JPH0325112Y2 - - Google Patents

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JPH0325112Y2
JPH0325112Y2 JP8402985U JP8402985U JPH0325112Y2 JP H0325112 Y2 JPH0325112 Y2 JP H0325112Y2 JP 8402985 U JP8402985 U JP 8402985U JP 8402985 U JP8402985 U JP 8402985U JP H0325112 Y2 JPH0325112 Y2 JP H0325112Y2
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JP
Japan
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oil
hydraulic pump
cooler
suction
discharge port
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JP8402985U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はオイル冷却機に関するものである。
(従来の技術) 従来より、高精度の工作機械等において、作動
油の温度を一定に保持するために、例えば「機械
の油圧(上)」昭和56年1月15日、株式会社技術
評論社発行の第274頁記載されているようにオイ
ル冷却機が使用されている。このオイル冷却機を
模式的に第4図に示すが、図において1は本体フ
レームであつて、この本体フレーム1内には両軸
駆動モータ2が配置され、このモータ2によつて
送風フアン3と液圧ポンプ4とが駆動されるよう
になつている。上記液圧ポンプ4よりも低い位置
において、上記本体フレーム1には油入口5と油
出口6とが設けられており、上記油入口5は吸入
配管7を介して上記液圧ポンプの吸込口8に、ま
たこの液圧ポンプ4の吐出口9は吐出配管10を
介して上記油出口6へとそれぞれ接続されてい
る。そして上記吐出配管10にはオイル冷却用の
熱交換器11が介設されているが、この熱交換器
11は蒸発器(図示せず)を内蔵するものであ
る。つまり、本体フレーム1内に配置された圧縮
機(図示せず)から凝縮器12へとガス冷媒を圧
送すると共に、この凝縮器12において大気へと
放熱し、一方凝縮器12からの液冷媒をキヤピラ
リーチユーブ等を経由して蒸発器に導いて、その
周囲を流れるオイルから吸熱し、オイル冷却を行
うようになつているのである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記のオイル冷却機においては、製造
の完了に伴う試運転の後、一定のストツク期間を
経て現地に搬入し、マシニングセンター等の主機
に接続するというように、主機から取り外した状
態で長時間放置して再度主機に接続した場合に、
第1回目の起動が行えなくなるという不具合が生
じる。それは上記オイル冷却機においては、凝縮
器12やフアン3等の配置の関係上、本体フレー
ム1の油入口5と油出口6とを、上記液圧ポンプ
4の吸込口8や吐出口9よりも低い位置に配置せ
ざるを得ず、そのため液圧ポンプ4内のオイルが
上記放置期間に、第5図のように、吸込口8及び
吐出口9からポンプ4外へと流出してしまい、イ
ンナーロータ13とアウターロータ14との歯面
に油膜切れを生じ、吸込能力が大幅に低下するた
めである。そしてこのような状態のオイル冷却機
を、第6図のように、マシニングセンター15等
の主機に接続した場合、主機と冷却機との間に生
じる吸込ヘツド差ΔH、及び主機と冷却機との間
に介設された密閉タンク16の容量Vが存する結
果、液圧ポンプ4は駆動されているものの空転し
てオイルを吸引できない状態となるのである。
なお上記のように第1回目の起動が不可能とな
る現象は、ギヤポンプ等においても生じるが、特
に第5図に示した竪型のトロコイドポンプにおい
て顕著に生じることが確認された、それはロータ
の上部を覆う側板とロータとの間の隙間が大とな
り、この間の油膜切れがポンプの吸引力の低下の
大きな影響を及ぼしているためと考えられる。
この考案は上記した従来の欠点を解決するため
になされたものであつて、その目的は、試運転の
後のように主機等から取り外した状態で長時間放
置して再度主機に接続した場合の第1回目の起動
を確実に行うことのできるオイル冷却機を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案のオイル冷却機においては、液
圧ポンプ4の吐出口9から吐出配管10を通つて
油出口6へと至る流路内に、油溜部18を設け、
この油溜部18をインジエクシヨンチユーブ19
を介して上記吸込配管7へ連通させるようにして
ある。
(作用) 上記オイル冷却機においては、この冷却機を試
運転の後で主機等から取り外したときには、上記
油溜部18にオイルが残存することになる。そし
てこのオイル冷却機を長時間放置して油膜切れの
生じた状態おいて、主機に接続して第1回目の起
動を行つた場合、上記油溜部18からインジエク
シヨンチユーブ19及び吸入配管7を経て液圧ポ
ンプ4の吸込口8へと至る流路のヘツド差及び容
量がそれほど大きくないために、液圧ポンプ4の
駆動によつて、油溜部18内に貯溜しているオイ
ルが液圧ポンプ4内へと吸込まれることになる。
そして上記のように一旦、液圧ポンプ4内へオイ
ルが吸込まれてロータの歯面等に油膜が形成され
ると、液圧ポンプ4の吸引力が増大し、この増大
した吸引力によつて主機内のオイルを吸引し得る
こととなる。
(実施例) 次にこの考案のオイル冷却機の具体的な実施例
について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図には第1実施例を示すが、この場合も上
記従来例と同様に、本体フレーム1内には両軸駆
動モータ2が配置され、このモータ2によつて送
風フアン3と液圧ポンプ4とが駆動されるように
なつている。上記液圧ポンプ4の吸込口8及び吐
出口9よりも低い位置において、上記本体フレー
ム1には油入口5と油出口とが設けられており、
上記油入口5は吸入配管7を介して上記液圧ポン
プの吸込口8に、またこの液圧ポンプ4の吐出口
9は吐出配管10を介して上記油出口6へとそれ
ぞれ接続されている。そして上記吐出配管10に
はオイル冷却用の熱交換器11が介設されている
が、この熱交換器11は上記従来例同様に蒸発器
(図示せず)を内蔵するもので、凝縮器12から
の液冷媒をキヤピラリーチユーブ等を経油して蒸
発器に導き、その周囲を流れるオイルから吸熱す
ることによりオイル冷却を行うものである。
そしてこの実施例の特徴的な点は、熱交換器1
1からの油出口17を、従来よりもやや高い位置
に設けると共に、熱交換器11の底部に油溜部1
8を設け、この油溜部11の底部をインジエクシ
ヨンチユーブ19を介して上記吸入配管7に連通
させてあることである。なお上記インジエクシヨ
ンチユーブ19にはフイルタ20が介設されてい
るが、このフイルタ20は、熱交換器11の底部
に貯溜した金属粉等が上記インジエクシヨンチユ
ーブ19を介して液圧ポンプ4内へと至るのを防
止するためのものである。
上記オイル冷却機においては、この冷却機を試
運転の後で主機等から取り外したときには、上記
油溜部18内に所定量のオイルが残存することに
なる。そしてこのオイル冷却機を長時間放置して
油膜切れの生じた状態において主機に接続して第
1回目の起動を行つた場合、上記油溜部18から
インジエクシヨンチユーブ19及び吸入配管7を
経て液圧ポンプ4の吸込口8へと至る流路内での
ヘツド差及び容量がそれほど大きくはないため
に、液圧ポンプ4の駆動によつて、まず最初に油
溜部18内に残存しているオイルが液圧ポンプ4
内へと吸込まれることになる。そしてこのように
液圧ポンプ4内へオイルが吸込まれるとロータの
歯面等に油膜が形成されることになるが、ロータ
の歯面等に一旦油膜が形成されると、ポンプの吸
引力が増大し、今度はこの増大した吸引力によつ
て主機内のオイルを吸引し得ることとなる。した
がつてオイル冷却機を試運転の後で主機等から取
り外して長時間放置し、再度主機に接続した場合
の第1回目の起動を確実に行うことが可能とな
る。
また上記実施例においては、吸入配管7と吐出
配管10との途中を折り返して、各配管7,10
の途中を液圧ポンプ4の吸込口8や吐出口9より
も上方に位置させることによりトラツプ部21,
22を構成し、この冷却機を主機から取り外した
ときに、両トラツプ部21,22間にもオイルを
貯溜し得るようなされている。このような構造に
することにより、液圧ポンプ4は、冷却機の放置
中もオイルに浸漬された状態となる訳で、このた
めロータ歯面等の油膜切れの発生を防止でき、上
記のような第1回目の起動性をさらに改善するこ
とが可能となる。
この考案の第2実施例を第2図及び第3図に示
すが、これは液圧ポンプ4の吐出口9に接続され
た吐出配管10の途中に、下方へと延びる油溜部
23を設け、この油溜部23の底部をインジエク
シヨンチユーブ19を介して吸入配管7へと連通
させた点において上記実施例と相違するものであ
る。それ以外の構造は上記実施例と同様であり、
また上記実施例と同様な作用、効果を奏するもの
であるため、同一部分を同一符号で示し、その説
明を省略する。
(考案の効果) この考案のオイル冷却機においては、液圧ポン
プの起動時に、油溜部内に貯溜したオイルをイン
ジエクシヨンチユーブを介して液圧ポンプ内に供
給し、ロータ歯面等に油膜を形成するようにして
あるので、この冷却機を試運転の後で主機等から
取り外した状態で長時間放置し、再度主機に接続
した場合にでも、接続直後の第1回目の起動を確
実に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のオイル冷却機の第1実施例
の説明図、第2図は第2実施例の説明図、第3図
はその要部を拡大して示す説明図、第4図は従来
例の説明図、第5図はその要部を拡大して示す説
明図、第6図はその使用状態を示す説明図であ
る。 1……本体フレーム、4……液圧ポンプ、5…
…油入口、6……油出口、7……吸入配管、8…
…吸込口、9……吐出口、10……吐出配管、1
8……油溜部、19……インジエクシヨンチユー
ブ、23……油溜部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体フレーム1内に液圧ポンプ4を配置し、上
    記本体フレーム1における上記液圧ポンプ4の吸
    込口8よりも低い位置に油入口5を、また上記液
    圧ポンプ4の吐出口9よりも低い位置に油出口6
    をそれぞれ設け、上記油入口5と上記吸込口8と
    を吸入配管7で、また上記吐出口9と油出口7と
    を吐出配管10でそれぞれ接続する一方、上記油
    入口5から液圧ポンプ4を経て上記油出口6へと
    至る流路にオイル冷却用の熱交換器11を介設し
    て成るオイル冷却機において、上記液圧ポンプ4
    の吐出口9から油出口6へと至る流路内には油溜
    部18を設け、この油溜部18をインジエクシヨ
    ンチユーブ19を介して上記吸入配管7に連通さ
    せたことを特徴とするオイル冷却機。
JP8402985U 1985-06-04 1985-06-04 Expired JPH0325112Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8402985U JPH0325112Y2 (ja) 1985-06-04 1985-06-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8402985U JPH0325112Y2 (ja) 1985-06-04 1985-06-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61200593U JPS61200593U (ja) 1986-12-16
JPH0325112Y2 true JPH0325112Y2 (ja) 1991-05-31

Family

ID=30633186

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8402985U Expired JPH0325112Y2 (ja) 1985-06-04 1985-06-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5822665B2 (ja) * 2011-11-14 2015-11-24 オークマ株式会社 工作機械の主軸の冷却機構

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JPS61200593U (ja) 1986-12-16

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