JPS63195309A

JPS63195309A - エンジンオイルの水冷式冷却装置

Info

Publication number: JPS63195309A
Application number: JP2474287A
Authority: JP
Inventors: Takashi Inagaki; 稲垣　剛史; Tokuji Yoshimoto; 篤司吉本; Michio Okubo; 大久保　道男
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1987-02-06
Filing date: 1987-02-06
Publication date: 1988-08-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、オイルクーラーをエンジンのクランクケース
に一体的に配設し、該オイルクーラーをエンジンの冷却
水にて冷却するようにしたエンジンオイルの冷却装置に
関する。

（従来の技術）従来、水冷式冷却装置は、例えば実開昭５６−１０５６
１３号公報に記載のもののように、エンジンのクランク
シャフトに連動するオイルポンプにより、オイルパンか
ら汲み上げたエンジンオイルをオイルフィルターを通過
させてエンジンに一体に取付けられたオイルクーラーに
圧送し、適正温度に冷却して各潤滑部へ送油することを
一般としている。

（発明が解決しようとする問題点）上記従来のオイル冷却装置では、寒冷地におけるエンジ
ン始動時等、エンジンオイルが低温になり、該オイルの
粘性抵抗が増して、オイルポンプの負荷が増し、駆動す
るための動力が増大するきらいがあった。

本発明はかかる問題点に対し、水冷式オイルクーラーへ
のオイル流入路と流出路をバイパス流路で連通し、該バ
イパス流路にオリフィスを設けることにより、低温時に
エンジンオイルの粘性抵抗が増しても、オイルポンプの
圧力の過度の上昇を防ぎ、エンジンオイルを各潤滑部へ
供給できるエンジンオイルの水冷式冷却装置を提供する
ことをその目的とする。

（問題点を解決するための手段）本発明は上記目的を達成すべく、エンジンの各ｒｌＩ滑
部とエンジンオイルの貯溜部とを結ぶエンジンオイルの
流路に、エンジン冷却水による水冷式オイルクーラーを
クランクケースに一体に設けるものにおいて、該オイル
クーラーへのエンジンオイルの流入路と流出路との間に
、該両流路を連通ずるバイパス流路を設け、該バイパス
流路にオリフィスを設けたことを特徴とする。

（作　用）外気温度が極めて低い寒冷地のエンジン始動時等では、
エンジンオイルの粘性抵抗が大きく、エレメントを設け
たオイルクーラー側の方が、オリフィスを設けたバイパ
ス通路より流体摩擦抵抗が大きくなり、エンジンオイル
はバイパス通路に流れ直接６潤滑部へ送油される。この
場合、油温が低いからオイルクーラーにより該オイルが
冷却されなくとも支障はない。又、エンジンの運転によ
りエンジンオイル及び冷却水が暖ま、れば、該オイルの
粘性抵抗が小さくなり、バイパス流路の方がオイルクー
ラー側より流体ｒＩｌｔ＋ａ抵抗が大きくなって、エン
ジンオイルはオイルクーラー側へ流れて冷却作用を損う
ことがない。

（実施例）本発明を、二輪車の水冷式臼サイクルエンジンに採用し
た場合について説明する。

第１図乃至第３図を参照して、（１）はエンジン、（２
）はクランクケース、（３）は該クランクケース（わの
下面に取付けたオイルパンを示す。

該オイルパン（３）にはその底部にオイル貯溜部（４）
を形成し、該貯溜部（４）には貯溜したエンジンオイル
に埋没するようにオイルストレーナ（５）を設け、これ
に接続する吸込管（６）とクランクケース（ｂ内に設け
たオイルポンプ（７）に接続して該オイルポンプ（Ｄに
よりオイルストレーナ（５）から吸込管（６）を介して
汲み上げられたエンジンオイルを、オイルポンプ（７＞
の吐出側に接続する第１流路（８）に圧送するようにし
、該第１流路（８）は、下方に伸びて第１ジヨイントバ
イブ（８ａ）を介して、オイルパン（３）内に至り、該
オイルパン（３）の外部前面に取付けたオイルフィルタ
ー（９）に連通して、第１流路（８）を流れるエンジン
オイルの不純物を濾過させるようにし、更に該オイルフ
ィルター（９）は、その流出側をオイルパン（３）内に
形成した第２流路ａＧに連通して、濾過したエンジンオ
イルを第２流路ａＯに送油するようにした。

クランクケース（２）には、その外部前面にオイルクー
ラーａｔ＋が取付けられると共に、内部に該オイルクー
ラー（１１）に連通する流入路（１２１と流出路ａ３を
上下平行に形成し、該流入路ａ２１は下流端をオイルク
ーラーａｔ＋の取付面に開口し、上流端をオイルパン（
３）から第２ジヨイントパイプ（１０ａ　）を介してク
ランクケース（Ｄ内に延びる第２流路６Ｇから分岐して
、該第２流路（１０に流入するエンジンオイルをオイル
クーラーＯｖに導くようにし、流出路（１３は上流端を
前記流入路ａ２と同様に、オイルクーラー■の取付面に
開口し、下流端をメインギヤラリ−ａΦに連通して、オ
イルクーラー（１Ｇにより流入するエンジンオイルを、
メインギヤラリ−ａΦを介して各ｒＩＩ酒部へ供給する
ようにした。又、第２流路（ＩＯの下流側は、流入路（
Ｉｂの分岐部から更に延長し流出路ａ３とメインギヤラ
リ−（＋４１との連通部に接続するバイパス流路（＋５
１を形成して、該流入路ａつと該流出路ａ３を連通ずる
ようにし、該バイパス流路ａ９内にオリフィスａ６１を
嵌合して、エンジンオイルが第２流路（ｌＧから直接メ
インギヤラリ−（’ｌのに流れる場合と、オイルクーラ
ー（１１）に流れる場合とに流量調節できるようにした
。

オイルクーラーａ１は丸形とし、クランクケース（２）
の外部前面に取付けられ、エンジンオイルの熱交換部と
なる内部のエレメント（１７１と、これを覆う外部のハ
ウジングａｅとで構成され、該エレメント（１７）と該
ハウジング■との間隙に通水路ａ！ｌＩｌを形成し、該
ハウジング■の上端に設けた水入口（１８ａ）と水出口
（１８ｂ）とにエンジンのラジェター　（Ｒ）から冷却
水を導いて、エレメントミツ１内を流れるエンジンオイ
ルと熱交換させて該オイルを冷却するようにし、又ハウ
ジング（＋３には、該ハウジング■とクランクケース（
２）の取付面との間に基板■を設けて、ハウジング■の
１面を形成すると共に、該基板■には、エレメント（１
７１の中央に上下対称に突設するエンジンオイルの流入
口（１７ａ　）と流出口（１７ｂ）が嵌合するように開
口Ｇ！０ａ）Ｇ！Ｏａ）を設け、該開口（２０ａ）Ｑ！
Ｏａ）に該オイルの流入口（１７ａ）と流出口（１７ｂ
）を嵌合溶接した。そしてオイルクーラー（Ｉｖをクラ
ンクケース（２）に取付けたとき、該流入口（１７ａ　
）と流出口（１７ｂ）が該クランクケース（２）のオイ
ルクーラ−０取付面に設けた、前記流入路ａδと前記流
出路（１′！ｊに連なる開口にそれぞれ連通し、０リン
グ■を介在させて、オイルクーラー（＋１）クランクケ
ース（２）に液密に取付けるようにした。なお、第５図
に示す如く多気筒エンジンにあってはエキゾーストパイ
プ（［）を左右に振り分けその間にオイルクーラー０を
配設するようにし、また該オイルクーラー（１１）は、
本実施例では丸形にしたが矩形であってもよい。

以上のように上記実施例によれば、第４図に示す如く、
各潤滑部を潤滑してオイルパン（３）内に貯溜されたエ
ンジンオイルは、オイルストレーナ（５）を介して、ク
ランクシャフトに連動するオイルポンプ（７）により汲
み上げられ、第１流路（８）を経てオイルフィルター（
９）に圧送され、該オイルフィルター（９）で濾過され
た後第２流路（１０と流入路（＋２１を経てオイルクー
ラーＯｖに導かれて該オイルクーラーａｖで冷却され、
流出路０３からメインギヤラリ−（ｌ＠、そして各潤滑
部へ供給される。

ここで、寒冷地のエンジン始動時等、エンジンオイル及
び冷却水が低温の場合は、該オイルの粘性抵抗が増して
、エレメント（＋７１と流入路（１２１及び流出路ａ３
を有する主流路側と、オリフィスａｅを有するバイパス
流路（＋！ｉｌ側を比較した場合、主流路側の方がバイ
パス流路ａｓｌ側より流体摩擦抵抗が大きくなり、エン
ジンオイルはバイパス流路■側へ流れ、直接メインギヤ
ラリ−ａΦに流出する。一方、エンジンの運転が開始さ
れ、エンジンオイル及び冷却水が暖まれば、該オイルの
粘性抵抗が減少して、バイパス流路（Ｉｓｉ側の方が主
流路側より流体摩擦抵抗が大きくなり、エンジンオイル
は主流路側へ流れ通常の循環を行う。

又、オイルクーラー０の内部に設けたエレメント（＋７
１は、ハウジングａ８を構成する基板■に溶接したこと
により、エンジンや走行時の振動に対し、緩みを生ずる
ことがなく、冷却水中へのオイルの漏れ等の不具合がな
い。

（発明の効果）以上の如く本発明によれば、オイルクーラーをバイパス
してオリフィスを設けることにより、エンジンオイル及
び冷却水が低温であっても、エンジンオイルを各ｒａＷ
４部へ供給できると共に、通常運転時にはオイルクーラ
ーの冷却性能を損うことない。又オリイスの口径を任意
に設定することにより、オイルクーラーの冷却性能を任
意に変更でき、更に構造が簡単で可動部分がないから、
故障が少ない効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は二輪車の側面図、第２図は本発明の１実施例の
截断側面図、第３図はオイルクーラーの取付状態を示す
１ｄｉｌＦ＋側面図、第４図はエンジンオイルの潤滑経
路図、第５図はオイルクーラーをクランクケースに取付
けた状態の正面図である。（１）・・・エンジン　　　　（２）・・・クランクケ
ース（３）・・・オイルパン　　　（８）・・・第１流
路ａＯ・・・第２流路　　　　０ｖ・・・オイルクーラ
ーａつ・・・流入路　　　　　ａ３・・・流出路（１５
１・・・バイパス流路　　ａｅ・・・オリイフス■・・
・エレメント　　（１７ａ）・・・流入口（１７ｂ）・
・・流出口 ■・・・基板外２名第５図／゛第１図

Claims

【特許請求の範囲】１、エンジンの各潤滑部とエンジンオイルの貯溜部とを
結ぶエンジンオイルの流路に、エンジン冷却水による水
冷式オイルクーラーをクランクケースに一体に設けるも
のにおいて、該オイルクーラーへのエンジンオイルの流
入路と流出路との間に、該両流路を連通するバイパス流
路を設け、該バイパス流路にオリフィスを設けたことを
特徴とするエンジンオイルの水冷式冷却装置。２、クランクケースの一側外面に、流入路と流出路に連
なる一対の流出入ポートを設けて、オイルクーラー取付
面を形成し、流入するエンジンオイルを熱交換させるエ
レメントと、冷却水の通水路を構成するハウジングで構
成するオイルクーラーのクランクケース側開口部に基板
を設け、該基板に流出入ポートに対応するように一対の
開口を設けて、エレメントから突出する該エレメントの
流入口と流出口を嵌合して溶接したことを特徴とする特
許請求の範囲第１項記載のエンジンオイルの水冷式冷却
装置。