JP2617824B2 - 強制空冷エンジンの一部油冷装置 - Google Patents

強制空冷エンジンの一部油冷装置

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JP2617824B2
JP2617824B2 JP3093744A JP9374491A JP2617824B2 JP 2617824 B2 JP2617824 B2 JP 2617824B2 JP 3093744 A JP3093744 A JP 3093744A JP 9374491 A JP9374491 A JP 9374491A JP 2617824 B2 JP2617824 B2 JP 2617824B2
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忠夫 水野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は強制空冷エンジンの一
部油冷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、従来より例えば
図5で示すものがある。それは、エンジンEのクランク
ケース1の前側に冷却ファン7とファンケース8とを設
け、この冷却ファン7で起こした冷却風Aを、このファ
ンケース8で案内して、上記エンジンEのシリンダ3と
シリンダヘッド5とに圧送するように構成し、また、潤
滑油路4から分岐した冷却油路6とシリンダ3に形成し
た油冷室14aとを連通するとともに、油冷室14aと
シリンダヘッド5の副燃焼室の周囲に形成した油冷室1
4bとを連通し、上記エンジンEのオイルパン2内のオ
イル10をポンプ12により、オイルパン2・油冷室1
4a・14b・オイルクーラ16・オイルパン2の順に循
環させるように構成し、前記ファンケース8の上記シリ
ンダヘッド5側のケース上周壁部8aに分風口9Aをあ
け、この分風口9Aに上記オイルクーラ16を臨ませ、
油冷室14a・14bで加熱されたオイル10をオイル
クーラ16で冷却してオイルパン2内に戻すように構成
されている。なお、同図中の符号11はオイルフィル
タ、13はリリーフ弁である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般にこの種の装置で
は、一部油冷に用いられて冷却されたオイル10も、潤
滑に用いられたオイル10も、ともにオイルパン2内に
戻り、両者がオイルパン2内で混ざり合うため、オイル
パン2内でのオイルの温度上昇は避けられない。このた
め従来例では、一部油冷装置の冷却性能を十分高めるこ
とができなかった。かかる場合、オイルクーラを追加付
設してオイルパン2内のオイル10を強力に冷却するこ
とも考えられるが、追加付設するに当たり、冷却ファン
の追加、冷却油路の追加等の大幅な改造を必要とするた
め構造が複雑となり、大幅なコストアップを招く。本発
明はこのような事情を考慮してなされたもので、上記エ
ンジンの一部油冷装置の冷却性能を向上させ、かつオイ
ルクーラを追加するに際して、簡単な改造で安価に実施
できるようにすることを技術課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するものとして、以下のように構成される。即ち、前記
従来例の強制空冷エンジンの一部油冷装置において、例
えば図1で示すように、前記ファンケース8の前記オイ
ルパン側のケース下周壁部8bに第2分風口9Bをあ
け、この第2分風口9Bに第2オイルクーラ17を臨ま
せて設け、この第2オイルクーラ17はオイルパン2の
下流側で油冷室14の上流側に接続して構成したことを
特徴とするものである。
【0005】
【作 用】本発明では、新たに付設した第2オイルク
ーラ17は、既設の冷却ファン7で強力に冷却される。
そしてオイルパン2内のオイル10は、この第2オイル
クーラ17で強力に冷却された後、ポンプ12で油冷室
14に圧送される。これにより、一部油冷装置の冷却性
能が一段と向上する。また、第2オイルクーラ17は、
新たな冷却ファンを設けまでもなく、既設の冷却ファン
7で強力に冷却される。そして第2オイルクーラ17は
オイルパン側のケース下周壁部8bに位置しており、オ
イルパン2内のオイル10の第2オイルクーラ17への
取り込みは、簡単な改造で済む。つまり、新たなオイル
クーラ17の付設に伴う冷却構造は簡素になる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明に係る強制空冷エンジンの一部油冷装
置の概要を示す縦断側面図、図2は図1のII-II線矢視
横断平面図、図3はその一部油冷装置の要部縦断背面図
である。
【0007】この実施例装置は、エンジンEのクランク
ケース1の前側に設けた冷却ファン7及びファンケース
8と、エンジンEのオイルパン2内のオイル10を循環
させるポンプ12と、シリンダ3に形成され潤滑油路4
から分岐した冷却油路6と連通する油冷室14aと、シ
リンダヘッド5の副燃焼室の周囲に形成され油冷室14
aと連通する油冷室14bと、ファンケース8のシリン
ダヘッド側のケース上周壁部8aに分風口9Aをあけ、
この分風口9Aに臨ませて設けられ油冷室14bと連通
するオイルクーラ16と、ファンケース8のオイルパン
側のケース下周壁部8bに第2分風口9Bをあけ、この
第2分風口9Bに臨ませて設けた第2オイルクーラ17
とを具備して成り、ポンプ12でオイル10をオイルパ
ン2から第2オイルクーラ17、油冷室14a・14
b、オイルクーラ16、オイルパン2の順に循環させる
とともに、冷却ファン7で起こした冷却風Aをファンケ
ース8で案内して、シリンダ3、シリンダヘッド5、分
風口9Aに臨ませて設けたオイルクーラ16、及び第2
分風口9Bに臨ませて設けた第2オイルクーラ17へ圧
送するように構成されている。
【0008】以下本発明の特徴的な構成について説明す
る。上記第2オイルクーラ17は図1〜図3で示すよう
に、ファンケース8のオイルパン側のケース下周壁部8
bに第2分風口9Bをあけ、この第2分風口9Bに臨ま
せて設けられ、かつオイルパン2の側壁にオイル取込口
用孔2a及びオイル吐出口用孔2bをあけ、オイルパン
2内のオイル10を、オイル取込口17aより取り込ん
で冷却し、オイル吐出口17bより吐出するように構成
されている。
【0009】一方オイルパン2内には図2で示すよう
に、ポンプ12に連通するオイルフィルター11及びオ
イルフィルター11を囲うフィルタ外筒21が設けら
れ、第2オイルクーラ17で冷却したオイルを、フィル
タ外筒21内に吐出させ、オイルフィルター11で濾過
したオイルを前記ポンプ12で圧送するように構成され
ている。本発明では上記のように、新たなオイルクーラ
17を付設する構造として、ファンケース8のオイルパ
ン側のケース下周壁部8bに第2分風口9Bをあけて、
第2オイルクーラ17を臨ませ、オイルパン2の側壁に
オイル取込口用孔2a及びオイル吐出口用孔2bをあけ
て、第2オイルクーラ17を装着し、従来のオイルフィ
ルター11を、フィルタ外筒21で囲うだけの簡単な改
造で実施できる。
【0010】図4は別の実施例に係る図2相当図であ
る。この実施例では、第2オイルクーラ17のオイル取
込口17aに別のオイルフィルター11aを接続して、
濾過したオイル10を第2オイルクーラ17に取り込ん
で冷却し、オイル吐出口17bに連通管22の一端を接
続し、連通管22の他端をポンプ12に連通し、冷却オ
イルをポンプ12で圧送するように構成されている。な
お、その他の点では上記実施例装置と同様に構成さてい
る。
【0011】本発明は上記実施例に限るものではなく、
適宜変更を加えて実施できる。例えば上記実施例では、
冷却油路6が潤滑油路4から分岐したものとして例示し
たが、この潤滑油路4とは別系統の独立した冷却油路6
として構成することもできる。また上記実施例では、油
冷室がシリンダ3に形成したもの14a及びシリンダヘ
ッド5内の副燃焼室15の周囲に形成したもの14bの
両者を含むものとして例示したが、少なくともいずれか
一方の油冷室を具備すれば足りる。さらに上記実施例で
は、第2オイルクーラ17の下流側に、オイルパン2内
に設けたフィルタ外筒21や連通管22を接続してポン
プ12に連通させたが、これに限らず、第2オイルクー
ラ17はオイルパン2の下流側で、油冷室の上流側に接
続したものであれば、適宜変更を加えて実施することが
できる。
【0012】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明で
はファンケースの前記オイルパン側のケース下周壁部に
第2分風口をあけ、この第2分風口に第2オイルクーラ
を臨ませて設け、この第2オイルクーラはオイルパンの
下流側で油冷室の上流側に接続して構成したので、以下
の効果を奏する。 イ.新たに付設した第2オイルクーラで、オイルパン内
のオイルを強力に冷却してから、油冷室に圧送するので
冷却性能が一段と向上する。 ロ.ファンケースの第2分風口に、新たに付設された第
2オイルクーラは、新たな冷却ファンを設けるまでもな
く、既設の冷却ファンで強力に冷却され、また、第2オ
イルクーラ17はオイルパン側のケース下周壁部に位置
しており、オイルパン内のオイルの第2オイルクーラへ
の取り込みは、簡単な改造で済む。 つまり、新たなオイルクーラの付設に伴い追加すべき冷
却構造は簡素になり、安価に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る強制空冷エンジンの一部油冷装置
の概要を示す縦断側面図である。
【図2】図1のII-II線矢視横断平面図である。
【図3】図1の一部油冷装置の要部縦断背面図である。
【図4】別実施例に係る図2相当図である。
【図5】従来例に係る図1相当図である。
【符号の説明】
A…冷却風、 E…エンジン、
1…クランクケース、2…オイルパン、 3…
シリンダ、 5…シリンダヘッド、7…冷却フ
ァン、 8…ファンケース、 8a…ケー
ス上周壁部、8b…ケース下周壁部、 9A…分風
口、 9B…第2分風口、10…オイル、
12…ポンプ、 14a・14b…油冷
室、16…オイルクーラ、 17…第2オイルクー
ラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)のクランクケース(1)の前
    側に冷却ファン(7)とファンケース(8)とを設け、この
    冷却ファン(7)で起こした冷却風(A)を、このファンケ
    ース(8)で案内して、上記エンジン(E)のシリンダ(3)
    とシリンダヘッド(5)とに圧送するように構成し、この
    シリンダ(3)とシリンダヘッド(5)との少なくとも一方
    に油冷室(14)を形成し、上記エンジン(E)のオイルパ
    ン(2)内のオイル(10)をポンプ(12)により、オイル
    パン(2)・油冷室(14)・オイルクーラ(16)・オイルパ
    ン(2)の順に循環させるように構成し、前記ファンケー
    ス(8)の上記シリンダヘッド側のケース上周壁部(8a)
    に分風口(9A)をあけ、この分風口(9A)に上記オイル
    クーラ(16)を臨ませて設けて構成した強制空冷エンジ
    ンの一部油冷装置において、前記ファンケース(8)の前
    記オイルパン側のケース下周壁部(8b)に第2分風口
    (9B)をあけ、この第2分風口(9B)に第2オイルクー
    ラ(17)を臨ませて設け、この第2オイルクーラ(17)
    はオイルパン(2)の下流側で油冷室(14)の上流側に接
    続して構成したことを特徴とする強制空冷エンジンの一
    部油冷装置。
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DE102017105539A1 (de) * 2017-03-15 2018-09-20 Elringklinger Ag Ölwanne

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