JP2768092B2 - 半密閉圧縮機 - Google Patents
半密閉圧縮機Info
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- JP2768092B2 JP2768092B2 JP3296024A JP29602491A JP2768092B2 JP 2768092 B2 JP2768092 B2 JP 2768092B2 JP 3296024 A JP3296024 A JP 3296024A JP 29602491 A JP29602491 A JP 29602491A JP 2768092 B2 JP2768092 B2 JP 2768092B2
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- Japan
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- oil
- terminal box
- circulation path
- terminal plate
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーシングにモータと
該モータにより駆動する圧縮要素とを内装すると共に、
前記ケーシングにターミナルボックスを設ける一方、油
溜部を備えている半密閉圧縮機に関する。
該モータにより駆動する圧縮要素とを内装すると共に、
前記ケーシングにターミナルボックスを設ける一方、油
溜部を備えている半密閉圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半密閉圧縮機は、実開平
2−144679号公報に示され、また、図2に示した
ように、圧縮要素を内装するクランクケースAの一側に
吐出口Bを、また、他側に吸入口Cを設けると共に、こ
のクランクケースAに、前記圧縮要素で圧縮した高温高
圧ガスが吐出されるシリンダカバーDと、端子板Eを覆
う端子箱Fとを設けており、前記シリンダカバーDには
該シリンダカバーDに吐出される高温高圧ガスを前記端
子板Eを通過させて前記吐出口Bへ導く配管Gを設け
て、前記シリンダカバーDと前記吐出口Bとの差圧で、
前記シリンダカバーDに吐出される高温高圧ガスを前記
端子板Eに流し、該端子板Eに高温高圧ガスがもってい
る熱量を供給できるようにして該端子板Eにおける結露
を防止するようにしている。
2−144679号公報に示され、また、図2に示した
ように、圧縮要素を内装するクランクケースAの一側に
吐出口Bを、また、他側に吸入口Cを設けると共に、こ
のクランクケースAに、前記圧縮要素で圧縮した高温高
圧ガスが吐出されるシリンダカバーDと、端子板Eを覆
う端子箱Fとを設けており、前記シリンダカバーDには
該シリンダカバーDに吐出される高温高圧ガスを前記端
子板Eを通過させて前記吐出口Bへ導く配管Gを設け
て、前記シリンダカバーDと前記吐出口Bとの差圧で、
前記シリンダカバーDに吐出される高温高圧ガスを前記
端子板Eに流し、該端子板Eに高温高圧ガスがもってい
る熱量を供給できるようにして該端子板Eにおける結露
を防止するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上の構成
では、前記シリンダカバーD内の圧力と前記吐出口Bに
おける圧力との差圧により高温高圧ガスを前記端子板E
に流すようにしているから、定常運転時には問題ないの
であるが、部分負荷時や低温運転時など吐出ガスの風量
が低下する場合、吐出ガスの風量が低下すると前記シリ
ンダカバーDの圧力と前記吐出口Bにおける圧力との差
圧も小さくなり、このため端子板Eを通過するように前
記配管Gを流れるガス量も低下することから、前記端子
板Eの結露を防止するのに充分な熱量を供給できなくな
るのであって、特に、結露の問題が生じる低温運転時に
前記ガス量が不足するのであるから、結露防止が行えな
い問題があった。
では、前記シリンダカバーD内の圧力と前記吐出口Bに
おける圧力との差圧により高温高圧ガスを前記端子板E
に流すようにしているから、定常運転時には問題ないの
であるが、部分負荷時や低温運転時など吐出ガスの風量
が低下する場合、吐出ガスの風量が低下すると前記シリ
ンダカバーDの圧力と前記吐出口Bにおける圧力との差
圧も小さくなり、このため端子板Eを通過するように前
記配管Gを流れるガス量も低下することから、前記端子
板Eの結露を防止するのに充分な熱量を供給できなくな
るのであって、特に、結露の問題が生じる低温運転時に
前記ガス量が不足するのであるから、結露防止が行えな
い問題があった。
【0004】また、風量が低下しても充分な熱量を前記
端子板Eに供給するため、前記配管Gを前記吸入口Cに
接続して、前記差圧を大きくすることが考えられるが、
この場合には圧縮機の性能が低下する問題があり、前記
した問題の解決にはならないのである。
端子板Eに供給するため、前記配管Gを前記吸入口Cに
接続して、前記差圧を大きくすることが考えられるが、
この場合には圧縮機の性能が低下する問題があり、前記
した問題の解決にはならないのである。
【0005】しかして、本発明は、以上の問題を解決す
るために発明したもので、その目的は、部分負荷時や低
温運転時等のように吐出ガスの風量が低下した時でも、
風量低下に関係なく、端子板に安定して結露防止のため
の熱量を供給できるようにする点にある。
るために発明したもので、その目的は、部分負荷時や低
温運転時等のように吐出ガスの風量が低下した時でも、
風量低下に関係なく、端子板に安定して結露防止のため
の熱量を供給できるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、ケーシング1にモータ2と該モータ2
により駆動する圧縮要素3とを内装すると共に、前記ケ
ーシング1にターミナルボックス10を設ける一方、油
溜部6を備えている半密閉圧縮機において、前記油溜部
6に連通する潤滑油の循環路13を形成して、この循環
路13の途中に前記ターミナルボックス10を介装した
のである。
に、本発明では、ケーシング1にモータ2と該モータ2
により駆動する圧縮要素3とを内装すると共に、前記ケ
ーシング1にターミナルボックス10を設ける一方、油
溜部6を備えている半密閉圧縮機において、前記油溜部
6に連通する潤滑油の循環路13を形成して、この循環
路13の途中に前記ターミナルボックス10を介装した
のである。
【0007】また、循環路13のターミナルボックス1
0に対する出口側を、圧縮要素3の潤滑部位に接続し
た。
0に対する出口側を、圧縮要素3の潤滑部位に接続し
た。
【0008】
【作用】吐出ガスとほゞ同程度の温度である前記油溜部
6に溜る油が前記循環路13を流れる途中前記ターミナ
ルボックス10を通過し、このターミナルボックス10
を通過するときに油がもっている熱量を前記ターミナル
ボックス10に供給することができる。従って、吐出ガ
スを用いずに、吐出ガスとほゞ同程度の温度である前記
油溜部6に溜る油を用いて、該油を前記ターミナルボッ
クス10を通過させることにより、前記ターミナルボッ
クス10に熱量を供給することができるから、部分負荷
時や低温運転時など吐出ガスの風量が低下しても、この
風量低下に関係なく、前記ターミナルボックス10内の
端子板に安定して結露防止のための熱量を供給すること
ができるのである。
6に溜る油が前記循環路13を流れる途中前記ターミナ
ルボックス10を通過し、このターミナルボックス10
を通過するときに油がもっている熱量を前記ターミナル
ボックス10に供給することができる。従って、吐出ガ
スを用いずに、吐出ガスとほゞ同程度の温度である前記
油溜部6に溜る油を用いて、該油を前記ターミナルボッ
クス10を通過させることにより、前記ターミナルボッ
クス10に熱量を供給することができるから、部分負荷
時や低温運転時など吐出ガスの風量が低下しても、この
風量低下に関係なく、前記ターミナルボックス10内の
端子板に安定して結露防止のための熱量を供給すること
ができるのである。
【0009】また、循環路13のターミナルボックス1
0に対する出口側を、圧縮要素3の潤滑部位に接続する
ため、前記油溜部6から前記圧縮要素3の潤滑部位へ前
記循環路13を流れる油は前記ターミナルボックス10
を通過するとき冷却されるから、油の温度を低下させる
ことができ、前記端子板の結露防止ができながら油の潤
滑性能の点からも好都合にすることができるのである。
0に対する出口側を、圧縮要素3の潤滑部位に接続する
ため、前記油溜部6から前記圧縮要素3の潤滑部位へ前
記循環路13を流れる油は前記ターミナルボックス10
を通過するとき冷却されるから、油の温度を低下させる
ことができ、前記端子板の結露防止ができながら油の潤
滑性能の点からも好都合にすることができるのである。
【0010】
【実施例】図1に示したものは冷媒圧縮機として用いる
スクリュー圧縮機であって、一側に吸入部1aをもった
横方向に長いケーシング1の内部に、モータ2と該モー
タ2で駆動するスクリューロータから成る圧縮要素3と
を配設して、該圧縮要素3を該圧縮要素3の長さ方向両
側に設けた軸受部4,5により軸受すると共に、前記ケ
ーシング1における前記圧縮要素3側には下部に油溜部
6をもった油分離器7を付設している。
スクリュー圧縮機であって、一側に吸入部1aをもった
横方向に長いケーシング1の内部に、モータ2と該モー
タ2で駆動するスクリューロータから成る圧縮要素3と
を配設して、該圧縮要素3を該圧縮要素3の長さ方向両
側に設けた軸受部4,5により軸受すると共に、前記ケ
ーシング1における前記圧縮要素3側には下部に油溜部
6をもった油分離器7を付設している。
【0011】また、前記モータ2の近くにおける前記ケ
ーシング1には、取付孔9を設けて、該取付孔9の開口
部位に前記端子板8をもったターミナルボックス10を
取付け、該ターミナルボックス10の端子板8から前記
モータ2へ電力を供給できるようにしている。
ーシング1には、取付孔9を設けて、該取付孔9の開口
部位に前記端子板8をもったターミナルボックス10を
取付け、該ターミナルボックス10の端子板8から前記
モータ2へ電力を供給できるようにしている。
【0012】そして、前記モータ2の回転により前記圧
縮要素3を駆動し、前記吸入部1aから前記ケーシング
1内に吸入する冷媒ガスを前記圧縮要素3により圧縮し
て吐出チャンバー1bから前記油分離器7へ吐出すると
共に、前記油分離器7において吐出ガスに含まれる油を
分離し、分離した油を前記油溜部6へ溜めるようにして
いる。尚、図1において11は前記油分離器7に内装し
た油分離体、12は前記油分離器7に設けた吐出ガスの
出口である。
縮要素3を駆動し、前記吸入部1aから前記ケーシング
1内に吸入する冷媒ガスを前記圧縮要素3により圧縮し
て吐出チャンバー1bから前記油分離器7へ吐出すると
共に、前記油分離器7において吐出ガスに含まれる油を
分離し、分離した油を前記油溜部6へ溜めるようにして
いる。尚、図1において11は前記油分離器7に内装し
た油分離体、12は前記油分離器7に設けた吐出ガスの
出口である。
【0013】しかして、前記油溜部6に連通する潤滑油
の循環路13を形成して、この循環路13の途中に前記
ターミナルボックス10を介装するのである。
の循環路13を形成して、この循環路13の途中に前記
ターミナルボックス10を介装するのである。
【0014】詳記すると、図1に示した実施例では、前
記圧縮要素3の下部に前記油溜部6に連通し、かつ、フ
ィルター14をもった出口室15を設け、該出口室15
と、前記各軸受部4,5や前記圧縮要素3の潤滑部位と
の間に配管を接続して前記循環路13を形成すると共
に、前記端子板8には前記ケーシング1の長さ方向に延
びる貫通孔(図示しない)を形成し、この貫通孔に前記
循環路13を形成する配管を挿通するのであって、前記
油溜部6に溜る油は、前記各軸受部4,5及び前記圧縮
要素3の潤滑部位との差圧により前記出口室15から流
出して前記軸受部4,5に流れ、前記圧縮要素3の運転
で再び前記油溜部6に戻るように循環し、前記出口室1
5から流出した油が前記ターミナルボックス10の前記
端子板8を通過して、該端子板8を加熱した後、前記各
軸受部4,5や前記圧縮要素3の潤滑部位に流れること
になるのである。尚、前記循環路13を構成する配管は
前記端子板8のところで二つの部分に分割し、これら二
つの部分が前記貫通孔を介して互いに連通するようにし
てもよい。
記圧縮要素3の下部に前記油溜部6に連通し、かつ、フ
ィルター14をもった出口室15を設け、該出口室15
と、前記各軸受部4,5や前記圧縮要素3の潤滑部位と
の間に配管を接続して前記循環路13を形成すると共
に、前記端子板8には前記ケーシング1の長さ方向に延
びる貫通孔(図示しない)を形成し、この貫通孔に前記
循環路13を形成する配管を挿通するのであって、前記
油溜部6に溜る油は、前記各軸受部4,5及び前記圧縮
要素3の潤滑部位との差圧により前記出口室15から流
出して前記軸受部4,5に流れ、前記圧縮要素3の運転
で再び前記油溜部6に戻るように循環し、前記出口室1
5から流出した油が前記ターミナルボックス10の前記
端子板8を通過して、該端子板8を加熱した後、前記各
軸受部4,5や前記圧縮要素3の潤滑部位に流れること
になるのである。尚、前記循環路13を構成する配管は
前記端子板8のところで二つの部分に分割し、これら二
つの部分が前記貫通孔を介して互いに連通するようにし
てもよい。
【0015】以上のように構成した実施例によれば、前
記油溜部6の油は前記した差圧により前記出口室15か
ら前記循環路13を流れ、前記各軸受部4,5や前記圧
縮要素3の潤滑部位を経て前記油溜部6へ循環するので
あって、吐出ガスとほゞ同程度の温度で前記油溜部6に
溜められる油が前記循環路13を流れる途中前記ターミ
ナルボックス10の前記端子板8を通過し、この端子板
8を通過するときに油がもっている熱量を前記ターミナ
ルボックス10の前記端子板8に供給して該端子板8を
加熱し結露を防止できると共に、油自身は冷却されるの
である。また、油は吐出ガスに比較して熱容量が大きい
から、吐出ガスを利用して前記端子板8に熱量を供給す
る場合に比較して充分な熱量を供給することができる。
記油溜部6の油は前記した差圧により前記出口室15か
ら前記循環路13を流れ、前記各軸受部4,5や前記圧
縮要素3の潤滑部位を経て前記油溜部6へ循環するので
あって、吐出ガスとほゞ同程度の温度で前記油溜部6に
溜められる油が前記循環路13を流れる途中前記ターミ
ナルボックス10の前記端子板8を通過し、この端子板
8を通過するときに油がもっている熱量を前記ターミナ
ルボックス10の前記端子板8に供給して該端子板8を
加熱し結露を防止できると共に、油自身は冷却されるの
である。また、油は吐出ガスに比較して熱容量が大きい
から、吐出ガスを利用して前記端子板8に熱量を供給す
る場合に比較して充分な熱量を供給することができる。
【0016】従って、吐出ガスを用いずに吐出ガスとほ
ゞ同程度の温度である前記油溜部6に溜る油を用いて、
該油を前記ターミナルボックス10の端子板8を通過さ
せることにより、前記端子板8に熱量を供給することが
できるから、部分負荷時や低温運転時吐出ガスの風量が
低下しても、前記端子板8へ熱量を不足なく供給するこ
とができる。従って、部分負荷時や低温運転時吐出ガス
の風量が低下しても、この風量低下に関係なく、また能
力低下なく結露防止のための熱量を前記端子板8へ安定
して供給することができる。
ゞ同程度の温度である前記油溜部6に溜る油を用いて、
該油を前記ターミナルボックス10の端子板8を通過さ
せることにより、前記端子板8に熱量を供給することが
できるから、部分負荷時や低温運転時吐出ガスの風量が
低下しても、前記端子板8へ熱量を不足なく供給するこ
とができる。従って、部分負荷時や低温運転時吐出ガス
の風量が低下しても、この風量低下に関係なく、また能
力低下なく結露防止のための熱量を前記端子板8へ安定
して供給することができる。
【0017】また、前記油溜部6から前記各軸受部4,
5や前記圧縮要素3の潤滑部位へ流れる油は前記端子板
8を通過するとき冷却されるから、油を前記端子板8を
通過させることなく前記各軸受部4,5や前記圧縮要素
3の潤滑部位に流す場合に比較して油の温度を低下させ
ることができ、油の潤滑性能の点から好都合になるので
ある。
5や前記圧縮要素3の潤滑部位へ流れる油は前記端子板
8を通過するとき冷却されるから、油を前記端子板8を
通過させることなく前記各軸受部4,5や前記圧縮要素
3の潤滑部位に流す場合に比較して油の温度を低下させ
ることができ、油の潤滑性能の点から好都合になるので
ある。
【0018】尚、以上半密閉状のスクリュー圧縮機につ
いて説明したが、その他レシプロ圧縮機に適用すること
もできる。この場合、油溜部は吸入側に設けられるので
あるが、前記油溜部に溜められる油は軸受冷却熱等で温
度が高くなっているので、図1の実施例で説明したスク
リュー圧縮機と同様に結露防止に利用することができる
のである。
いて説明したが、その他レシプロ圧縮機に適用すること
もできる。この場合、油溜部は吸入側に設けられるので
あるが、前記油溜部に溜められる油は軸受冷却熱等で温
度が高くなっているので、図1の実施例で説明したスク
リュー圧縮機と同様に結露防止に利用することができる
のである。
【0019】また、レシプロ圧縮機の場合前記油溜部は
低圧になっているから、油ポンプを用い、この油ポンプ
の吐出側に前記油溜部に戻る循環路を接続して、この循
環路に前記ターミナルボックス10を介装するのである
が、その他、クランク軸の軸端部に設ける潤滑給油用ポ
ンプを利用して、前記循環路を接続してもよい。また、
この場合前記循環路は前記ターミナルボックス10の端
子板8を加熱し結露防止のためのみに設けてもよいが、
前記ターミナルボックス10の出口側を前記潤滑給油用
油ポンプに接続する給油路に接続するようにしてもよ
い。
低圧になっているから、油ポンプを用い、この油ポンプ
の吐出側に前記油溜部に戻る循環路を接続して、この循
環路に前記ターミナルボックス10を介装するのである
が、その他、クランク軸の軸端部に設ける潤滑給油用ポ
ンプを利用して、前記循環路を接続してもよい。また、
この場合前記循環路は前記ターミナルボックス10の端
子板8を加熱し結露防止のためのみに設けてもよいが、
前記ターミナルボックス10の出口側を前記潤滑給油用
油ポンプに接続する給油路に接続するようにしてもよ
い。
【0020】また、図1に示した実施例において、前記
循環路13を配管により形成して、この配管を前記端子
板8の貫通孔に挿通したり、前記配管を分割して前記貫
通孔に接続したりしているが、前記配管をターミナルボ
ックス10内に、前記端子板8に添接状に配設したり、
又は蛇行状に配設して前記端子板8に熱量を供給できる
ようにしてもよい。
循環路13を配管により形成して、この配管を前記端子
板8の貫通孔に挿通したり、前記配管を分割して前記貫
通孔に接続したりしているが、前記配管をターミナルボ
ックス10内に、前記端子板8に添接状に配設したり、
又は蛇行状に配設して前記端子板8に熱量を供給できる
ようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ケーシ
ング1にモータ2と該モータ2により駆動する圧縮要素
3とを内装すると共に、前記ケーシング1にターミナル
ボックス10を設ける一方、油溜部6を備えている半密
閉圧縮機において、前記油溜部6に連通する潤滑油の循
環路13を形成して、この循環路13の途中に前記ター
ミナルボックス10を介装したから、前記油溜部6に溜
る温度の高い油を前記循環路13を介して前記ターミナ
ルボックス10を通過させ、前記油がもっている熱量を
前記ターミナルボックス10に供給することができる。
即ち、従来例のように吐出ガスを用いずに、吐出ガスと
ほゞ同程度の温度である前記油溜部6に溜る油を用い
て、該油を前記ターミナルボックス10を通過させるこ
とにより、前記ターミナルボックス10へ熱量を供給す
ることができるから、部分負荷時や低温運転時など吐出
ガスの風量が低下しても、この風量低下に関係なく、ま
た、能力低下なく安定した結露防止が可能となるのであ
る。
ング1にモータ2と該モータ2により駆動する圧縮要素
3とを内装すると共に、前記ケーシング1にターミナル
ボックス10を設ける一方、油溜部6を備えている半密
閉圧縮機において、前記油溜部6に連通する潤滑油の循
環路13を形成して、この循環路13の途中に前記ター
ミナルボックス10を介装したから、前記油溜部6に溜
る温度の高い油を前記循環路13を介して前記ターミナ
ルボックス10を通過させ、前記油がもっている熱量を
前記ターミナルボックス10に供給することができる。
即ち、従来例のように吐出ガスを用いずに、吐出ガスと
ほゞ同程度の温度である前記油溜部6に溜る油を用い
て、該油を前記ターミナルボックス10を通過させるこ
とにより、前記ターミナルボックス10へ熱量を供給す
ることができるから、部分負荷時や低温運転時など吐出
ガスの風量が低下しても、この風量低下に関係なく、ま
た、能力低下なく安定した結露防止が可能となるのであ
る。
【0022】また、循環路13のターミナルボックス1
0に対する出口側を、圧縮要素3の潤滑部位に接続する
ため、前記油溜部6から前記圧縮要素3の潤滑部位へ前
記循環路13を流れる油は前記ターミナルボックス10
を通過するとき冷却されるから、油の温度を低下させる
ことができ、結露防止ができながら油の潤滑性能の点か
らも好都合にすることができる。
0に対する出口側を、圧縮要素3の潤滑部位に接続する
ため、前記油溜部6から前記圧縮要素3の潤滑部位へ前
記循環路13を流れる油は前記ターミナルボックス10
を通過するとき冷却されるから、油の温度を低下させる
ことができ、結露防止ができながら油の潤滑性能の点か
らも好都合にすることができる。
【図1】本発明を適用したスクリュー圧縮機の断面図で
ある。
ある。
【図2】従来例を示す側面図である。
1 ケーシング 2 モータ 3 圧縮要素 6 油溜部 10 ターミナルボックス 13 循環路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 39/00 106 F04B 39/06 F04B 39/02
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシング1にモータ2と該モータ2に
より駆動する圧縮要素3とを内装すると共に、前記ケー
シング1にターミナルボックス10を設ける一方、油溜
部6を備えている半密閉圧縮機において、前記油溜部6
に連通する潤滑油の循環路13を形成して、この循環路
13の途中に前記ターミナルボックス10を介装してい
ると共に、循環路13のターミナルボックス10に対す
る出口側を、圧縮要素3の潤滑部位に接続していること
を特徴とする半密閉圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3296024A JP2768092B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 半密閉圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3296024A JP2768092B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 半密閉圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133334A JPH05133334A (ja) | 1993-05-28 |
JP2768092B2 true JP2768092B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=17828132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3296024A Expired - Fee Related JP2768092B2 (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | 半密閉圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2768092B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3565706B2 (ja) * | 1998-04-09 | 2004-09-15 | 株式会社日立製作所 | スクリュー圧縮機 |
JP6125375B2 (ja) * | 2013-08-26 | 2017-05-10 | ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド | スクリュー圧縮機 |
WO2016170576A1 (ja) * | 2015-04-20 | 2016-10-27 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5069307U (ja) * | 1973-10-27 | 1975-06-20 | ||
JP3065869U (ja) * | 1999-07-19 | 2000-02-08 | 百合子 藤井 | 擁壁ブロック |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP3296024A patent/JP2768092B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05133334A (ja) | 1993-05-28 |
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