JP3070374B2 - チップ型固体電解コンデンサ - Google Patents
チップ型固体電解コンデンサInfo
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- JP3070374B2 JP3070374B2 JP5334812A JP33481293A JP3070374B2 JP 3070374 B2 JP3070374 B2 JP 3070374B2 JP 5334812 A JP5334812 A JP 5334812A JP 33481293 A JP33481293 A JP 33481293A JP 3070374 B2 JP3070374 B2 JP 3070374B2
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- JP
- Japan
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- cathode
- electrolytic capacitor
- solid electrolytic
- type solid
- lead terminal
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はチップ型固体電解コンデ
ンサに関し、特に陰極層3と接続する陰極リード端子5
の構造に関する。
ンサに関し、特に陰極層3と接続する陰極リード端子5
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のチップ型固体電解コンデンサは、
図7に示すように陰極リード端子5を陰極層3の上側に
おいて接続していた(例えば実開昭56−137443
号公報)。
図7に示すように陰極リード端子5を陰極層3の上側に
おいて接続していた(例えば実開昭56−137443
号公報)。
【0003】あるいは図8に示すように陰極リード端子
5のコンデンサ素子1側面との間に折り曲げプール部8
を設け、導電性接着剤7を介して陰極リード端子5をコ
ンデンサ素子1の側面から下側に接続していた(例えば
実開昭62−104434号公報)。
5のコンデンサ素子1側面との間に折り曲げプール部8
を設け、導電性接着剤7を介して陰極リード端子5をコ
ンデンサ素子1の側面から下側に接続していた(例えば
実開昭62−104434号公報)。
【0004】または、図9に示すようにコンデンサ素子
1の上側から嵌合うコ字状の接続部を有する陰極リード
端子5を接続していた(例えば特開昭56−14061
9号公報)。
1の上側から嵌合うコ字状の接続部を有する陰極リード
端子5を接続していた(例えば特開昭56−14061
9号公報)。
【0005】または図10に示すように陰極層3の上下
面を嵌着するようなコの字状構造部を有する陰極リード
端子5を有していた(例えば特開平3−73510号公
報)。
面を嵌着するようなコの字状構造部を有する陰極リード
端子5を有していた(例えば特開平3−73510号公
報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来のチップ型固
体電解コンデンサはいずれもコンデンサ素子1の上側あ
るいは下側と陰極リード端子5が接続するため陰極リー
ド端子5と導電性接着剤7の厚さだけコンデンサ素子1
の厚さを薄くする必要があった。
体電解コンデンサはいずれもコンデンサ素子1の上側あ
るいは下側と陰極リード端子5が接続するため陰極リー
ド端子5と導電性接着剤7の厚さだけコンデンサ素子1
の厚さを薄くする必要があった。
【0007】その結果、チップ型固体電解コンデンサの
体積に占めるコンデンサ素子1の体積の割合が低く、一
定の体積のチップ型固体電解コンデンサからより大きな
静電容量を得ることに困難があった。
体積に占めるコンデンサ素子1の体積の割合が低く、一
定の体積のチップ型固体電解コンデンサからより大きな
静電容量を得ることに困難があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のチップ型固体電
解コンデンサは陰極層3と陽極リード2を有するコンデ
ンサ素子1と、前記陽極リード2と溶接により接続され
た陽極リード端子4と、前記陰極層3と導電性接着剤7
により接続された陰極リード端子5と、前記陽・陰極リ
ード端子4・5の露出部を残してこれらを外装する樹脂
6とからなるチップ型固体電解コンデンサにおいて前記
陰極リード端子は前記樹脂内でL字状に曲げ加工された
板状接着領域を有しており、前記L字状の板状接着領域
の内側主面が前記陰極層の側面のみに前記導電性接着剤
を介して接続されていることを特徴としている。
解コンデンサは陰極層3と陽極リード2を有するコンデ
ンサ素子1と、前記陽極リード2と溶接により接続され
た陽極リード端子4と、前記陰極層3と導電性接着剤7
により接続された陰極リード端子5と、前記陽・陰極リ
ード端子4・5の露出部を残してこれらを外装する樹脂
6とからなるチップ型固体電解コンデンサにおいて前記
陰極リード端子は前記樹脂内でL字状に曲げ加工された
板状接着領域を有しており、前記L字状の板状接着領域
の内側主面が前記陰極層の側面のみに前記導電性接着剤
を介して接続されていることを特徴としている。
【0009】あるいは、本発明のチップ型固体電解コン
デンサは、前記陰極リード端子が前記樹脂内でコ字状に
曲げ加工された板状接着領域を有しており、前記コ字状
の板状接着領域の内側主面が前記陰極層の側面のみに前
記導電性接着剤を介して嵌合接続されていることを特徴
としている。
デンサは、前記陰極リード端子が前記樹脂内でコ字状に
曲げ加工された板状接着領域を有しており、前記コ字状
の板状接着領域の内側主面が前記陰極層の側面のみに前
記導電性接着剤を介して嵌合接続されていることを特徴
としている。
【0010】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0011】図1は本発明の一実施例のチップ型固体電
解コンデンサの斜視図であり、図2はその断面図であ
り、図3は陰極リード端子5の陰極層3との接続部の斜
視図である。
解コンデンサの斜視図であり、図2はその断面図であ
り、図3は陰極リード端子5の陰極層3との接続部の斜
視図である。
【0012】陰極リード端子5は予めL字状になるよう
曲げ加工してあり、このL字状の内側に導電性接着剤7
を塗布した後コンデンサ素子1の陰極層3と接続させ
た。また陽極リード2は陽極リード端子4の一端に溶接
により接続した。この状態で加熱により導電性接着剤7
を硬化させた後、陽極リード端子4と陰極リード端子5
の露出部を残して樹脂6によりトランスファーモールド
手段により外装し、さらに陽極リード端子4と陰極リー
ド端子5の露出部を樹脂7の外周面に沿って折り曲げチ
ップ型固体電解コンデンサを形成した。
曲げ加工してあり、このL字状の内側に導電性接着剤7
を塗布した後コンデンサ素子1の陰極層3と接続させ
た。また陽極リード2は陽極リード端子4の一端に溶接
により接続した。この状態で加熱により導電性接着剤7
を硬化させた後、陽極リード端子4と陰極リード端子5
の露出部を残して樹脂6によりトランスファーモールド
手段により外装し、さらに陽極リード端子4と陰極リー
ド端子5の露出部を樹脂7の外周面に沿って折り曲げチ
ップ型固体電解コンデンサを形成した。
【0013】図7に示すような陰極層3の側面から上面
に接続する陰極リード端子5を有する従来のある形状の
チップ型固体電解コンデンサでは、コンデンサ素子1は
幅3.8mm、厚さ1.5mm、長さ4.0mmの寸法
であったが、本発明の同一形状のチップ型固体電解コン
デンサは、陰極層3の上面に陰極リード端子5を設けな
いため、コンデンサ素子1の厚みを厚くでき、コンデン
サ素子1は幅3.4mm、厚さ1.9mm、長さ4.0
mmの寸法となる。その結果、コンデンサ素子1の体積
が22.8mm3 から25.8mm3 へと13%も大き
くできる。
に接続する陰極リード端子5を有する従来のある形状の
チップ型固体電解コンデンサでは、コンデンサ素子1は
幅3.8mm、厚さ1.5mm、長さ4.0mmの寸法
であったが、本発明の同一形状のチップ型固体電解コン
デンサは、陰極層3の上面に陰極リード端子5を設けな
いため、コンデンサ素子1の厚みを厚くでき、コンデン
サ素子1は幅3.4mm、厚さ1.9mm、長さ4.0
mmの寸法となる。その結果、コンデンサ素子1の体積
が22.8mm3 から25.8mm3 へと13%も大き
くできる。
【0014】図4は本発明の他の実施例のチップ型固体
電解コンデンサの斜視図であり、図5はその断面図であ
り、図6は陰極リード端子5の陰極層3との接続部の斜
視図である。
電解コンデンサの斜視図であり、図5はその断面図であ
り、図6は陰極リード端子5の陰極層3との接続部の斜
視図である。
【0015】陰極リード端子5は予めコ字状になるよう
曲げ加工してあり陰極層3の側面を嵌合する構造となっ
ており、本発明の同一形状のチップ型固体電解コンデン
サのコンデンサ素子1は幅3.2mm、厚さ1.9m
m、長さ4mmの長さの寸法となる。その結果コンデン
サ素子1の体積が22.8mm3 から24.3mm3 へ
と6%も大きくできる。また、この実施例では、陰極層
3を嵌合するため、陰極層3と陰極リード端子5の接続
強度が向上するという利点がある。
曲げ加工してあり陰極層3の側面を嵌合する構造となっ
ており、本発明の同一形状のチップ型固体電解コンデン
サのコンデンサ素子1は幅3.2mm、厚さ1.9m
m、長さ4mmの長さの寸法となる。その結果コンデン
サ素子1の体積が22.8mm3 から24.3mm3 へ
と6%も大きくできる。また、この実施例では、陰極層
3を嵌合するため、陰極層3と陰極リード端子5の接続
強度が向上するという利点がある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、陰極リー
ド端子5を陰極層3の側面のみと接続し、Lあるいはコ
字状の構造としたので、ある形状のチップ型固体電解コ
ンデンサの体積に占めるコンデンサ素子1の体積を増や
すことが可能となり、その結果、ある形状のチップ型固
体電解コンデンサの静電容量を増やすことができる。
ド端子5を陰極層3の側面のみと接続し、Lあるいはコ
字状の構造としたので、ある形状のチップ型固体電解コ
ンデンサの体積に占めるコンデンサ素子1の体積を増や
すことが可能となり、その結果、ある形状のチップ型固
体電解コンデンサの静電容量を増やすことができる。
【図1】本発明の一実施例のチップ型固体電解コンデン
サの斜視図。
サの斜視図。
【図2】図1に示したチップ型固体コンデンサの断面
図。
図。
【図3】図1に示した陰極リード端子5の陰極層3との
接続部の斜視図。
接続部の斜視図。
【図4】本発明の他の実施例のチップ型固体電解コンデ
ンサの斜視図。
ンサの斜視図。
【図5】図4に示したチップ型固体電解コンデンサの断
面図。
面図。
【図6】図4に示した陰極リード端子5の陰極層3との
接続部の斜視図。
接続部の斜視図。
【図7】従来のチップ型固体電解コンデンサの断面図。
【図8】従来のチップ型固体電解コンデンサの断面図お
よび陰極リード端子の斜視図。
よび陰極リード端子の斜視図。
【図9】従来のチップ型固体電解コンデンサの斜視図お
よび断面図。
よび断面図。
【図10】従来のチップ型固体電解コンデンサの斜視図
および断面図。
および断面図。
1 コンデンサ素子 2 陽極リード 3 陰極層 4 陽極リード端子 5 陰極リート端子 6 樹脂 7 導電性接着剤 8 折り曲げプール部 9 立上がり部
Claims (2)
- 【請求項1】 陰極層と陽極リードを有するコンデンサ
素子と、前記陽極リードと溶接により接続された陽極リ
ード端子と、前記陰極層と導電性接着剤により接続され
た陰極リード端子と、前記陽・陰極リード端子の露出部
を残してこれらを外装する樹脂とからなるチップ型固体
電解コンデンサにおいて、前記陰極リード端子は前記樹
脂内でL字状に曲げ加工された板状接着領域を有してお
り、前記L字状の板状接着領域の内側主面が前記陰極層
の側面のみに前記導電性接着剤を介して接続されている
ことを特徴とするチップ型固体電解コンデンサ。 - 【請求項2】 陰極層と陽極リードを有するコンデンサ
素子と、前記陽極リードと溶接により接続された陽極リ
ード端子と、前記陰極層と導電性接着剤により接続され
た陰極リード端子と、前記陽・陰極リード端子の露出部
を残してこれらを外装する樹脂とからなるチップ型固体
電解コンデンサにおいて、前記陰極リード端子は前記樹
脂内でコ字状に曲げ加工された板状接着領域を有してお
り、前記コ字状の板状接着領域の内側主面が前記陰極層
の側面のみに前記導電性接着剤を介して嵌合接続されて
いることを特徴とするチップ型固体電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334812A JP3070374B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | チップ型固体電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334812A JP3070374B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | チップ型固体電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07201660A JPH07201660A (ja) | 1995-08-04 |
JP3070374B2 true JP3070374B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=18281499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5334812A Expired - Lifetime JP3070374B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | チップ型固体電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3070374B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4739982B2 (ja) * | 2005-03-28 | 2011-08-03 | 三洋電機株式会社 | 固体電解コンデンサの製造方法 |
TW200635694A (en) * | 2005-03-28 | 2006-10-16 | Taiyo Nippon Sanso Corp | Shielding gases for mag-welding of galvanized steel sheets and welding method using the same |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6444621A (en) * | 1987-08-13 | 1989-02-17 | Nippon Inter Electronics Corp | Solid-state relay |
JPH0373510A (ja) * | 1989-08-14 | 1991-03-28 | Nec Corp | チップ状固体電解コンデンサ |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP5334812A patent/JP3070374B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07201660A (ja) | 1995-08-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000425 |