JPH0664324A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH0664324A
JPH0664324A JP4240069A JP24006992A JPH0664324A JP H0664324 A JPH0664324 A JP H0664324A JP 4240069 A JP4240069 A JP 4240069A JP 24006992 A JP24006992 A JP 24006992A JP H0664324 A JPH0664324 A JP H0664324A
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JP
Japan
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layer
water
color
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acid
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JP4240069A
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English (en)
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Keiji Yamauchi
啓滋 山内
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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Publication date
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    • B41M5/337Additives; Binders
    • B41M5/3377Inorganic compounds, e.g. metal salts of organic acids
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐光性の良好な感熱記録体を提供する。 【構成】 支持体の少なくとも片面に無色、または淡色
の電子供与性ロイコ染料、加熱により該ロイコ染料を発
色させる有機酸性物質および接着剤を主成分として含有
する感熱発色層を設け、さらに該感熱発色層上に水溶性
樹脂及び/又は水分散性樹脂、架橋剤及び顔料を主成分
として含有するオーバーコート層を設けてなる感熱記録
体において、感熱発色層及び/又はオーバーコート層中
に酸化セリウム微粒子を含有させることを特徴とする感
熱記録体。 【効果】 耐光性テストで地肌カブリが少なく、耐油
性、耐水性、耐塩ビ性に優れた感熱記録体が提供され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録体に関するもの
であり、更に詳しく述べるならば感熱ラベル等に使用さ
れる耐光性、耐油性、耐水性、耐可塑剤性に優れた感熱
記録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱記録体は、一般に紙、合成紙、また
はプラスチックフィルムなどからなる支持体の片面上
に、電子供与性ロイコ染料のような無色または淡色の発
色性物質と、電子受容性のフェノール性化合物などのよ
うな有機酸性顕色剤と、接着剤とを主成分として含む感
熱発色層を設けたものであって、これら発色性染料と顕
色剤とを熱エネルギーによって反応させて発色記録画像
を得ることができる。
【0003】このような感熱記録体は、記録装置がコン
パクトでしかも安価であり、かつ保守が容易であること
などの利点を有し、ファクシミリや自動券売機、科学計
測機の記録用媒体としてだけでなく、POSラベル、C
AD、CRT医療画像用等の各種プリンター、プロッタ
ーに広く使用されている。
【0004】しかし、従来の感熱記録体は光、特に紫外
光に暴露されると地肌が褐色に着色し記録部のコントラ
ストが低下する問題があった。特に、バーコードや文字
を印字するPOSラベルの場合、目視では読み取りに支
障がなくても地肌カブリによるコントラストの低下はバ
ーコード読み取りを不可能とする問題があった。
【0005】この問題を解決するため、感熱発色層中に
紫外線吸収剤、例えばベンゾフェノン、ベンゾトリアゾ
ール系誘導体などを含有させる方法(特開昭50-104650
号公報、特開昭55-55891号公報、特開昭55-93492号公
報、特開昭58-87093号公報)、酸化防止剤を含有させる
方法(特開昭49-54040号公報、特開昭54-18752号公報)
およびオーバーコート層にこれら紫外線吸収剤を含有さ
せる方法(特開昭60-112487 号公報、特開昭60-125694
号公報、特開昭61-193883 号公報、特開昭62-160280 号
公報、特開昭62-48585号公報、特開昭62-56189号公報)
が提案されているが、未だ十分な効果が得られていな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、感熱記録体
が紫外線に長期間暴露された場合にも地肌の着色が少な
く、高いコントラストを保持していて、バーコード読み
取りが可能な感熱記録体を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは感熱記録体
の耐光性を改善するために鋭意検討を進めた結果、本発
明を完成するに至った。すなわち、本発明は支持体の少
なくとも片面に無色、または淡色の電子供与性ロイコ染
料、加熱により該ロイコ染料を発色させる有機酸性物質
および接着剤を主成分として含有する感熱発色層を設
け、さらに該感熱発色層上に水溶性樹脂及び/又は水分
散性樹脂、耐水化剤及び顔料を主成分として含有するオ
ーバーコート層を設けてなる感熱記録体において、感熱
発色層及び/又はオーバーコート層中に酸化セリウム微
粒子を配合することにより紫外線に長期間暴露された場
合にも地肌カブリの少ない感熱記録体とするものであ
る。
【0008】酸化セリウムは感熱発色層又はオーバーコ
ート層のいづれかに配合すれば良いが、両層に配合する
と更に効果は増大する。酸化セリウムの添加量は、酸化
セリウムが感熱発色層かオーバーコート層のいずれか一
方にしか配合されていない場合は、その含有量が0.1
〜3.0g/m2となるように含有させる必要がある。酸
化セリウムが感熱発色層及びオーバーコート層両層に配
合されている場合は、その合計含有量が0.1〜3.0
g/m2となれば良い。酸化セリウムの含有量が0.1g
/m2未満であれば紫外線吸収量が少なく、地肌カブリが
大きくなる欠点があり、3.0g/m2を越えるとコスト
アップが大きくなる問題がある。感熱発色層及びオーバ
ーコート層塗料中の酸化セリウムの配合量は1〜30%
が望ましい。
【0009】酸化セリウムは炭酸セリウム、シュウ酸セ
リウム、硝酸セリウム、硝酸セリウムアンモニウム等を
高温に熱した後、希硝酸で洗浄するか、又は金属セリウ
ムを空気中で加熱することにより得ることができる。
酸化セリウムは水中でアニオン系の界面活性剤又はカチ
オン系の界面活性剤を使用し、サンドグラインダー、ア
トライター、ボールミル、ウルトラビスコミル等の分散
機で50nm以下の平均粒子径まで微細化することがで
きる。
【0010】本発明に使用する支持体は、上質紙、中質
紙、再生紙、塗工紙のほか、ポリオレフィン系樹脂と白
色無機顔料を加熱混練し、ダイから押し出し、縦方向に
延伸したものの両面にポリオレフィン系樹脂と白色無機
顔料からなるフィルムを片面当たり1〜2層積層し、横
方向に延伸して製造された合成紙や、ポリオレフィン系
樹脂、ポリエステル系樹脂等の熱可塑性樹脂単独あるい
は混合物をダイから押し出し2軸延伸したもの、および
熱可塑性樹脂に白色の無機顔料を加熱混練したものをダ
イから押し出し2軸延伸したフィルムを使用することが
できる。
【0011】本発明の感熱発色層は、無色、または淡色
の電子供与性ロイコ染料、加熱により該ロイコ染料を発
色させる有機酸性物質、および接着剤を主成分とし、オ
ーバーコート層に酸化セリウムを配合しない場合は、感
熱発色層中に酸化セリウムを配合するものである。
【0012】本発明に用いられる発色性染料は、顕色剤
と加熱下に反応して発色することのできる無色又は淡色
の電子供与性染料であり、例えば、2,2ビス{4−
〔6’−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−
3’−メチルスピロ〔フタリド−3,9’−キサンテ
ン〕−2’−イルアミド〕フェニル}プロパン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−クロロアニリノフルオラン、3−〔N−エチ
ル−N−(p−メチルフェニル)アミノ〕−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(メタトリフルオロメチル)アニリノフルオラン、3−
(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチ
ル−N−イソペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−(N,N−ジブチル)アミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン等のフルオラン系染
料がある。
【0013】本発明に用いられる顕色剤は、発色性染料
と加熱下に反応してこれを発色させることのできる電子
受容性有機酸性物質からなるものである。 このような
顕色剤は、常温以上、好ましくは70℃以上で液化また
は気化して、前記発色性染料と反応してこれを発色させ
るものであり通常、発色性染料1重量部に対し1〜5重
量部、好ましくは1.5〜3重量部の割合で混合して使
用される。
【0014】顕色剤には、例えば、4,4’−イソプロ
ピリデンジフェノール(ビスフェノールA)、4,4’
−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノール)、
4,4’−イソプロピリデンビス(2−メチルフェノー
ル)、4,4’−イソプロピリデンビス(2,6−te
rt−ブチルフェノール)、4,4’−sec−ブチリ
デンジフェノール、4,4’−シクロヘキシリデンジフ
ェノール、4−tert−ブチルフェノール、4−フェ
ニルフェノール、4−ヒドロキシジフェノキシド、ナフ
トール、β−ナフトール、メチル−4−ヒドロキシベン
ゾエート、4−ヒドロキシ−アセトフェノン、サリチル
酸アニリド、ノボラック型フェノール樹脂、ハロゲン化
ノボラック型フェノール樹脂、4,4’−チオビス(3
−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、p−ヒ
ドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒドロキシ安息香酸イ
ソプロピル、p−ヒドロキシ安息香酸ブチル、p−ヒド
ロキシ安息香酸ベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸メチ
ルベンジル、シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン
酸、コハク酸、ステアリン酸等の脂肪族カルボン酸、安
息香酸、p−tert−ブチル安息香酸、フタル酸、没
食子酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、
3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)スルフィド、1,7−ジ(4−
ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオキサヘプタ
ン、p−ニトロ安息香酸、これら有機顕色剤と例えば亜
鉛、マグネシウミ、アルミニウミ、カルシウミ、チタ
ン、マンガン、スズ、ニッケル等の多価金属との塩、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,4’
−ジヒドロキシジフェニルスルホン、3,3’−ジヒド
ロキシジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノ−4,
4’−ジヒドロキシ−ジフェニルスルホン、3,3’−
ジアリル−4,4’−ジヒドロキシ−ジフェニルスルホ
ン、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン、4−ヒドロキシ−ジフェニルスルホ
ン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロピルジフェニルス
ルホン、4−ヒドロキシ−4’イソプロピルオキシジフ
ェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−ベンジルオキ
シジフェニルスルホン、2,4−ジヒドロキシ−ジフェ
ニルスルホン、2,4’−ジヒドロキシ−4’−メチル
ジフェニルスルホン、および3,4−ジヒドロキシフェ
ニル−p−トリスルホン等がある。
【0015】本発明において、感熱発色層に含まれる接
着剤は、前記発色性染料および顕色剤の各分散液と混合
した時に混合液が発色したり、凝集したり、或いは高粘
度となったりすることのないものであることが好まし
く、また形成された感熱記録層皮膜が強靭であること、
減感作用のないことなどが要求される。
【0016】例えば、ポリビニルアルコール、酸化澱
粉、変性澱粉、アラビアゴミ、ゼラチン、カゼイン、キ
トサン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸塩、ポリアクリルアマイド、スチレ
ン−無水マレイン酸共重合体、メチルビニルエーテル−
無水マレイン酸共重合体、イソプロピレン−無水マレイ
ン酸共重合体が、水分散性接着剤としては、例えばスチ
レン−ブタジエンラテックス、酢酸ビニル−アクリル酸
エステル共重合エマルジョン、ポリウレタンエマルジョ
ン、ポリ塩化ビニルエマルジョン、ポリ塩化ビニリデン
エマルジョン、メタクリル酸エステル共重合エマルジョ
ンおよびアクリル酸エステル共重合体の乳化物等が使用
できる。感熱発色層中の接着剤の配合量は感熱発色層の
固形分に対し8〜20%が望ましく、8%未満では塗膜
強度が低い欠点があるし、20%を越すと感度が低下す
る問題がある。
【0017】塗膜の耐水性を強固なものとするために
は、反応基、例えばアセトアセチル基、カルボキシル
基、またはアミド等を含有する水溶性及び/又は水分散
性樹脂と架橋剤とを組み合わせて用いることが好まし
い。
【0018】架橋剤としては、グリオキザール、ポリア
ルデヒド等のジアルデヒド系化合物、ポリエチレンイミ
ン等のポリアミン系化合物、エポキシ系化合物、ポリア
ミド樹脂、グリセリンジグリシジルエーテル等のジグリ
シジル系化合物、ジメチロールウレア化合物、並びに過
硫酸アンモニウムや塩化第二鉄、および塩化マグネシウ
ム、四ホウ酸ソーダ、四ホウ酸カリウム等のような無機
化合物またはホウ酸、ホウ酸トリエステル、ホウ素系ポ
リマーを用いることができる。架橋剤の配合量は感熱発
色層の固形分に対し1〜10%が望ましい。
【0019】また、感熱層には必要に応じて顔料を添加
することができる。顔料としては、例えば、炭酸カルシ
ウミ、炭酸マグネシウミ、カオリン、クレー、タルク、
焼成クレー、シリカ、ケイソウ土、合成ケイ酸アルミニ
ウミ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウミ、硫
酸バリウミ、表面処理された炭酸カルシウミヤシリカな
どの無機系微粉末、並びに、尿素樹脂粉末、スチレン/
メタクリル酸共重合体樹脂粉末、ポリスチレン樹脂粉末
等の有機系樹脂微粉末を挙げることができる。
【0020】さらに、感熱発色層には、必要に応じて感
熱記録材料に従来慣用されている補助添加成分、例え
ば、分散剤、界面活性剤、熱可融性物質等を添加するこ
とは差支えない。
【0021】熱可融性物質としては、例えば、ステアリ
ン酸アミド、ステアリン酸エチレンビスアミド、オレイ
ン酸アミド、パルミチル酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド、
ベヘニン酸アミド等ノ脂肪酸アミド類、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウミ、ポリエチレンワックス、
カルナバロウ、パラフィンワックス、エステルワックス
等ノワックス類(または滑剤)、シュウ酸ジ−p−メチ
ルベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジル
エステル、テレフタル酸ジメチルエステル、テレフタル
酸ジブチルエステル、テレフタル酸ジベンジルエステ
ル、イソフタル酸ジブチルエステル、1−ヒドロキシナ
フトエ酸フェニルエステル、1,2−ジ(3−メチルフ
ェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシエタン、1−
フェノキシ−2−(4−メチルフェノキシ)エタン、炭
酸ジフェニル、p−ベンジルビフェニル、2,2’−メ
チレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、4,4’−ブチリデンビス(6−t−ブチル−3
−メチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタ
ン、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブ
チルフェノール)、2,4−ジ−t−ブチル−3−メチ
ルフェノール、4,4’−チオビス(3−メチル−6−
t−ブチルフェノール)等のヒンダードフェノール類、
2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)−ベ
ンゾトリアゾール、および2−ヒドロキシ−4−ベンジ
ルオキシベンゾフェノン等の増感剤、酸化防止剤等が挙
げられる。熱可融性物質は、一般に顕色剤1重量部に対
して4重量部以下の割合で感熱発色層に含まれているこ
とが好ましい。
【0022】感熱発色層は前記支持体の少なくとも片面
に3〜10g/m2塗工される。塗工方法はメイヤーバー
方式、エアナイフ方式、ブレード方式、リバースロール
方式、スリットダイ方式等の従来から当業者で使用され
ている方法を利用することができる。また感熱発色層の
表面をスーパーカレンダー、グロスカレンダー、マシン
カレンダー等により平滑化処理を行うことにより、記録
濃度、感度を向上させることができる。
【0023】本発明の感熱発色層上に設けるオーバーコ
ート層は水溶性樹脂及び/又は水分散性樹脂、架橋剤、
顔料および必要に応じて滑剤、酸化セリウムを含有する
ものである。オーバーコート層に含有させる酸化セリウ
ム微粒子は感熱発色層に使用したものと同様のものが使
用できる。酸化セリウムの添加量は、中間層中に中間層
の固形分に対し1〜30%含有させ、塗工量として0.
1〜3.0g/m2塗工する必要がある。塗工量が0.1
g/m2以下であれば紫外線吸収量が少なく、耐光性が悪
く、3.0g/m2を越えるとコストアップが大きく問題
である。
【0024】オーバーコート層に使用する水溶性及び/
又は水分散性樹脂は感熱発色層に使用したものの中から
適宜選択して使用することができるが、特に造膜性が良
好な水溶性樹脂を使用することが望ましい。架橋剤、顔
料は感熱発色層に使用したものの中から適宜選択して使
用することができる。オーバーコート層の樹脂配合比は
オーバーコート層の固形分に対し40〜80%の範囲が
良好であり、樹脂の配合比が80%を越すと印字時にス
ティッキングが発生したり、ラベル加工時に印刷インク
の接着性が低下する問題がある。また、樹脂の配合比が
40%未満では塗膜のバリヤー性が低く、耐油性、耐可
塑剤性が低下する。架橋剤及び顔料の配合比はオーバー
コート層の固形分に対し、それぞれ1〜30%,1〜2
0%の範囲が望ましい。オーバーコート層に使用する滑
剤は感熱層の熱可融性物質に使用するワックス類の中か
ら選択して使用することができる。オーバーコート層に
配合する滑剤量はオーバーコート層の固形分に対し5〜
40%が望ましい。
【0025】オーバーコート層は乾燥後の塗工量が0.
5〜5.0 g/m2、望ましくは1.0〜4.0 g/m2
工して得ることができる。塗工量が0.5 g/m2未満で
あれば塗膜が均一に形成されないため、ピンホールや塗
工欠陥が存在し、そこから油や可塑剤が浸入し、耐油
性、耐可塑剤性を低下させる原因となる。塗工量が5.
0 g/m2を越すと感度が低下し、印字濃度が薄くなる欠
点がある。塗工方式も感熱層の塗工に使用した方式の中
から適宜選択して利用することができる。
【0026】オーバーコート層の塗工後、反対面にバッ
ク層を塗工し、カールを矯正することができる。バック
層には、オーバーコート層と同様の塗料を使用すること
ができるし、感熱発色層に使用した水溶性樹脂及び/又
は水分散性樹脂を単独、あるいは顔料を配合した塗料を
塗工することができる。さらに、スーパーカレンダー処
理を行うことにより、オーバーコート層の平滑性を高
め、記録濃度、感度を向上させることができる。
【0027】
【実施例】以下に本発明を実施例によって更に具体的に
説明するが、もちろん本発明の範囲はこれらに限定され
るものではない。各実施例中、「部」は「重量部」を示
す。 実施例1 カナディアンスタンダードフリーネス(CSF)、48
0mlまで叩解した広葉樹晒クラフトパルプ100部に、
タルク10部、石油樹脂系サイズ剤0.3部、硫酸バン
ド0.5部を添加してなる抄紙原料を調整し、坪量64
g/m2の紙を抄紙した。この原紙にサイズプレスで酸化
澱粉の2%溶液を塗布した。塗布量は 0.8g/m2であ
った。マシンカレンダーで王研式平滑度(J.TAPP
I No.5)が 50 秒となるように平滑化処理を行
い、感熱記録用支持体とした。この支持体の片面に次に
示す感熱層塗料を乾燥後の塗工量が6.0g/m2となる
ように塗工した後、オーバーコート層塗料を感熱発色層
上に乾燥後の塗工量が3.0g/m2となるように塗工し
た。さらに、反対面にバック層塗料を乾燥後の塗工量が
1.5g/m2となるように塗工した後、スーパーカレン
ダーで平滑処理を行い、オーバーコート層の王研式平滑
度が800秒の感熱記録体を得た。
【0028】 ・感熱発色層塗料 A液(感熱発色性染料分散液) 3−(N−エチル−N−イソペンチル)アミノ−6−メチル− 7−アニリノフルオラン 20 部 ポリビニルアルコール10%水溶液 20 部 水 10 部 B液(顕色剤分散剤) 4−ヒドロキシ−4’−イソプロピルオキシジフェニルスルホン 50 部 ポリビニルアルコール10%水溶液 50 部 水 25 部 A液、B液をそれぞれ別々にウルトラビスコミルで分
散、粉砕し、平均粒径が1μm以下となるように調整し
た。
【0029】A液30部、B液85部、炭酸カルシウム
(ブリリアント15、白石カルシウム(株)製)60%
スラリー40部、ステアリン酸アミド30%分散液17
部、ポリビニルアルコール(ゴーセノールNL−05、
日本合成化学(株)製)10%水溶液40部、SBRラ
テックス(L−1537、固形分50%、旭化成(株)
製)32部、酸化セリウム15%分散液(ニードラール
W−15、多木化学(株)製)33部、水23部を混合
し、感熱発色塗料とした。
【0030】 ・オーバーコート層塗料 カオリナイトクレー(ウルトラグロス−90、ヒューバー社製) 60%スラリー 42 部 カルボキシ変性ポリビニルアルコール(ゴーセナールT−350、 日本合成化学(株)製)10%水溶液 400 部 カゼイン10%水溶液 200 部 ステアリン酸亜鉛30%分散物 17 部 グリオキザール(固形分40%) 25 部 水 86 部 を混合し、オーバーコート層塗料とした。
【0031】 ・バック層塗料 酸化澱粉(エースA、王子コーンスターチ(株)製) 10%水溶液 300 部 ポリビニルアルコール(ゴーセノールNL−05、 日本合成化学(株)製)10%水溶液 100 部 水 100 部 を混合し、バック層塗料とした。
【0032】実施例2、実施例3 実施例1において感熱発色層塗料中の酸化セリウム分散
液の配合量を67部(実施例2)、100部(実施例
3)とする以外は実施例1と同様にして感熱記録体を得
た。
【0033】実施例4 実施例1で使用した原紙の片面上に、実施例1で使用し
たA液30部、B液83部、炭酸カルシウム(ブリリア
ント15、白石カルシウム(株)製)60%スラリー5
0部、ステアリン酸亜鉛30%分散液17部、ポリビニ
ルアルコール(ゴーセノールNL−05、日本合成化学
(株)製)10%水溶液40部、SBRラテックス(O
X−1060、固形分50%、日本ゼオン(株)製)3
2部、水48部からなる感熱発色層塗料を乾燥後の塗工
量が 6.0 g/m2となるように塗工した。感熱発色層上に
次に示すオーバーコート層塗料を乾燥後の塗工量が3.
0g/m2となるように塗工した。さらに、反対面に実施
例1で使用したバック層塗料を乾燥後の塗工量が1.5
g/m2となるように塗工した後、スーパーカレンダーで
平滑処理を行い、オーバーコート層の王研式平滑度が8
50秒の感熱記録体を得た。
【0034】 ・オーバーコート層塗料 炭酸カルシウム(ブリリアント15、白石カルシウム(株)製) 70%スラリー 29 部 カルボキシ変性ポリビニルアルコール(ゴーセナールT−350、 日本合成化学(株)製)10%水溶液 670 部 ステアリン酸亜鉛30%分散物 17 部 ホウ素ポリマー(ハイボロンDDGB−90、固形分50%、 ボロレインターナショナル(株)製) 3 部 酸化セリウム15%分散液(ニードラールW−15、 多木化学(株)製) 33 部 水 271 部 を混合し、オーバーコート層塗料とした。
【0035】実施例5、実施例6 実施例4において、オーバーコート層塗料中の酸化セリ
ウム分散液を67部(実施例5)及び100部(実施例
6)とする以外は実施例4と同様にして感熱記録体を得
た。
【0036】実施例7 実施例1で使用した感熱発色層上に実施例4で使用した
オーバーコート層塗料を乾燥後の塗工量が3.0g/m2
となるように塗工し、さらに反対面に実施例1で使用し
たバック層塗料を乾燥後の塗工量が1.5g/m2となる
ように塗工し、スーパーカレンダーで平滑処理を行い、
オーバーコート層の平滑度が850秒の感熱記録体を得
た。
【0037】比較例1 実施例4で使用した感熱発色層上に実施例1で使用した
オーバーコート層塗料を乾燥後の塗工量が3.0g/m2
となるように塗工し、さらに反対面に実施例1で使用し
たバック層塗料を乾燥後の塗工量が1.5g/m2スーパ
ーカレンダーで平滑処理を行い、オーバーコート層の平
滑度が830秒の感熱記録体を得た。厚さ65μmの剥
離紙上にアクリル系粘着剤を乾燥後の塗工量が20g/
m2となるように塗工した後、実施例および比較例の感熱
記録体それぞれの裏面と貼合せ、感熱ラベルを作成し
た。所定の紙幅に切断後ラベルプリンター(DP−11
0GS、寺岡精工(株)製)でバーコードおよび文字を
印字し、ラベルを剥離紙から剥がし塩ビラップフィルム
上に貼付けた。
【0038】塩ビラップフィルムに貼付けられた感熱ラ
ベルをキセノンアーク式フェードメーター(Ci35
型、光源:3,500W、水冷ロングアーク、東洋精機
製作所製)で3時間処理した後、地肌の着色を評価し
た。また、塩ビラップフィルムに貼付けられた感熱ラベ
ルを市販のサラダオイル中および水中に浸漬した場合、
および感熱ラベル上にさらに塩ビラップフィルムを重
ね、100g/m2の荷重をかけ、25℃48時間経過後
バーコードおよび文字の印字濃度を評価した。結果は表
−1に示す通りであり、実施例1〜実施例7のものはい
ずれも地肌カブリが少なく、バーコードスキャナーでも
十分読み取り可能であったが、比較例1のものは地肌カ
ブリが大きく、バーコードスキャナーでは読み取りでき
なかった。
【0039】
【表1】
【0040】平滑度:J.TAPPI No.5に準じ
て測定。 地肌カブリ:キセノンアーク式フェードメーター(Ci
35型、光源:3,500W、水冷ロングアーク、東洋
精機製作所製)でで3時間処理した後、地肌の着色を官
能評価した。 ○:着色が少ない ×:着色が大きい 印字濃度:ラベルプリンターDP−110GS(寺岡精
工(株)製)で印字後の濃度を評価する。 ○:良好 耐油性: 塩ビラップフィルムに貼付けた感熱ラベルを
サラダオイル中に浸漬し、25℃48時間経過後の印字
部を評価する。 ○:文字が十分判読できる 耐水性: 塩ビラップフィルムに貼付けた感熱ラベルを
水中に浸漬し、25℃48時間経過後の印字部を評価す
る。 ○:文字が十分判読できる 耐塩ビ性:塩ビラップフィルムに貼付けた感熱ラベルの
上をさらに塩ビラップフィルムでおおい、100g/m2
の荷重をかけ、25℃48時間経過印字部を評価する。 ○:文字が十分判読できる
【0041】
【発明の効果】本発明によりバーコードプリンターで印
字濃度の高い記録が得られ、キセノンアーク式フェード
メーターで耐光性テストを行っても地肌カブリが少な
く、他の耐油性、耐水性、耐塩ビ性の良好な感熱記録体
を提供することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明に用いられる発色性染料は、顕色剤
と加熱下に反応して発色することのできる無色又は淡色
の電子供与性染料であり、例えば、2,2ビス{4−
〔6’−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−
3’−メチルスピロ(フタリド−3,9’−キサンテ
ン)−2’−イルアミド〕フェニル}プロパン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−クロロアニリノフルオラン、3−〔N−エチ
ル−N−(p−メチルフェニル)アミノ〕−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(メタトリフルオロメチル)アニリノフルオラン、3−
(N−エチル−N−テトラヒドロフルフリル)アミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチ
ル−N−イソペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−(N,N−ジブチル)アミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン等のフルオラン系染
料がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】例えば、水溶性接着剤としてポリビニルア
ルコール、酸化澱粉、変性澱粉、アラビアゴム、ゼラチ
ン、カゼイン、キトサン、メチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、ポリアクリル酸塩、ポリアクリル
アマイド、スチレン−無水マレイン酸共重合体、メチル
ビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、イソプロピ
レン−無水マレイン酸共重合体が、水分散性接着剤とし
ては、例えばスチレン−ブタジエンラテックス、酢酸ビ
ニル−アクリル酸エステル共重合エマルジョン、ポリウ
レタンエマルジョン、ポリ塩化ビニルエマルジョン、ポ
リ塩化ビニリデンエマルジョン、メタクリル酸エステル
共重合エマルジョンおよびアクリル酸エステル共重合体
の乳化物等が使用できる。感熱発色層中の接着剤の配合
量は感熱発色層の固形分に対し8〜20%が望ましく、
8%未満では塗膜強度が低い欠点があるし、20%を越
すと感度が低下する問題がある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】また、感熱層には必要に応じて顔料を添加
することができる。顔料としては、例えば、炭酸カルシ
ウム炭酸マグネシウム、カオリン、クレー、タルク、
焼成クレー、シリカ、ケイソウ土、合成ケイ酸アルミニ
ウム、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム
酸バリウム表面処理された炭酸カルシウムやシリカ
どの無機系微粉末、並びに、尿素樹脂粉末、スチレン/
メタクリル酸共重合体樹脂粉末、ポリスチレン樹脂粉末
等の有機系樹脂微粉末を挙げることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】熱可融性物質としては、例えば、ステアリ
ン酸アミド、ステアリン酸エチレンビスアミド、オレイ
ン酸アミド、パルミチル酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド、
ベヘニン酸アミド等の脂肪酸アミド類、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、
カルナバロウ、パラフィンワックス、エステルワックス
等のワックス類(または滑剤)、シュウ酸ジ−p−メチ
ルベンジルエステル、シュウ酸ジ−p−クロロベンジル
エステル、テレフタル酸ジメチルエステル、テレフタル
酸ジブチルエステル、テレフタル酸ジベンジルエステ
ル、イソフタル酸ジブチルエステル、1−ヒドロキシナ
フトエ酸フェニルエステル、1,2−ジ(3−メチルフ
ェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシエタン、1−
フェノキシ−2−(4−メチルフェノキシ)エタン、炭
酸ジフェニル、p−ベンジルビフェニル、2,2’−メ
チレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、4,4’−ブチリデンビス(6−t−ブチル−3
−メチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタ
ン、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブ
チルフェノール)、2,4−ジ−t−ブチル−3−メチ
ルフェノール、4,4’−チオビス(3−メチル−6−
t−ブチルフェノール)等のヒンダードフェノール類、
2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)−ベ
ンゾトリアゾール、および2−ヒドロキシ−4−ベンジ
ルオキシベンゾフェノン等の増感剤、酸化防止剤等が挙
げられる。熱可融性物質は、一般に顕色剤1重量部に対
して4重量部以下の割合で感熱発色層に含まれているこ
とが好ましい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】オーバーコート層に使用する水溶性及び/
又は水分散性樹脂は感熱発色層に使用したものの中から
適宜選択して使用することができるが、特に造膜性が良
好な水溶性樹脂を使用することが望ましい。架橋剤、顔
料は感熱発色層に使用したものの中から適宜選択して使
用することができる。オーバーコート層の樹脂配合比は
オーバーコート層の固形分に対し40〜80%の範囲が
良好であり、樹脂の配合比が80%を越すと印字時にス
ティッキングが発生したり、ラベル加工時に印刷インク
の接着性が低下する問題がある。また、樹脂の配合比が
40%未満では塗膜のバリヤー性が低く、耐油性、耐可
塑剤性が低下する。架橋剤及び顔料の配合比はオーバー
コート層の固形分に対し、それぞれ1〜20%,1〜3
0%の範囲が望ましい。オーバーコート層に使用する滑
剤は感熱層の熱可融性物質に使用するワックス類の中か
ら選択して使用することができる。オーバーコート層に
配合する滑剤量はオーバーコート層の固形分に対し5〜
40%が望ましい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 ・オーバーコート層塗料 炭酸カルシウム(ブリリアント15、白石カルシウム(株)製) 70%スラリー 29部 カルボキシ変性ポリビニルアルコール(ゴーセナールT−350、 日本合成化学(株)製)10%水溶液 670部 ステアリン酸亜鉛30%分散物 17部 ホウ素ポリマー(ハイボロンDDGB−90、固形分90%、 ボロンインターナショナル(株)製) 3部 酸化セリウム15%分散液(ニードラールW−15、 多木化学(株)製) 33部 水 271部 を混合し、オーバーコート層塗料とした。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の少なくとも片面に無色、または
    淡色の電子供与性ロイコ染料、加熱により該ロイコ染料
    を発色させる有機酸性物質および接着剤を主成分として
    含有する感熱発色層を設け、さらに該感熱発色層上に水
    溶性樹脂及び/又は水分散性樹脂、架橋剤及び顔料を主
    成分として含有するオーバーコート層を設けてなる感熱
    記録体において、感熱発色層及び/又はオーバーコート
    層中に酸化セリウム微粒子を配合することを特徴とする
    感熱記録体。
JP4240069A 1992-08-18 1992-08-18 感熱記録体 Pending JPH0664324A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0767074A2 (en) * 1995-10-05 1997-04-09 Nippon Paper Industries Co., Ltd. A thermal recording medium
WO2006085572A1 (ja) * 2005-02-10 2006-08-17 Tokushu Paper Mfg. Co., Ltd. 耐油性シート状物

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EP0767074A3 (en) * 1995-10-05 1998-01-07 Nippon Paper Industries Co., Ltd. A thermal recording medium
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JP2006219786A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Tokushu Paper Mfg Co Ltd 耐油性シート状物
US7700197B2 (en) 2005-02-10 2010-04-20 Tokushu Paper Mfg. Co., Ltd. Oil-resistant sheet material

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