JPH04133421U - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
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- JPH04133421U JPH04133421U JP5039491U JP5039491U JPH04133421U JP H04133421 U JPH04133421 U JP H04133421U JP 5039491 U JP5039491 U JP 5039491U JP 5039491 U JP5039491 U JP 5039491U JP H04133421 U JPH04133421 U JP H04133421U
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- Japan
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- separator
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- electrolytic capacitor
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- cathode foil
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- 239000011888 foil Substances 0.000 claims abstract description 37
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 7
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 4
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 陽極箔側に接続されているタブ端子のハゴ板
のエッジ部が、同エッジ部に圧接する部位のセパレータ
を介して他方の陰極箔に接触するという電気的な短絡を
防止する。 【構成】 陽極箔12に接続したタブ端子16のハゴ板
17側にはその厚さが相対的に厚い一方のセパレータ1
3を、反対側のかしめ接続部18側には前記一方のセパ
レータ13よりもその厚さが薄い他方のセパレータ15
をそれぞれ配置し、この他方のセパレータ15の内側に
陰極箔14を配置し巻回する。
のエッジ部が、同エッジ部に圧接する部位のセパレータ
を介して他方の陰極箔に接触するという電気的な短絡を
防止する。 【構成】 陽極箔12に接続したタブ端子16のハゴ板
17側にはその厚さが相対的に厚い一方のセパレータ1
3を、反対側のかしめ接続部18側には前記一方のセパ
レータ13よりもその厚さが薄い他方のセパレータ15
をそれぞれ配置し、この他方のセパレータ15の内側に
陰極箔14を配置し巻回する。
Description
【0001】
本考案は電解コンデンサに係り、さらに詳しくはハゴ板のかしめ接続部を介し
て接続したタブ端子を備える陽極箔と陰極箔とのそれぞれをセパレータを介して
巻回してなるコンデンサ素子を組み込んだ電解コンデンサに関する。
【0002】
一般に、電解コンデンサは、図2に示すようにタブ端子16,20を備える陽
極箔12と陰極箔14とのそれぞれを電解紙からなるセパレータ13,15を介
して巻回したコンデンサ素子11をリード線19,23を導出させたゴム材など
からなる封口体24とともに有底筒状のアルミニウムケース25に組み込むこと
で構成されている。
【0003】
この場合、前記タブ端子16,20のそれぞれは、図3に示すようにその基端
部側に偏平状に形成されたハゴ板17がかしめ加工によるかしめ接続部18を介
することで陽極箔12に、ハゴ板21が同様にかしめ加工によるかしめ接続部2
2を介することで陰極箔14にそれぞれに接続されている。
【0004】
また、電解紙である二枚のセパレータ13,15は、共に同一規格のものが用
いられており、したがってその厚さも同一になっている。
【0005】
ところで、近時、電解コンデンサの低インピーダンス化を達成するための方策
が模索されており、その一環としてセパレータ13,15自体の厚さを薄くし、
その密度も小さくすることでその低インピーダンス化を達成しようとする試みも
行なわれている。
【0006】
しかし、このようにセパレータ13,15の厚さを薄くしたり、密度を小さく
する場合には、セパレータ13,15自体の強度の低下を招くことは不可避的で
ある。
【0007】
このため、厚さを薄くし、その密度も小さくしたセパレータ13,15を用い
る場合には、コンデンサ素子11を形成する際の巻回作業時に陽極箔12にかし
め接続部18を介して接続されているハゴ板17のエッジ部26がその外側に位
置する陰極箔14との間に位置しているセパレータ13に圧接した際、これを突
き破って陰極箔14の側と短絡する現象(以下、「ショートパンク」という)を
引き起こし易くする不都合があった。
【0008】
本考案は、従来技術にみられた上記課題に鑑みてなされたものであり、その構
成上の特徴は、ハゴ板のかしめ接続部を介して接続したタブ端子を備える陽極箔
と陰極箔とのそれぞれをセパレータを介して巻回してなるコンデンサ素子を封口
体とともに有底筒状のアルミニウムケースに組み込んだ電解コンデンサであって
、前記コンデンサ素子は、陽極箔に接続したタブ端子のハゴ板側にはその厚さが
相対的に厚い一方のセパレータを、かしめ接続部側には前記一方のセパレータよ
りもその厚さが薄い他方のセパレータをそれぞれ配置し、この他方のセパレータ
の内側に陰極箔を配置し巻回して形成したことにある。
【0009】
このため、コンデンサ素子を形成するための巻回作業時に陽極箔と接続してい
るタブ端子のハゴ板のエッジ部がその外側に位置する陰極箔との間に位置してい
る一方のセパレータに当接しても、このセパレータは、かしめ接続部の側に位置
している他方のセパレータに比較して相対的にその厚さを厚くして形成されてい
るので、ショートパンクの発生を抑制することができる。
【0010】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
【0011】
本考案に係る電解コンデンサは、図2に示すようにタブ端子16,20を備え
たアルミニウム箔からなる陽極箔12と陰極箔14とのそれぞれを電解紙からな
るセパレータ13,15を介して巻回したコンデンサ素子11をリード線19,
23を導出させたゴム材などからなる封口体24とともに有底筒状のアルミニウ
ムケース25に組み込むことで構成されている。
【0012】
この場合、前記タブ端子16,20のそれぞれは、図3に示すようにその基端
部側に偏平状に形成されたハゴ板17がかしめ加工によるかしめ接続部18を介
して陽極箔12の側に、ハゴ板21が同様にかしめ加工によるかしめ接続部22
を介して陰極箔14の側にそれぞれ接続されている。
【0013】
また、前記コンデンサ素子11は、陽極箔12に接続させたタブ端子16のハ
ゴ板17側にはその厚さを相対的に厚くして形成された一方のセパレータ13を
、タブ端子16のかしめ接続部18側には前記一方のセパレータ13よりもその
厚さが薄い他方のセパレータ15をそれぞれ配置し、この他方のセパレータ15
の内側に陰極箔14を配置して巻回することで形成されている。
【0014】
本考案はこのようにして構成されているので、コンデンサ素子11を形成する
ための巻回作業時に陽極箔12に接続されているタブ端子16のハゴ板17は、
その外側に位置する陰極箔14との間に位置している一方のセパレータ13に密
着される。
【0015】
この場合、一方のセパレータ13は、かしめ接続部18の側に位置している他
方のセパレータ15に比較して相対的にその厚さを厚くして形成されているので
、前記ハゴ板17のエッジ部26との圧接部位が破断されるのを確実に阻止する
ことができ、したがって、ショートパンクの発生を抑制することができる。
【0016】
次に、本考案に係る電解コンデンサの性能を確認するため、従来の電解コンデ
ンサと比較して行なった試験結果を表1として示す。
【0017】
【表1】
【0018】
なお、この試験に用いられた電解コンデンサにおける一方のセパレータ13と
他方のセパレータ15との厚さは、従来例が双方共に50μmである合計100
μmのものが用いられている。
【0019】
一方、本考案に係る電解コンデンサにおいて、実施例1は一方のセパレータ1
3が60μmで、他方のセパレータ15が40μmである合計100μmのもの
が、実施例2は一方のセパレータ13が55μmで、他方のセパレータ15が4
5μmである合計100μmのものがそれぞれ用いられている。
【0020】
また、上記試験は、従来例と実施例1と実施例2とのいずれについても定格3
5V−2200μFの電解コンデンサをそれぞれ1000個用意し、個別にその
特性を測定することで行なった。
【0021】
その結果、本考案に係る実施例1と実施例2とは、いずれもそのショートパン
ク率が0%であり、ショートパンク率が0.4%である従来例に比してショート
パンクの発生が著しく改善されていることが確認された。
【0022】
また、本考案に係る実施例1と実施例2とは、一方のセパレータ13と他方の
セパレータ15との厚さの合計が従来例と同様に100μmであることもあって
、従来例と遜色のない低インピーダンスを得ることのできることが確認された。
【0023】
以上述べたように本考案によれば、コンデンサ素子を形成するための巻回作業
時に陽極箔に接続されているタブ端子のハゴ板のエッジ部がその外側に位置する
陰極箔との間に位置している一方のセパレータに圧接しても、このセパレータは
、かしめ接続部の側に位置している他方のセパレータに比較して相対的にその厚
さを厚くすることで強度が高められているので、ショートパンクの発生を抑制す
ることができ、しかも、低インピーダンスで高品質な電解コンデンサを提供する
ことができる。
【図1】本考案に係る電解コンデンサにおけるコンデン
サ素子の部分断面拡大図。
サ素子の部分断面拡大図。
【図2】電解コンデンサの構造例を示す説明図。
【図3】図2の電解コンデンサにおけるコンデンサ素子
の巻回構造を示す要部展開図。
の巻回構造を示す要部展開図。
11 コンデンサ素子
12 陽極箔
13 セパレータ
14 陰極箔
15 セパレータ
16 タブ端子
17 ハゴ板
18 かしめ接続部
19 リード線
20 タブ端子
21 ハゴ板
22 かしめ接続部
23 リード線
24 封口体
25 アルミニウムケース
26 エッジ部
Claims (1)
- 【請求項1】 ハゴ板のかしめ接続部を介して接続した
タブ端子を備える陽極箔と陰極箔とのそれぞれをセパレ
ータを介して巻回してなるコンデンサ素子を封口体とと
もに有底筒状のアルミニウムケースに組み込んだ電解コ
ンデンサにおいて、前記コンデンサ素子は、陽極箔に接
続したタブ端子のハゴ板側にはその厚さが相対的に厚い
一方のセパレータを、かしめ接続部側には前記一方のセ
パレータよりもその厚さが薄い他方のセパレータをそれ
ぞれ配置し、この他方のセパレータの内側に陰極箔を配
置し巻回して形成したことを特徴とする電解コンデン
サ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5039491U JP2559920Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5039491U JP2559920Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04133421U true JPH04133421U (ja) | 1992-12-11 |
JP2559920Y2 JP2559920Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=31927844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5039491U Expired - Lifetime JP2559920Y2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559920Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-03 JP JP5039491U patent/JP2559920Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2559920Y2 (ja) | 1998-01-19 |
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Legal Events
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