JPH10227254A - 空冷エンジン - Google Patents

空冷エンジン

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Publication number
JPH10227254A
JPH10227254A JP3030397A JP3030397A JPH10227254A JP H10227254 A JPH10227254 A JP H10227254A JP 3030397 A JP3030397 A JP 3030397A JP 3030397 A JP3030397 A JP 3030397A JP H10227254 A JPH10227254 A JP H10227254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling air
cylinder block
cooling
cooling fan
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3030397A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Yamazaki
充亮 山崎
Shigeto Yoshimura
茂人 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Priority to JP3030397A priority Critical patent/JPH10227254A/ja
Publication of JPH10227254A publication Critical patent/JPH10227254A/ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は空冷エンジンにおいて、潤滑油温度
の低減を図り、また冷却風の処理の容易化を図ったもの
である。 【解決手段】 シリンダライナー部に冷却ファン側から
反冷却ファン側に貫通する冷却風通路を形成した空冷エ
ンジンにおいて、シリンダブロックの冷却ファン取付側
の、シリンダブロックの下方から上方に至る冷却風通路
を形成した。また、シリンダブロックの冷却ファン取付
側の、シリンダブロックの下方から上方に至る冷却風通
路を形成し、2つの冷却風通路を連通させた。また、シ
リンダライナー部の外周に壁を形成し、該壁の一部に燃
料噴射ポンプへ冷却風を流す為の穴を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空冷エンジンのシリ
ンダブロックとシリンダライナーの部分の冷却風通路の
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】空冷エンジンのシリンダブロックやシリ
ンダライナーにおいて、冷却フィンを設けたり、冷却風
通路を設けた技術は公知とされているのである。例え
ば、実開昭59−139574号公報や、実開昭58−
149516号公報に記載の技術の如くである。また、
空冷エンジンにおいて、大容量オイルパンに対応する潤
滑油吸入管を設けた技術は、実開平4−134615号
公報に記載の如き技術が公知とされているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は空冷エンジン
において、潤滑油温度の低減を図り、また冷却風の処理
の容易化を図ったものである。また、冷却風の出口を1
方向に集中させて、冷却風の吹き出し部の処理を容易に
したものである。また、空冷エンジンにおいて、燃料ポ
ンプの冷却能力を向上させ、また、シリンダライナー部
の周囲の剛性不足により、この部分が振動の起因となっ
ていた点を改善して、該部分に補強壁を設けることによ
り、空冷エンジンの振動の低減を図ったものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、シリンダライ
ナー部に冷却ファン側から反冷却ファン側に貫通する冷
却風通路を形成した空冷エンジンにおいて、シリンダブ
ロックの冷却ファン取付側の、シリンダブロックの下方
から上方に至る冷却風通路を形成したものである。請求
項2においては、シリンダライナー部に冷却ファン側か
ら反冷却ファン側に貫通する冷却風通路を形成した空冷
エンジンにおいて、シリンダブロックの冷却ファン取付
側の、シリンダブロックの下方から上方に至る冷却風通
路を形成し、2つの冷却風通路を連通させたものであ
る。請求項3においては、シリンダライナー部に冷却フ
ァン側から反冷却ファン側に貫通する冷却風通路を形成
した空冷エンジンにおいて、シリンダライナー部の外周
に壁を形成し、該壁の一部に燃料噴射ポンプへ冷却風を
流す為の穴を形成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明の空冷エンジンのシリンダブロック1
とシリンダヘッド2とシリンダブロック蓋4の部分を示
す正面図、図2はシリンダブロック1のシリンダブロッ
ク蓋4を装着する前の素材状態の正面図、図3はシリン
ダブロック1の冷却ファン側の後面図、図4はシリンダ
ブロック1の左側面図、図5はシリンダブロック1の右
側面図、図6はシリンダブロック1の底面図、図7はシ
リンダブロック1の縦断面図、図8はシリンダブロック
1の下部の横断面図、図9はシリンダブロック1の中央
部の横断面図、図10はシリンダブロック1の下方に大
容量オイルパン18を装着した状態の断面図である。
【0006】次に本発明の構成を説明する。冷却ファン
の周囲に、冷却ファン側から反冷却ファン側に貫通する
冷却風通路11・12・15を構成し、またシリンダブ
ロック1の冷却ファンの側に、下方から上方に至るL形
の冷却風通路となる溝14を形成している。該冷却風通
路となる溝14はシリンダブロック1に鋳物の成形時に
一体的に構成している。このように、シリンダブロック
1の上部でシリンダライナー19の周囲には、冷却風通
路11・12・15を設け、シリンダブロック1の下部
で冷却ファンの側の面には冷却風通路となる溝14を構
成し、冷却ファンの周囲の冷却風の流れをスムーズにし
ている。
【0007】このように、冷却風通路11・12・15
と冷却風通路となる溝14を構成することで、シリンダ
ブロック1の表面に冷却風が接触する表面積を増大させ
て、潤滑油温度上昇の低減を図っているのである。ま
た、冷却風通路となる溝14の冷却出口を1方向に集中
させて、上部のシリンダライナー19の周囲に配置した
冷却風通路11・12・15と合流する方向に配置して
いる。このように、冷却風通路となる溝14と冷却風通
路11・12・15を合流させて、冷却風出口を1方向
に集中させ、冷却風の出口処理を容易にしている。
【0008】従来の冷却風の処理技術においては、シリ
ンダブロックの下部に貫通穴があり、冷却風の通路とし
て潤滑油の温度の上昇を阻止すべく構成していたが、冷
却風出口が多方向であり、冷却風の処理が複雑であっ
た。本発明はこのような不具合を解消し、潤滑油の温度
上昇を低減させて、冷却風の出口処理を容易にしたもの
である。
【0009】即ち、シリンダブロック1に対する冷却フ
ァンの取付面に、冷却風通路となる溝14を鋳物素材に
形成し、また、シリンダブロック1の上部のシリンダラ
イナー19の周囲に、鋳物成形により、冷却風通路11
・12・15を穿設している。冷却風は、冷却ファンケ
ースの取付面から見て時計廻りに流れ、シリンダーライ
ナー廻りの斜線部分から反ファンケース側に流れてゆ
く。これにより、冷却風の処理が、この部分だけで出来
るようになったのである。
【0010】またシリンダライナー19の周囲において
首振り振動を抑制する為に、強度向上の為の補強壁21
・22を設けている。該補強壁21・22も鋳物成形時
に穿設すべく構成しており、該補強壁21・22とシリ
ンダライナー19のフィンとの間に、冷却風通路11・
12を構成している。該補強壁21の側に冷却風穴13
を開口し、補強壁22の側に冷却風穴5を開口してい
る。該冷却風穴13も冷却風穴5も、鋳物形成時に一体
的に構成しているのである。
【0011】また、該補強壁22の側の冷却風穴5は燃
料噴射ポンプの取付ブラケット23の横において開口さ
れており、該冷却風穴5から出る冷却風が、そのまま燃
料噴射ポンプを冷却を行うのである。従来は、補強壁2
1・22が無かったので、シリンダライナー19の周囲
の剛性が不足しており、この部分が空冷エンジンの振動
の起因となっていたのである。また冷却風が燃料噴射ポ
ンプを冷却する方向にスムーズに流れなかったのであ
る。これにより、振動の低減と燃料ポンプの冷却を図る
ことが出来るのである。
【0012】シリンダブロック1の下面に大容量オイル
パン18に対応する為の連通穴16を形成している。そ
して、シリンダブロック1に大容量オイルパン18を取
付可能とした取付螺子孔17・・・を穿設し、大容量オ
イルパン18を取付て、左派に連通穴16に大容量オイ
ルパン18の内部の潤滑油を吸い上げる為の吸入管25
を挿入している。大容量オイルパン18を装着する必要
の無い場合には、前記連通穴16に鋼球もしくは盲栓を
螺装する。この構成により、シリンダブロック1の下面
までの潤滑油を有効に利用することが出来るのである。
またスラッジ等のゴミについては、潤滑油ポンプの手前
にフィルタを付けることで濾過している。該連通穴16
に設けた吸入管25から吸い上げた潤滑油は、図2の潤
滑油ギャラリー孔10を介して、シリンダブロック1の
内部の潤滑油オイルパンと繋がっている。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。請求項1の如く、シリ
ンダライナー部に冷却ファン側から反冷却ファン側に貫
通する冷却風通路を形成した空冷エンジンにおいて、シ
リンダブロックの冷却ファン取付側の、シリンダブロッ
クの下方から上方に至る冷却風通路を形成したので、空
冷エンジンにおいて潤滑油温度の低減を図り、また冷却
風の処理の容易化を図ることが出来たものである。
【0014】請求項2の如く、シリンダブロックの冷却
ファン取付側の、シリンダブロックの下方から上方に至
る冷却風通路を形成し、2つの冷却風通路を連通させた
ので、冷却風の出口を1方向に集中させて、冷却風の吹
き出し部の処理を容易にすることができたものである。
また、冷却ファンの冷却風を確実に、冷却風通路11・
12・15に送風することが出来たものである。
【0015】請求項3の如く、シリンダライナー部に冷
却ファン側から反冷却ファン側に貫通する冷却風通路を
形成した空冷エンジンにおいて、シリンダライナー部の
外周に壁を形成し、該壁の一部に燃料噴射ポンプへ冷却
風を流す為の穴を形成したので、燃料ポンプの冷却能力
を向上させ、また、シリンダライナー部の周囲の剛性不
足により、この部分が振動の起因となっていた点を改善
して、該部分に補強壁を設けることにより、空冷エンジ
ンの振動の低減を図ることが出来たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空冷エンジンのシリンダブロック1と
シリンダヘッド2とシリンダブロック蓋4の部分を示す
正面図。
【図2】シリンダブロック1のシリンダブロック蓋4を
装着する前の素材状態の正面図。
【図3】シリンダブロック1の冷却ファン側の後面図。
【図4】シリンダブロック1の左側面図。
【図5】シリンダブロック1の右側面図。
【図6】シリンダブロック1の底面図。
【図7】シリンダブロック1の縦断面図。
【図8】シリンダブロック1の下部の横断面図。
【図9】シリンダブロック1の中央部の横断面図。
【図10】シリンダブロック1の下方に大容量オイルパ
ン18を装着した状態の断面図。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 シリンダヘッド 4 シリンダブロック蓋 5 冷却風穴 10 潤滑油ギャラリー孔 11,12,15 冷却ファン側から反冷却ファン側に
貫通する冷却風通路 14 冷却風通路となる溝 13 冷却風穴 16 連通穴 18 大容量オイルパン 19 シリンダライナー 21,22 補強壁 25 吸入管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダライナー部に冷却ファン側から
    反冷却ファン側に貫通する冷却風通路を形成した空冷エ
    ンジンにおいて、シリンダブロックの冷却ファン取付側
    の、シリンダブロックの下方から上方に至る冷却風通路
    を形成したことを特徴とする空冷エンジン。
  2. 【請求項2】 シリンダライナー部に冷却ファン側から
    反冷却ファン側に貫通する冷却風通路を形成した空冷エ
    ンジンにおいて、シリンダブロックの冷却ファン取付側
    の、シリンダブロックの下方から上方に至る冷却風通路
    を形成し、2つの冷却風通路を連通させたことを特徴と
    する空冷エンジン。
  3. 【請求項3】 シリンダライナー部に冷却ファン側から
    反冷却ファン側に貫通する冷却風通路を形成した空冷エ
    ンジンにおいて、シリンダライナー部の外周に壁を形成
    し、該壁の一部に燃料噴射ポンプへ冷却風を流す為の穴
    を形成したことを特徴とする空冷エンジン。
JP3030397A 1997-02-14 1997-02-14 空冷エンジン Pending JPH10227254A (ja)

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JP3030397A JPH10227254A (ja) 1997-02-14 1997-02-14 空冷エンジン

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102226430A (zh) * 2011-05-24 2011-10-26 南通紫金全昶节能科技有限公司 风冷发动机机体下腔风道结构
US8770157B2 (en) 2010-10-26 2014-07-08 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Cylinder cooling apparatus for air-cooled engine
CN104500257A (zh) * 2014-12-11 2015-04-08 隆鑫通用动力股份有限公司 强制风冷通机
CN109322735A (zh) * 2018-12-10 2019-02-12 广西玉柴机器股份有限公司 柴油机多功能水泵垫板

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