JPH0510123A - エンジンの強制空冷装置 - Google Patents

エンジンの強制空冷装置

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Publication number
JPH0510123A
JPH0510123A JP18551291A JP18551291A JPH0510123A JP H0510123 A JPH0510123 A JP H0510123A JP 18551291 A JP18551291 A JP 18551291A JP 18551291 A JP18551291 A JP 18551291A JP H0510123 A JPH0510123 A JP H0510123A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
cooling
air
engine
cooling air
Prior art date
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Pending
Application number
JP18551291A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Mizuno
忠夫 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP18551291A priority Critical patent/JPH0510123A/ja
Publication of JPH0510123A publication Critical patent/JPH0510123A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却されにくいシリンダ後部の冷却を効率よ
く行うことでシリンダ前後の温度落差を少なくして、シ
リンダの熱歪を抑制する。 【構成】 シリンダ8の後部で、シリンダ外面に突設し
た冷却フィン11の周方向一部を除去してシリンダ後部
に冷却風上昇路13を形成するとともに、この冷却風上
昇路13の左右中央部において上下に走る縦フィン14
をシリンダ後面から突設し、シリンダ8の左右両外側面
に沿う冷却風をシリンダ後部において上昇流動させて導
風カバー12の上向き排風口15から排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クランクケースの前側
に備えた冷却ファンで生起した冷却風によってシリンダ
およびシリンダヘッドを冷却するよう構成したエンジン
の強制空冷装置に関する。
【0002】
【従来技術】図5は従来のこの種冷却装置を備えたエン
ジンのシリンダヘッド取り外し状態の平面を示してお
り、クランクケース2の前側に冷却ファン6とファンケ
ース7とを設け、シリンダ8に複数枚の各冷却フィン1
1を周方向に走らせて上下多段に突設し、このシリンダ
8の左右両側面と背面とを導風カバー12で覆い、上記
冷却ファン6で起こした冷却風を、上記ファンケース7
で上記シリンダ8およびシリンダヘッド3の前面に導
き、上記導風カバー12でそのシリンダ8の左右両側面
および後側面に案内して、その導風カバー12の排風口
15から外部へ排出するように構成している。そして、
その排風口15は、シリンダ8の後面の左半分に開口し
たものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】冷却風は、シリンダ8
の前面から、左右各側面を経て、後面へと進むにつれて
温度上昇していき、冷却力が次第に弱まる。このため、
特に高温になるシリンダの上部において、その後面側肉
壁部分の冷却不足で、その後面側肉壁部分と前面側肉壁
部分との温度落差が過大になり、シリンダが熱歪を起こ
しやすい。本発明は、シリンダの上部における後面側肉
壁部分の冷却不足を解消することにより、シリンダの熱
歪が起こりにくくすることを、課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るエンジンの強制空冷却装置は、前記シ
リンダ8の後部で、前記各冷却フィン11の周方向の一
部を除去して、冷却風上昇路13を形成し、この冷却風
上昇路13に臨む上記各冷却フィン11のフィン端部1
1aを斜め上向きに形成し、前記シリンダ8の後面から
縦フィン14を、上記冷却風上昇路13の中央部で上下
に走る状態に突設し、この冷却風上昇路13の上側で前
記導風カバー12の排風口15を上向きに開口した構成
とした。
【0005】
【作用】本発明構成によると、シリンダの左右両側面に
沿って流れた冷却風は導風カバーおよび上下多段の冷却
フィンに案内されてシリンダ後面側に導かれたのち、各
冷却フィンのフィン端部に案内されてシリンダ後面の冷
却風上昇路に上向きに導かれ、シリンダ後面を冷却しな
がら上昇流動して排風口から上向きに排出されていく。
この場合、冷却風上昇路の左右方向の中央部には上下に
走る縦フィンが設けられているので、左右から冷却風上
昇路に流入する冷却風が互いに対向衝突することがな
く、エネルギーロス少なく左右の冷却風は上昇流動して
いく。
【0006】そして、特に高温になるシリンダ8の上部
において、この上部後面側肉壁部分は、その上部に沿っ
て流れてきた冷却風に加えて、その下部に沿って流れて
きた冷却風によっても冷却されるため、冷却風量が増え
て強力に冷却される。すなわち、冷却風の温度上昇によ
る冷却力の低下を、風量の増加により補正するのであ
る。これにより、特に高温となるシリンダ上部における
後面側肉壁部分と前面側肉壁部分との温度落差を小さく
して、シリンダが熱歪を起こしにくくするのである。
【0007】
【実施例】図1に本発明に係る強制空冷装置を備えたエ
ンジンの縦断側面が示されている。このエンジン1は単
気筒のディーゼルエンジンであり、空冷によるクランク
ケース2の冷却と、部分液冷(油冷)によるシリンダヘ
ッド3の冷却とを組み合わせた冷却システムを備えてい
る。つまり、クランクケース2に貫通支承したクランク
軸4の前端に取り付けたフライホイール5の冷却ファン
6で吸引した冷却風を、ファンケース7を介してクラン
クケース2上部のシリンダ8およびシリンダヘッド3の
外周に導いてこれらを冷却するとともに、ファンケース
7の上端から導出した冷却風の一部で部分液冷装置の放
熱器9を冷却する構造となっている。尚、この部分液冷
装置は、クランクケース下部のオイルパン2aに貯溜し
た油をシリンダヘッド3内のオイルジャケット10に強
制供給したのち、前記放熱器9に導いて冷却し、再びオ
イルパン2aに戻す強制循環径路を備えている。
【0008】次に、前記シリンダ8の空冷構造について
説明する。シリンダ8の周囲には周方向に走る複数枚の
冷却フィン11が上下多段に突設されるとともに、この
シリンダ8の左右両側面と背面とが導風カバー12で覆
われ、冷却ファン6で起こされた冷却風がシリンダ8の
左右両側面および後側面に案内される。前記各冷却フィ
ン11は、シリンダ8の後側の左右方向の中央部におい
て欠除されて、シリンダ後面に冷却風上昇路13が形成
されるとともに、この冷却風上昇路13に臨む各冷却フ
ィン11の端部11aは斜め上向きに形成され、かつ、
冷却風上昇路13の中央には縦フィン14が上下に走る
状態にシリンダ8後面から突設されている。そして、こ
の冷却風上昇路13の上側に導風カバー12の排風口1
5が上向きに開口して設けられている。
【0009】そして、この排風口15から排出された冷
却風は、シリンダヘッド3に取り付けられた排気管16
を冷却するように構成されている。尚、図4は、このエ
ンジン1の使用例を示し、防音カバー17内にエンジン
1と、これによって駆動される発電機やコンブレッサ等
の作業装置18を収納し、防音カバー17前面の吸気口
19から冷却用の外気を取り入れて、冷却排風を作業装
置18に吹きつけることなく防音カバー17の上部の排
気口20から放出する構造になっている。
【0010】
【発明の効果】本発明によると、特に高温となるシリン
ダ上部における後面にも十分冷却風が供給されることに
なって、シリンダ上部の前面側肉壁部分と後面側肉壁部
分との温度落差が少なくなり、シリンダの熱歪を少なく
することができるようになった。 特にシリンダ後面に
形成した冷却風上昇路中には縦フィンを設けたので、左
右の冷却風が衝突することなく夫々上昇流動することに
なり、左右の冷却風が効率よく上昇流動してシリンダ後
面を冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る強制空冷装置を備えたエ
ンジンの縦断側面図。
【図2】シリンダヘッドを取り外した状態の平面図。
【図3】エンジン上部の一部切欠き後面図。
【図4】エンジン使用例を示す側面図。
【図5】従来例の平面図。
【符号の説明】
2…クランクケース、 3…シリンダヘッド、 6
…冷却ファン、7…ファンケース、 8…シリン
ダ、 11…冷却フィン、11a…フィン端部、
12…導風カバー、 13…冷却風上昇路、14…
縦フィン、 15…排風口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 クランクケース(2)の前側に冷却ファン
    (6)とファンケース(7)とを設け、シリンダ(8)に複数
    枚の各冷却フィン(11)を周方向に走らせて上下多段に
    突設し、このシリンダ(8)の左右両側面と背面とを導風
    カバー(12)で覆い、上記冷却ファン(6)で起こした冷
    却風を、上記ファンケース(7)で上記シリンダ(8)およ
    びシリンダヘッド(3)の前面に導き、上記導風カバー
    (12)でそのシリンダ(8)の左右両側面および後側面に
    案内して、その導風カバー(12)の排風口(15)から外
    部へ排出するように構成したエンジンの強制空冷装置に
    おいて、 前記シリンダ(8)の後部で、前記各冷却フィン(11)の
    周方向の一部を除去して、冷却風上昇路(13)を形成
    し、この冷却風上昇路(13)に臨む上記各冷却フィン
    (11)のフィン端部(11a)を斜め上向きに形成し、 前記シリンダ(8)の後面から縦フィン(14)を、上記冷
    却風上昇路(13)の中央部で上下に走る状態に突設し、 この冷却風上昇路(13)の上側で前記導風カバー(12)
    の排風口(15)を上向きに開口し、 て構成したことを特徴とするエンジンの強制空冷装置。
JP18551291A 1991-06-28 1991-06-28 エンジンの強制空冷装置 Pending JPH0510123A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18551291A JPH0510123A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 エンジンの強制空冷装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP18551291A JPH0510123A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 エンジンの強制空冷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0510123A true JPH0510123A (ja) 1993-01-19

Family

ID=16172086

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18551291A Pending JPH0510123A (ja) 1991-06-28 1991-06-28 エンジンの強制空冷装置

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JP (1) JPH0510123A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7215788B2 (en) 1995-03-31 2007-05-08 1 . . . Limited Digital loudspeaker

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7215788B2 (en) 1995-03-31 2007-05-08 1 . . . Limited Digital loudspeaker

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