尚、プレスベアリング1は、先の実施例では、ラジアル
型であつたが、これに限らず、例えば第6図に示すラジ
アル、スラスト兼用型や第7図並びに第8図に示すスラ
スト型でも良い。
プレスベアリング1は、先の実施例では、保持器を設け
ていなかつたが、これに限らず、例えば第2図並びに第
3図に示す如く保持器12を設けても良い。この場合、吸
音性がある合成樹脂製が望ましい。
内輪2は、先の実施例では、厚肉部と薄肉部から成る筒
状であつたが、これに限らず、例えば第2図に示す如く
厚肉部のみの筒状や、第6図に示す如く、断面略L型の
筒状でも良い。
外輪2は、先の実施例では、軸方向に二分割された筒状
であつたが、これに限らず、例えば第4図に示す如く軸
方向に二分割された断面略L型とワツシヤ型から成る筒
状や、第5図並びに第6図に示す如く断面略L型の筒状
でも良い。
転動体4は、先の実施例では、ボールであつたが、これ
に限らず、例えばころでも良い。
覆体5は、先の実施例では、外鍔部を設けたが、これに
限らず、例えば第2図並びに第6図に示す如くこれを省
略しても良い。
弾性体6は、先の実施例では、ナイロン製であつたが、
これに限らず、例えばゴムやフエルト等でも良い。
(考案の効果) 以上既述した如く、本考案に依れば、次の様な優れた効
果を奏する事ができる。
(1) 内輪、外輪、転動体、覆体、弾性体とで構成
し、とりわけ、外輪と覆体との間に第一弾性体を設ける
と共に、内輪の内側に第二弾性体を設けたので、第一弾
性体と第二弾性体に依り内輪と外輪と転動体から発生し
た振動が吸収されて騒音を低減する事ができる。
(2) 外輪と覆体との間に第一弾性体を設けたので、
第一弾性体が覆体に依り保護されて外力に依り損耗した
り損傷したりする事がない。
(3) 外輪と覆体との間に第一弾性体を設けたので、
第一弾性体に依り軸受穴側からの振動を吸収する事がで
きて内輪と外輪と転動体を防護する事ができる。
(4) 内輪の内側に第二弾性体を設けたので、第二弾
性体に依り軸側からの振動を吸収する事ができて内輪と
外輪と転動体を防護する事ができる。
(5) 第一弾性体は、覆体を利用して設けたので、そ
の分だけ部品点数が増加する事がなく、極めて合理的で
ある。
(6) 第一弾性体だけでなく第二弾性体をも設けたの
で、軸受穴と軸との軸芯が多少ずれていても、これらの
間に容易に介護する事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係るプレスベアリングを示
す縦断面図。 第2図乃至第8図は、本考案の他の実施例を示す縦断面
図。 第9図は、従来のプレスベアリングを示す縦断面図であ
る。 1……プレスベアリング 2……内輪 3……外輪 4……転動体 5……覆体 6……弾性体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内輪と、内輪の外側に設けられた外輪と、
    内輪と外輪との間に設けられて転動する転動体と、外輪
    の外側に設けられて内輪と外輪と転動体を分離不能にす
    る覆体と、外輪と覆体との間に設けられた第一弾性体
    と、内輪の内側に設けられた第二弾性体と、から構成し
    た事を特徴とするプレスベアリング。
JP1988166034U 1988-12-22 1988-12-22 プレスベアリング Expired - Fee Related JPH0741945Y2 (ja)

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