JP3964025B2 - エンジン構造 - Google Patents

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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン構造に関し、特に対向する左右のシリンダブロックの接合面を対向せしめてシリンダブロック結合ボルトによって互いに結合すると共に、結合された上記シリンダブロックの下面に上記接合面を跨ぐように掛け渡されたオイルパンを備えたエンジン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
対向シリンダ型エンジン、例えば水平対向エンジンは、図20に概略を示すように、シリンダ102とクランクケース103とを兼ねた左右のシリンダブロック101を有し、互いのクランクケース103側の接合面101aを対向させてシリンダブロック結合ボルト(図示せず)によって結合し、互いに結合されたクランクケース103の下方に上記接合面101aを跨ぐように掛け渡されて潤滑オイルを貯留するオイルパン104が接続されている。
【0003】
クランクケース103の前部には、クランクシャフト105によって駆動されるオイルポンプ106、及びクランクスプロケット107とカムスプロケット108とに掛け渡されたタイミングベルト109を介してクランクシャフト105によって駆動されるウォータポンプ110等が配置されている。
【0004】
そして、オイルパン104内に貯留された潤滑オイルは、例えばオイルストレーナを介してオイルポンプ106に導かれ、オイルポンプ106によってオイルフィルタ102を経由してシリンダブロック101内に形成されたオイル通路に圧送され、該オイル通路からクランクシャフトの各ジャーナル部や、シリンダヘッド111に配置された各カムジャーナル部及びバルブリフタ等に導かれ、該部分を潤滑してオイルパン104に再び回収される。
【0005】
潤滑オイルが回収されるオイルパン104内の上部には、回収される潤滑オイル内に混在するエア等を分離するためのバッフルプレートが取り付けら、バッフルプレートによってエアを除去し、エアが除去された潤滑オイルがオイルパン104に回収されるように構成されている。
【0006】
一方、ウォータポンプ110によって冷却水がシリンダブロック101及びシリンダヘッド111内に形成されたウォータジャケットに供給されて、ウォータジャケット内を通過する間にエンジンの熱を吸収し、温度が上昇した冷却水はラジエータに送られて放熱され、再びウォータポンプ110に吸引されて循環される。
【0007】
更に必要に応じて冷却水はウォータジャケットから分流してヒータ等の空調装置に供給され、車室の暖房等に利用される。
【0008】
なお、シリンダとクランクケースを兼ねたシリンダブロックに潤滑オイル系統の部品、例えばオイルフィルタ等を装着すると共に、この部品に連なるオイル通路をシリンダブロックに一体に形成したエンジンの先行技術として特開昭55−11705号公報がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記先行技術によると、シリンダブロックと一体にオイル通路及びウォータジャケット等の冷却水通路を形成すると共に、オイルポンプ、オイルフィルタ等のオイル系統部品及び、ウォータポンプ等の冷却水系統部品を装着することから、オイル系統部品とオイル通路との連通及び冷却水系統部品と冷却水通路の連通等のためのオイルパスパイプや冷却水パスパイプ等が不要になり、その取付作業が省略できる。
【0010】
しかし、オイルポンプやオイルフィルタ等の各オイル系統部品間を連通するオイル通路及び各潤滑部へ潤滑オイルを供給乃至回収するオイル通路並びに、ウォータポンプ等の冷却水系統部品に連通する冷却水通路及びウォータジャッケト等がシリンダブロックに複雑な形状で一体に形成されることから、その構成が複雑で鋳造性及び生産性に優れるものではない。
【0011】
一方、上記水平対向エンジンにあっては、左右のシリンダブロックはシリンダブロック結合ボルトによって互いに結合されるものの、更に充分な結合剛性を確保して振動及び騒音の低減を図ることが望まれている。
【0012】
従って、かかる点に鑑みてなされる本発明の目的は、シリンダブロック形状の簡素化が得られ生産性に優れると共に、充分な結合剛性が確保できるエンジン構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する請求項1に記載のエンジン構造の発明は、対向する左右のシリンダブロックの接合面を対向せしめてシリンダブロック結合ボルトによって互いに結合すると共に、結合された上記シリンダブロックの下面に上記接合面を跨ぐように掛け渡されたオイルパンを備えたエンジン構造において、上記オイルパンは、一体形成された前壁、後壁、及び前壁と後壁の両端に各々架設された左右の側壁を有すると共に上記結合されたシリンダブロックの下面に上面が接合して上記左右のシリンダブロック間の接合面を跨ぐように掛け渡されてオイルパン結合ボルトによって各シリンダブロックに取り付けられたアッパオイルパンと、該アッパオイルパンの下面に取り付けられてアッパオイルパンの下面を閉鎖するロアオイルパンとを有し、上記アッパオイルパンには、上記左右の側壁から離間して互いに対向する各々前壁と後壁とに架設された右側縦バッフルプレート及び左側縦バッフルプレートと、該右側縦バッフルプレートと左側縦バッフルプレートとの間に架設された略水平な板状の横バッフルプレートとが一体形成されたことを特徴とする。
【0014】
請求項1の発明によると、オイルパンを剛性を有するアッパオイルパンと、アッパオイルパンの下面を閉鎖するロアオイルパンによって構成し、互いにシリンダブロック結合ボルトによって結合された各シリンダブロック間の接合面を跨ぐようにシリンダブロックの下面間に剛性を有するアッパオイルパンを掛け渡すように配置して、オイルパン結合ボルトによってシリンダブロックに一体に結合することから、互いのシリンダブロックがシリンダブロック結合ボルトによって結合されると共に、オイルパン結合ボルトによって結合されるアッパオイルパンによって強固に結合されて充分な結合剛性が確保され、振動や騒音の発生が低減される。
【0015】
また、バッフルプレートがアッパオイルパンと一体形成されることから、別途作成されたバッフルプレートを取り付ける作業が省略でき、作業の簡素化が得られると共に、アッパオイルパンがバッフルプレートによって補剛されてアッパオイルパンの剛性の向上が得られ、その結果シリンダブロック間の結合剛性が向上する。
【0017】
更に、アッパオイルパンの前壁と後壁との間に右側縦バッフルプレート及び左側縦バッフルプレートが各々架設され、左右の縦壁バッフルプレート間が横バッフルプレートによって連結することから、アッパオイルパンの剛性が得られると共に、クランクケースからの潤滑オイルの一部は、右側壁と右側縦バッフルプレートとの間に形成される右側連通部及び左側壁と左側縦バッフルプレートとの間に形成される左側連通部に沿って流下し、その流下する間に潤滑オイルに混在するエアが分離除去されてロアオイルパンに回収される。
【0018】
また、クランクケースからの潤滑オイルの一部は、右側縦バッフルプレートと左側縦バッフルプレートとの間に形成される横バッフルプレート上に滞留して潤滑オイルに混在するエアの一部が分離除去され、エアが除去された潤滑オイルがロアオイルパンに回収される。
【0019】
請求項に記載の発明は、請求項のエンジン構造において、上記右側壁と右側縦バッフルプレートとの間或いは上記左側壁と左側縦バッフルプレートとの間の少なくともいずれか一方が、補助バッフルプレートによって連結されたことを特徴とする。この発明によると、右側壁と右側縦バッフルプレートとの間或いは上記左側壁と左側縦バッフルプレートとの間が補助バッフルプレートによって連結されてアッパオイルパンの剛性が更に向上する。
【0020】
請求項に記載の発明は、請求項1または2のエンジン構造において、上記アッパオイルパンにオイル通路が一体形成されたことを特徴とする。
【0021】
この請求項の発明によると、オイル通路をアッパオイルパンに一体に形成することから、シリンダブロックに形成されるオイル通路等の簡素化が得られ、シリンダブロックの形状の簡素化が得られて鋳造性及び生産性が大幅に向上する。
【0023】
請求項に記載の発明は、請求項のエンジン構造において、アッパオイルパンに開口する上記オイル通路の開口部は、該開口部に対向してシリンダブロックの接合面に開口するシリンダブロック側オイル通路に連通することを特徴とする。
【0024】
請求項の発明によると、アッパオイルパンに開口する上記オイル通路の開口部と、シリンダブロックの接合面に開口するシリンダブロック側オイル通路が直接接合されることから、オイルパスパイプ及びその取付作業等が省略乃至削減が可能になり、かつ潤滑オイルの漏れだしが回避される。
【0025】
請求項に記載の発明は、請求項のエンジン構造において、上記オイル通路に接続される潤滑オイル系統部品は、アッパオイルパンに開口する上記オイル通路の開口部に取り付けられたことを特徴とする。
【0026】
請求項の発明によると、アッパオイルパンに開口するオイル通路の開口部に潤滑オイル系統部品を取り付けることから、シリンダブロックの潤滑オイル系統部品を取り付けるための構造及びそのためのオイル通路の省略が可能になり、シリンダブロックの形状の簡素化が得られる。
【0029】
請求項に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項のエンジン構造において、上記アッパオイルパンに冷却水通路が一体形成されたことを特徴とする。
【0030】
請求項の発明によると、冷却水通路をアッパオイルパンに一体に形成することから、シリンダブロックに形成される冷却水通路等の簡素化が得られ、シリンダブロックの形状の簡素化が得られて鋳造性及び生産性が大幅に向上する。特に上記オイル通路もアッパオイルパンに一体形成することによって更にシリンダブロックの簡素化が得られる。
【0032】
請求項に記載の発明は、請求項のエンジン構造において、アッパオイルパンに開口する上記冷却水通路の開口部が、該開口部に対向してシリンダブロックの接合面に開口するシリンダブロック側冷却水通路に連通することを特徴とする。
【0033】
請求項の発明によると、アッパオイルパンに開口する上記冷却水通路の開口部と、シリンダブロックの接合面に開口するシリンダブロック側冷却水通路が直接接合されることから、冷却水パスパイプ及びその取付作業等が省略乃至削減が可能になり、かつ冷却水の漏れだしが回避される。
【0034】
請求項に記載の発明は、請求項のエンジン構造において、上記冷却水通路に接続される冷却水系統部品が、アッパオイルパンに開口する上記冷却水通路の開口部に取り付けられたことを特徴とする。
【0035】
請求項の発明によると、アッパオイルパンに開口する上記冷却水通路の開口部と、冷却水系統部品が直接接合されることから、冷却水パスパイプ及びその取付作業等が省略乃至削減が可能になり、かつ冷却水の漏れだしが回避される。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下本発明によるエンジン構造の一実施形態を水平対向エンジンを例に図に従って説明する。
【0040】
図1は、本実施形態における水平対向エンジン1の概略を示す概観図であり、この水平対向エンジン1は、シリンダ3とクランクケース4を兼ねた左右のシリンダブロック2を有し、各シリンダブロック2の頂部にシリンダヘッド6が取り付けられている。
【0041】
各シリンダブロック2は、図2に要部断面を示すように互いのクランクケース4の接合面2aを対向させてシリンダブロック結合ボルト5によって結合し、互いに結合されたクランクケース4の下方に、両左右のシリンダブロック2の下面2bに上記接合面2aを跨ぐように掛け渡されて潤滑オイルを貯留するオイルパン20がオイルパン結合ボルト18によって結合されている。
【0042】
上記、クランクケース4の前部には、クランクシャフト7によって駆動されるオイルポンプ8、及びクランクシャフト7に取り付けられたクランクスプロケット9とシリンダヘッド6に配置されるカムスプロケット10との間にタイミングベルト11が掛け渡されている。
【0043】
オイルパン20には、上記タイミングベルト11を介してクランクシャフト7によって駆動されるウォータポンプ12、サーモスタット13、オイルフィルタ14、ベルトテンショナ15等が配置され、これらオイルポンプ8、クランクスプロケット9、カムスプロケット10、タイミングベルト11、ウォータポンプ12、ベルトテンショナ15等は、タイミングベルトカバ(図示せず)によって前方から覆われている。
【0044】
オイルパン20は、オイルパン取付ボルト18によってシリンダブロック2の下面2bに取り付けられるアッパオイルパン21と、アッパオイルパン21の下面21bに取り付けられるロアオイルパン51に分割され、アッパオイルパン21及びロアオイルパン51は鋳造、例えばアルミダイカストによって製造されている。
【0045】
次に、上面21aがシリンダブロック2に結合され、下面21bにロアオイルパン51が取り付けられるアッパオイルパン21について図3乃至図19によって説明する、
図3はこのアッパオイルパン21の正面図であり、図4から図8は順にそれぞれその背面図、右側面図、左側面図、上面図、下面図である。
【0046】
アッパオイルパン21は、シリンダブロック2の下面2bに結合される上面21a及び、ロアオイルパン51が取り付けられる下面21bが各々平面状に形成され、略対向する前壁21A、後壁21B、これら前壁21Aと後壁21Bの両端に各々連結されて下方に移行するに従って互いに近接する右側壁21C及び左側壁21Dを有す略矩形形状に形成されている。
【0047】
なお、図7において符号21cはアッパオイルパン21を上記オイルパン結合ボルト18によって、シリンダブロック2に取り付けるためのボルト挿通穴であり、互いにシリンダブロック結合ボルト7によって結合された各シリンダブロック2の下面2bに掛け渡されるように接合されたアッパオイルパン21を、その上面21aの外周に沿って、オイルパン結合ボルト18によって結合している。
【0048】
更に互いのシリンダブロック2の接合部2aを介してその近傍に各々4本のオイルパン結合ボルト18によってシリンダブロック2に結合することによって、対向するシリンダブロック2間を強固に連結して互いのシリンダブロック2間の結合剛性を確保している。
【0049】
また、図8に示すようにアッパオイルパン21の下面21bには、その開口部を囲むようにロアオイルパン51をボルト結合するためボルト穴21dが形成されている。
【0050】
そして図7に示すようにアッパオイルパン21はバッフルプレート22を有し、バッフルプレート22は右側壁21C及び左側壁21Dに沿って前壁21Aと後壁21Bとの間に対向して架設する右側縦バッフルプレート22Aと左側縦バッフルプレート22Bを有し、右側壁21Cと右側縦バッフルプレート22Aとの間及び、左側壁21Dと左側縦バッフルプレート22Bとの間は各々補助縦バッフルプレート22C、22Dが架設されている。
【0051】
右側縦バッフルプレート22A、左側縦バッフルプレート22B及び補助縦バッフルプレート22C、22Dは、図9に図7のA−A断面、図10に図7のB−B断面を示すように、上記上面20aから下面20bに至る距離hと略同じ高さを有し、右側縦バッフルプレート22Aと左側バッフルプレート22Bとの間は、その中間高さ位置において略水平な板状の横バッフルプレート22Eによって上下に区画さている。
【0052】
更に横バッフルプレート22Eが隆起して左側縦バッフルプレート22Bと横バッフルプレート22Eの上面との間に架設するように突出する複数の突出部22Fが形成され、図10及び後述する図7のJ−J断面を示す図17のように横バッフルプレート22Eから所定寸法a上方の突出部22Fの側部22Faに横バッフルプレート22Eの上下を連通する潤滑オイル流出孔22Fbが開口している。
【0053】
これら前壁21A、後壁21B、右側壁21C、左側壁21D、右側縦バッフルプレート22A、左側縦バッフルプレート22B、補助縦バッフルプレート22C、22D及び突出部22F等は一体に形成されている。
【0054】
そして、クランクケース4からの潤滑オイルの一部は、右側壁21Cと右側縦バッフルプレート22Aとの間に形成される右側連通部23A及び左側壁21Dと左側縦バッフルプレート22Bとの間に形成される左側連通部23Bを上記傾斜すると共に下端が内方に突出する右側壁21C及び左側壁21Dの内壁面21Ca及び21Daに沿って流下し、その流下する間に潤滑オイルに混在するエアが分離除去されてロアオイルパン51に回収される。
【0055】
また、クランクケース4からの潤滑オイルの一部は、右側縦バッフルプレート22Aと左側縦バッフルプレート22Bとの間に形成される横バッフルプレート22E上に滞留して潤滑オイルに混在するエアの一部が分離除去され、エアが除去された潤滑オイルが潤滑オイル流出孔22Fbから流出してロアオイルパン51に回収される。
【0056】
アッパオイルパン21には、図7、図7のC−C及びD−D断面を示す図11及び図12のように、平面視略補助縦バッフルプレート22Cと右側縦バッフルプレート22Aの交点において、上下方向に貫通する貫通部31bと、この貫通部31bに連続形成されて、右側縦バッフルプレート22A及び前壁21Aに沿って上面20aにL字状に凹設された溝31cとを有するオイルストレーナ溝部31aを有し、このオイルストレーナ溝部31aと、ストレーナ溝部31aを覆うシリンダブロック2の下面2bに形成される接合面2cとによってオイルストレーナ通路31を形成するよう構成されている。
【0057】
オイルストレーナ通路31の一端となる貫通部31bの下端は、ロアオイルパン51内に配置されたオイルストレーナ(図示せず)とストレーナパイプによって接続され、オイルストレーナ通路31の他端となる前壁21A側の端部は、前壁21Aに接合されるシリンダブロック2の下面2bに形成されたシリンダブロック側オイルストレーナ通路に連通して上記オイルポンプ8に導かれる。
【0058】
そして、ロアオイルパン51内に貯留された潤滑オイルは、オイルストレーナからストレーナパイプ、オイルストレーナ通路31及びシリンダブロック側オイルストレーナ通路等を介してオイルポンプ8に供給される。
【0059】
右側壁21Cの外側面21Cbにおける前壁21Aの近傍位置には、図3及び図5に示すように、オイルフィルタ14を取り付けるためのオイルフィルタハウジング32が突出形成され、オイルフィルタハウジング32にはオイルフィルタ14へ潤滑オイルを供給するオイル供給穴33の吐出口32a及びオイルフィルタ14によって濾過された潤滑オイルが導入される導入口32bが開口している。
【0060】
オイル供給穴33は、図7のE−E断面及びF−F断面を各々図13及び14に示すように、吐出口32aから前壁21A内に前壁21Cに沿って穿設された第1オイル供給横穴33aと、右側壁21Cの外側面21Cbから前壁21内を略前壁21Aの略中央部まで穿設された第2オイル供給横穴33bと、上面21aから穿設されてこれら第1オイル供給横穴33aの先端と第2オイル供給横穴33bとを連通する第1オイル供給縦穴33cと、図15に図7のG−G断面を示すように上面21aから穿設されて第2オイル供給横穴33bの先端に連通する第2オイル供給縦穴33dとを有し、穿設加工後右側壁21Cの外側面21Cbに開口する第2オイル供給横穴33bの一端はグロメット等によって封止される。
【0061】
第2オイル供給縦穴33dの開口部33eは、一端がオイルポンプ8の吐出側に連通され、他端がシリンダブロック2の接合面2cに上記開口部33eに対向して開口するシリンダブロック側オイル供給穴(図示せず)に連接する。
【0062】
一方、オイル配給穴34は、図7のH−H断面を示す図16及び上記図14に示すように導入口32bから前壁21A内に前壁21Aに沿って穿設された第1オイル配給横穴34aと、上記第2オイル供給穴33bの下方に平行配置されて右側壁21Cの外側面21Cbから前壁21A内に左側縦バッフルプレート22Bの近傍まで穿設された第2オイル配給横穴34bと、前壁21Aの外側面21Abから穿設されて第1オイル配給横穴34aの先端と連通する第3オイル配給横穴34cと、上面21aから前壁21A内に穿設されて第3オイル配給横穴34cと第1オイル配給横穴34aの先端とを連通する第1オイル配給縦穴34dと、図7のI−I断面を示す図17のように上面21aから穿設されて第2オイル配給横穴34bの先端に連通する第2オイル配給縦穴34eと、図18に図7のJ−J断面を示すように前壁21Aの外側面21Abから穿設されて第2オイル配給横穴34bと連通する細孔からなるオイル噴出穴34fとを有している。
【0063】
上記、右側壁21Cの外側面21Cbに開口する第2オイル配給穴34bの開口部はグロメット等によって封止される。
【0064】
また、上面21aに開口する第1オイル配給縦穴34dの開口部34g及び第2オイル配給縦穴34eの開口部34hは、各々シリンダブロック2の接合面2cに開口するシリンダブロック側オイル通路(図示せず)の開口部に接続され、第1オイル配給縦穴34d及び第2オイル配給縦穴34eからの潤滑オイルをシリンダブロック側オイル通路を介してシリンダヘッド6に設けられた動弁機構やクランクシャフトのジャーナル部等の潤滑部に導かれ、該部を潤滑する。
【0065】
前壁21Aの外側面21Abに開口する第3オイル配給横穴34cの開口部34iは上記タイミングベルト11の張力を調整するベルトテンショナ15に接続されて該部を潤滑し、オイル噴出穴34fから噴出する潤滑オイルによってタイミングベルト11によって回転されるアイドルベアリング(図示せず)等を潤滑する。
【0066】
図3に示すように前壁21Aの外側面21Abには、ウォータポンプ12を取り付けるためのウォータポンプハウジング41が形成され、ウォータポンプハウジング41にはウォータポンプ12から冷却水を吐出する冷却水吐出口41aと冷却水を吸い込むための冷却水吸込口41bが開口している。
【0067】
冷却水吐出口41aは図14及び図7に示すように、前壁21A内に穿設されて上面21aに開口する冷却水吐出穴42に連接され、上面21aに開口する冷却水吐出穴42の開口部42aは、シリンダブロック2の接合面2cに上記開口部42aに対向して開口するシリンダブロック側冷却水通路(図示せず)から例えば左側バンクのシリンダブロック2及びシリンダヘッド6に形成されたウォータジャッケト(図示せず)等に連通すると共に、左右バンクのウォータジャケットは互いに連通され、かつラジエータ(図示せず)の入口側にラジエータホースによって接続されている。
【0068】
一方、冷却水吸込口41bは前壁21A内に形成され、前壁21Aの外側面21Abから穿設された第1吸水横穴43aと、図11及び図6に示すように左側壁21Dの外側面21Dbから穿設されて第1吸水横穴43aと連通する第2吸水横穴43bと、図11に示すように右側壁21Cの外側面21Cbから穿設されて第1吸水横穴43aに連通する第3吸水横穴43cと、上面21aから第3吸水横穴43cを貫通して下面21bに達する第1吸水縦穴43dによって形成される吸水通路43を有している。
【0069】
上記、右側壁21Cの外側面21Cbに開口する第3吸水横穴43cの開口部及び、下面21bに開口する第1吸水縦穴43dの開口部はグロメット等によって封止されている。
【0070】
また、上面21aに開口する第1吸水縦穴43dの開口部43eは、例えば右側バンクのシリンダブロック2の接合面2cに上記開口部43eに対向して開口するシリンダブロック側冷却水通路(図示せず)に接続されると共に、左側壁21Dの外側面21Dbに開口する第2吸水横穴43bの開口部43fにはサーモスタット取付用のサーモスタットハウジング43gが形成され、第2吸水横穴43bはサーモスタット13を介在してラジエータホースによってラジエータの出口側に接続されている。
【0071】
更に、図7及び図7のK−K断面を図19に示すように、後壁21Bに沿って上面21aと横バッフルプレート22Eの下方とを連通するブローバイガス戻し通路45が穿設され、上面21aに開口するブローバイガス戻し通路45の開口部45aは、シリンダブロック2の接合面2cに上記開口部45aに対向して開口するシリンダブロック側ブローバイガス戻し通路(図示せず)に連通している。
【0072】
次に、上記のように構成される本実施の形態における水平対向エンジン1の作用について説明する。
【0073】
先ず、潤滑オイルの循環について説明し、続いて冷却水に循環について説明する。
【0074】
エンジン1の始動に伴うクランクシャフト7の回転によってオイルポンプ8が作動する。
【0075】
オイルポンプ8の作動によって、ロアオイルパン51に貯留された潤滑オイルは、オイルストレーナによって混在する異物が除去され、異物が取り除かれた潤滑オイルがストレーナパイプを介して、図12に示す貫通部31aからオイルストレーナ通路31に導入されて、シリンダブロック2に形成されたシリンダブロック側オイルストレーナ通路を経由してオイルポンプ8に導入される。
【0076】
オイルポンプ8に導入された潤滑オイルは、オイルポンプ8によってシリンダブロック2に形成されたシリンダブロック側オイル供給通路に圧送され、開口部33eからアッパオイルパン21の前壁21A内に形成された第2オイル供給縦穴33dに導入され、第2オイル供給縦穴33dから順に第2オイル供給横穴33b、第1オイル供給縦穴33c、第1オイル供給横穴33aを介して吐出口32aからオイルフィルタハウジング32に取り付けられたオイルフィルタ14に供給される。
【0077】
オイルフィルタ14によって混在する異物が除去された潤滑オイルは、導入口32bから第1オイル配給横穴34aに導入され、一部が第3オイル配給横穴34cを介して前壁21Aの外側面21Abに開口する開口部34iからベルトテンショナ15に供給され、ベルトテンショナ15を潤滑する。
【0078】
第1オイル配給横穴34aに導入された潤滑オイルの一部は、第3オイル配給横穴34cから第1オイル配給縦穴34dを介して上面21aに開口する開口部34gからシリンダブロック2のシリンダブロック側オイル通路に導入されると共に、一部が第2オイル配給横穴34bに分流される。
【0079】
シリンダブロック側オイル通路に導入された潤滑オイルは、該シリンダブロック側オイル通路によってシリンダヘッド6に設けられた動弁機構やクランクシャフト7のジャーナル部等の潤滑部に導かれ、該部を潤滑する。
【0080】
第2オイル配給横穴34bに分流された潤滑オイルは、第2オイル配給横穴34bによって第2オイル配給縦穴34eに導かれ、上面21aに開口する開口部34hからシリンダブロック2のシリンダブロック側オイル通路に導入され、シリンダブロック側オイル通路によってシリンダヘッド6に設けられた動弁機構やクランクシャフト7のジャーナル部等の潤滑部を潤滑する。
【0081】
第2オイル配給横穴34bに導入された潤滑オイルの一部は、第2オイル配給横穴34bの途中からオイル噴出穴34fから噴出してアイドルベアリング等を潤滑する。
【0082】
各部を潤滑した潤滑オイルは、例えばオイル回収通路或いは内壁面等によってクランクケース4内に導かれ、クランクケース4からの潤滑オイルの一部は、右側壁21Cと右側縦バッフルプレート22Aとの間に形成される右側連通部23Aを、主に右側壁21Cの内壁面21Caに沿って流下し、その流下する間に潤滑オイルに混在するエアが分離除去されてロアオイルパン51に回収される。
【0083】
またクランクケース4からの潤滑オイルの一部は、左側壁21Dと左側縦バッフルプレート22Bとによって形成される左側連通部23Bを主に左側壁21Dの内壁面21Daに沿って流下し、同様に流下する間に潤滑オイルに混在するエアが分離除去されてロアオイルパン51に回収される。
【0084】
更に、クランクケース4からの潤滑オイルの一部は、右側縦バッフルプレート22Aと左側縦バッフルプレート22Bとの間に形成される横バッフルプレート22E上に滞留して混在するエアが分離除去され、潤滑オイル流出孔22Fbからロアオイルパン51に回収される。
【0085】
一方、冷却水が所定温度以下の状態では、サーモスタットが閉鎖されて第2吸水横穴43bが閉鎖された状態であり、冷却水は、エンジン1の始動に伴うクランクシャフト7の回転によってタイミングベルト11を介して駆動されるウォータポンプ12によって冷却水吐出口41aから冷却水吐出穴42に圧送され、その開口部42aからシリンダブロック側冷却水通路を介して左側バンクのシリンダブロック2及びシリンダヘッドに形成されたウォータジャケット等に導入されて、該ウォータジャケットから他方のバンク、即ち右側バンクのシリンダ2及びシリンダヘッド6に形成されたウォータジャケットへ導かれる。
【0086】
ウォータジャケット内を通過する間にエンジンの熱を吸収し、再び開口部43eからアッパオイルパン21に形成された第1吸水縦穴43dから第3吸水横穴43c及び第1吸水横穴43aを介してウォータポンプ11に吸引されて循環する。
【0087】
また、冷却水が所定温度以上になると、サーモスタットが開放されてウォータポンプ12によってラジエータからの冷却水が第2吸水横穴34bから吸引され、冷却水吐出口41aから冷却水吐出穴42に圧送されてシリンダブロック側冷却水通路を介して左側バンク及び右バンクの各シリンダブロック2及びシリンダヘッドに形成されたウォータジャケット等に導入されて、ウォータジャケット内を通過する間にエンジン1の熱を吸収して再びラジエータに導かれて循環し、かつ一部の冷却水は開口部43eから第1吸水縦穴43dから第3吸水横穴43c及び第1吸水横穴43aを介してウォータポンプ11に吸引されて循環する。
【0088】
このように構成される本実施の形態によるエンジン構造によると、右側縦バッフルプレート22A、左側縦バッフルプレート22B、補助縦バッフルプレート22C、22D、横バッフルプレート22E等の各バッフルプレート22がアッパオイルパン21と一体に形成されることからバッフルプレートの取付作業が省略でき、また左右側縦バッフルプレート22B、22Aが前壁21Aと後壁21B間に架設され、右側縦バッフルプレート22Aと右側壁21Cの間及び左側縦バッフルプレート22Bと左側壁21Dの間が各々補助縦バッフルプレート22C、22Dによって結合され、更に左右側縦バッフルプレート22B、22Aが横バッフルプレート22Eによって結合されることによってアッパオイルパン21の剛性が確保される。
【0089】
そして、互いにシリンダブロック結合ボルト7によって結合された各シリンダブロック2の下面2b間に剛性を有するアッパオイルパン21を掛け渡すように配置し、オイルパン結合ボルト18によって一体に結合することから、互いのシリンダブロック2がシリンダブロック結合ボルト7によって結合されると共に、オイルパン結合ボルト18によって結合されるアッパオイルパン21によって強固に結合されて充分な結合剛性が確保され、振動や騒音の発生が低減される。
【0090】
また、オイルストレーナ通路31、オイル供給穴33、オイル配給穴34等のオイル通路及び、冷却水吐出穴42、吸水穴43等の冷却水通路をアッパオイルパン21に一体に形成し、かつウォータポンプ12やサーモスタット13等の冷却水系統部品、オイルフィルタ14等の潤滑オイル系統部品をアッパオイルパン21に取り付けることによって、シリンダブロック2に形成されるオイル通路及び冷却水通路等の簡素化が得られ、シリンダブロック2の形状の簡素化が得られて鋳造性及び生産性が大幅に向上する。
【0091】
更にオイル通路及び冷却水通路をアッパオイルパン21内に一体形成することによって、オイルパスパイプや冷却水パスパイプ等が省略乃至削減が可能になり、それらの取付作業が省略されると共に、オイルや冷却水の漏れだしが回避され、これらオイル通路や冷却水通路をアッパオイルパン21の前壁21A内に配設し、かつウォータポンプ12等の補機類をアッパオイルパン21の前部に設けることによって取付及び整備作業性が向上すると共に、万一冷却水や潤滑オイルが漏れだしても、タイミングベルトカバに覆われることから外部に漏れ出すことが未然に防止される。
【0092】
なお、上記実施の形態では、シリンダ2とクランクケース3とを兼ねた左右のシリンダブロック1を有する水平対向エンジン1について説明したが、V型エンジン等の対向するシリンダ型エンジンに広く適用することが可能であり、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々適宜変更可能である。
【0093】
【発明の効果】
以上説明した本発明によるエンジン構造によると、オイルパンを剛性を有するアッパオイルパンと、アッパオイルパンの下面を閉鎖するロアオイルパンとに分割構成し、対向するシリンダブロック間の接合面を跨ぐようにシリンダブロックの下面間にアッパオイルパンを掛け渡し配置し、オイルパン結合ボルトによってシリンダブロックに一体に結合することから、互いのシリンダブロックが強固に結合されて充分な結合剛性が確保されて振動や騒音の発生が低減される。
【0094】
また、バッフルプレートをアッパオイルパンと一体形成することにより、別途作成されたバッフルプレートを取り付ける作業が省略でき、更にオイル通路や冷却水通路をアッパオイルパンに一体に形成し、潤滑オイル系統部品、冷却水系統部品をアッパオイルパンに取り付けることによってシリンダブロックのオイル通路、冷却水路等の簡素化が得られ、シリンダブロックの形状の簡素化が得られて鋳造性及び生産性が大幅に向上する等高品質のエンジン構造が得られ、対向するシリンダブロックを接合する対向シリンダ型エンジンの製造及び利用分野に貢献すること大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるエンジン構造の一実施の形態の概要を示す外観図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】本実施の形態におけるアッパオイルパンの正面図である。
【図4】同じく、アッパオイルパンの背面図である。
【図5】同じく、アッパオイルパンの右側面図である。
【図6】同じく、アッパオイルパンの左側面図である。
【図7】同じく、アッパオイルパンの上面図である。
【図8】同じく、アッパオイルパンの下面図である。
【図9】図7におけるA−A断面図である。
【図10】図7におけるB−B断面図である。
【図11】図7におけるC−C断面図である。
【図12】図7におけるD−D断面図である。
【図13】図7におけるE−E断面図である。
【図14】図7におけるF−F断面図である。
【図15】図7におけるG−G断面図である。
【図16】図7におけるH−H断面図である。
【図17】図7におけるI−I断面図である。
【図18】図7におけるJ−J断面図である。
【図19】図7におけるK−K断面図である。
【図20】従来のエンジン構造を説明する外観図である。
【符号の説明】
1 水平対向エンジン
2 シリンダブロック
2a 接合面
2b 下面
2c 接合面
5 シリンダブロック結合ボルト
12 ウォータポンプ
13 サーモスタット
14 オイルフィルタ
18 オイルパン結合ボルト
20 オイルパン
21 アッパオイルパン
21a 上面
21b 下面
21A 前壁
21B 後壁
21B 右側壁
21D 左側壁
22 バッフルプレート
22A 右側縦バッフルプレート
22B 左側縦バッフルプレート
22C 補助縦バッフルプレート
22D 補助縦バッフルプレート
22E 横バッフルプレート
23A 右側連通部
23B 左側連通部
31 オイルストレーナ通路
33 オイル供給穴
34 オイル配給穴
42 冷却水吐出穴
43 吸水通路
45 ブローバイガス戻し通路

Claims (8)

  1. 対向する左右のシリンダブロックの接合面を対向せしめてシリンダブロック結合ボルトによって互いに結合すると共に、結合された上記シリンダブロックの下面に上記接合面を跨ぐように掛け渡されたオイルパンを備えたエンジン構造において、
    上記オイルパンは、
    一体形成された前壁、後壁、及び前壁と後壁の両端に各々架設された左右の側壁を有すると共に上記結合されたシリンダブロックの下面に上面が接合して上記左右のシリンダブロック間の接合面を跨ぐように掛け渡されてオイルパン結合ボルトによって各シリンダブロックに取り付けられたアッパオイルパンと、
    該アッパオイルパンの下面に取り付けられてアッパオイルパンの下面を閉鎖するロアオイルパンとを有し、
    上記アッパオイルパンには、
    上記左右の側壁から離間して互いに対向する各々前壁と後壁とに架設された右側縦バッフルプレート及び左側縦バッフルプレートと、
    該右側縦バッフルプレートと左側縦バッフルプレートとの間に架設された略水平な板状の横バッフルプレートとが一体形成されたことを特徴とするエンジン構造。
  2. 上記右側壁と右側縦バッフルプレートとの間或いは上記左側壁と左側縦バッフルプレートとの間の少なくともいずれか一方が、補助バッフルプレートによって連結されたことを特徴とする請求項1に記載のエンジン構造。
  3. 上記アッパオイルパンにオイル通路が一体形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジン構造。
  4. アッパオイルパンに開口する上記オイル通路の開口部は、該開口部に対向してシリンダブロックの接合面に開口するシリンダブロック側オイル通路に連通することを特徴とする請求項に記載のエンジン構造。
  5. 上記オイル通路に接続される潤滑オイル系統部品は、アッパオイルパンに開口する上記オイル通路の開口部に取り付けられたことを特徴とする請求項に記載のエンジン構造。
  6. 上記アッパオイルパンに冷却水通路が一体形成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のエンジン構造。
  7. アッパオイルパンに開口する上記冷却水通路の開口部が、該開口部に対向してシリンダブロックの接合面に開口するシリンダブロック側冷却水通路に連通することを特徴とする請求項に記載のエンジン構造。
  8. 上記冷却水通路に接続される冷却水系統部品が、アッパオイルパンに開口する上記冷却水通路の開口部に取り付けられたことを特徴とする請求項に記載のエンジン構造。
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