JPS6235006A - 内燃エンジンの潤滑装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はオイルクーラーを含む内燃エンジンの潤滑装置
に関する。

（従来技術とその問題点） 従来技術のオイルクーラーを含む内燃エンジンの潤滑装
置は第２図に示す構成で、オイルパン１にはオイルクー
ラー２によって冷却されたオイルと、エンジン３の所定
箇所からの戻りオイルとが流入貯留されている。オイル
ポンプ４はオイルクーラー側とフィード側に共通する単
一の吸込口４ａと、オイルクーラー２にオイルを送油す
るクーラー側ポンプロータ４ｂと、該クーラー（Ｉ１１
ポンプロータ４ｂと同一軸に取り付けられて、オイルを
エンジン３の所定箇所に送油するフィード側ポンプロー
タ４Ｃとオイルクーラー側及びフィード側にそれぞれ対
応する２つの吐出口４ｄ、４ｅとを有する。

オイルパン１に貯留されているオイルはオイルポンプ４
の吸入口４ａを通って、エンジン３の図示しないクラン
ク軸によって回転運動を与えられるオイルクーラー側ポ
ンプロータ４ｂ及びフィード側ポンプロータ４Ｃによっ
て、オイルクーラー及びエンジン３の所定箇所に送油さ
れる。そして、オイルクーラー２で冷却されたオイルは
その全量が再びオイルパン１に直接戻り、オイルパン１
内のオイルを冷し、該オイルパンからフィード側ポンプ
ロータ４Ｃによりエンジン３の所定箇所に送られたオイ
ルは、エンジン３の各部の潤滑面を潤滑しつつ、再びオ
イルパン１に戻る。

斯かる従来のようにオイルクークー２によって冷却され
たオイルを直接オイルパン１に戻した場合、オイルクー
ラー２で冷却されたオイルが、一旦オイルパン１に戻る
と、オイルパンｌにすでに貯留されているオイルによっ
て温度が上昇し、十分冷却されていないオイルが、再び
エンジン各部及びオイルクーラーに送られることになり
、オイルクーラーの機能を十分に活用できない虞れがあ
る。

また、クーラー側ポンプロータ４ｂによってオイルは圧
力を与えられているため、オイルはかなりの勢いでオイ
ルパン１に流入する。このため、オイルはオイルパン１
内においてアワを発生し、アワが消える前にオイルポン
プ４によってその吸込口４ａから再びオイルクーラー２
及びエンジン３の所定箇所に送られる。このようにアワ
をかんだ状態でエンジン３の各部の潤滑面にオイルが送
られると、潤滑不足を起こして、エンジンの耐久性に支
障をきたす虞れがある。

（発明の目的） 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、車両の走行
中においてもオイル中にアワの発生の少ない、したがっ
てアワ噛率が低く潤滑不足などの虞れのない、しかもオ
イルクーラー効率の高い内燃エンジンの潤滑装置を提供
することを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 上述の問題点を解決するため本発明においは、オイルを
冷却するオイルクーラーと、該オイルクーラーによって
冷却されたオイルとエンジン所定箇所からの戻りのオイ
ルとを受けるオイルパンと、該オイルパンのオイルを前
記オイルクーラーに送るクーラー側ポンプロータとオイ
ルを前記ンジン所定箇所に送るフィード側ポンプロータ
とを設けると共にオイルクーラー側とフィード側に共通
の単一の吸込口とクーラー側及びフィード側にそれぞれ
対応する２（ＩＩの吐出口を有するオイルポンプとで構
成される内燃エンジンの潤滑装置において、前記オイル
ポンプのフィード側に前記吸込口とは異なる第２の吸込
口を設け、該第２の吸込口に前記オイルクーラーの流出
口を接続したものである。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づき詳述する。

第１図は本発明の内燃エンジンの潤滑装置の概略的構成
図で、内燃エンジンの潤滑装置１０はオイルＡを貯留す
るオイルパン１１と、オイルＡをオイルクーラー１２及
びエンジン１３に送るオイルポンプ１４と、オイルを冷
却するオイルクーラ、−１２と、夫々の機器を結ぶ通路
とによって構成される。

オイルポンプ１４はケーシング１６を有し、該ケーシン
グ１６はオイルクーラー側およフィード側に共通の第１
の吸込口１５と、オイルクーラー側及びフィード側にそ
れぞれ対応する２個の吐出口１７３．１８ａとを有し、
吸込口１５はオイル面より一定の深さを持ったオイルパ
ン１１の底壁上面所定位置に開口している。ポンプケー
シング１６内は２つのポンプロータ、すなわち、クーラ
ー側ポンプロータ１７とフィード側ポンプロータ１８と
が、互いに共通の駆動軸１９に支持され配設されている
。該駆動軸１９はエンジン１３の図示しないクランク軸
とチェーン又はギヤ等を介して連結されて回転される。

クーラー側の吐出口１７ａはオイルクーラー１２の流入
口１２ａに通路２０により接続される。

フィード側吐出口１８ａはエンジン１３の各部に向かう
メイン通路２１を介してエンジン１３の各部の潤滑面へ
と夫々接続される。

前記オイルクーラー１２は前記流入口１２ａと流出口１
２ｂとが設けられ、該流出口１２ｂは通路２２によって
前記フィード側に前記吸入口１５とは別に設けられた第
２の吸込口１８ｂに接続される。このため、前記オイル
クーラー１２によって冷却されたオイルＡは、前記オイ
ルパン１１に戻ることなく、全量がフィード側ポンプロ
ータ１８によりメイン通路２１を介してエンジン１３の
各部の潤滑面へと送られる。

（作用） オイルパン１１に貯留されたオイルＡはオイルポンプ１
４の駆動軸１９によって回転するクーラー側ポンプロー
タ１７と、フィード１則ポンプロータ１８とにより吸込
口１５を介して吸引される。

両ポンプロータ１７，１８によってオイルＡは圧力を与
えられて、クーラー側ポンプロータ１７の吐出口１７ａ
から通路２０を介してクーラー１２の流入口１２ａに圧
送されると同時に、フィード側ポンプロータ１８の吐出
口１８ａからエンジン１３の各部に向かうメイン通路２
１を介してエンジン１３の各部の潤滑面に圧送される。

前記オイルクーラー１２の流入口１２ａに圧送されたオ
イルＡはオイルクーラー１２によって所定温度まで冷却
され、流入口１２ｂから通路２２を介して、フィード側
ポンプロータ１８の別に設けられた吸込口１８ｂに全量
が直接圧送される。圧送された冷却オイルＡは、フィー
ド側ポンプロータ１８の吐出量がクーラー側ポンプロー
タ１７の吐出量よりも多いため、その差のオイル量はオ
イルパン１１に貯留されたオイルＡを吸込口１５を介し
て吸込み、フィード側ポンプロータ１８によって圧力を
与えられ、吐出口１８ａから、メイン通路２１を介して
エンジン１３の各部の潤滑面に圧送され、所定の潤滑機
能を果し、オイルＡは温度が上昇し、且つ、図示しない
オイルフィルタ等によって汚れは除去され、再びオイル
パン１１に戻る。

（発明の効果） 以上詳述した如く本発明のオイルクーラーを含む内燃エ
ンジンの潤滑装置は、オイルを冷却するオイルクーラー
と、該オイルクーラーによって冷却されたオイルとエン
ジン所定箇所からの戻りのオイルとを受けるオイルパン
と、該オイルパンのオイルを前記オイルクーラーに送る
クーラー側ポンプロータとオイルを前記ンジン所定箇所
に送るフィード側ポンプロータとを設けると共にオイル
クーラー側とフィード側に共通の単一の吸込口とクーラ
ー側及びフィード側にそれぞれ対応する２個の吐出口を
有するオイルポンプとで構成される内燃エンジンの潤滑
装置において、前記オイルポンプのフィード側に前記吸
込口とは異なる第２の吸込口を設け、該第２の吸込口に
前記オイルクーラーの流出口を接続してなることを特徴
とするものである。

従って、車両の走行中においてもオイル中にアワの発生
が少ないので、アワ噛率が低くエンジン各部の潤滑不足
を起こすことがなく、しかも、吸込口４ａの流速がクー
ラー側の分だけ低下し、キャビテーション等を生じにク
ク、オイルクーラーの効率を高くすることができるなど
の利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る内燃エンジンの潤滑装置の一実施
例を示す構成図、第２図は従来技術の内燃エンジンの潤
滑装置の構成図である。 １０・・・内燃エンジンの潤滑装置、１１・・・オイル
パン、１２・・・オイルクーラー、１３・・・エンジン
、１４・・・オイルポンプ、１５・・・共通の吸込口、
１７・・・クーラー側ポンプロータ、１８・・・フィー
ド側ポンプロラータ、１８ｂ・・・吸込口、１９・・・
軸。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、オイルを冷却するオイルクーラーと、該オイルクー
   ラーによって冷却されたオイルとエンジン所定箇所から
   の戻りのオイルとを受けるオイルパンと、該オイルパン
   のオイルを前記オイルクーラーに送るクーラー側ポンプ
   ロータとオイルを前記ンジン所定箇所に送るフィード側
   ポンプロータとを設けると共にオイルクーラー側とフィ
   ード側に共通の単一の吸込口とクーラー側及びフィード
   側にそれぞれ対応する２個の吐出口を有するオイルポン
   プとで構成される内燃エンジンの潤滑装置において、前
   記オイルポンプのフィード側に前記吸込口とは異なる第
   ２の吸込口を設け、該第２の吸込口に前記オイルクーラ
   ーの流出口を接続してなることを特徴とする内燃エンジ
   ンの潤滑装置。