JP2007009784A - 冷却水流路構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 シリンダブロック2下部にオイルパン3が取り付けられるエンジン1と、エンジン1に取り付けられるオイルクーラー12とを冷却する冷却水の流路構造であって、エンジン1に取り付けられるウォーターポンプ8の冷却水出口8a側と、オイルクーラー12の冷却水入口12aとを接続して構成する冷却水流路の一部10を、シリンダブロックフランジ2aとオイルパンフランジ3aの合せ面Pに形成する。
【選択図】 図1
Description
この水冷式オイルクーラー12は、ウォーターポンプ8の下流側冷却水流路と、オイルクーラー12の冷却水流入口とを外部配管であるホース配管54で接続し、また、オイルクーラー12の冷却水出口とリターン流路配管52とをホース配管55で接続して、オイルクーラー12に冷却水を循環させるように構成されている。
このような問題を解決するために、特許文献1に開示されているような構造が提案されている。
この特許文献1に開示されている構造は、リターン流路配管52をシリンダブロック2に一体で形成し、オイルクーラーをエンジンに装着するだけで、オイルクーラーの冷却水配管を形成させるように構成したものである。
しかしながら、エンジンは様々な車両に搭載されるため、車両の種類毎に異なるエンジンルーム内に納めるために、エンジンに取り付ける各部品の配置を変更する必要が生じるが、特許文献1の構造では、オイルクーラーはシリンダブロックに取り付けなければならず、オイルクーラーの位置をシリンダブロック以外の位置に変更する必要が生じても、変更することが困難なものであった。
また、オイルクーラーをシリンダブロックだけでなくオイルパンに配置する場合であっても、フランジの合せ面に設けた冷却水流路の出口側とオイルクーラーの冷却水流入口とを接続する配管を変更するだけで良いため、エンジンに取り付ける部品の配置設計の自由度が向上するものとなる。
また、シリンダブロックのフランジとオイルパンのフランジの両方に溝を形成して、冷却水流路を構成させるものであるため、それぞれのフランジの肉厚をその分薄くできるものとなる。
図1は、第1実施例のエンジンの正面概略構成図であり、また図2は、図1の左側面構成図である。
エンジン1のシリンダブロック2の下端にはシリンダブロックフランジ2aが形成されており、このシリンダブロックフランジ2aに、複数の締結ボルト4,4,4により、オイルパン3の上端のオイルパンフランジ3aが接合されて、シリンダブロック2の下端にオイルパン3が取り付けられている。
また、シリンダブロック2の上面には、シリンダヘッド5が設けられ、シリンダヘッド5の上面には、ヘッドカバー6が設けられている。
リターン流路7の下流端には、ウォーターポンプ8が設けられており、このウォーターポンプ8は、クランクプーリーの回転により回転駆動されるもので、ウォーターポンプ8の冷却水出口8aから垂下状に連結ホース9が設けられ、連結ホース9の下端はコネクタ10aにクリップKを用いて接続されている。
コネクタ10aは、シリンダブロックフランジ2aとオイルパンフランジ3aの合せ面Pに形成された溝10に連通してシリンダブロックフランジ2aから上方へ立ち上げ形成されたものである。
また、オイルクーラー12から上方へ突出したオイルクーラー出口コネクタ12bには、リターンホース13の下端がクリップKを用いて接続されており、リターンホース13は上方へ延びて、その上端はリターン流路7に接続されている。
なお、この溝10は、シリンダブロック2を鋳造する時に、同時にシリンダブロックフランジ2aに凹み状に一体形成させることができるものである。
このように、溝10を締結ボルト4の外側に設けた理由は、シリンダブロック2は、エンジン作動時の燃焼によるピストンの上下運動やクランクの回転運動等の慣性力や、燃焼室内での爆発力等が影響し、図3に示すように微小振動しており、合せ面Pが離れる力が作用しているためである。
また、各ホース9,11,13は、コネクタに挿入してクリップKで留めるだけであるため、従来のようなブラケットやブラケット取付用のボスをエンジンに設ける必要がなく、取付作業も容易に行えるものである。
なお、ウォーターポンプ8から圧送された冷却水の一部が、フランジ合せ面Pに形成された冷却水流路(溝)10を通りオイルクーラー12内に流れ込んで、潤滑用のオイルを良好に冷却させることができるものであり、オイルクーラー12から冷却水はリターンホース13を通りリターン流路7に循環されるものである。
2 シリンダブロック
2a シリンダブロックフランジ
3 オイルパン
3a オイルパンフランジ
4 締結ボルト
5 シリンダヘッド
7 リターン流路
8 ウォーターポンプ
8a 冷却水出口
9 連結ホース
10 溝(冷却水流路)
10a 入口コネクタ
10b 出口コネクタ
11 フィードホース
12 オイルクーラー
12a 流入口コネクタ
12b 流出口コネクタ
13 リターンホース
14 オイルクーラー取付部
15 内部通路
Claims (6)
- シリンダブロック下部にオイルパンが取り付けられるエンジンと、該エンジンに取り付けられるオイルクーラーとを冷却する冷却水の流路構造であって、前記エンジンに取り付けられるウォーターポンプの冷却水出口側と前記オイルクーラーの冷却水流入口とを接続する冷却水流路の一部を、前記シリンダブロックのフランジと前記オイルパンのフランジの合せ面に形成したことを特徴とする冷却水流路構造。
- 前記フランジの合せ面の冷却水流路は、前記エンジンの前記オイルクーラーが取り付けられる側に、前記シリンダブロックのシリンダ配列方向と平行に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却水流路構造。
- 前記フランジの合せ面の冷却水流路は、前記シリンダブロックのフランジの面に設けられた溝が前記オイルパンのフランジで覆蓋されることにより形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却水流路構造。
- 前記フランジの合せ面の冷却水流路は、前記オイルパンのフランジの面に設けられた溝が前記シリンダブロックのフランジで覆蓋されることにより形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却水流路構造。
- 前記フランジの合せ面の冷却水流路は、前記シリンダブロックのフランジ面と前記オイルパンのフランジ面のそれぞれに設けられた溝が、前記シリンダブロックのフランジと前記オイルパンのフランジを結合することにより形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却水流路構造。
- 前記フランジの合せ面の冷却水流路は、前記シリンダブロックのフランジと前記オイルパンのフランジとを締結する締結部よりも外側に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の冷却水流路構造。
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