JP2002235693A - 内燃機関において冷却剤の移送をするためのウォータポンプ - Google Patents

内燃機関において冷却剤の移送をするためのウォータポンプ

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JP2002235693A JP2001368646A JP2001368646A JP2002235693A JP 2002235693 A JP2002235693 A JP 2002235693A JP 2001368646 A JP2001368646 A JP 2001368646A JP 2001368646 A JP2001368646 A JP 2001368646A JP 2002235693 A JP2002235693 A JP 2002235693A
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Klaus Fuoss
クラウス・フオッス
Stefan Fegg
ステフアン・フエッグ
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Dr Ing HCF Porsche AG
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 単純で、僅かな構造部分から成る構造ユニッ
トによっても、ウォータポンプにおける機能特徴が移植
されているように、ウォータポンプを改善すること。 【解決手段】 ケース部分６とカバー部分８との間に挿
入部材１２が設けられており、この挿入部材が、ケース
及びカバー部分６，８を外に向かってシールし、インペ
ラに対して冷却水の軸方向の送流をもたらし、そして、
必要な加圧側と吸入側との間の分離を、シール間隙の維
持の下に保証するように構成されていることによる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項１の上位概
念の特徴による、内燃機関において冷却剤の移送をする
ためのウォータポンプに関する。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関における冷却剤の移送をするた
めのこの種のウォータポンプは、例えば米国特許明細書
第４，４３６，０６７号より公知である。この様式のウ
ォータポンプの本質的な構造部分は、ウォータポンプケ
ース、ウォータポンプカバー、並びに、両方の構造部分
の間に配設された、冷却剤流の移送をするためのインペ
ラである。吸入側は、ウォータポンプの加圧側から通常
の方法でシール間隙の維持の下に分離されている。この
ため、米国特許明細書第４，４３６，０６７号において
図示されているように、ケース部分は、相応の輪郭（ハ
ッチングされて図示されている）を備え、この輪郭によ
って、インペラがシール間隙の維持の下に側方を覆われ
ており、従ってウォータポンプの吸入側の冷却水は、イ
ンペラに対して軸方向に送水することができる。更にケ
ース部分は、カバー部分に対してシールされなければな
らない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これに対して本発明の
課題は、単純で、僅かな構造部分から成る構造ユニット
によっても、予め説明したウォータポンプにおける機能
特徴が移植されているように、この種のウォータポンプ
を改善することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、主請求項の特徴によって解決される。
【０００５】本発明によるウォータポンプは、単純な構
造であることによって優れ、その際、ケース部分とカバ
ー部分との間に配設された挿入部材によって、一方で
は、シールが外に向かって保証されており、インペラの
吸入側における冷却水の軸方向の送水が確実に行なわれ
ており、そして、加圧側と吸入側との間の分離が、シー
ル間隙の維持の下に行なわれる。即ち、挿入部材が複数
の機能を同時に担い、従って、ウォータポンプを、安価
な単純構造様式で製造することができる。
【０００６】本発明の別の利点及び有利な発展構成は、
従属請求項及び説明から明らかである。
【０００７】挿入部材は、有利な方法で、中央の吸入開
口部を備え、この吸入開口部は、その縁部領域に、ベン
チュリ状の外反部を備えている。従ってウォータポンプ
の吸入側の流れに有利な流入輪郭が保証されており、こ
れによりウォータポンプの効率が増大する。
【０００８】挿入部材は、有利な方法で、深絞り板とし
て形成されている。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を、以下の記載及
び図面で詳細に説明する。
【００１０】内燃機関のクランクケース２にフランジ留
めされたウォータポンプ４は、ケース部分６、カバー部
分８、並びに、ウォータポンプ４のケース部分６とカバ
ー部分８との間に配設されているインペラ１０及び挿入
部材１２から成る。インペラ１０の軸端部１４は、四角
形に形成されており、形状が一体的となるように、部分
的にしか図示されてない中間軸１６の収容部へと係合す
る。中間軸１６の他方の側（図示されてない）には、チ
ェーンを介して内燃機関のクランク軸ギヤと結合されて
いる駆動ギヤが配設されており、従ってインペラ１０の
回転が、中間軸１６を介して行なわれる。
【００１１】カバー部分８は、内燃機関のクーラと結合
された吸入側の入口１８を有し、この入口は、ウォータ
ポンプ４の吸入空間２０へと通じる。同様にカバー部分
８内に形成された吸入側の第２の入口２２は、同様にウ
ォータポンプ４の吸入空間２０へと通じる。この入口２
２は、挿入部材１２において設けられた開口部２４、ケ
ース部分６における開口部２６、及びクランクケース２
における開口部２８を介して、クーラを迂回して、内燃
機関の小さな冷却回路と結合している。冷却剤の流れ方
向で見てインペラ１０の背後にクランクケース２におい
て設けられた通路３０は、冷却水を、高温の負荷を受け
る内燃機関の構造部分へと案内する。インペラ１０は、
その端面に、後で更に詳細に説明されるような湾曲形状
のインペラブレード３２を備え、冷却水を加圧通路３０
へと移送する。
【００１２】ケース部分６とカバー部分８との間に配設
された挿入部材１２は、中央の吸入開口部３４を備え、
この吸入開口部の開口縁部は、ベンチュリ状の外反部３
６から外へと形成されている。図２が示すように、ベン
チュリ状の外反部３６の内側の輪郭は、シール間隙の維
持の下に、インペラブレード３２の端面に隣接する。更
に挿入部材１２は、その縁部領域において開口部３８を
備えており、この開口部を、組み立てられた状態で、固
定ボルト４０が貫通して案内されている。固定ボルト４
０を介して、ウォータポンプ４はクランクケース２固定
される。その際、深絞りによって製造された金属の挿入
部材１２は、ケース部分６及びカバー部分８のフランジ
領域において、両方の構造部分を相互に外に向かって水
密にシールする。
【００１３】ウォータポンプ４による冷却水の移送は、
以下の様式及び方法で行なわれる。
【００１４】自己の裁量で、吸入側の入口１８又は２２
を介して、冷却水がインペラ１０の回転に基づいて吸入
空間２０へと吸入され、その際冷却水は、挿入部材１２
において設けられたベンチュリ状の外反部３６に基づい
て軸方向に開口部３４を経てインペラブレード３２に出
会う。これに基づいて冷却水は、インペラブレード３２
を介して半径方向に加圧通路３０へと移送され、これに
より冷却水は、エンジン内の冷却位置から冷却位置へと
移送される。ベンチュリ状の外反部３６に基づいて、イ
ンペラ１０への流入抵抗は軽減される。
【００１５】
【発明の効果】本発明により、単純で、僅かな構造部分
から成る構造ユニットによっても、ウォータポンプにお
ける機能特徴が移植されているように、ウォータポンプ
を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ウォータポンプの分解図を示す。
【図２】組み立てられた状態のウォータポンプの断面図
を示す。
【符号の説明】
２ クランクケース ４ ウォータポンプ ６ ケース部分 ８ カバー部分 １０ インペラ １２ 挿入部材 １４ 軸端部 １６ 中間軸 １８ 入口 ２０ 吸入空間 ２２ 入口 ２４ 開口部 ２６ 開口部 ２８ 開口部 ３０ 通路 ３２ インペラブレード ３４ 吸入開口部 ３６ 外反部 ３８ 開口部 ４０ 固定ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス・フオッス ドイツ連邦共和国、バーリンゲン、アンハ ウザーストラーセ、17 (72)発明者 ステフアン・フエッグ ドイツ連邦共和国、コンルタール・ミユン ヒンゲン、コルンヴエストハイマー・スト ラーセ、89 Ｆターム(参考） 3H022 AA01 BA01 CA22 DA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 内燃機関において冷却剤の移送をするた
    めのウォータポンプであって、ケース部分（６）、カバ
    ー部分（８）、及び両方の構造部分の間に配設されたイ
    ンペラ（１０）を有し、並びにケース部分とカバー部分
    との間に配設されたシール要素を有し、上記インペラ
    が、その吸入側において、本質的に軸方向に冷却水が送
    水されており、その際、吸入側が加圧側からシール間隙
    の維持の下にインペラによって分離されているウォータ
    ポンプにおいて、 ケース部分（６）とカバー部分（８）との間に挿入部材
    （１２）が設けられており、この挿入部材が、ケース及
    びカバー部分（６，８）を外に向かってシールし、イン
    ペラに対して冷却水の軸方向の送流をもたらし、そし
    て、必要な加圧側と吸入側との間の分離を、シール間隙
    の維持の下に保証するように構成されていることを特徴
    とするウォータポンプ。
  2. 【請求項２】 挿入部材（１２）が中央の吸入開口部
    （３４）を備え、この吸入開口部の開口縁部がベンチュ
    リ状の外反部（３６）を備えていることを特徴とする請
    求項１に記載のウォータポンプ。
  3. 【請求項３】 挿入部材（１２）が深絞り板として形成
    されていることを特徴とする請求項１又は２に記載のウ
    ォータポンプ。
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