JP2000282839A - 自動車エンジンのマウント装置 - Google Patents

自動車エンジンのマウント装置

Info

Publication number
JP2000282839A
JP2000282839A JP11086408A JP8640899A JP2000282839A JP 2000282839 A JP2000282839 A JP 2000282839A JP 11086408 A JP11086408 A JP 11086408A JP 8640899 A JP8640899 A JP 8640899A JP 2000282839 A JP2000282839 A JP 2000282839A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
oil
mount bracket
blow
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11086408A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Kotake
一正 小竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP11086408A priority Critical patent/JP2000282839A/ja
Publication of JP2000282839A publication Critical patent/JP2000282839A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レイアウトの制限を受けず、かつ、オイルの
劣化をなくしてスラッジの生成を防止する。 【解決手段】 エンジン1と車体との間に介装された断
面空洞のエンジンマウントブラケット21の前記空洞の
部分にブローバイガスGとオイルミストとを分離するオ
イルセパレート室28を設ける。オイルセパレート室2
8の内部にはブローバイガスGを分離するための横方向
のリブが設けられている。このオイルセパレート室28
の上流をクランクケース7に連通させ、下流をインテー
クマニホールド8に設けたPCVバルブ11に連通させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンマウント
ブラケットの空洞の部分にオイルセパレート室を設けた
エンジンのマウント装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンには、燃焼室からピス
トンとシリンダ壁との隙間を通ってクランクケース内に
漏れ出る、いわゆるブローバイガスを再燃焼させるブロ
ーバイガス還元装置が設けられている。一般的な方法と
しては、エンジンの吸入系統の負圧を利用してエアクリ
ーナあるいはインテークマニホールド、またはその両方
にブローバイガスを吸い込み、吸気中に還元して再度燃
焼室に導いて燃焼させている。
【0003】そして、図9に示すように、ブローバイガ
スGとオイルミストとの分離をエンジン1のシリンダヘ
ッドカバー2内に設けたブリーザ室(クランクケースを
換気をするチャンバー)3で行っているものが多いが、
エンジン1の構造によっては、図10に示すように、オ
イルセパレート室(オイルセパレータ)4を併用する場
合がある。
【0004】このオイルセパレート室4の一側はブロー
バイガス通路5によりシリンダブロック6の下側に形成
されたクランクケース7に接続され、他側はブローバイ
ガス通路5によってシリンダヘッドカバー2に接続され
ている。また、シリンダヘッドカバー2と、インテーク
マニホールドのサージタンク8の上流側に設けたエアク
リーナ9とはブリーザホース10によって接続されてい
る。
【0005】図9及び図10おいて、符号11で示すも
のは、ブローバイガスの流量を調整するPCVバルブ
(ブローバイガスコントロールバルブまたはベンチレー
ションバルブ)である。すなわち、PCVバルブはエン
ジン1のインテークマニホールド8の負圧によりインテ
ークマニホールド8に流入するブローバイガスGのガス
流量を調整する働きをしており、通常、インテークマニ
ホールドの負圧が−100mHgのとき、ガス流量が最
大となるように設定されている。
【0006】また、符号12で示すものは、シリンダヘ
ッドカバー2の下部に固定したシリンダヘッドである。
さらに、図において、黒の矢印はブローバイガスを示
し、白の矢印は新気を示している。また、図9におい
て、符号13で示すものは、エンジン1の内部に取り付
けられたブローバイガス通路である。符号10で示すも
のは、図10のものと同じブリーザホースである。
【0007】なお、エンジンマウント装置として、実開
昭63−89313号公報に開示されているものがあ
る。この公報に開示されているものは、マウントブラケ
ットに冷却水通路を形成し、この冷却水通路をエンジン
本体冷却用の冷却水循環路に接続したものである。
【0008】また、他のマウント構造として、実開平3
−11923号公報に開示されているものがある。この
公報に開示されているものは、V型エンジンの両バンク
列間に形成したブラケット取付面にブラケットの一端部
を固定し、ブラケットの他端部を車体に接続させると共
に、ブラケットの内部に冷却水通路を形成したものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
においては、前記オイルセパレート室は、ガスとオイル
ミストとを分離する構造を有し、かつ、ブローバイガス
の流速を下げる内部構造でなければならいないため、あ
る程度の容積が必要となる。このためこのようなオイル
セパレート室は、ブローバイガスとオイルミストとを分
離させる分離性の向上には大変有効であるが、小スペー
スのエンジンルーム内ではレイアウトの制限を受ける問
題がある。
【0010】また、オイルセパレート室が走行風の影響
を受け易い位置に設けられた場合、オイルセパレート室
内でブローバイガスが冷却され、ブローバイガス中の水
蒸気が凝縮し、オイルに水分が混入する虞がある。オイ
ルに水分が混入するとオイルが劣化してスラッジの生成
を招く虞がある。また、シリンダヘッドにブローバイガ
ス通路が取り付けられている場合(図9参照)、ブリー
ザホースから流入した新気がクランクケースにまで到達
せず、シリンダヘッド内を通って循環してしまうことが
ある。このようなとき、クランクケース内を十分に換気
することができない場合があった。
【0011】なお、実開昭63−89313号公報に開
示されているエンジンマウント装置及び、実開平3−1
1923号公報に開示されているV型エンジンのマウン
ト構造は、両者ともブラケットの内部に冷却水通路を設
けたものであり、エンジンにある程度の容積を必要とす
るオイルセパレート室を接続させた場合、小スペースの
エンジンルーム内においてはレイアウト上の制約を受け
る虞がある。
【0012】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、レイアウトの制限を受けず、かつ、走行風の影響を
受けにくくしてオイルの劣化を防止すると共にスラッジ
の生成をなくし、さらに、クランクケース内の換気を十
分に行うことができるオイルセパレート室を有する自動
車エンジンのマウント装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載された発明に
よれば、エンジンと車体との間に介装された断面空洞の
エンジンマウントブラケットを備えた自動車エンジンの
マウント装置において、前記エンジンマウントブラケッ
トの前記空洞の部分にブローバイガスとオイルミストと
を分離するオイルセパレート室を設けたことを特徴とす
るものである。
【0014】請求項1に記載の発明は、エンジンマウン
トブラケットの空洞を利用して比較的スペースの大きな
オイルセパレート室を形成させ、オイルの分離性能を向
上させる。シリンダヘッドカバー内にブリーザ室を設け
ることができない場合においては、ブリーザ室用の新た
な部品を追加しないで、エンジンマウントブラケットに
ブリーザ室を形成することが可能である。
【0015】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、請求項1に記載されたものにおいて、前記オイルセ
パレート室の上流はブローバイガス通路によってクラン
クケースに連通していることを特徴とするものである。
【0016】請求項2記載の発明は、クランクケース内
に溜まったブローバイガスとオイルミストとを効率よく
換気させるために、オイルセパレート室の上流と、クラ
ンクケースとを直接ブローバイガス通路で連通させる。
【0017】また、請求項3に記載された発明において
は、請求項1または2に記載されたものにおいて、前記
オイルセパレート室を設けたエンジンマウントブラケッ
トは、エンジンの吸気系を配設した側に取り付けられて
いることを特徴とするものである。
【0018】請求項3記載の発明は、オイルセパレート
室を設けたエンジンマウントブラケットをエンジンの吸
気系を配置した側に取り付けて、インテークマニホール
ドとオイルセパレート室とを繋ぐブローバイガス通路を
短縮させる。
【0019】さらに、請求項4に記載された発明におい
ては、請求項1乃至3のいずれか1項に記載されたもの
において、前記エンジンマウントブラケットは、鋳造に
よって形成されていることを特徴とするものである。
【0020】請求項4記載の発明は、エンジンマウント
ブラケットを鋳造で成形させて、オイルセパレート室の
ような密封体の製造を容易にさせる。
【0021】そして、請求項5に記載された発明におい
ては、請求項1乃至3のいずれか1項に記載されたもの
において、前記オイルセパレート室を設けたエンジンマ
ウントブラケットは、横置きエンジンの後部側の壁部に
取り付けられていることを特徴とするものである。
【0022】請求項5記載の発明は、走行風をエンジン
マウントブラケットに当たりにくくさせて、エンジンマ
ウントブラケットの温度の低下を防止させる。
【0023】請求項6に記載された発明においては、請
求項1乃至5のいずれか1項に記載されたものにおい
て、前記エンジンマウントブラケットのオイルセパレー
ト室に隣接させて、エンジンの冷却水通路を設けたこと
を特徴とするものである。
【0024】請求項6記載の発明は、エンジンを通過し
た冷却水をエンジンマウントブラケット内に設けた冷却
水通路に循環させて、エンジンマウントブラケットすな
わちオイルセパレート室を保温、加熱して、ブローバイ
ガスの冷却を押えるようにさせる。
【0025】請求項7に記載された発明においては、請
求項6に記載のものにおいて、前記エンジンマウントブ
ラケット内の冷却水通路にサーモ室を設け、該サーモ室
にサーモスタットを装着したことを特徴とするものであ
る。
【0026】請求項7記載の発明は、エンジンマウント
ブラケットの内部にサーモ室を設けて、省スペース化を
図るようにする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、要
部を模式的に示した図1に基づき、従来と同一の部材は
同一の符号を付して説明する。図1は横置きエンジン1
を示したもので、そのシリンダブロック6の後部側の壁
部6aにはエンジン1を弾性的に支持する本発明のエン
ジンマウントブラケット21がボルト22(図2参照)
により固定されている。このエンジンマウントブラケッ
ト21は、ボルト23、ナット24で結合したマウント
部材25(図2をも参照)を介して車体に取り付けられ
る。
【0028】また、このエンジンマウントブラケット2
1は、エンジン1の吸気系(例えば、インテークマニホ
ールドのサージタンク8またはエアクリーナ9)側に配
置されている。なお、シリンダブロック6の前部側の壁
部にも、図2に示すような、通常のエンジンマウントブ
ラケット26がボルト27により固定されるが、図1に
おいては省略してある。
【0029】エンジンマウントブラケット21は、アル
ミニューム鋳造により成形したもので、形状は図2に示
すように、断面空洞の略角錐形のものである。そして、
この空洞の部分にブローバイガスGとオイルミストとを
分離するオイルセパレート室28が形成されている(図
3及び図4参照)。オイルセパレート室28にはブロー
バイガスGを分離するための横方向のリブ29,30が
壁部より延設されている。
【0030】また、オイルセパレート室28の上流側に
設けた接続パイプ28aは、ブローバイガス通路、すな
わち、ホース31を介してエンジン1のクランクケース
7に直接連通されており、下流側の接続パイプ28bは
ホース31を介してインテークマニホールド8(図1参
照)に設けたPCVバルブ11に接続されている(図1
参照)。
【0031】したがって、ブローバイガスGがPCVバ
ルブ11の働きにより、最初、クランクケース7よりホ
ース31及び接続パイプ28aを通ってエンジンマウン
トブラケット21内に設けたオイルセパレート室28に
流入し、下流側の接続パイプ28bに流れる間にブロー
バイガスGに含まれるオイルミストはリブ29,30に
よりガスとオイルミストとに分離される。これはブロー
バイガスGがリブ29,30の間を通過すると、通路が
蛇行し、その間にブローバイガスGが凝縮され比重の大
きいオイルミストが分離され、ガスのみがPCVバルブ
11に向かって流れる。そして、エンジン1の停止時に
おいて、分離されたオイルがクランクケース7に戻るよ
うになっている。
【0032】このエンジンマウントブラケット21,2
6は、クランクシャフト(図示なし)に直交させてシリ
ンダブロック6の長手側の壁部に取り付けられている。
したがって、横置きエンジン1を支持する場合は、エン
ジン1のシリンダブロック6の前部側の壁部及び後部側
の壁部6aにエンジンマウントブラケット21,26が
取り付けられることになる。その際、オイルセパレート
室28を有するエンジンマウントブラケット21を、前
述したようにエンジン1の後側の壁部に取り付けてい
る。
【0033】また、縦置きエンジンを支持する場合は、
シリンダブロック6の左側の壁部及び右側の壁部にエン
ジンマウントブラケット21を取り付けるようにする。
この場合もオイルセパレート室28を設けたエンジンマ
ウントブラケット21は吸気系がある側に取り付けられ
る。
【0034】本発明の実施の形態は以上説明したように
構成したので、エンジンマウントブラケット21の空洞
に比較的大きなオイルセパレート室28を形成すること
ができ、オイルの分離性能を向上させることが可能にな
る。また、エンジンマウントブラケット21に形成され
ている空洞、すなわちデッドスペースが有効に活用でき
ると共に、シリンダヘッドカバー2内にブリーザ室3
(図9参照)を設けることができないような場合であっ
ても、新たな部品を追加することなく、エンジンマウン
トブラケット21の内部にブリーザ室を形成することが
できる。したがって、シリンダヘッドカバーをより小型
にすることが可能である。
【0035】図5に示される実施の形態は、エンジンマ
ウントブラケット21のオイルセパレート室28の側部
に隣接させてエンジン1の冷却水通路32を設けたもの
である。図6に示すものは、この冷却水通路32にサー
モ室33を形成し、サーモ室33の内部にサーモスタッ
ト34を備えたサーモケース35を装着したものであ
る。図5及び図6において、符号36で示すものは、ウ
ォータインレットパイプであり、符号37で示すもの
は、ウォータアウトレットパイプである。また、矢印は
冷却水Wの流れを示している。
【0036】図7に示すものはオイルセパレート室28
及び冷却水通路32を設けたエンジンマウントブラケッ
ト21を横置きエンジン(フロントエンジン、フロント
ドライブすなわちFF車)1に取り付けたものである。
エンジンマウントブラケット21は、前述したようにエ
ンジン1の後部側の壁部に取り付けられている。エンジ
ン1の前部側の壁部には、オイルセパレート室28等が
設けられていない通常のエンジンマウントブラケット2
6が取り付けられている。図において、符号Fは車両の
前部側を示し、符号Rは車両の後部側を示している。
【0037】また、図7は、エンジンマウントブラケッ
ト21に設けたサーモスタット34を有する冷却水通路
32を通って循環する冷却水Wの流れ(矢印)を示した
ものである。すなわち、冷却水Wはラジエータ38より
ラジエータアウトレットホース39、冷却水通路32の
ウォータインレットパイプ36、サーモスタット34、
ウォータアウトレットパイプ37を通って、ポンプイン
レットパイプ40、ウォータポンプ41、エンジン1の
内部、さらに、ラジエータインレットホース42を通っ
て元のラジエータ38へと循環する。なお、符号43で
示すものはトランスミッションであり、符号10で示す
ものはブローバイガス通路のホースである。
【0038】図8に示すものはオイルセパレート室28
及び冷却水通路32を設けたエンジンマウントブラケッ
ト21を縦置きエンジン(フロントエンジン、リヤドラ
イブすなわちFR車)に取り付けたものである。エンジ
ンマウントブラケット21は吸気系のある進行方向右側
の壁部に取り付けられている。エンジン1の左側の壁部
には、オイルセパレート室28等が設けられていない通
常のエンジンマウントブラケット26が取り付けられて
いる。図において、符号Fは車両の前部側を示し、符号
Rは車両の後部側を示している。なお、冷却水Wの流れ
は、前述の横置きエンジン1と同じなので、符号のみ付
して説明は省略する。
【0039】以上説明したように構成することにより、
エンジン1を通過した冷却水Wがエンジンマウントブラ
ケット21の冷却水通路32を循環し、これにより冷却
水Wの熱H(図5及び図6参照)がエンジンマウントブ
ラケット21のオイルセパレート室28に伝達してオイ
ルセパレート室28が保温、加熱される。これによっ
て、ブローバイガスGの冷却を抑えることができる。し
たがって、オイルセパレート室28内でのブローバイガ
スGの凝縮を抑制し、オイルの劣化を抑えてスラッジの
生成を抑えることが可能になる。また、冷却水通路32
に設けたサーモ室33にサーモスタット34を配設した
ことにより、従来のもののようにシリンダヘッド12の
冷却水出口のところにサーモスタット34を設ける必要
がなくなり、シリンダヘッド12の省スペース化が可能
になる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たエンジンのマウント装置であるから、請求項1に記載
された発明によれば、エンジンマウントブラケットの空
洞の部分に比較的大きなオイルセパレート室を設けるこ
とができるので、オイルの分離性能を向上させることが
できる。また、従来使用していないエンジンマウントブ
ラケットのデッドスペースを有効に活用することができ
る。さらに、シリンダヘッドカバー内にブリーザ室を設
けることができないような場合は、ブリーザ室用の新た
な部品を追加することなく、エンジンマウントブラケッ
ト内にブリーザ室を設けることができる。これによっ
て、シリンダヘッド及びシリンダヘッドカバーを小型に
することができる。
【0041】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、オイルセパレート室とクランクケースとを直接ブロ
ーバイガス通路によって連通させたので、クランク室に
溜まったブローバイガスとオイルミストとを効率よく換
気することができる。
【0042】また、請求項3に記載された発明によれ
ば、エンジンマウントブラケットをエンジンの吸気系側
に取り付けたので、インテークマニホールドとオイルセ
パレート室とを繋ぐブローバイガス通路を短縮すること
ができる。これによって、ブローバイガス通路を構成す
るPCVホースをも短くすることができる。
【0043】そして、請求項4に記載された発明によれ
ば、エンジンマウントブラケットを鋳造によって成形し
てので、密封体を容易に製造することができる。
【0044】請求項5記載の発明は、エンジンマウント
ブラケットを横置エンジンの後部側に取り付けたので、
走行風がエンジンマウントブラケットに当たりにくくな
り、エンジンマウントブラケットの温度の低下を防ぐこ
とができる。これによって、オイル劣化を防止すること
ができる。
【0045】請求項6記載の発明は、エンジンマウント
ブラケット内に設けたオイルセパレート室に隣接させて
エンジンの冷却水通路を設けたので、エンジンを通過し
た冷却水が冷却水通路部を循環して、これを暖めるの
で、ブローバイガスの冷却を防止することができる。こ
れによって、オイル劣化を防止することができ、スラッ
ジの生成を防ぐことができる。
【0046】請求項7記載の発明は、エンジンマウント
ブラケットの内部にサーモ室を設けてサーモスタットを
配設させたので、シリンダヘッドにサーモスタットを設
ける必要がなくなって、シリンダヘッドの省スペース化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の要部を概略的に示した模
式図である。
【図2】図1のものに使用された一対のエンジンマウン
トブラケットの斜視図である。
【図3】図2に示すオイルセパレート室を空洞の部分に
設けたエンジンマウントブラケットの断面図である。
【図4】図3に示すもののAーA線に沿う断面図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態の他の例を示す模式図であ
る。
【図6】図5に示す冷却水通路にサーモスタットを設け
たエンジンマウントブラケットの模式図である。
【図7】図6に示すエンジンマウントブラケットを取り
付けた横置きエンジンの冷却水の流れを示す模式図であ
る。
【図8】図5に示すエンジンマウントブラケットを取り
付けた縦置きエンジンの冷却水の流れを示す模式図であ
る。
【図9】従来のものを示すエンジンの模式図である。
【図10】従来の他のものを示すエンジンの模式図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 7 クランクケース 21 エンジンマウントブラケット 28 オイルセパレート室 31 PCVホース 32 冷却水通路 33 サーモ室 34 サーモスタット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと車体との間に介装された断面
    空洞のエンジンマウントブラケットを備えた自動車エン
    ジンのマウント装置において、前記エンジンマウントブ
    ラケットの前記空洞の部分にブローバイガスとオイルミ
    ストとを分離するオイルセパレート室を設けたことを特
    徴とする自動車エンジンのマウント装置。
  2. 【請求項2】 前記オイルセパレート室の上流はブロー
    バイガス通路によってクランクケースに連通しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動車エンジンのマウン
    ト装置。
  3. 【請求項3】 前記オイルセパレート室を設けたエンジ
    ンマウントブラケットは、エンジンの吸気系を配設した
    側に取り付けられていることを特徴とする請求項1また
    は2記載の自動車エンジンのマウント装置。
  4. 【請求項4】 前記エンジンマウントブラケットは、鋳
    造によって形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか1項に記載の自動車エンジンのマウント
    装置。
  5. 【請求項5】 前記オイルセパレート室を設けたエンジ
    ンマウントブラケットは、横置きエンジンの後部側の壁
    部に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載の自動車エンジンのマウント装
    置。
  6. 【請求項6】 前記エンジンマウントブラケットのオイ
    ルセパレート室に隣接させて、エンジンの冷却水通路を
    設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項
    に記載の自動車エンジンのマウント装置。
  7. 【請求項7】 前記エンジンマウントブラケット内の冷
    却水通路にサーモ室を設け、該サーモ室にサーモスタッ
    トを装着したことを特徴とする請求項6記載の自動車エ
    ンジンのマウント装置。
JP11086408A 1999-03-29 1999-03-29 自動車エンジンのマウント装置 Pending JP2000282839A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11086408A JP2000282839A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 自動車エンジンのマウント装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11086408A JP2000282839A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 自動車エンジンのマウント装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000282839A true JP2000282839A (ja) 2000-10-10

Family

ID=13886051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11086408A Pending JP2000282839A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 自動車エンジンのマウント装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000282839A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297921A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Toyota Motor Corp エンジン用マウント装置
JP2010106699A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Honda Motor Co Ltd 内燃機関
JP2010202059A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Toyo Tire & Rubber Co Ltd エンジンブラケット
JP2014163326A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Nabtesco Automotive Corp オイルセパレータ
US9533246B2 (en) 2012-07-02 2017-01-03 Nabtesco Automotive Corporation Oil separator
US9656198B2 (en) 2012-02-27 2017-05-23 Nabtesco Automotive Corporation Oil separator
JP2017180259A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 ダイハツ工業株式会社 排気ガス駆動式過給機制御用チャンバー
US9890675B2 (en) 2012-05-10 2018-02-13 Nabtesco Automotive Corporation Oil separator
US10082057B2 (en) 2012-02-27 2018-09-25 Nabtesco Automotive Corporation Oil separator
US10087798B2 (en) 2012-02-27 2018-10-02 Nabtesco Automotive Corporation Oil separator

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297921A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Toyota Motor Corp エンジン用マウント装置
JP2010106699A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Honda Motor Co Ltd 内燃機関
JP2010202059A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Toyo Tire & Rubber Co Ltd エンジンブラケット
US9656198B2 (en) 2012-02-27 2017-05-23 Nabtesco Automotive Corporation Oil separator
US10082057B2 (en) 2012-02-27 2018-09-25 Nabtesco Automotive Corporation Oil separator
US10087798B2 (en) 2012-02-27 2018-10-02 Nabtesco Automotive Corporation Oil separator
US9890675B2 (en) 2012-05-10 2018-02-13 Nabtesco Automotive Corporation Oil separator
US10815849B2 (en) 2012-05-10 2020-10-27 Nabtesco Automotive Corporation Oil separator
US9533246B2 (en) 2012-07-02 2017-01-03 Nabtesco Automotive Corporation Oil separator
US10099164B2 (en) 2012-07-02 2018-10-16 Nabtesco Automotive Corporation Oil separator
JP2014163326A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Nabtesco Automotive Corp オイルセパレータ
JP2017180259A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 ダイハツ工業株式会社 排気ガス駆動式過給機制御用チャンバー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10308315B2 (en) Saddle-ridden vehicle
EP0763655A2 (en) Structure for supporting EGR valve in engine
JP4005528B2 (ja) 船外機のトップカウル
JP2018003630A (ja) ブローバイガス還流構造
JP2000282839A (ja) 自動車エンジンのマウント装置
CN101315042A (zh) 一种v型发动机及其冷却系统
JP2001073738A (ja) 内燃機関のブリーザ室構造
US8454401B2 (en) Outboard motor
US6571763B1 (en) Oil conditioner
JPH11159329A (ja) 内燃機関の冷却装置
JP5942453B2 (ja) 車両用エンジンの吸気装置
JP7103928B2 (ja) ブローバイガス還流装置
JP3619630B2 (ja) エンジン駆動熱ポンプ装置の室外機ユニット
JP2022034371A (ja) ブローバイガス処理装置およびブローバイガス処理装置を備えるエンジン
JP2004044465A (ja) エンジンにおけるシリンダヘッド構造
CN106870222A (zh) 进气歧管及发动机
JP2005061343A (ja) 車両の冷却装置
JP3248122B2 (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置の室外機
US4538554A (en) Arrangement of boiling liquid cooling system of internal combustion engine
JP3576211B2 (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置
JP3656142B2 (ja) エンジン駆動式ヒートポンプ装置
JP4407425B2 (ja) エンジンの冷却装置
JP7083244B2 (ja) 内燃機関
JPS6235855Y2 (ja)
CN205823379U (zh) 一种通风管加热装置、发动机及汽车