JPH04131276A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPH04131276A
JPH04131276A JP2254804A JP25480490A JPH04131276A JP H04131276 A JPH04131276 A JP H04131276A JP 2254804 A JP2254804 A JP 2254804A JP 25480490 A JP25480490 A JP 25480490A JP H04131276 A JPH04131276 A JP H04131276A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、感熱発色層上に保護層を設けた感熱記録材料
に関する。さらに詳細にいえば、発色感度が良好でしか
も保護層の機能としての耐油性が充分に発現できる感熱
記録材料に関するものである。
[従来の技術] 紙、合成紙、フィルムなどを支持体として用い、熱時発
色する感熱発色層を形成せしめた感熱記録材料が知られ
ている。
感熱記録材料は、通常無色または淡色のロイコ染料など
の発色性物質と該発色性物質を熱時発色せしめる顕色性
物質、例えばホウ酸、シュウ酸、酒石酸などの酸性物質
、またはナフトール、2.2−ビス(p−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、カテコール、レゾルシンなどのフェ
ノール性物質などを、接着剤及び必要に応じて炭酸カル
シウム、クレーなどの顔料、ワックス類、消泡剤などの
添加剤と共に適当な溶剤を用いて感熱発色層形成液とし
、核酸を紙などの支持体上に塗布、乾燥して製造される
このようにして得られた感熱記録材料は、電卓、医療計
測機器、ファクシミリ、自動券売機、CD/ATMなど
における記録用として広範囲に使用されている。
しかし、従来この種の感熱記録材料は、発色部、未発色
部とも保存安定性に欠点かある。すなわち、感熱発色層
表面にポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのプラ
スチックが接触すると、プラスチック中に含まれている
可塑剤や安定剤、添加剤などにより発色部が退色したり
、未発色部が、発色しなくなったりする。
例えばプラスチック消しゴムを感熱層表面に数時間放置
しておいたり、感熱記録材料をポリ塩化ビニル製のカバ
ンに入れて長時間カバンに直接触れる状態で保存したり
すると、発色画像が消えてしまう。また、指紋による消
色、蛍光ペンによる消色などの不都合もある。
また、未発色部は、アルコールやトルエン、酢酸エチル
などの有機溶剤により容易に発色するため、保存中に有
機溶剤を誤まって滴下したり、有機溶剤の蒸気に曝露さ
れたりすると未発色部が発色し、記録画像との区別かつ
かなくなる。有機溶剤を含む接着剤の使用も、未発色部
の発色が起るため使用を避ける必要かあり不便である。
感熱記録材料の保存安定性を改良するため感熱記録層表
面に保護層を設けることは例えは特開昭56−1261
93号公報、特開昭59−232893号公報、特開昭
60−99696号公報などに数多くの提案かなされて
いる。
こうした保護層は、例えはポリ塩化ビニルのフィルムと
直接接触する場合、フィルム中に含まれている可塑剤の
感熱発色層への浸透を抑制し、発色部分か消色するのを
防くのに極めて有効である。またサラダオイルなどの油
分の浸透も保護層により抑制でき、油分による消色を防
ぐことができる。
これまでなされた提案の多くは保護層に必要とされる基
本的な性質、例えは (1)未発色部を発色させたり、発色部を退色させる傾
向のある有機溶剤や可塑剤、油などのような物質の感熱
層への浸透を防ぐこと(以下この性質を耐油性という)
(2)水か付着した場合でも、保護層皮膜の溶解が起ら
ず、水によるブロッキングなどの問題が発生しないこと
(以下この性質を耐水性という)。
(3)保護層の影響による印字1変の低下が少ないこと
(4)  加熱印字に際し、サーマルヘッドへのスティ
ッキング、カス付着およびヘッドの摩耗が起きないこと
を満足させようとするものであり、特公平2−2439
号公報にみられるように保護層を2層以上に分割するこ
とによりこうした性質をバランスさせようとする試みも
なされている。
このような感熱記録材料に設けられる保護層は、耐油性
を付与し、かつ他の材料を接着するための接着剤、その
接着剤をさらに高分子化することで耐水性を発現するた
めの架橋剤、サーマルヘッドへのスティッキングなどを
防止する目的で添加されるワックス類や顔料などの他、
保護層の塗工性を良好とするための消泡剤、粘度調節剤
などが配合されたものであった。
しかしながら通常の感熱発色層上に上記のような保護層
を設けた場合、耐油性、発色感度の両者を効率よく満足
させることが困難であった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、保護層塗布量が少量であっても保護層
の機能としての耐油性を充分に発現し、保護層による発
色感度の低下の極めて少ない感熱記録材料を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは上記課題を解決するためには感熱発色層と
保護層との関係が重要ではないかと着目するに至り、広
範囲にわたる様々な研究を続けた結果、感熱発色層はそ
のベック平滑度を60秒以上とし、かつコブ吸水度を3
5g/m2以下とすることが重要であり、しかもその上
に水溶性高分子物質を主体とする保護層を乾燥重量で0
.5g/rrf以上5g/m2以下となるように塗布形
成することが必要であり、これにより耐油性に優れ、か
つ発色感度の高い感熱記録材料を得ることができること
を見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明者らの研究によると、感熱発色層の平滑性、吸水
性は保護層皮膜の成膜状態に関係しており、感熱発色層
の平滑性を高く、吸水性を少な(した感熱発色層上、保
護層の成膜性を良くすることができ、保護層間−塗布世
での耐油性に優れたものとなる。
平滑性の低い感熱発色層の保護層は耐油性発現が良くな
い。その理由は、凹凸がはなはだしく、その上に保護層
を設けてもその凹凸を充分に被覆することかできないた
め保護層が連続均一皮膜とならず、部分的に塗工量の少
ないところができることで耐油性が低下することによる
と思われる。
本発明では、感熱発色層のベック平滑度を60秒以上、
より好ましくは100秒以上とする。この場合、ベック
平滑度はJIS−P81L9に規定される基準で測定す
るのか普通である。平滑性を高めるための手段はどのよ
うな方法を用いても良い。例えは、感熱発色層に使用す
る染料、顕色剤、増感剤、顔料などの粒子としてなるべ
く2um以下の微細なものを使用することが好ましく、
また塗工方式はバー塗工やエアーナイフ塗工よりブレー
ド塗工かより好ましい結果を与える。また保護層塗布前
の感熱発色層をスーパーカレンターなどで平滑化処理す
れはより容易に所望の平滑性を得ることかできる。
保護層の耐油性は、吸水性の大きい感熱発色層はど悪く
、十分な耐油性を発現しない。これは保護層塗工のさい
に、耐油性を付1jするための水溶性高分子物質か、吸
水性の大きい感熱発色層に浸透してしまい、その結果と
して保護層の成膜性か悪くなるためであると考えられる
。本発明では保護層のコブ吸水度を35g/m2以下、
より好ましくは30g/m’以下とする。コブ吸水度は
JIS−P8140て測定するのか普通である。このよ
うなコブ吸水度、とするためには例えば感熱発色層に使
用する顔料として吸水性の低い顔料を選択するとともに
、接着剤としてでんぷんやポリビニルアルコールなどの
親水性接着剤ではなくSBRラテックスなどを使用する
などが効果的である。感熱発色層に架橋剤を使用するこ
とも有効である。
本発明において、感熱発色層のベック平滑度を60秒以
上、コブ吸水度を35g/m2以下とするためには、」
−記のような手段を他の品質や操業性を損なわない範囲
内で適宜、組み合わせて使用すればよい。そしてこのよ
うな値の範囲とすれは十分その目的を達成することかで
きるが、この範囲を外れると適当な結果は得られない。
次に水溶性高分子物質を主体とする保護層を前記感熱発
色層上に形成する。この保護層は、その塗布量か乾燥重
量で0.5g/rr?以上5 g / rIit以下と
なるようにしなければならない。好ましくは1g / 
rrIt以J二4g/+m’以下とする。0.5g/d
より塗布量が少ない場合は耐油性が充分発現せず5g 
/ rrr’より塗布量か多いと保護層による発色感度
の低下か人き(実際的ではない。
保護層に使用する水溶性高分子物質の好ましい例として
は、ポリビニルアルコール、カルホキシ変性ポリビニル
アルコール、アセトアルデヒド化ポリビニルアルコール
、エポキシ変性ポリビニルアルコールなどの変性ポリビ
ニルアルコール、デンプン、変性デンプン、カセイン、
ゼラチン、にかわ、キトサン、ポリアミド、ポリアクリ
ルアミド、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロ
ース、スチレン−無水マレイン酸共重合体アルカリ塩や
そのエステル類、ジイソブチレン−無水マレイン酸共重
合体塩などを挙げることかできる。
こうした水溶性高分子物質以外にエマルジョンタイプの
接着剤を併用することは可能である。
その他、保護層を形成する材料としてサーマルヘッドへ
のスティッキングを防止することを主な目的とする顔料
やワ・ノクス類、水溶性高分子物質と架橋することによ
り耐水性を向」ニさせるための架橋剤などの他、濡れ剤
、粘度調節剤、消泡剤などを添加してよい。
顔料としては、炭酸カルシウム、クレー、タルク、酸化
チタン、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、ケイ酸アルミニ
ウム、シリカ、水酸化アルミニウムなどの無機顔料、で
んぷん粒、小麦粉、シリコン樹脂、尿素−ホルマリン樹
脂、フェノール樹脂、メラミン−ホルマリン樹脂、エポ
キシ樹脂、グアナミン・ホルマリン樹脂、ポリスチレン
樹脂などの有機合成顔料などを使用できる。
耐水性を向ヒさせるために接着剤と共に用いる架橋剤と
しては、メラミン、エポキシ化合物、グリオキサール、
ジメチロールウレア、ポリアルデヒド、ジルコニウム塩
などを挙げることができる。
ワックス類としては、ステアリン酸などの高級脂肪酸、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ベヘニン
酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウムなどの高級脂肪酸金
属塩、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ
酸アミド、ベヘニン酸アミドなとの高級脂肪酸アミド、
およびそのメチロール化物、ポリエチレンワックス、パ
ラフィンワックス、カルナバロウ、マイクロクリスタリ
ンワックスなどが使用できる。
本発明において、その他の感熱記録材料の構成成分とし
ては、従来用いられているいかなるものを用いてもよい
感熱発色層に含有させる塩基性染料としては、3.3〜
ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6ジメチルアミ
ノフタリドなどのトリアリルメタン系染料、3−ジエチ
ルアミノ−6−メチル−7フエニルアミノフルオラン、
3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−フェニルアミノ
フルオラン、3− (N−ンクロヘキシル−N−メチル
アミノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン
、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミ
ノ)フルオラン、3− (N−エチル−N−イソアミル
)アミノ−6−メチル−7フエニルアミノフルオランな
どが挙げられる。
顕色剤は温度の上昇によって液化、ないし溶解する性質
を有し、かつ上記塩基性染料と接触して呈色させる性質
を有するものであれはよい。
代表的な具体例としては4− tert−ブチルフェノ
ール、4−アセチルフェノール、4−tert−オクチ
ルフェノール、4.4’−5ee −ブチリデンジフェ
ノール、4−フェニルフェノール、4.4’−ジヒドロ
キシ−ジフェニルメタン、4,4′−イソプロピリデン
ジフェノール、ハイドロキノン、4.4’シクロへキシ
リデンジフェノール、4.4′−ジヒドロキシジフェニ
ルサルファイド、4,4′−チオビス(6−tart−
ブチル−3−メチルフェノール)、4.4′−ジヒドロ
キシジフェニルスルフォン、4ヒドロキシ−4′ −イ
ソプロポキシジフェニルスルホン、ビス−(3−アリル
−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、4−ヒドロキシ
ベンゾフェノン、4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4
−ヒドロキシ安息香酸メチル、4−ヒドロキシ安息香酸
エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロピル、4−ヒドロ
キシ安息香酸−5ec−ブチル、4−ヒドロキシ安息香
酸フェニル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4−ヒ
ドロキシ安息香酸トリル、4−ヒドロキシ安息香酸クロ
ロフェニル、4.4′−ジヒドロキシジフェニルエーテ
ルなどのフェノール性化合物、安息香酸、p −ter
t−ブチル安息香酸、トリクロル安息香酸、テレフタル
酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3− 
tertブチルサリチル酸、3−ベンジルサリチル酸、
3− (α−メチルベンジル)サリチル酸、3,5ジー
tert−ブチルサリチル酸などの芳香族カルボン酸、
およびこれらフェノール性化合物、芳香族カルボン酸と
例えば亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム
などの多価金属との塩などの6機酸性物質などが挙げら
れる。
本発明の感熱記録材料において、感熱発色層をその!−
に形成する支持体材料については格別限定されるもので
はない。例えば、紙、顔料塗工紙、合成繊維紙、合成樹
脂フィルムなどを適宜使用することかできる。一般には
紙か好ましい。
感熱発色層形成塗液を調製するにあたっては、水を分散
媒体として使用し、ボールミル、アトライター、サンド
グラインダーなどの粉砕機により染料、呈色剤を分散し
塗液とする。
かかる塗液中には、結合剤としてデンプン類、ヒドロキ
シエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビアゴム、
ポリビニルアルコール、スチレン・無水マレイン酸共重
合体塩、スチレン・ブタジェン共重合体エマルジョンな
どを全固形分の2乃至40重量%、好ましくは5〜25
重量%使用する。
塗液中には必要に応じて各種の助剤を添加することは差
支えない。例えば、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウ
ム、ドデシルベンセンスルホン酸ナトリウム、ラウリル
アルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪酸金属塩
などの分散剤、その他消泡剤、蛍光染料、着色染料など
はいずれも添加できる。
感熱発色層をさらに白くしたりするために顔料を併用し
てもよい。顔料としては、例えばクレータルク、重質炭
酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、シリカ、ケイ酸カ
ルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイソウ上、酸化アル
ミニウム、二酸化チタン、酸化亜鉛なとの無機顔料、尿
素−ホルマリン、フェノール、エポキシ、メラミン、グ
アナミン・ホルマリン樹脂を用いた有機顔料などを用い
ることができる。
発色後の退色を防止するために保存性向上剤を添加して
もよい。このような保存性向上剤としてはフェノール系
の化合物か有効であり、例えば1.1.3−トリス(2
−メチル−4−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェニル)
ブタン、1.1.3− トリス(2−メチル−4−ヒド
ロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、1.1
−ビス(2−メチル−4−ヒドロキシ−3−t−ブチル
フェニル)ブタン、4.4’−(1−フェニルエチリデ
ン)ビスフェノール、4.4’−〔1,4−フェニレン
ビス(1メチルエチリデン)〕ビスフェノール、4.4
’〔1,3−フェニレンビス(1−メチルエチリデン)
〕ビスフェノールなとを挙げることかできる。
ワックス類としては、ステアリン酸などの高級脂肪酸、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ベヘニン
酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウムなどの高級脂肪酸金
属塩、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ
酸アミド、ベヘニン酸アミドなどの高級脂肪酸アミド、
メチロール化脂肪酸アミド、ポリエチレンワックス、パ
ラフィンワックス、カルナバロウ、マイクロクリスタリ
ンワックスなどを挙げることかできる。
感熱記録材料の感度を向上するための増感剤としては例
えばバラヘンシルビフェニル、ジヘンジルテレフタレー
ト、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニル、シュウ
酸ジベンジル、アジピン酸ジー0−クロルベンジル、1
,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、ンユウ酸ジ
ーp−クロルベンジル、シュウ酸ジーp−メチルヘンシ
ル、1.2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタン
などを用いることができる。
本発明の感熱記録材料において、感熱発色層および保護
層を形成する方法は特に限定されない。
例えは塗液を塗布する方法としてはエアーナイフコータ
ー、ブレードコーターなど適当な塗布装置を用いること
ができる。
感熱発色層は、一般に乾燥重量で2〜12g/dの範囲
となるように形成する。
裏面からの油や溶剤、可塑剤の浸透を抑えたり、カール
コントロールのために適宜バック層を設けることも可能
で、この場合、本発明の保護層と同様の特性をもたせる
ことによりバック面からの油の浸透を抑制できる。
さらに、必要に応じて感熱発色層の下にアンダーコート
層を設けるなどの公知の諸種の手段を構することは何ら
差支えない。
[実 施 例」 以下に本発明を実施例によりさらに具体的に説明するか
、本発明はこれに限定されるものではない。
感熱発色層の形成 ■ 塩基性染料分散液への調製 3−シーn−ブチルアミノ−6 メチル−7−フェニルアミノ フルオラン          40重量部ポリビニル
アルコール10%液    20市量部水      
                40市量部■ 顕色
剤分散液Bの調製 4.4′−イソプロピリデン ジフェノール         40重量部ポリビニル
アルコール10%液    20重量部水      
           40重足部■ 増感剤分散液C
の調製 シュウ酸ジーp−メチルベンジル  40重量部ポリビ
ニルアルコール10%液    20重量部水    
             40重量部上記A−C液の
調製用組成物をサンドグラインダーで平均粒径0.51
1mまで別個に粉砕した。
■ 顔料分散液りの調製 軽質炭酸カルシウム (ブリリアント15、白石工業■)40重量部ヘキサメ
タリン酸ソーダ0.7%溶液 60重量部この組成物を
カラレス分散機で分散した。
■ 顔料分散液Eの調製 シリカ (ミズカシルP527、水沢化学■)30重量部水  
               70重量部この組成物
をカラレス分散機で分散した。
さらに分散液F、G液として20%ステアリン酸亜鉛分
散物、20%ステアリン酸アミド分散物を用意し、接着
剤として、SBRラテックス(商品名P T −101
5、日本ゼオン銖製)及び10%ポリビニルアルコール
(NL−05、日本合成化学工業■製)水溶液(以後P
VAと略す)を用いた。
これらのA−G液、ラテックス、PVAの配合比字を変
化させた塗液を作成し、この塗液を50g/ばの原紙に
乾燥後塗布量が7に/ゴとなるように塗布し、乾燥する
ことにより、原紙支持体上に感熱発色層を形成した。そ
して加圧条件を変えて、スーパーカレンダー処理を行な
い、平滑性を変化させた。
これらの保護層塗布前の感熱発色層の絶乾配合比率、ベ
ック平滑度、コブ吸水度測定結果を第1表に示す。ベッ
ク平滑度はJIS−P 8119、コブ吸水度はJIS
−P 8140により測定した。
保護層の形成 水溶性高分子物質として、ポリビニルアルコール(NH
−18、ケン化度98.0〜99,0、重合度1800
、日本合成化学工業■)を用い、下記の保護層塗布液A
を作成した。
乾燥型口 配合比 ポリビニルアルコール10%液      50力オリ
ナイトクレー60%分散液    30(UW−90、
EMC社製) ステアリン酸亜鉛20%分散液     10ジメチロ
ール尿素           5グリオキザール  
          5また比較のためにポリビニルア
ルコール10%液のかわりにSBRラテックス(商品名
P T −1015、日本ゼオン■製)を用いた以外は
同様にして、保護層塗布液Bを作成した。
これら2種類の保護層塗布液を先に作成した感熱発色層
の上に塗布濃度lO%でメイヤーバーを用い、塗布量を
変化させて塗布、乾燥した。その後ベック平滑度が11
00秒となるようにスーパーカレンダー掛けを行なった
このようにして得られた9種の感熱記録材料の耐油性、
発色感度を測定した。
耐油性は、感熱記録紙を加熱発色させ、市販のサラダ油
を塗布して1日経過後の消色具合を評価した。Oは消色
が少なく問題ないと判断できるレベルを、△はやや消色
がみられるものの実用的には問題ないと判断されるレベ
ルを、×は消色が激しく、実用的でないと判断されるレ
ベルをそれぞれ示す。
発色感度は市販感熱ファクシミリを試験用に改造したも
のを用いて」り定した。1ライン記録時間tomsec
、主走査密度8ドツト/ mm、副走査密度8ライン/
市の条件で、ドツトあたりの印加工ネルキーを0J9a
+Jとし、 128ラインの印字を行った。
その際の発色濃度をマクベス濃度;iRD −914で
測定し、感熱記録材料の発色感度とした。
濃度1.2以上は充分な発色感度であり、1.0〜1.
2はやや低いが実用上の問題はないレベル、1.0以下
は発色感度が低く、実用上支障があるレベルであること
をあられす。
これらの結果を第1表に示す。
[発明の効果] 本発明により、 保護層の耐油性が極めてすぐれ、 かつ発色感度の低下が極めて少い感熱記録材料を提供す
ることができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、支持体上に形成した少なくとも1種の塩基性染料と
    該塩基性染料と接触して呈色し得る顕色剤とを含有する
    感熱発色層上に保護層を設けて成る感熱記録材料におい
    て、感熱発色層のコブ吸水度を35g/m^2以下とし
    、ベック平滑度を60秒以上とした上に水溶性高分子物
    質を主体とする保護層を乾燥重量で0.5g/m^2以
    上5g/m^2以下となるように設けたことを特徴とす
    る感熱記録材料。
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