JPH04131269A - シート搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、印刷機、複写機等のシート搬送装置、に関す
る。

災米技皇 印刷機の印刷用紙や複写機の記録用紙等のシート搬送装
置としては、例えば特開昭５９−２０３０５１号公報に
開示されているように、第２図に示す如くシート搬送方
向に関し前後一対の歯付ローラ３に巻掛けられ、シート
搬送幅の左右両側端部に設けられた１対の歯付ベルト４
（一般にタイミングベルトと呼ばれている）と、該１対
の歯付ベルトに両端部が固定され上記１対の歯付ベルト
間を橋絡して延びる弾性板状押圧部材５とを有し、歯付
ベルト４の移動により移動する上記押圧部材５と歯付ベ
ルト４とによりシート１３の前端部を保持して連行し、
上記１対の歯付ベルト４の間に設けられた互いに圧接す
るローラ１，６により成るシート搬送部材により搬送力
が与えられ、上記押圧部材によるシート前端部の保持が
解除されシートを排出するシート搬送装置が知られてい
る。

従来のこの型のシート搬送装置としては特開昭５９−２
０３０５１号公報には、上記の押圧部材５が第３図及び
第４図に示す如く、歯付ベルト４の搬送方向に前後に並
び夫々端部が１対の歯付ベルト４の外周面に固着されか
つ互いに蝶着された短冊状部材２０．２１と前側の短冊
状部材２０の外面に前部が面で固着され、後部は後側の
短冊状部材２１と遊離した複数の押圧片２２とより成り
、歯付ベルト４の一方の湾曲部で開いた後側短冊状部材
２１と押圧片２２との間にシート１３の前端部を挿入し
て挾持して連行し、他方の湾曲部で後側短冊状部材２１
と押圧片２２とが開いた時シート１３の先端部を開放し
シートを排出するようにした構成が示されている。

ところで、印刷機等では用紙は給紙部から概ね水平に送
り呂されるので、上記構成のシート搬送装置では歯付き
ベルト４の湾曲部分で開いた押圧部材５の後部短状部材
２１と押圧片２２との開口部にシート１３の先端部を挿
入する場合、シートをベルト４の直線部分に対して大き
く傾けることができないため、押圧片後端縁２２がシー
ト搬送経路を通り過ぎた後にシートを送り込むようにし
た場合、抑圧片２２が水平に近くなってからシート先端
部を挿入することになり、その時点から押圧部材が開い
ている時間が短く、シート搬送を短時間で終了させる必
要がある。そのため、シートの先端挿入時には押圧部材
、ひいてはベルトの移動速度より遥かに速い速度でシー
トを送る必要があり、シート前端部の挿入、くわえ込み
が不安定になり易い。押圧部材によるくわえ込みが不確
実になると、例えば、印刷機の場合、先端部の画像面積
が大きい場合等インキの粘性によりシートが版胴から剥
離しにくＳ、シート先端が押圧部材から引抜かれ、版胴
に付いたま）、巻上ってしまう欠点があった。

発明が解決しようとする課題 本発明は、上記構成の従来のシート搬送装置の上述の欠
点にかんがみ、シート先端部が確実に押圧部材に保持さ
れ、かつシートをシート搬送装置から外して排出すると
き、容易かつ確実にシート先端を解放することができる
シート搬送装置を提供することを課題とする。

課題解決のための手 本発明は、上記の課題を解決させるため、前述の構成の
シート搬送装置において、 上記押圧部材が１枚の弾性板部材より成り、その歯付ベ
ルト外周面に対向する面に解除可能にシートを付着させ
る付着手段を設けるとともに、シート前端部の保持解除
時に所定の時間歯付ベルトの速度を上記のシート搬送部
材の搬送速度より大きくしたことを特撮とする。

作用 本発明のシート搬送装置は上記の如く構成されているの
で、シート搬送速度をベルトの速度と同じ速度とし、シ
ート搬送部材の圧接部直前でシート先端が押圧部材下面
に接するように搬送すると、シート先端部上面と押圧部
材下面とが接触した状態で１対のローラより成るシート
搬送部材に強い圧力で挾持されて搬送され押圧部材下面
に設けられた解除可能な付着手段によりシートは押圧部
材の下面に確実に保持されて搬送される。

歯付ベルトの他方の湾曲部で、シート先端部の押圧部材
による保持を解除しシートを搬送部材から排出するに当
っては、ある時間の間、歯付ベルトの速度をシート搬送
部材の速度より速くしたことにより、シート先端部は抑
圧部材とずれて付着手段による保持が解除されるととも
に押圧部材より取残された状態でシート搬送部材により
搬送されるので、シートは確実に排出される６失許孤 以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図は、本発明を輪転式孔版印刷機の印刷用紙搬送装
置に適用した実施例を示す図である。図中、第２図で説
明したシート搬送装置の部材と同一の機能を有する部材
には同一の符号を付して説明する。

この印刷機では、多孔剛体の版胴】に給版装置１５より
給送された穿孔原紙は、版胴１のクランパ１７に先端を
把持されて版胴１に巻装される。

版胴１の内面には版胴の回転によりインキローラ２によ
りインキが供給され、版胴１及び原紙の開孔を経て浸み
出したインキはインキローラに対向する位置に給紙され
た印刷用紙１３にプレスローラ６による押圧下で移転し
、印刷が行なわれる。

所定枚数の印刷が完了し、次の原紙を装着するに先立ち
、これ迄の原紙は排版装置１６により版胴より剥離され
廃棄される。

さて、印刷用紙１３は給紙台１１より給紙信号により分
離搬送ローラ１０により１枚づきガイド部材１４’　、
１４’にガイドされてレジストローラ対９に送り出され
て一旦停止され、モータ、扇形カム等によりタイミング
を取られて版胴１とプレスローラ６との間に給紙される
。

給紙される印刷用紙の版胴とプレスローラとの間への給
紙及び印刷後の用紙の排紙台１２への搬送には本発明に
よるシート搬送装置が使用される。

このシート搬送装置では、抑圧部材５は１枚の弾性板部
材（例えばゴム板）より成る、そのベルトの外周面に対
向した側にはシートが粘着されかつ容易にシートを剥離
することができ、剥離した場合シートに残渣が残らない
ような粘着剤が塗布されている。

レジストローラ９より給送された用紙１３を案内するガ
イド部材１４は、用紙を版、Ｉｌｌとプレスローラ６と
の圧接部に案内するように設けられている。圧接部の下
流側から排出側プーリ３の近傍迄１対の歯付きベルト４
の間にベルト表面が概ね同一平面をなす如く、排紙ベル
ト７とその内部に設けられた吸着ファン８とより成る排
紙装置が設けられている。歯付ベルト４の搬送速度は版
胴１とプレスローラ６とによる用紙搬送速度と原則的に
は同一とされているが、−時的に速くすることが可能と
なっている。排紙装置７．８の搬送速度は版胴１とプレ
スローラ６とによる搬送速度と同一とされている。

以上の構成により、所定のタイミングでレジストーラ対
９より給紙される印刷用紙は、ガイド部材１４に案内さ
れて版胴１とプレスローラ６との圧接部に送られ、この
位置で押圧部材５の下面と用紙１３の先端部上面とは面
接触し同じ速度で搬送される。用紙前端が圧接部に挿入
される迄プレスローラ６は版胴から離れており、挿入さ
れた直後にプレスローラ６は版胴１に圧接し、用紙１３
の先端部上面は押圧部材５の下面に圧接されて粘着剤に
より確実に粘着保持されて版胴１とプレスローラ６によ
り搬送される。したがって、用紙が版胴から剥離されず
に巻上ることは確実に防止される。用紙の先端が排紙ベ
ルト７に掛る頃より、歯付きベルト４の速度は版胴１の
周速より若干速く回り始める。排紙ベルト７は版胴１の
周速と等しい速度で送られる。その結果、用紙１３の先
端部と抑圧部材５との粘着は剥離し、かつ、用紙の前端
縁は押圧部材５の後端縁から外れる。この状態のま）押
圧部材５はプーリ３に沿って周動し、用紙は自身の腰に
より直進すると、用紙は何ら妨害されることなくシート
搬送装置により離れて排紙装置７．８により機外の排紙
台１２上に排出され積載される。

押圧部材の下面に設けるシート前端部付着手段としては
、上記の粘着剤の他、押圧することによりシートを吸着
し容易に引剥すことのできる多数のマイクロ吸盤等も利
用可能であり、押圧部材をゴム板で作る場合は一体的に
成型して作ることも可能である。

なお、実施例として孔版印刷機の印刷用紙搬送装置を例
にとって説明したが、本発明は、この他各種印刷機、複
写機等の用紙搬送装置に適用可能である。

匁−≦１ 以上の如く１本発明によれば、給紙された用紙は確実に
前端部を保持されて搬送されるので、印刷機の印刷用紙
搬送装置に使用した場合は版胴のインキによる巻上りが
防止され、又、シートを確実に搬送装置より分離して排
紙台上に積載することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を輪転式孔版印刷機の印刷用紙搬送装置
に適用した実施例の構成を示す断面図、第２図はその要
部を示す斜視図、第３図は従来のシート搬送装置の全体
構成を示す斜視図、第４図はその押圧部材の構成を示す
断面図である。 １４、 ・・用紙 １４′ １４′ ・ガイド部材 １・・・版胴（シート搬送部材） ３・・・歯付プーリ　　４・・・歯付ベルト５・・押圧
部材　　６・・・プレスローラ７・・・排紙ベルト　　
８・・・吸着ファン９・・・レジストローラ １０・・・分離搬送ローラ １１・・給紙台　　１２・・・排紙台 第 図 第 図 第 図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）シート搬送方向に関し前後一対の歯付ローラに巻
   掛けられ、シート搬送幅の左右両側端部に設けられた１
   対の歯付ベルトと、該１対の歯付ベルトに両端部が固定
   され上記１対の歯付ベルト間を橋絡して延びる弾性板状
   押圧部材とを有し、歯付ベルトの移動により移動する上
   記押圧部材によりシート前端部を保持して連行し、上記
   １対の歯付ベルトの間に設けられた互いに圧接するロー
   ラ対より成るシート搬送部材により搬送力が与えられ、
   上記押圧部材によるシート前端部の保持が解除されてシ
   ートを排出するシート搬送装置において、上記押圧部材
   は１枚の弾性板部材より成り、その歯付ベルト外周面に
   対向する面に解除可能にシートを付着させる付着手段を
   設けるとともに、シート前端部の挾持解除時に所定の時
   間歯付ベルトの速度を上記のシート搬送部材の搬送速度
   より大きくしたことを特徴とするシート搬送装置。
2. （２）上記の付着手段が剥離可能で剥離後シートに残渣
   が残らない粘着剤であることを特徴とする請求項１に記
   載のシート搬送装置。
3. （３）上記の付着手段が押圧することにより吸着する多
   数のマイクロ吸盤であることを特徴とする請求項１に記
   載のシート搬送装置。