JPH082418Y2 - エンジンの液冷装置の放熱器への冷却風圧送装置 - Google Patents

エンジンの液冷装置の放熱器への冷却風圧送装置

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JPH082418Y2
JPH082418Y2 JP1990035208U JP3520890U JPH082418Y2 JP H082418 Y2 JPH082418 Y2 JP H082418Y2 JP 1990035208 U JP1990035208 U JP 1990035208U JP 3520890 U JP3520890 U JP 3520890U JP H082418 Y2 JPH082418 Y2 JP H082418Y2
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JP
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radiator
cooling
cylinder head
cooling air
head
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喜一郎 山田
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、エンジンの液冷装置の放熱器へ冷却風を
圧送するための装置に関するものである。
《従来の技術》 この種の装置としては、従来より例えば第2図〜第3
図に示すものが知られている。
それは、エンジンEのクランクケース1の前側に遠心
式の冷却ファン3及びファンケース4を設け、シリンダ
ヘッド6のヘッド前側空間8の上側にエンジンEの液冷
装置10の放熱器20を設け、 ヘッド前側空間8の前側面及び左右両側面をファンケ
ース4で覆い、その後側面の左右方向の中間部分をシリ
ンダヘッド6の前面で覆い、 放熱器20をステー21を介してシリンダヘッド6の前面
に固定し、冷却ファン3で起こした冷却風をファンケー
ス4で案内して、シリンダブロック5及びシリンダヘッ
ド6を冷却するとともに、ヘッド前側空間8から放熱器
20へ圧送するように構成されている。
なお、第2図中の符号7はクランク軸、9は燃料タン
クである。
《考案が解決しようとする課題》 上記従来例では、第3図に示すように、ヘッド前側空
間8の前側面及び左右両側面をファンケース4で覆い、
その後側面の左右方向の中間部分をシリンダヘッド6の
前面で覆ってあるものの、ヘッド前面空間8の後側面の
左右両側部分に隙間8b・8bができ、そこから冷却風が漏
れ出るため冷却性能が低下する。
もとより、当該隙間8b・8bをそれぞれ目張り板で塞ぐ
ことにより冷却性能の低下を防ぐことも可能であるが、
個々に目張り板を固定したのでは目張り板のみならず、
その目張り板の固定用ボルト、ボルト用ねじ穴を新たに
設けねばならず部品点数が増える。このため製造コスト
が高くつく。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、目
張り板22・22で隙間8b・8bを塞ぐことにより放熱器20、
シリンダヘッド6等の冷却効率を高め、この隙間8b・8b
を塞ぐに際して、部品点数を増やさず、また、その固定
手段も省略して簡素な構造で安価に実施できるようにす
ることを技術課題とする。
《課題を解決するための手段》 上記課題を解決するために、本考案は、エンジン
(E)のクランクケース(1)の前側に遠心式の冷却フ
ァン(3)及びファンケース(4)を設け、シリンダヘ
ッド(6)のヘッド前側空間(8)の上側にエンジン
(E)の液冷装置(10)の放熱器(20)を設け、ヘッド
前側空間(8)の前側面及び左右両側面をファンケース
(4)で覆い、その後側面の左右方向の中間部分をシリ
ンダヘッド(6)の前面で覆い、放熱器(20)をステー
(21)を介してシリンタヘッド(6)の前面に固定し、
冷却ファン(3)で起こした冷却風をファンケース
(4)で案内して、ヘッド前側空間(8)から放熱器
(20)へ圧送するように構成したエンジンの液冷装置の
放熱器への冷却風圧送装置において、 ステー(21)の左右両側部から左右の目張り板(22)
・(22)を、ヘッド前側空間(8)の左右両側部分を覆
う状態で下方に一体連出するとともに、左右の目張り板
(22)・(22)間に通風口(23)を凹設し、 この通風
口(23)を上記シリンダヘッド(6)に貫通形成された
通風路(6A)に臨ませたことを特徴としている。
《作用》 上記の構成によれば、左右の目張り板(22)・(22)
によってヘッド前側空間(8)の後側面の左右両側部分
が覆われるので、ここから冷却風が外部に漏れ出すこと
がない。
従って、その分、ヘッド前側空間(8)から放熱器
(20)に向けて圧送される冷却風の風量を多くできるの
で、放熱器(20)の冷却効率を向上できる。
また、この冷却風の一部は、シリンダブロック(5)
及びシリンダヘッド(6)の冷却を行うが、外部への漏
れ出しがないことにより、これらを冷却する冷却風の風
量も多くできる。
ここで、シリンダヘッド(6)には、通風路(6A)が
貫通形成されており、しかもこの通風路(6A)の入口
は、ステー(21)に凹設された通風口(23)に臨んでい
る。このため、その分、スムーズに通風路(6A)内に冷
却風が効率よく導かれるので、その流速が大幅に減速さ
れることがない。
この結果、より大量の熱量をシリンダヘッド(6)か
ら奪うことができる。即ち、シリンダヘッド(6)の冷
却に関しては、冷却風量を多くできること、及び通風口
(23)の案内作用により、シリンダヘッド(6)内に貫
通形成された通風路(6A)に冷却風を効率よく導けるこ
と、の相乗作用により、その冷却効率を向上できる。
更には、左右の目張り板(22)・(22)によってヘッ
ド前側空間(8)の後側面の左右両側部分が覆うにあた
り、この目張り板(22)は、放熱器(20)のステー(2
1)から下方に一体連出されて形成されており、放熱器
(20)をステー(21)を介してシリンダヘッド(6)の
前面に固定するだけで、上記課題で説明した隙間を目張
り板(22)で塞ぐことができる。
これにより、個々の目張り板(22)のみならず、その
目張り板(22)の固定用ボルト、ボルト用ネジ穴を新た
に設ける必要がないので、部品点数は増えず、構造の簡
素化を図ることができる。
《実施例》 以下本考案の実施例を第1図〜第2図に基づいて説明
する。第1図は本考案に係る要部の分解斜視図である。
本考案に係る冷却風圧送装置の基本構造は従来例と同
様に構成されている。
即ち、第2図に示すように、エンジンEのクランクケ
ース1の前側に遠心式の冷却ファン3及びファンケース
4を設け、シリンダヘッド6のヘッド前側空間8の上側
にエンジンEの液冷装置10の放熱器20を設け、ヘッド前
側空間8の前側面及び左右両側面をファンケース4で覆
い、その後側面の左右方向の中間部分をシリンダヘッド
6の前面で覆い、放熱器20をステー21を介してシリンダ
ヘッド6の前面に固定し、冷却ファン3で起こした冷却
風をファンケース4で案内してシリンダブロック5及び
シリンダヘッド6を冷却するとともに、ヘッド前側空間
8から放熱器20へ圧送するように構成されている。
上記エンジンEの液冷装置10は、第1図に示すよう
に、シリンダブロック5に縦長の主油冷室13を形成し、
シリンダヘッド6内の副燃焼室15の周囲に副油冷室16を
形成し、主油冷室13と副油冷室16とをオイル通路14で連
通し、ポンプ11でオイル2aの一部を主油冷室13に圧送し
てシリンダブロック15を冷却し、シリンダブロック15を
冷却したオイル2aを副油冷室16に圧送してシリンダヘッ
ド16を冷却し、温度上昇したオイル2aを放熱器20で冷却
し、その冷却したオイル2aを油路17b・18を介してオイ
ルパン2へ戻すように構成されている。なお、同図中符
号12は逆止弁である。
以下、本考案の特徴となる構造について説明する。本
考案では第一図に示すように、前記左右の目張り板22・
22を放熱器20のステー21から一体に連出させて、前記ヘ
ッド前側空間8の後側面両側部分(隙間)8b・8bを塞ぐ
ように形成されている。
即ち、第1図に示すように、各目張り板22は、ステー
21の左右部分を取り付け孔21aよりも下方へ連出して、
シリンダブロック5の上端面の高さまで延長するととも
に、左右部分の横幅を十分大きく形成して、ファンケー
ス4の左右両側部分の内面に沿わせて前方へ折り曲げ、
ステー21をシリンダヘッド6の前面へ固定した状態で
は、目張り板22・22が当該隙間8b・8bを塞ぎ、かつシリ
ンダブロック6の前面左右両側部分に形成されたファン
ケース固定用リブ6bの上端面に着座するようにステー21
と一体に形成されている。
当該ステー21の中央から下部には、通風口23が凹設さ
れており、この通風口23を通った冷却風が、シリンダヘ
ッド6に貫通形成されている通風路6Aを吹き通り、シリ
ンダヘッド6を冷却するように構成されている。
上記実施例では、エンジンの液冷装置10が部分油冷方
式のものについて例示したが、これに限るものではな
く、全部をオイル又は水等で冷却する方式のものについ
ても実施できる。
また、上記実施例では、横軸エンジンについて図示し
たが、これに限るものではなく、縦軸エンジンにも実施
することができる。
《考案の効果》 本考案では、左右の目張り板によってヘッド前側空間
の後側面の左右両側部分が覆われ、ここから冷却風が外
部に漏れ出すことがないので、ヘッド前側空間から放熱
器に向けて圧送される冷却風の風量を多くできる。従っ
て、放熱器の冷却効率を向上できる。
また、この冷却風の一部は、シリンダブロック及びシ
リンダヘッドの冷却を行うが、外部への漏れ出しがない
ことにより、これらを冷却する冷却風の風量も多くでき
る。
ここで、シリンダヘッドには、通風路が貫通形成され
ており、しかもこの通風路の入口は、ステーに凹設され
た通風口に臨んでいる。このため、その分、スムーズに
通風路内に冷却風が効率よく導かれるので、その流速が
大幅に減速されることがない。
この結果、より大量の熱量をシリンダヘッドから奪う
ことができる。即ち、シリンダヘッドの冷却に関して
は、冷却風量を多くできること、及び通風口の案内作用
により、シリンダヘッド内に貫通形成された通風路に冷
却風を効率よく導けること、の相乗作用により、その冷
却効率を向上できる。
更には、目張り板は、放熱器のステーから下方に一体
連出されているので、放熱器をステーを介してシリンダ
ヘッドの前面に固定するだけで、隙間を塞ぐことができ
る。
これにより、個々の目張り板のみならず、その目張り
板の固定用ボルト、ボルト用ネジ穴を新たに設ける必要
がないので、部品点数は増えず、構造の簡素化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る冷却風圧送装置の要部の分解斜
視図、第2図は冷却風圧送装置の基本構造を例示する要
部縦断側面図、第3図は従来例の要部斜視図である。 E…エンジン、1…クランクケース、3…冷却ファン、
4…ファンケース、6…シリンダヘッド、8…ヘッド前
側空間、8b…ヘッド前側空間の左右両側部分(隙間)、
10…液冷装置、20…放熱器、21…ステー、22…目張り
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン(E)のクランクケース(1)の
    前側に遠心式の冷却ファン(3)及びファンケース
    (4)を設け、シリンダヘッド(6)のヘッド前側空間
    (8)の上側にエンジン(E)の液冷装置(10)の放熱
    器(20)を設け、 ヘッド前側空間(8)の前側面及び左右両側面をファン
    ケース(4)で覆い、その後側面の左右方向の中間部分
    をシリンダヘッド(6)の前面で覆い、 放熱器(20)をステー(21)を介してシリンタヘッド
    (6)の前面に固定し、冷却ファン(3)で起こした冷
    却風をファンケース(4)で案内して、ヘッド前側空間
    (8)から放熱器(20)へ圧送するように構成したエン
    ジンの液冷装置の放熱器への冷却風圧送装置において、 ステー(21)の左右両側部から左右の目張り板(22)・
    (22)を、ヘッド前側空間(8)の左右両側部分を覆う
    状態で下方に一体連出するとともに、左右の目張り板
    (22)・(22)間に通風口(23)を凹設し、 この通風口(23)を上記シリンダヘッド(6)に貫通形
    成された通風路(6A)に臨ませたことを特徴とするエン
    ジンの液冷装置の放熱器への冷却風圧送装置。
JP1990035208U 1990-03-30 1990-03-30 エンジンの液冷装置の放熱器への冷却風圧送装置 Expired - Lifetime JPH082418Y2 (ja)

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JPH03127025U JPH03127025U (ja) 1991-12-20
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JPH0544516Y2 (ja) * 1987-09-22 1993-11-11

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