JPS6335275Y2 - - Google Patents

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JPS6335275Y2
JPS6335275Y2 JP1982132711U JP13271182U JPS6335275Y2 JP S6335275 Y2 JPS6335275 Y2 JP S6335275Y2 JP 1982132711 U JP1982132711 U JP 1982132711U JP 13271182 U JP13271182 U JP 13271182U JP S6335275 Y2 JPS6335275 Y2 JP S6335275Y2
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JP
Japan
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radiator
water
water pipe
bottom plate
ventilation
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JP1982132711U
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JPS5937971U (ja
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Publication of JPS6335275Y2 publication Critical patent/JPS6335275Y2/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンのラジエータに関し、ラジ
エータを簡単に組立てられながらも、水管の下端
面に空気溜りが発生するのを防止して、冷却性能
の向上を図ることを目的とする。
一般に、ラジエータの水管は第8図に示すよう
に、ラジエータの底板31に下向きに鍔出し加工
を施した水管挿入孔32を設け、この水管挿入孔
32の上方から水管33を挿嵌し、水管挿入孔3
2と水管33との接合部分を半田付けすることに
より、簡単に組立てることができるようになつて
いる。
こうしたものでは、水管33の下端面33aと
ラジエータの底板下面31aとの間に空気が溜
る。
こうして、ラジエータの底板下面31a下に空
気が溜るとこれが断熱作用をして下部タンク34
内の高温の冷却水を底板31の上面部分から放熱
することができなくなりラジエータの冷却性能を
低下させてしまう。
この欠点は、横形エンジンのようにエンジンの
上方にラジエータを直接搭載し、高温の冷却水が
下部タンクから上方へ噴き上げられる形式のもの
に顕著に現われる。
しかも、下部タンクに溜つた空気の部分だけ、
ラジエータの冷却水量が少なくなる。
そこで、本出願人は第7図に示すように、水管
24の下端部を斜めに形成して空気溜り部分を減
少させるようにすることを先に提案したが、これ
でも空気溜りを完全になくすことができず、下部
タンク25内の高温の冷却水をラジエータの底板
26部分から放熱できないのでラジエータの冷却
性能を充分に発揮させることができなかつた。
本考案は、上記問題を解決するために提案され
たもので、ラジエータの底板に周囲を下向きに鍔
出しした水管挿嵌孔を設け、水管を上方から挿入
するだけで組付けられるようにし、ラジエータの
組立を容易にしながらも、水管挿嵌孔に挿嵌固定
した水管の下端部からラジエータの底板下面に略
達する深さに通気用切除部を形成することによ
り、通気用切除部から水管内に流れ込む高温の冷
却水とともに空気を水管内に導いて、ラジエータ
の下部タンクに空気が溜るのを防止してラジエー
タの冷却性能を向上させるようにするものであ
る。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
第1図は横形水冷デイーゼルエンジンの縦断正
面図を示し、第2図は縦断側面図を示す。
このラジエータ1は、ピストン2を摺動自在に
収容したシリンダ3を内嵌したクランクケー4の
上方にラジエータ5と撚料タンク6とを左右に並
べて載置固定してある。
クランクケース4の左端部にはシリンダヘツド
7及びロツカアームカバー8とが順に固定してあ
り、ピストン2の上方に主燃焼室9が形成され
る。
主燃焼室9を形成するシリンダ3の外周部には
ウオータジヤケツトW1が形成され、このウオー
タジヤケツトW1は上方でラジエータ5の下部タ
ンク部分5aに直接連通するとともに、下部がシ
リンダヘツド4の副燃焼室10及び吸排気ポート
11の外周に形成したウオータジヤケツトW2
下部と連通させてある。
そして、シリンダヘツド7内に形成したウオー
タジヤケツトW2の上端部は通水口12でラジエ
ータ5の下部タンク5aに連通させてある。
通水口12の下流側でラジエータ5の下部タン
ク5a内には第1図及び第2図に示すような正面
視で緩やかなV形をした整流板13が設けてあ
り、シリンダヘツド7のウオータジヤケツトW2
で高温になつた冷却水をこの整流板13が多数の
水管14で形成されたラジエータコア15の左右
にふり分ける。
こうして、ラジエータコア15の左右にふり分
けられた高温の冷却水は、図外のクランク軸に連
動して駆動される冷却フアン16の送風量の多い
左右部分の水管14を通るときに強力に冷却され
ながら上部タンク5bに上る。
上部タンク5bに上つた冷却水は中央部分の水
管14を通つて下部タンク5aに流下し、整流板
13で前後に分かれてシリンダ3のウオータジヤ
ケツトW1に流入しシリンダ3を再び冷却するよ
うになる。
このように、冷却水が上昇及び下降する水管1
4は第3図乃至第5図に示すようになつている。
即ち、ラジエータコア15の底板17に周囲を
下向きに筒状鍔18を形成した水管挿嵌孔19を
千鳥状に多数明け、この水管挿嵌孔19の上方か
ら水管14を挿嵌し、その接合部を半田で水密状
に固定するとともに、水管14の下端部の周方向
の一部に通気用切除部20が設けてある。
通気用切除部20は、水管14の下端14aか
らラジエータコア15の底板17の下面17aま
での水管14及び筒状鍔18の各周壁14b,1
b aの一部を切欠いて形成したもので、シリンダ
3及びシリンダヘツド7を冷却した冷却水中の空
気やベーパーによる気泡が通気用切除部20から
水管14内に流れ込む高温の冷却水とともに、そ
の流れに乗つて通気用切除部20に向かい、通気
用切除部20から水管14内に導かれ、上部タン
ク5bに逃げる。従つて、上記空気や気泡が底板
17の下面17a部分に蓄積することがなく、空
気溜りによるラジエータ5の冷却性能の低下を防
止する。
尚、上記切除部20は、第6図に示すように、
水管14の下端の曲壁部分14cに形成するよう
にしてもよいし、第5図中に仮想斜線図で示す空
気溜り空間sに臨む水管14の下端周壁14b部
分の少なくとも一箇所に設けるようにしてもよ
い。
本考案は以上に説明したように、ラジエータの
底板に下向きに鍔出し形成した筒形鍔の上方から
水管を挿嵌して簡単に組立てられ、しかも、筒形
鍔で水管が確りと嵌合固定されるので耐久性を高
く維持できる。
その上、水管及び筒形鍔の各下端面からラジエ
ータ底板の下面に亘つてそれぞれ通気用切除部を
形成したので、ラジエータ底板の下面下に溜ろう
とする空気や蒸気は、上記両通気用切除部から水
管内に流れ込む高温の冷却水とともにその流れに
乗つて、通気用切除部から水管内に導かれてラジ
エータ底板の下面下から逃がされる。このため、
ラジエータ底板の下面下から空気溜りを完全にな
くし、冷却水をラジエータ底板に全面接触させて
ラジエータ底板からも直接放熱することができる
ので、ラジエータの冷却性能を向上させることが
できる。
しかも、下部タンクに空気が溜らないことから
その分ラジエータの冷却水量を増やすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の実施例を示し、第
1図は横形水冷デイーゼルエンジンの縦断正面
図、第2図は縦断側面図、第3図は第1図の矢
視図、第4図は要部の拡大図、第5図は第4図の
−線断面図、第6図は別実施例の仰観図であ
り、第7図は本出願人が先に提案したものに係る
第4図相当図、第8図は従来例を示す第4図相当
図である。 1……エンジン、5……ラジエータ、14……
水管、14a……14の下端面、17……底板、
17a……17の下面、18……筒形鍔、20…
…通気用切除部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン1のラジエータ5の底板17に多数の
    筒形鍔18を下向きに鍔出し成形し、筒形鍔18
    内に各水管14の下部を上から下向きに挿嵌し、
    筒形鍔18の周方向の一部に通気用切除部20を
    その鍔下端面18aから底板下面17aにほぼ達
    する深さに形成し、水管14の下部の周方向の一
    部に通気用切除部20をその水管下端面14aか
    ら底板下面17aにほぼ達する深さに形成し、水
    管14下部の通気用切除部20と筒形鍔18の通
    気用切除部20とを連通させ、これにより底板下
    面17a下で水管下端面14a上に溜まろうとす
    る気体を両通気用切除部20から水管14内に流
    出させるように構成した事を特徴とするエンジン
    のラジエータ。
JP13271182U 1982-08-31 1982-08-31 エンジンのラジエ−タ Granted JPS5937971U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13271182U JPS5937971U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 エンジンのラジエ−タ

Applications Claiming Priority (1)

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JP13271182U JPS5937971U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 エンジンのラジエ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5937971U JPS5937971U (ja) 1984-03-10
JPS6335275Y2 true JPS6335275Y2 (ja) 1988-09-19

Family

ID=30299608

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13271182U Granted JPS5937971U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 エンジンのラジエ−タ

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JP (1) JPS5937971U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS538821U (ja) * 1976-07-07 1978-01-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS538821U (ja) * 1976-07-07 1978-01-25

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JPS5937971U (ja) 1984-03-10

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