JP7103928B2 - ブローバイガス還流装置 - Google Patents

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本発明は、産業用エンジンや走行車両用エンジンなどに装備されているブローバイガス還流装置に関するものである。
クランクケース内に溜まるブローバイガスを吸気マニホルドやエアクリーナなどの吸気通路に還流させて、新しい混合気と混ぜて燃焼させ、そのままの状態で大気放出しないようする機構、即ち、ブローバイガス還流装置がエンジンに設けられている。ブローバイガス還流装置付エンジンでは、ブローバイガス中に含まれるオイル(オイルミスト)や水などの液体成分を極力除いてから吸気通路に戻すのが望ましい。
そこで、従来では、液体成分がエンジン内部で捕捉され易いように、クランクケースからシリンダヘッド及びシリンダヘッドカバーを通して吸気通路に戻す構成が採られることが多い。このような例としては、特許文献1や特許文献2において開示されたものが知られている。
特開2008-163837号公報 特開2003-184531号公報
ブローバイガスは水分を含んでいるので、その水分が凍るおそれのある冬季などの寒い時期は、ブローバイガス還流装置にとって不利な状態になることがある。例えば、エンジン内部と吸気通路との調圧を担うPCV弁が、その一部がシリンダヘッドカバーの外側にはみ出して設けられる状態で、即ち外部露出状態でシリンダヘッドカバーの上部に配置される構成(特許文献1の図3,4や特許文献2の図3,4を参照)の場合である。極低温状況では、ダイヤフラムなどの弁の構成要素が凍り付いて作動しないことがあるので、寒冷地仕様では外部露出状態のPCV弁を設ける構成が採れない不利があった。
本発明の目的は、構造工夫により、シリンダヘッドカバーに外部露出状態でPCV弁を設けても、寒さによって凍結することがなく良好に作動する状態として、寒冷地仕様のエンジンでもシリンダヘッドカバーに外部露出状態のPCV弁の設置が可能となるように改善されたブローバイガス還流装置を提供する点にある。
本発明は、クランクケース内のブローバイガスを、シリンダヘッドカバーの内部ガス通路を用いて吸気通路に戻すように構成されているブローバイガス還流装置において、
前記カバー内ガス通路に作用するPCV弁が前記シリンダヘッドカバーの外壁を用いる状態で前記シリンダヘッドカバーに構成されており、
前記PCV弁を温め可能な昇温機構が前記シリンダヘッドカバーに設けられ、
前記昇温機構は、前記シリンダヘッドカバーにおける前記PCV弁の近傍箇所に流体を流す流路を形成することにより構成され
前記流路は、前記PCV弁に向かって延びる深穴を前記シリンダヘッドカバーの外壁に形成し、前記流路に対する流体の入口パイプが前記深穴の穴底部位に届く状態で設けられていることを特徴とする。
例えば、PCV弁はダイヤフラム弁であって、カバー内ガス通路のシリンダヘッドカバーに対するガス出口部に配置され、ダイヤフラムの組付け及び取外しを可能とするカバー蓋がシリンダヘッドカバーに着脱可能に取付けられている。
前記流体を流す流路は、シリンダヘッドカバーの頂壁を用いて配置されるPCV弁に向かって延びる横向きの深穴をシリンダヘッドカバーの頂壁に形成し、その横向き深穴の穴底部位に届く流体の入口パイプが設けられていれば好都合である。
また、深穴に対する流体の出口を有し、かつ、入口パイプを支持する状態で深穴の開口部を閉塞可能な蓋体がシリンダヘッドカバーに取付けられると良い。そして、蓋体に、流体に対するエア抜き部が設けられていると好都合であり、流体としては冷却水を用いるのが好ましい。
本発明によれば、極寒時において外部露出するPCV弁が冷される状況であっても、昇温機構によってPCV弁を温めることができるので、PCV弁においてブローバイガス中の水分が凍るようなことはなくなり、良好に弁作動できるようになる。
昇温機構は、シリンダヘッドカバーにおけるPCV弁の近傍箇所に流体を流す流路を形成して構成されているので、専用の装置を付設することなく、シリンダヘッドカバー自体に省スペースで昇温機構を設けることができる。
その結果、昇温機構をコンパクトに装備して、シリンダヘッドカバーに外部露出状態で設けられるPCV弁が寒さで凍結することなく良好に作動する状態として、寒冷地仕様のエンジンでもシリンダヘッドカバーにPCV弁の設置が可能となるように改善されたブローバイガス還流装置を提供することができる。
なお、PCV弁が、シリンダヘッドカバーの上部に設けられて板金製の蓋をする構造のダイヤフラム弁とされ、また、流体として冷却水を用いてシリンダヘッドカバー自体に流す場合には、寒さに弱くて凍結し易いダイヤフラム弁を、既存のエンジン冷却装置を利用して合理的に温めることができ、寒冷地仕様でも無理なく採用できる良さがある。
産業用ディーゼルエンジンの正面図 図1に示すエンジンの平面図 図1に示すエンジンの左側面図 (A)図1に示すエンジンの上部要部を左前上方より見た斜視図、(B)シリンダヘッドカバーへの冷却水の給排部を示す斜視図 シリンダヘッドカバーなどの平面図 加温機構を示し、(A)は要部の平面図、(B)は要部の右側面図 加温機構を示す要部の横断断面図
以下に、本発明によるブローバイガス還流装置の実施の形態を、産業用ディーゼルエンジンに適用された場合について図面を参照しながら説明する。
図1~図4に示されるように、産業用ディーゼルエンジン(以下、単にエンジンと略称する)Eは、シリンダブロック1の上にシリンダヘッド2が組付けられ、シリンダヘッド2の上にシリンダヘッドカバー(以下、「ヘッドカバー」と略称する)3が組付けられ、シリンダブロック1の下部にオイルパン4が組付けられている。
シリンダブロック1の前端部に伝動ケース5が組付けられ、伝動ケース5の前部にエンジン冷却ファン6が配置され、シリンダブロック1の後部にフライホイールハウジング7が配置されている。シリンダブロック1の上半部はシリンダ1Aに、そして、下半部はクランクケース1Bにそれぞれ構成されている。
エンジンEの前部に、クランク軸(図示省略)の軸端に取り付けられる駆動プーリ8、エンジン冷却ファン6の駆動用ファンプーリ6A、及びダイナモ(オルタネータ)9の受動プーリ9Aに跨る伝動ベルト10、ウォータフランジ30などが装備されている。エンジンEの左側には、排気マニホルド11、過給機12、スタータ13、EGRクーラ14などが装備されている。エンジンEの右側には吸気マニホルド15、オイルフィルタ17などが装備されている。エンジンEの上方には、コンプレッサ下流側吸入通路(二次側エア通路)18(図2を参照)が配置されている。
エンジンEの上部や後部には、排ガス処理装置19が設けられている。排ガス処理装置19は、エンジンEの後部でフライホイールハウジング7の上部に配置される排ガス一次処理装置(DPFなど)19Aと、エンジンEの上部でヘッドカバー3の後部寄りに配置される排ガス二次処理装置(SCR,DOCなど)19Bとを有している。これら排ガス処理装置19は、シリンダブロック1にボルト止めされる取付フレーム16により支持されている。
吸気通路aは、コンプレッサ上流側吸入通路20、前述のコンプレッサ下流側吸入通路18、吸気マニホルド15を有する総称である。コンプレッサ上流側吸入通路20は、エアクリーナ(図示省略)と過給機(ターボチャージャー)12のコンプレッサハウジング12Aとを繋ぐ配管による吸気通路aである。コンプレッサ下流側吸入通路18は、コンプレッサハウジング12Aと吸気マニホルド15とを繋ぐ配管による吸気通路aである。
図1~図3、及び図4(A)に示されるように、エンジンEには、クランクケース1B内のブローバイガスを、ヘッドカバー3内のカバー内ガス通路3A(図5を参照)を含むブローバイガス通路wを用いて吸気通路aに戻すブローバイガス還流装置Aが装備されている。ブローバイガス通路wは、ヘッドカバー3の上部左側と、コンプレッサ上流側吸入通路20とを繋ぐガスダクト21を有している。ガスダクト21は、ヘッドカバー3のブローバイガス出口(図示省略)と直管23とを繋ぐ湾曲した管路に構成されている。
図1~図3、及び図4(A)に示されるように、コンプレッサ上流側吸入通路20は、コンプレッサハウジング12Aの入口筒(図示省略)に外嵌装着されている連結管29と、連結管29に内嵌接続されている直管23と、直管23とエアクリーナ(図示省略)とを繋ぐエア通管(図示省略)とを備えている。直管23には、ブローバイガス通路wの終端部となる突入管(図示省略)が横向き枝分かれ状に形成され、また、直管23における突入管部位を冷却水rを用いて温め可能な加温機構22が一体に設けられている。
次に、ブローバイガス還流装置Aにおけるヘッドカバー3部位の構成について説明する。図4~図6に示されるように、カバー内ガス通路3Aに作用するPCV(Positive Crankcase Ventilation)弁Bがヘッドカバー3の頂壁(外壁の一例)3aを用いる状態でヘッドカバー3に構成されている。図4(B)に示されるように、PCV弁Bはダイヤフラム弁であり、ダイヤフラム40の組付け及び取外しを可能とする板金材製のカバー蓋41がヘッドカバー3の頂壁3aにビス止めなどによって着脱可能に取付けられている。PCV弁Bを外部露出状態でヘッドカバー3に設けることにより、ヘッドカバー3の取外しなく蓋体41の着脱によって弁内部のメンテナンス(ダイヤフラム40の交換など)が行える利点がある。
なお、ブローバイガス還流装置Aのブローバイガス通路wにおいて、ヘッドカバー3にダイヤフラム弁構造のPCV弁B(ブリーザ弁と言われる場合もある)を設ける構成は、特許文献1,2や特許文献3(特開2006-22650)、或いは特許文献4(特開2004-116395)などにおいて周知の技術であり、ここではPCV弁Bの構造及びヘッドカバー3の内部構造については簡単な説明に止めるものとする。
PCV弁Bは、頂壁3aに形成された弁設置用孔42を用いて頂壁3aに設けられており、カバー内ガス通路3A及びPCV弁Bを通過したブローバイガスは、左前に向く状態で弁設置用孔42の下部に形成されているガス出口部43から出て、ガスダクト21に流れて行く。つまり、PCV弁Bは、その殆どの構成要素が頂壁3a自体に形成される状態で、ガス出口部43に配置されている。なお、図6(A)や図7において、51は環状弁座、52はカバー内ガス通路3Aに連通する周囲空間部、53は排出通路、53aは排出通路入口である。また、弁設置用孔42の周囲近傍には、カバー蓋41を頂壁3aにボルト止めするための複数のナット部3cが形成されている。
図4~図7に示されるように、PCV弁Bを温め可能な昇温機構Cがヘッドカバー3に設けられている。昇温機構Cは、ヘッドカバー3の頂壁3aにおけるPCV弁Bの近傍箇所に冷却水(流体の一例)rを流す流路44を形成することにより構成されている。流路44は、右側面に開口してPCV弁Bに向かって左横向きに延びる深穴(横穴)を頂壁3aの厚さ内に形成されている。深穴44は、横側方(左方)に延びる縦穴部44Aと、縦穴部44Aから前方に延びる浅穴部44Bと、前後に長い開口部44Cを備え、平面視(図7参照)でL字形状を呈する横穴に形成されている。
図4(B)、図6、図7に示されるように、流路44の開口部44Cを閉塞可能な蓋体45が、2本のボルト46,46により着脱可能にヘッドカバー3に取り付けられている。蓋体45は、入口パイプ47及び出口パイプ48を蓋本体部45Aに一体的に取付けることで構成され、前後に長い蓋本体部45Aの2箇所の取付孔45a,45aを用いて、頂壁3aの右側に形成された縦向きの取付面3bに液密に取り付けられている。取付面3bと蓋体45との間には、必要に応じてガスケット(図示省略)を設けてもよい。
入口パイプ47は蓋本体部45Aの後部に液密に貫通支持され、その先端部47aは縦穴部44Aの穴底44a部位に届くように差込量の多い状態で設けられている。出口パイプ48は、深穴に対する流体の出口であって、蓋本体部45Aの前部に形成された出口突出部45Bに液密に内嵌装着されている。蓋本体部45Aの内側面には、出口突出部45Bに位置する排出導入凹み49と、前後に長く深さの極浅い扁平凹み50とが連続形成されている。蓋体45のヘッドカバー3への組付け時には、排出導入凹み49及び扁平凹み50と開口部44Cとがほぼ互いに同寸法で対向する状態に構成されている。
昇温機構Cにおいて冷却水rは、入口パイプ47から縦穴部44Aの穴底44a部位に入り、それから縦穴部44A、浅穴部44B、排出導入凹み49、及び出口パイプ48に流れて行く。その流路44を流れる際に、ヘッドカバー3におけるPCV弁Bの弁構造部58や周囲部59に冷却水rの熱が伝導され、迅速で効率よくPCV弁Bを昇温させることができる。入口パイプ47には冷却水rの供給パイプ54が、出口パイプ48には排出パイプ55がそれぞれ接続されている〔図4(B)を参照〕。
昇温機構Cにより、冬季などの極寒時には、蓋体45が外部露出されているPCV弁Bが凍り付くことがあっても、エンジン始動に伴って冷却水rは迅速に温度上昇され、温流体となった冷却水rによりPCV弁Bはその内部から温められるようになる。従って、ブローバイガス中の水分がPCV弁Bにおいて凍ることが防止され、PCV弁Bが良好に弁作動するブローバイガス還流装置Aが実現できている。また、流路44は、ヘッドカバー3自体に形成されているので、他に専用の流路を設ける必要がなく経済的で省スペースな昇温機構Cとしながら、PCV弁Bを、その中枢部である弁構造部58から迅速かつ効率的に昇温させることができる。
図4(B)や図6(A),(B)に示されるように、ブローバイガス通路wに作用するエア抜き部(エア抜き)D用の基部56が蓋体45に形成されている。エア抜き部Dは、基部56とこれに取付けられる抜き操作具57とから構成されている。基部56は、排出導入凹み49に連通する縦孔56aを有する状態で出口突出部45Bに形成されている。図6(B)に示される抜き操作具57〔図4(B)では図示が省略されている〕は、例えば、ネジ栓やユニオンボルトで構成されているが、これらの限りではない。
PCV弁Bや蓋体45は、ブローバイガス通路wにおける最も高い位置にあるから、蓋体45に設けられた1箇所のエア抜き部Dにより、ブローバイガス通路wとしてのエア抜きが行える良さがある。そして、蓋体45は、昇温機構Cの構成部材とエア抜き部Dの要部(基部56)とを兼ねる合理的な構造とされており、コストダウンやコンパクト化、或いは構成の簡素化などの点で好都合である。
図1~図3に示されるように、ブローバイガス通路wが吸気通路aに連通接続される還流通路部kの加温が可能な加温機構22が装備されている。還流通路部kは、ブローバイガス通路wの終端部である突入管28と直管23(吸気通路a)とが斜交いに連通接続される箇所として構成されている。
加温機構22は、冷却水rを通す管路24を還流通路部kに取付けてなり、金属パイプ製の管路24の下側に金属パイプ製の冷却水入口部(図示省略)が、かつ、上側に金属パイプ製の冷却水出口部26がそれぞれ液密に設けられている。管路24は、溶着(溶接など)により直管23と突入管28の双方に跨って接する状態で取付けられている。
EGRクーラ冷却水パイプ32からの枝分かれ管(符記省略)と冷却水入口部(図示省略)とを繋ぐ第1連結チューブ34と、ウォータポンプ31と冷却水出口部26とを繋ぐ第2連結チューブ33とが設けられている。冷却水rは、例えば、下側の冷却水入口部(図示省略)から管路24に入り、管路24を通過する際に還流通路部kに熱伝導され、その後に上側の冷却水出口部26から出て行く。
極寒時において、突入管28や直管23に還流されてきたブローバイガス中の水分が、低温の新気で冷やされて凍結することや、その凍結により突入管28の内部通路が狭まったり詰まったりする不都合が生じないようになる利点が得られる。直管23、突入管28、及び管路24は、金属製パイプであって還流通路部kは熱伝導性に優れ、冷却水rの熱によってブローバイガスgや冷たい新気を温めることができる。
〔別実施形態〕
(1)昇温機構Cにおける流路44は、前記深穴のほか、ヘッドカバー3自体に管路を形成する構造や、別体の配管をヘッドカバー3の肉厚内に鋳込んで形成する構造でもよい。また、弁設置用孔42の周りを囲繞する状態に流路44を周設し、より効率よくPCV弁を温め可能な昇温機構としてもよい。
(2)ヘッドカバー3に設けられるPCV弁Bは、ダイヤフラム弁以外の構造の弁でもよい。ヘッドカバー3の外壁3aとしては、前後や左右の側壁でも欲、その場合にはPCV弁を側壁の頂上部位に配置することが望ましい。
(3)昇温機構Cに用いられる流体rは、エンジンオイルや排気ガスなど、冷却水以外の流体でもよく、これらの加熱されて温かい又は熱い流体を総称して「温流体」と呼んでもよい。
1B クランクケース
3 シリンダヘッドカバー
3A カバー内ガス通路
3a 外壁(頂壁)
40 ダイヤフラム
41 カバー蓋
43 ガス出口部
44 流路(深穴)
44C 開口部
44a 穴底
45 蓋体
47 入口パイプ
48 出口
B PCV弁
C 昇温機構
D エア抜き部
a 吸気通路
r 流体(冷却水)
w ブローバイガス通路

Claims (7)

  1. クランクケース内のブローバイガスを、シリンダヘッドカバーの内部ガス通路を用いて吸気通路に戻すように構成されているブローバイガス還流装置であって、
    前記カバー内ガス通路に作用するPCV弁が前記シリンダヘッドカバーの外壁を用いる状態で前記シリンダヘッドカバーに構成されており、
    前記PCV弁を温め可能な昇温機構が前記シリンダヘッドカバーに設けられ、
    前記昇温機構は、前記シリンダヘッドカバーにおける前記PCV弁の近傍箇所に流体を流す流路を形成することにより構成され
    前記流路は、前記PCV弁に向かって延びる深穴を前記シリンダヘッドカバーの外壁に形成し、前記流路に対する流体の入口パイプが前記深穴の穴底部位に届く状態で設けられているブローバイガス還流装置。
  2. 前記PCV弁は、前記カバー内ガス通路の前記シリンダヘッドカバーに対するガス出口部に配置されている請求項1に記載のブローバイガス還流装置。
  3. 前記PCV弁はダイヤフラム弁であり、ダイヤフラムの組付け及び取外しを可能とするカバー蓋が前記シリンダヘッドカバーに着脱可能に取付けられている請求項1又は2に記載のブローバイガス還流装置。
  4. 前記PCV弁はシリンダヘッドカバーの頂壁を用いて構成され、前記深穴は横向きに開口する状態で前記頂壁の厚さ内で横向きに延びる横穴に形成されている請求項1~3の何れか一項に記載のブローバイガス還流装置。
  5. 前記深穴に対する流体の出口を有し、かつ、前記入口パイプを支持する状態で前記深穴の開口部を閉塞可能な蓋体が前記シリンダヘッドカバーに取付けられている請求項1~4の何れか一項に記載のブローバイガス還流装置。
  6. 前記蓋体に、前記流体に対するエア抜き部が設けられている請求項5に記載のブローバイガス還流装置。
  7. 前記流体として冷却水を用いている請求項1~6の何れか一項に記載のブローバイガス還流装置。
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