JPH11241612A - 内燃機関におけるオイルフィルタの取付け装置 - Google Patents

内燃機関におけるオイルフィルタの取付け装置

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JPH11241612A
JPH11241612A JP4538698A JP4538698A JPH11241612A JP H11241612 A JPH11241612 A JP H11241612A JP 4538698 A JP4538698 A JP 4538698A JP 4538698 A JP4538698 A JP 4538698A JP H11241612 A JPH11241612 A JP H11241612A
Authority
JP
Japan
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oil
oil pan
oil filter
internal combustion
combustion engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP4538698A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Hanada
聖司 花田
Hirofumi Okada
大文 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP4538698A priority Critical patent/JPH11241612A/ja
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダブロック5の下面に、オイルパン6
をフランジ接合にて取付けて成る内燃機関1において、
これにオイルフィルタ15を着脱自在に装着する場合
に、このオイルフィルタが各種のエンジン補機に干渉す
ることを回避すると共に、前記オイルパン6から発生す
る騒音を低減する。 【手段】 前記オイルパン6における両側面板のうち一
方の側面板6cの外側面に、オイルフィルタ15に対す
る取付け座部16を一体的に設ける一方、前記オイルパ
ン6の内部に、前記取付け座部16と接合フランジ部6
bに一体に設けたボス部6dとを連結するステー部材1
8を一体的に設け、このステー部材の内部に、前記オイ
ルフィルタへのオイル出入り通路19,20を穿設す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関におい
て、その潤滑油に混入する異物を瀘過・除去するための
オイルフィルタを、前記内燃機関に対して着脱自在に取
付けるための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般に、
内燃機関におけるオイルフィルタは、シリンダブロック
の側面に、当該側面から突出し、且つ、シリンダブロッ
クの内部に形成されているオイル通路に連通するように
取付けると言う構成にしたので、シリンダブロックの側
面の部分に、前記オイルフィルタを取付けるためのスペ
ースを確保しなければならないから、この内燃機関を車
両におけるエンジンルーム内に搭載する場合において、
前記シリンダブロックの側面の部分に吸気・排気系部品
及び各種のエンジン補機を配設することの自由度が低下
し、エンジンルームの大型化を招来したり、前記オイル
フィルタ、吸気・排気系部品及び各種のエンジン補機の
メンテナンス性が損なわれると言う問題があった。
【0003】一方、前記内燃機関におけるシリンダブロ
ックの下面に取付けられるオイルパンは、比較的広い面
積の側面板を有することにより、この広い面積の側面板
の膜振動に起因して発生する騒音が大きいと言う問題が
あった。本発明は、これらの問題を一挙に解消すること
を技術的課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「シリンダブロックの下面に、オイル
パンをフランジ接合にて取付けて成る内燃機関におい
て、前記オイルパンにおける両側面板のうち一方の側面
板の外側面に、取付け座部を一体的に設けて、この取付
け座部にオイルフィルタを着脱自在に装着する一方、前
記オイルパンにおける接合フランジ部のうち他方の側面
板の部分に、該接合フランジ部をシリンダブロックの下
面に対して接合したときシリンダブロックにおける潤滑
油ポンプ側オイル通路に連通するオイルポートを備えた
ボス部を一体的に設け、更に、前記オイルパンの内部
に、前記取付け座部と前記ボス部とを連結するステー部
材を一体的に設け、このステー部材の内部に、前記オイ
ルポートと、前記オイルフィルタとを連通するオイル出
入り通路を穿設する。」と言う構成にした。
【0005】
【発明の作用・効果】このように構成することにより、
オイルフィルタは、オイルパンにおける固有両側面のう
ち一方の側面に設けられることになって、このオイルフ
ィルタが、吸気・排気系部品及び各種のエンジン補機に
干渉することを緩和することができるから、内燃機関を
車両におけるエンジンルーム内に搭載する場合におい
て、前記シリンダブロックの側面の部分に吸気・排気系
部品及び各種のエンジン補機を配設することの自由度が
低下したり、エンジンルームの大型化を招来したりする
こと、及び、前記オイルフィルタ、吸気・排気系部品及
び各種のエンジン補機のメンテナンス性が損なわれるこ
とを確実に低減できるのである。
【0006】また、前記オイルパンにおける一方の側面
板が広い面積になった場合でも、この一方の側面板は、
これに設けた取付け座部と、オイルパンにおける接合フ
ランジ部のうち他方の側面板の部分に一体的に設けたボ
ス部とを一体的に連結するステー部材にて支持されてい
るから、この一方の側面板における膜振動を防止して、
その膜振動に起因して発生する騒音を確実に低減できる
効果を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、ス
ラント型内燃機関に適用した場合の図1〜図4の図面に
ついて説明する。この図において符号1は、シリンダの
軸線2をクランク軸3の方向から見て水平面4に対して
斜め上向きに適宜角度θに傾斜したスラント型内燃機関
を示す。
【0008】このスラント型内燃機関1におけるシリン
ダブロック5の下部のクランクケース5aの下面には、
上面に当該クランクケース5a内への開口部6eと下面
への開口部6aとを有するようにアルミ合金の鋳造又は
ダイキャストにて囲枠型に形成した第1オイルパン6
が、その周囲に一体的に設けた接合フランジ部6bを前
記シリンダブロック5のクランクケース5aにおける取
付けフランジ部5a′に対して複数本のボルト7にて締
結することによって取付けられている。
【0009】また、この第1オイルパン6の下面には、
その開口部6aを塞ぐように金属板にて上面開放の箱型
に形成した第2オイルパン8が、その周囲に一体的に設
けたフランジ部8aを前記第1オイルパン6に対して複
数本のボルト9にて締結することによって取付けられて
いる。更にまた、前記第2オイルパン8の内部に、当該
第2オイルパン8内の潤滑油を潤滑油ポンプ(図示せ
ず)に導くためのオイルストレーナ24付きオイル吸い
込みパイプ25が挿入されている。
【0010】そして、前記鋳造又はダイキャスト製の第
1オイルパン6における上側面板6cの上面には、支持
ブラケット10を、上向きに突出するように一体的に設
けて、この支持ブラケット10の先端部を、車両におけ
る車体フレーム(図示せず)側のマウント部材11に対
して、防振ゴム12を介して弾性的に支持する。一方、
前記第1オイルパン6における上側面板6cの上面に、
オイルフィルタ15の取付け座部16を一体的に設け
て、この取付け座部16に、前記オイルフィルタ15
を、当該オイルフィルタ15を取付け座部16に螺着し
たパイプ17に螺合することによって着脱自在に装着す
る一方、前記第1オイルパン6における接合フランジ部
6bのうち前記上側面板6cとは反対側の部分にボス部
6dを一体的に設け、更に、前記第1オイルパン6の内
部に、前記取付け座部16と前記ボス部6dとを連結す
るステー部材18を一体的に設けて、このステー部材1
8の内部に、前記オイルフィルタ15へのオイル入口通
路19と、前記オイルフィルタ15からのオイル出口通
路20とを、前記ボス部6dに穿設したオイルポート2
6,27に連通するように穿設し、前記第1オイルパン
6のシリンダブロック5に対する接合と同時に、前記オ
イル入口通路19及びオイル出口通路20が、前記シリ
ンダブロック5における潤滑油ポンプ側のオイル出入り
通路21,22の各々に前記オイルポート26,27を
介して連通するように構成する。
【0011】このような構成により、第1オイルパン6
の上側面板6cの上面における空間を、オイルフィルタ
15を設けることに有効に利用できる一方、このオイル
フィルタ15に対する取付け座部16とボス部6dとを
互いに連結するステー部材18によって、内燃機関1の
下部をマウントするための支持ブラケット10が一体的
に設けられている広い面積の上側面板6cを、確実に補
強することができるのである。
【0012】なお、前記第1オイルパン6の内部に、前
記クランクケース5a内への開口部6eと、第2オイル
パン8内への開口部6aとを区画するバッフルプレート
13を、第1オイルパン6の上側面板6cと、接合フラ
ンジ部6bのうち上側面板6cと反対側の部分とを互い
に連結するように一体的に設けて、このバッフルプレー
ト13に、前記クランクケース5a内の潤滑油を第2オ
イルパン8内に導入するための複数個のオイル落とし孔
14を穿設する。
【0013】このように、第1オイルパン6の内部に、
前記クランクケース5a内への開口部6eと、第2オイ
ルパン8内への開口部6aとを区画するバッフルプレー
ト13を、第1オイルパン6の上側面板6cと、接合フ
ランジ部6bのうち上側面板6cと反対側の部分とを互
いに連結するように一体的に設けることにより、前記バ
ッフルプレート13によっても、広い面積の上側面板6
cを補強することができると共に、第2オイルパン8内
における潤滑油がシリンダブロック5におけるクランク
ケース5a内に向かう方向に動揺することを確実に抑制
できるのである。
【0014】なお、前記第1オイルパン6内における前
記ステー部材18と前記バッフルプレート13とは一体
的に連接していて、これらステー部材18及びバッフル
プレート13は、第1オイルパン6をアルミ合金の鋳造
又はダイキャストにて製作するとき同時に形成される。
すなわち、図5に示すように、第1オイルパン6を、外
型Aと二つの中子型B,Cとを用いて鋳造又はダイキャ
ストするとき、前記二つの中子型B,Cの突き合わせ部
分に、前記ステー部材18及びバッフルプレート13を
形成するように構成することにより、前記両中子型B,
Cの突き合わせ部分にばりを発生することなく、第1オ
イルパン6を、その内部にステー部材18及びバッフル
プレート13を一体的に設けた形態にして製造すること
ができると共に、前記バッフルプレート13におけるオ
イル落とし孔14を、鋳抜きによって形成することがで
きる。
【0015】また、前記第1オイルパン6における天井
板6cの上面には、その上部に配設したオルタネータ又
はコンプレッサー等のエンジン補機23を取付けるため
のボス部24が一体的に設けられている。つまり、前記
第1オイルパン6における天井板6cの上面側は、内燃
機関1のマウント用の支持ブラケット10を設けるこ
と、及び、オイルフィルタ15を設けること、並びに、
エンジン補機23を設けることに利用するように構成さ
れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦断正面図で図2の
I−I視断面図である。
【図2】図1のII−II視底面図である。
【図3】図2のIII −III 視断面図である。
【図4】図1のIV−IV視断面図である。
【図5】第1オイルパンを鋳造している状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 シリンダの軸線 3 クランク軸 4 水平面 5 シリンダブロック 5a クランクケース 6 第1オイルパン 6e クランクケース内の開口部 6a 下面への開口部 6b 接合フランジ部 6c 上側面板 6d ボス部 8 第2オイルパン 10 支持ブラケット 11 マウント部材 13 バッフルプレート 14 オイル落とし孔 15 オイルフィルタ 16 取付け座部 18 ステー部材 19,20 オイル出入り通路 21,22 潤滑油ポンプ側オイル出入り
通路 26,27 オイルポート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックの下面に、オイルパンを
    フランジ接合にて取付けて成る内燃機関において、 前記オイルパンにおける両側面板のうち一方の側面板の
    外側面に、取付け座部を一体的に設けて、この取付け座
    部にオイルフィルタを着脱自在に装着する一方、前記オ
    イルパンにおける接合フランジ部のうち他方の側面板の
    部分に、該接合フランジ部をシリンダブロックの下面に
    対して接合したときシリンダブロックにおける潤滑油ポ
    ンプ側オイル通路に連通するオイルポートを備えたボス
    部を一体的に設け、更に、前記オイルパンの内部に、前
    記取付け座部と前記ボス部とを連結するステー部材を一
    体的に設け、このステー部材の内部に、前記オイルポー
    トと、前記オイルフィルタとを連通するオイル出入り通
    路を穿設したことを特徴とする内燃機関におけるオイル
    フィルタの取付け装置。
JP4538698A 1998-02-26 1998-02-26 内燃機関におけるオイルフィルタの取付け装置 Pending JPH11241612A (ja)

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JP (1) JPH11241612A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7258096B2 (en) 2005-04-18 2007-08-21 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Oil filter fixing system for V type engine
JP2010255457A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Daihatsu Motor Co Ltd 内燃機関におけるオイルパンの構造
JP2012097674A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Toyota Boshoku Corp オイルフィルタブラケット及びその製造方法
JP2021110256A (ja) * 2020-01-07 2021-08-02 本田技研工業株式会社 内燃機関の下部構造

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