JPH04132498U - ウオータポンプ - Google Patents

ウオータポンプ

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JPH04132498U
JPH04132498U JP4793291U JP4793291U JPH04132498U JP H04132498 U JPH04132498 U JP H04132498U JP 4793291 U JP4793291 U JP 4793291U JP 4793291 U JP4793291 U JP 4793291U JP H04132498 U JPH04132498 U JP H04132498U
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JP
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water
passage
pump
drain
opening
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JP4793291U
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広和 田下
茂 鈴木
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愛三工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウォータポンプの寿命を向上させる。 【構成】 ウォータポンプの水抜き通路22の開口部2
2a周辺には衝立て状のリブ30a,30bおよびボル
トの頭部32が設けられている。このリブ30a,30
b等によって、車両の走行等によってはね上げられた泥
水等は遮られるために、水抜き通路22の開口部22a
にまでほとんど到達することはない。このため、ウォー
タポンプ内の空間室20で生じたドレンが外部に流れ出
やすいように、水抜き通路22を直管状に形成しても、
外部の泥水等がこの水抜き通路22から逆に空間室20
内に入り込むことがなくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車等のエンジンにおいてエンジン冷却水を循環させるためのウ ォータポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のウォータポンプとしては、例えば実開昭61−113997号公報に て開示されたものがある。この公報のものは、ポンプボディ3の端部にポンプ室 4が形成されており、このポンプ室4からシールされた状態で空間室が形成され ている。ポンプボディ3の壁内には、前記空間室の床面から直線的に下方に延び てポンプボディ3の下面で開口している水抜き通路13が設けられている。この 水抜き通路13によって、空間室内で生じたドレンは外部に排出される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記ウォータポンプでは、水抜き通路13を直管状にして空間室内のドレンが 外部に流れ易いようにしている。しかしながら、排水能力が高いということは、 逆に水抜き通路13を経由して外部から異物が侵入し易いということでもある。 このため、主に車両の走行によってはね上げられた雨水や泥水等がこの水抜き通 路13から逆に空間室の内部に入り込むことがある。この泥水等は回転部分に付 着して磨耗や錆の原因となる。これを防止するためには、水抜き通路13に曲が り部を設けたりあるいは通路を細くする等の方法が考えられるが、この方法によ ると空間室内のドレンが外部に流れ難くなり、ウォータポンプ内にドレンが溜ま る等の別の問題が生じる。
【0004】 本考案の技術的課題は、ウォータポンプ内で生じたドレンが外部に流れ易いよ うに水抜き通路を形成するとともに、外部の泥水等が逆にこの水抜き通路からウ ォータポンプの内部に入り難くすることにより、ベアリング等の回転部分の磨耗 や錆の発生を抑制してウォータポンプの寿命向上を図るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本考案のウォータポンプは、ポンプボディの内部にポンプ 室とはシールされた状態で形成された空間室と、前記空間室の床面からほぼ直線 状に下方に延びて前記ポンプボディの下面に開口する水抜き通路とを備えるウォ ータポンプにおいて、前記水抜き通路の開口部周辺には衝立て状の凸部が設けら れている。
【0006】
【作用】
前記手段によれば、車両の走行等によってはね上げられた泥水等は衝立て状の 凸部に遮られるために、水抜き通路の開口部周辺にまでほとんど到達することは ない。このため、空間室内で生じたドレンが外部に流れ出やすいように、水抜き 通路を直管状に形成しても、外部の泥水等が逆にこの水抜き通路から空間室の内 に入り込むことがなくなる。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。 図1にウォータポンプの正断面図が示されている。図において、ウォータポン プのケーシング11は、その主体をなすポンプボディ2と、そのボディ2の一端 (図示右側)にガスケット12を介して結合されたポンプカバー3とから構成さ れる。ポンプボディ2の内部には、図示右側から順に開口孔15と中間孔16お よびベアリング取付孔17が連通して同一軸線上に設けられている。前記開口孔 15は、前記ポンプカバー3の開口孔3aと共にポンプ室14の内壁面を形成す る。なおポンプ室14は、自動車等のエンジン冷却水の循環経路の一部として同 経路に連通される。
【0008】 ポンプボディ2のベアリング取付孔17にはベアリング4が図示左側から圧入 されて固定されており、このベアリング4によって回転シャフト19が軸心回り に回転可能に支持されている。回転シャフト19の一端部(図示右端部)は、前 記中間孔16を貫通してポンプ室14の内部にまで延びており、この端部にイン ペラ5が接続されている。また、回転シャフト19の他端部はポンプボディ2の 端部より外側に延出しており、この端部に円板状のプーリシート7が圧入により 取り付けられている。 プーリシート7には、プーリ8がスタッドボルト9により結合されている。な おプーリ8には、周知のとおり、エンジン等の回転駆動源の駆動力を伝達するた めの動力伝達機構の伝動ベルト(図示省略)が掛装される。従って、回転駆動源 の駆動に基づいてプーリ8が回転させられることで回転シャフト19が回転し、 これによってインペラ5によるポンプ作用が営まれる。
【0009】 ポンプボディ2の中間孔16にはメカニカルシール6が配設されている。メカ ニカルシール6は、周知のものであるからその詳細な説明は省略するが、前記中 間孔16側に固定される固定側部材と前記回転シャフト19側に固定される回転 側部材とを備えて前記ポンプ室14の気密を保持する。さらに、前記ベアリング 4とメカニカルシール6との間には空間室20が形成されており、この空間室2 0が前記ポンプボディ2の壁内に形成された蒸気排出通路21及び水抜き通路2 2によって外部と連通している。
【0010】 ポンプ運転時には、前記メカニカルシール6の固定側部材と回転側部材との摺 接面が発熱してこの部分からにじみ出ようとする水が水蒸気となる。この水蒸気 を外部に逃がすための通路が前記蒸気排出通路21である。蒸気排出通路21は 、前記空間室20の天井部から上方に延びる垂直通路21aとこの通路21aと 直角にほぼ水平方向に延びる水平通路21bとから構成されており、この水平通 路21bの端部が外部開口21cとなっている。外部開口21cは前記プーリシ ート7に対向して設けられている。なお、垂直通路21aの中心線と水平通路2 1bの中心線とが交わるように両通路21a,21bは接続されている。このよ うに、蒸気排出通路21は側面形状が略L型をしているために、異物がこの通路 21から逆に空間室20内に入り難くなっている。
【0011】 水抜き通路22は、空間室20内の水蒸気が冷やされてドレン化したものを外 部に流すための直管状の通路であり、空間室20の床面から下方に延びてポンプ ボディ2の下面で開口している。この水抜き通路22は、前記蒸気排出通路21 の垂直通路21aと共に孔加工されるために、この垂直通路21aと等しい内径 を有しており、さらに垂直通路21aと中心線が一致している。
【0012】 図2は、図1のII−II矢視図からプーリ8を省略した図面であり、図3は、図 2のIII − III矢視図である。 図に示すように、ポンプボディ2の表面にはウォータポンプの機械的な強度を 増すためにリブ30a,30b,30c,30d,30eが形成されており、こ れらのリブのうちポンプボディ2の下側に隣合って形成されたリブ30a,30 bに挟まれた位置に、前記水抜き通路22の外部開口22aが設けられている。 さらに、この水抜き通路22の外部開口22aに対向する位置には、ポンプボデ ィ2と前記ポンプカバー3とを結合させるためのボルト32の頭部が配置されて いる。即ち、両リブ30a,30bとボルト32の頭部とが水抜き通路22の外 部開口22aの周辺に衝立て状に配置されている。
【0013】 このウォータポンプによると、車両の走行等によってはね上げられた泥水等は 前記リブ30a,30bあるいは前記ボルト32の頭部によって遮られるために 、はね上げられた泥水等がほとんど前記水抜き通路22の外部開口22aにまで 達することはない。このため、空間室20内のドレンが外部に流れ出やすいよう に、水抜き通路22を直管状に形成しても、外部の泥水等が逆にこの通路22か ら空間室20内に入り込むことはなくなる。またウォータポンプの上部から流れ 落ちてきた泥水等もリブ30a,30bの表面を伝って落下するために、水抜き 通路22の外部開口22a付近に付着することはない。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、空間室内のドレンが外部に流れ出やすいように水抜き通路を 形成しても、外部の泥水等が逆にこの水抜き通路から空間室の内に入り込むこと がないために、空間室内のベアリング等の磨耗や錆の発生が抑制されてウォータ ポンプの寿命が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るウォータポンプの正断面図であ
る。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図2のIII−III矢視図である。
【符号の説明】
2 ポンプボディー 22 水抜き通路 22a 水抜き通路の外部開口 30a リブ 30b リブ 32 ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプボディの内部にポンプ室とはシー
    ルされた状態で形成された空間室と、前記空間室の床面
    からほぼ直線状に下方に延びて前記ポンプボディの下面
    に開口する水抜き通路とを備えるウォータポンプにおい
    て、前記水抜き通路の開口部周辺には衝立て状の凸部が
    設けられていることを特徴とするウォータポンプ。
JP1991047932U 1991-05-27 1991-05-27 ウォータポンプ Expired - Lifetime JP2542589Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991047932U JP2542589Y2 (ja) 1991-05-27 1991-05-27 ウォータポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1991047932U JP2542589Y2 (ja) 1991-05-27 1991-05-27 ウォータポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04132498U true JPH04132498U (ja) 1992-12-08
JP2542589Y2 JP2542589Y2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=31926769

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009293651A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Ntn Corp 車輪用軸受装置
JP2012215117A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Honda Motor Co Ltd 車両用エンジンにおける冷却水ポンプからの排水構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61103596U (ja) * 1984-12-14 1986-07-01
JPH0294400U (ja) * 1989-01-12 1990-07-26

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