JPH0322501Y2 - - Google Patents

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JPH0322501Y2
JPH0322501Y2 JP1986008181U JP818186U JPH0322501Y2 JP H0322501 Y2 JPH0322501 Y2 JP H0322501Y2 JP 1986008181 U JP1986008181 U JP 1986008181U JP 818186 U JP818186 U JP 818186U JP H0322501 Y2 JPH0322501 Y2 JP H0322501Y2
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JP
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oil
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vacuum pump
cooler
pump
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等のエンジンに適用されるオ
イル冷却装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近時の自動車用エンジンは、高出力化の傾向に
あり、例えば、吸気系に配設された過給機により
飛躍的な出力の増加を可能としている。ところ
が、このように高出力化を図るとエンジンの熱負
荷が増加するため、エンジン各部を潤滑および冷
却するためのエンジンオイルの温度も上昇し易
く、オイルの粘度低下による潤滑性能の低下や、
オイルの早期劣化を招くという不具合が発生す
る。
そのため、このような仕様のエンジンにおいて
は、例えば、実開昭59−96314号公報に示される
ように、オイル循環系路のメインギヤラリにオイ
ルクーラを直結してエンジンオイルを冷却するよ
うにしているものが少なくない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような態様でオイルクーラ
を新設したりその容量を増大させると、そのオイ
ルクーラ部分における圧力損失によりメインギヤ
ラリの油圧に影響を与えざるを得ない。そのた
め、何等かの熱負荷の増加に対応させてサブオイ
ルクーラを増設したりメインオイルクーラの容量
増加をはかつてエンジンオイルの温度上昇を防止
しようとする場合には、オイルポンプの容量増加
やオイル循環系路の構造変更等を強いられること
がある。また、このようにメインギヤラリから直
接エンジンオイルを取り出して冷却するという設
計思想に準拠する場合には、サブオイルクーラの
増設等に伴なつてエンジン本体内にオイル通路を
追加することが必要となり、エンジン本体の構造
変更を余儀なくされるという問題も生じ得る。
本考案は、このような不具合を簡単かつ確実に
解消することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案者は、かかる目的を達成するために、オ
イル循環系路の各部に詳細な検討を加えた結果、
バキユームポンプの戻油系路にはバキユームポン
プから強制的に押し出されるエンジンオイルが流
れているため、この戻油系路に圧力損失を伴なう
オイルクーラを介設しても、メインギヤラリーの
油圧には何等の影響も与えないという点に着目す
るに至つた。
本考案は、かかる知見に基いてなされたもの
で、ベーン式のバキユームポンプを有したエンジ
ンにおいて、前記バキユームポンプからオイルパ
ンに向う戻油系路にオイルクーラを介設したこと
を特徴とするものである。
〔作用〕
エンジンには、各種の制御機器類や倍力装置等
を作動させるためにバキユームポンプが設けられ
る場合があり、特に吸気管負圧を得るのが難しい
デイーゼルエンジンには不可欠なものとなつてい
る。しかして、この種のバキユームポンプには、
そのベーンとケーシングとの間の潤滑やシールを
行うためにエンジンオイルを逐次供給するように
している。そして、そのエンジンオイルは前記ベ
ーンに付勢されて該バキユームポンプから強制的
に押し出され、戻油系路を通してオイルパンに戻
される。したがつて、この戻油系路にオイルクー
ラを介設しておけば、オイルパンを起点にして循
環するエンジンオイルを冷却することができる。
しかも、この戻り油系路内のエンジンオイルは、
前述のようにバキユームポンプから強制的に押し
出されるものであるため、この戻油系路にオイル
クーラを介設しても、メインギヤラリー内の油圧
には何等の影響も与えない。
また、前記バキユームポンプ及びその戻油系路
は、エンジン本体外に配設されるものであるた
め、その戻油系路には簡単にオイルクーラを介設
することができるとともに、エンジン本体側の構
造は勿論、前記バキユームポンプ等の構造の変更
を招くようなことが一切ない。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
図において1はデイーゼルエンジンのオイル循
環系路の一例を示しており、当該系路1がエンジ
ン本体2内に位置する部位には該エンジン本体2
の出力に基いて作動するオイルポンプ3が設けら
れている。
前記オイルポンプ3はエンジンの始動とともに
当該エンジン本体2の下部に設けられているオイ
ルパン4に貯留された一定量のエンジンオイルO
を通路Aを介して逐次揚油するとともに加圧しつ
つ吐出するようになつている。そして、このオイ
ルポンプ3の吐出口は通路Bによつてメインギヤ
ラリー5に連通されている。このメインギヤラリ
5には前記オイルポンプ3から圧送されるエンジ
ンオイルOがエンジンの各潤滑部へ送られるよう
に様々の通路が形成されており、その一通路Cは
エンジン本体2外に装着されているベーン式のバ
キユームポンプ6のポンプ室7に通じている。
前記バキユームポンプ6は、円筒状のケーシン
グ8の内部偏心位置に複数のベーン9を放射状に
保持してなるロータ10を収容してなる通常のも
ので、そのロータ10がエンジン本体2の出力に
より回転駆動された場合にポンプ室7の吸気側7
aに配設されたバキユームタンク(図示せず)内
の空気Fを空気導入口11からポンプ室7に導入
し得るようになつている。また、前記導入口11
付近にはチエツク弁(図示せず)が設けられバキ
ユームタンク側への空気Fの逆流を防止してい
る。さらに、前記ポンプ室7の吸気側7aにはポ
ンプ6の作動中、ケーシング8の内周面8aとベ
ーン9の先端9aとが摺接する部分の潤滑やシー
ル性の向上のために前記メインギヤラリー5から
エンジンオイルOが供給されるように前記通路C
の一端C1が開口されている。一方、前記ポンプ
室7の排気側7bには、外部に開口する空気導出
口12が設けられるとともに、前記通路Cから吸
気側7aに導かれるエンジンオイルOが排気側7
bでベーン9に付勢されてポンプ室7外に排出さ
れるためのオイル吐出口13が設けられている。
さらに、このオイル吐出口13は通路Dによつて
エンジン本体2外に装着されたサブオイルクーラ
14の入口に通じている。
このサブオイルクーラ14は、例えば、ターボ
チヤージヤの装着により増加した熱負荷によつて
エンジンオイルOの温度が不当に上昇するのを防
止するためのもので、前記メインギヤラリ5に直
結されたメインオイルクーラ(図示せず)の冷却
能力を補う役割を担つており、前記バキユームポ
ンプ6から圧送されたエンジンオイルOが該サブ
オイルクーラ14内を通過する際に外気によつて
冷却されるようになつている。また、このサブオ
イルクーラ14の出口とエンジン本体2の下部に
形成されているオイルパン4内とは通路Eにより
連通させてある。すなわち、前記サブオイルクー
ラ14は、前記両通路D,Eにより構成されるバ
キユームポンプ6の戻油系路15の途中に介設さ
れている。なお、第1図における破線は、サブオ
イルクーラを設けていない従来の戻油系路を示し
ている。
このような構成によると、エンジン作動中はオ
イルポンプ3によつてオイルパン4から吸い上げ
られたエンジンオイルOがメインギヤラリー5を
介して各潤滑部へ圧送されることになる。
また、その一部はメインギヤラリー5からバキ
ユームポンプ6に導かれる。そしてこのバキユー
ムポンプ6内で空気Fとともにベーン9に付勢さ
れたエンジンオイルOは、オイル吐出口13から
ボンプ6外に強制的に吐出され、前記バキユーム
ポンプ6の下流側に設けられたサブオイルクーラ
14へと導かれ、このサブオイルクーラ14を通
過する際に外気で冷却された後に通路Eを介して
オイルパン4に戻される。このようなオイル循環
がエンジンの作動中連続的に営まれることにな
る。
したがつて、このようなものであればエンジン
本体2外に配設されるバキユームポンプ6からオ
イルパン4に向う戻油系路15にサブオイルクー
ラ14を介設することができるため、メインギヤ
ラリ5に連通するオイル通路の増設等が不要であ
り、エンジン本体2の構造を変更する必要がな
い。そのため、バキユームポンプ6を装備してい
るあらゆるエンジンに簡単に適用することが可能
である。
しかも、前記オイルクーラ14に導かれるエン
ジンオイルOはバキユームポンプ6のベーン9に
付勢されて強制的に吐出されるものであるため、
オイルクーラ14に圧力損失が存在しても、メイ
ンギヤラリ5のオイル圧力に影響を与えることは
ない。そため、サブオイルクーラ14を増設した
ためにエンジンの潤滑性能が低下したり、オイル
ポンプ3を容量の大きなものと取り替える必要が
生じるというような不都合を招くことがない。
また、前記バキユームポンプ6及びその戻油系
路15は、第1図に概略的に示すように、エンジ
ン本体2外にそれぞれ配設されるものである。し
たがつて、この戻油系路15には、容易にサブオ
イルクーラ14を介設することができるととも
に、エンジン本体2やバキユームポンプ6等の構
造を一切変更することなしに、エンジンオイルO
を効果的に冷却することができる。
なお、以上の実施例では、バキユームポンプの
戻油系路に介設するオイルクーラが、メインオイ
ルクーラの冷却能力を補うためのサブオイルクー
ラである場合について説明したが、本考案はメイ
ンギヤラリから直接エンジンオイルを取り出して
冷却するメインオイルクーラを全く有さないエン
ジンにも同様に適用が可能である。
〔考案の効果〕
本考案は、以上のような構成であるから、メイ
ンギヤラリのオイル圧力に影響を与えることなし
に、オイルクーラを新設あるいは増設することが
可能であり、オイルポンプの容量アツプやエンジ
ン本体及びバキユームポンプ等の構造変更を強い
ることなしにエンジンオイルの冷却能力を無理な
く向上させることができるエンジンのオイル冷却
装置を提供できるものである。
しかも、前記オイルクーラには、前記バキユー
ムポンプから強制的に吐出されたエンジンオイル
が導かれるので、エンジンオイルを効果的に冷却
することができるとともに、バキユームポンプを
有効に利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は概略
的な系路説明図、第2図はバキユームポンプ部分
を示す断面図である。 1……オイル循環系路、2……エンジン本体、
3……オイルポンプ、4……オイルパン、5……
メインギヤラリ、6……バキユームポンプ、14
……オイルクーラ(サブオイルクーラ)、15…
…戻油系路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベーン式のバキユームポンプを有したエンジン
    において、前記バキユームポンプからオイルパン
    に向かう戻油系路にオイルクーラを介設したこと
    を特徴とするエンジンのオイル冷却装置。
JP1986008181U 1986-01-22 1986-01-22 Expired JPH0322501Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986008181U JPH0322501Y2 (ja) 1986-01-22 1986-01-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986008181U JPH0322501Y2 (ja) 1986-01-22 1986-01-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62119409U JPS62119409U (ja) 1987-07-29
JPH0322501Y2 true JPH0322501Y2 (ja) 1991-05-16

Family

ID=30792324

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JP1986008181U Expired JPH0322501Y2 (ja) 1986-01-22 1986-01-22

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JP (1) JPH0322501Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822977U (ja) * 1981-08-07 1983-02-12 トヨタ自動車株式会社 フエライト電極

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5822977U (ja) * 1981-08-07 1983-02-12 トヨタ自動車株式会社 フエライト電極

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JPS62119409U (ja) 1987-07-29

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