JP2741012B2 - 液供給部材を用いたシート材からの像形成物質除去装置及びシート材処理装置 - Google Patents
液供給部材を用いたシート材からの像形成物質除去装置及びシート材処理装置Info
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- JP2741012B2 JP2741012B2 JP7018548A JP1854895A JP2741012B2 JP 2741012 B2 JP2741012 B2 JP 2741012B2 JP 7018548 A JP7018548 A JP 7018548A JP 1854895 A JP1854895 A JP 1854895A JP 2741012 B2 JP2741012 B2 JP 2741012B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンター、印刷機等の画像形成装置によって像形
成物質が安定に付着したシート材から像形成物質を取り
除くシート材からの像形成物質除去装置及びシート材処
理装置に係り、詳しくは、表面に液を担持した液供給用
部材を、シート材の搬送方向にならった方向に、シート
材の移動速度よりも高速で無端移動するように駆動し
て、シート材に所望量の液を供給するとともに、この高
速の無端移動によるシート材後端早送りで、シート材の
折れや液供給量不足を発生させるのを防止できるように
したシート材からの像形成物質除去装置及びシート材処
理装置に関するものである。
リ、プリンター、印刷機等の画像形成装置によって像形
成物質が安定に付着したシート材から像形成物質を取り
除くシート材からの像形成物質除去装置及びシート材処
理装置に係り、詳しくは、表面に液を担持した液供給用
部材を、シート材の搬送方向にならった方向に、シート
材の移動速度よりも高速で無端移動するように駆動し
て、シート材に所望量の液を供給するとともに、この高
速の無端移動によるシート材後端早送りで、シート材の
折れや液供給量不足を発生させるのを防止できるように
したシート材からの像形成物質除去装置及びシート材処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先に本出願人は、記録済みシート材に、
不安定化剤としての水、界面活性剤を含む水溶液、水溶
性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水溶性ポリ
マーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少なくとも
1種の水あるいは水溶液を保持させるとともに、剥離部
材を介在させ、像形成物質を該剥離部材に加熱接着もし
くは加圧接着してシート材から剥離する像形成物質除去
方法を提案した(例えば、特願平4−255916号参
照)。これによれば、シート材の紙質を比較的損傷する
ことなく、像形成物質のみを除去することができる。
不安定化剤としての水、界面活性剤を含む水溶液、水溶
性ポリマーを含む水溶液、及び界面活性剤と水溶性ポリ
マーとを含む水溶液よりなる群から選ばれた少なくとも
1種の水あるいは水溶液を保持させるとともに、剥離部
材を介在させ、像形成物質を該剥離部材に加熱接着もし
くは加圧接着してシート材から剥離する像形成物質除去
方法を提案した(例えば、特願平4−255916号参
照)。これによれば、シート材の紙質を比較的損傷する
ことなく、像形成物質のみを除去することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記提案の方法を実施
するために、表面に液を担持した液供給用部材を、シー
ト材の搬送方向にならった方向に、シート材の移動速度
よりも高速で無端移動するように駆動して、シート材に
所望量の液を供給することが考えられる。ところが、こ
のような液供給用部材を用いた場合、シート後端が、シ
ート材搬送方向で該液供給部材よりも上流に配設され、
シート材を厚み方向に挾持した状態で搬送する挾持搬送
装置を脱した後に、シート材の後端部が、上記液供給用
部材によって早送りされ、シート材に折れが生じたり、
液供給量不足が生じたりする恐れがある。
するために、表面に液を担持した液供給用部材を、シー
ト材の搬送方向にならった方向に、シート材の移動速度
よりも高速で無端移動するように駆動して、シート材に
所望量の液を供給することが考えられる。ところが、こ
のような液供給用部材を用いた場合、シート後端が、シ
ート材搬送方向で該液供給部材よりも上流に配設され、
シート材を厚み方向に挾持した状態で搬送する挾持搬送
装置を脱した後に、シート材の後端部が、上記液供給用
部材によって早送りされ、シート材に折れが生じたり、
液供給量不足が生じたりする恐れがある。
【0004】そこで、先に本出願人は、シート材が上記
液供給用部材に対向し、かつ該シート材の後端部が上記
上流の挾持搬送手段による挾持状態から脱している期
間、該液供給用部材の表面がシート材と逆方向に移動す
るように、該液供給用部材を駆動制御するシート材から
の像形成物質除去装置及びシート材処理装置を提案した
(特願平5−201174号)。
液供給用部材に対向し、かつ該シート材の後端部が上記
上流の挾持搬送手段による挾持状態から脱している期
間、該液供給用部材の表面がシート材と逆方向に移動す
るように、該液供給用部材を駆動制御するシート材から
の像形成物質除去装置及びシート材処理装置を提案した
(特願平5−201174号)。
【0005】本発明は、この先願に係る発明の改良に関
するものであり、上記液供給用部材をシート材の搬送経
路に沿って複数配設したシート材からの像形成物質除去
装置及びシート材処理装置であって、各液供給部材によ
るシート材後端の早送りなどによる不具合を防止できる
シート材からの像形成物質除去装置及びシート材処理装
置を提供することを目的とするものである。
するものであり、上記液供給用部材をシート材の搬送経
路に沿って複数配設したシート材からの像形成物質除去
装置及びシート材処理装置であって、各液供給部材によ
るシート材後端の早送りなどによる不具合を防止できる
シート材からの像形成物質除去装置及びシート材処理装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、表面上に像形成物質が固着し
ているシート材から該像形成物質を除去するシート材か
らの像形成物質除去装置において、シート材の搬送経路
にそって所定間隔をおいて配設され、それぞれシート材
を厚み方向に挾持して所定方向に搬送する第1及び第2
の挾持搬送装置と、該搬送経路における第1及び第2の
挾持搬送装置の間に配設され、表面に液を担持して、第
1及び第2の挾持搬送装置によるシート材の搬送方向に
ならった方向と、該搬送方向とは逆の方向とに選択的に
無端移動するように駆動される液供給用部材を複数備え
た液供給装置と、該複数の液供給用部材について、それ
ぞれ所定期間は、上記搬送方向にならった方向にシート
材の移動速度よりも高速で無端移動させ、かつ、それぞ
れ少なくとも、所定方向に搬送されているシート材に対
して搬送力を与える部材のうちシート材の最後端部に対
向する部材に相当する期間は、上記搬送方向とは逆の方
向に無端移動させる液供給用部材駆動制御手段と、該液
供給手段により液を供給されたシート材から像形成物質
を除去する像形成物質除去手段とを設けたことを特徴と
するものである。
めに、請求項1の発明は、表面上に像形成物質が固着し
ているシート材から該像形成物質を除去するシート材か
らの像形成物質除去装置において、シート材の搬送経路
にそって所定間隔をおいて配設され、それぞれシート材
を厚み方向に挾持して所定方向に搬送する第1及び第2
の挾持搬送装置と、該搬送経路における第1及び第2の
挾持搬送装置の間に配設され、表面に液を担持して、第
1及び第2の挾持搬送装置によるシート材の搬送方向に
ならった方向と、該搬送方向とは逆の方向とに選択的に
無端移動するように駆動される液供給用部材を複数備え
た液供給装置と、該複数の液供給用部材について、それ
ぞれ所定期間は、上記搬送方向にならった方向にシート
材の移動速度よりも高速で無端移動させ、かつ、それぞ
れ少なくとも、所定方向に搬送されているシート材に対
して搬送力を与える部材のうちシート材の最後端部に対
向する部材に相当する期間は、上記搬送方向とは逆の方
向に無端移動させる液供給用部材駆動制御手段と、該液
供給手段により液を供給されたシート材から像形成物質
を除去する像形成物質除去手段とを設けたことを特徴と
するものである。
【0007】請求項2の発明は、上記請求項1のシート
材からの像形成物質除去装置において、上記液供給用部
材駆動制御手段を、上記複数の液供給用部材について、
それぞれ少なくとも、所定方向に搬送されているシート
材に対して搬送力を与える部材のうちシート材の最先端
部に対向する部材に相当する期間は、上記搬送方向にな
らった方向にシート材の移動速度よりも高速で無端移動
させるように構成したことを特徴とするものである。
材からの像形成物質除去装置において、上記液供給用部
材駆動制御手段を、上記複数の液供給用部材について、
それぞれ少なくとも、所定方向に搬送されているシート
材に対して搬送力を与える部材のうちシート材の最先端
部に対向する部材に相当する期間は、上記搬送方向にな
らった方向にシート材の移動速度よりも高速で無端移動
させるように構成したことを特徴とするものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2のシー
ト材からの像形成物質除去装置において、上記液供給用
部材駆動制御手段を、上記複数の液供給用部材につい
て、それぞれシート材の先端が対向する前から表面の無
端移動を開始させるように構成したことを特徴とするも
のである。
ト材からの像形成物質除去装置において、上記液供給用
部材駆動制御手段を、上記複数の液供給用部材につい
て、それぞれシート材の先端が対向する前から表面の無
端移動を開始させるように構成したことを特徴とするも
のである。
【0009】請求項4の発明は、シート材に液を供給し
て所定の処理を行うシート材処理装置において、シート
材の搬送経路にそって所定間隔をおいて配設され、それ
ぞれシート材を厚み方向に挾持して搬送する第1及び第
2の挾持搬送装置と、該搬送経路における第1及び第2
の挾持搬送装置の間に配設され、表面に液を担持して、
第1及び第2の挾持搬送装置によるシート材の搬送方向
にならった方向と、該搬送方向とは逆の方向とに選択的
に無端移動するように駆動される液供給用部材を複数備
えた液供給装置と、該複数の液供給用部材について、そ
れぞれ所定期間は、上記搬送方向にならった方向にシー
ト材の移動速度よりも高速で無端移動させ、かつ、それ
ぞれ少なくとも、所定方向に搬送されているシート材に
対して搬送力を与える部材のうちシート材の最後端部に
対向する部材に相当する期間は、上記搬送方向とは逆の
方向に無端移動させる液供給用部材駆動制御手段とを設
けたことを特徴とするものである。
て所定の処理を行うシート材処理装置において、シート
材の搬送経路にそって所定間隔をおいて配設され、それ
ぞれシート材を厚み方向に挾持して搬送する第1及び第
2の挾持搬送装置と、該搬送経路における第1及び第2
の挾持搬送装置の間に配設され、表面に液を担持して、
第1及び第2の挾持搬送装置によるシート材の搬送方向
にならった方向と、該搬送方向とは逆の方向とに選択的
に無端移動するように駆動される液供給用部材を複数備
えた液供給装置と、該複数の液供給用部材について、そ
れぞれ所定期間は、上記搬送方向にならった方向にシー
ト材の移動速度よりも高速で無端移動させ、かつ、それ
ぞれ少なくとも、所定方向に搬送されているシート材に
対して搬送力を与える部材のうちシート材の最後端部に
対向する部材に相当する期間は、上記搬送方向とは逆の
方向に無端移動させる液供給用部材駆動制御手段とを設
けたことを特徴とするものである。
【0010】請求項5の発明は、上記請求項4のシート
材処理装置において、上記液供給用部材駆動制御手段
を、上記複数の液供給用部材について、それぞれ少なく
とも、所定方向に搬送されているシート材に対して搬送
力を与える部材のうちシート材の最先端部に対向する部
材に相当する期間は、上記搬送方向にならった方向にシ
ート材の移動速度よりも高速で無端移動させるように構
成したことを特徴とするものである。
材処理装置において、上記液供給用部材駆動制御手段
を、上記複数の液供給用部材について、それぞれ少なく
とも、所定方向に搬送されているシート材に対して搬送
力を与える部材のうちシート材の最先端部に対向する部
材に相当する期間は、上記搬送方向にならった方向にシ
ート材の移動速度よりも高速で無端移動させるように構
成したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明においては、シート材の搬送経路に沿っ
て配設され、表面に液を担持して無端移動する複数の液
供給用部材それぞれを、少なくとも所定期間は、シート
材の搬送方向にならった方向にシート材の移動速度より
も高速で無端移動させる。これにより、各液供給用部材
とシート材との間で液切れなどを生じさせることなく良
好に、しかも、複数の液供給用部材により充分な量だ
け、シート材に液を供給する。そして、上記複数の液供
給用部材それぞれを、少なくとも、所定方向に搬送され
ているシート材に対して搬送力を与える部材のうちシー
ト材の最後端部に対向する部材に相当し、シート材後端
部を早送りする恐れがある期間は、上記搬送方向とは逆
の方向に無端移動させる。これにより、該早送りによる
シート材の折れや液供給量不足の発生を防止する。
て配設され、表面に液を担持して無端移動する複数の液
供給用部材それぞれを、少なくとも所定期間は、シート
材の搬送方向にならった方向にシート材の移動速度より
も高速で無端移動させる。これにより、各液供給用部材
とシート材との間で液切れなどを生じさせることなく良
好に、しかも、複数の液供給用部材により充分な量だ
け、シート材に液を供給する。そして、上記複数の液供
給用部材それぞれを、少なくとも、所定方向に搬送され
ているシート材に対して搬送力を与える部材のうちシー
ト材の最後端部に対向する部材に相当し、シート材後端
部を早送りする恐れがある期間は、上記搬送方向とは逆
の方向に無端移動させる。これにより、該早送りによる
シート材の折れや液供給量不足の発生を防止する。
【0012】そして、本発明においては、上記複数の液
供給用部材それぞれを、少なくとも、所定方向に搬送さ
れているシート材に対して搬送力を与える部材のうちシ
ート材の最先端部に対向する部材に相当し、上記逆の方
向の無端移動ではシート材の先端部を搬送方向上流側に
送る恐れがある期間は、上記搬送方向にならった方向に
シート材の移動速度よりも高速で無端移動させることが
望ましい。これによれば、上記逆の方向の無端移動で、
シート材の先端部を搬送方向上流側に送ることによるシ
ート材の折れやジャムを防止できる。
供給用部材それぞれを、少なくとも、所定方向に搬送さ
れているシート材に対して搬送力を与える部材のうちシ
ート材の最先端部に対向する部材に相当し、上記逆の方
向の無端移動ではシート材の先端部を搬送方向上流側に
送る恐れがある期間は、上記搬送方向にならった方向に
シート材の移動速度よりも高速で無端移動させることが
望ましい。これによれば、上記逆の方向の無端移動で、
シート材の先端部を搬送方向上流側に送ることによるシ
ート材の折れやジャムを防止できる。
【0013】更に、本発明においては、上記複数の液供
給用部材について、それぞれシート材の先端が対向する
前から表面の無端移動を開始させることが望ましい。こ
れによれば、上記表面の無端移動開始直後の、表面上の
液膜が安定しない時期にシートが対向し、液供給ムラが
発生するのを防止できる。
給用部材について、それぞれシート材の先端が対向する
前から表面の無端移動を開始させることが望ましい。こ
れによれば、上記表面の無端移動開始直後の、表面上の
液膜が安定しない時期にシートが対向し、液供給ムラが
発生するのを防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を転写型の電子写真複写機によ
って画像が形成された像保持体としての転写紙から、像
形成物質としての熱溶融性トナー(以下、トナーとい
う)を除去するトナー除去装置に適用した実施例につい
て説明する。図1は、本発明が適用可能なトナー除去装
置の一構成例を示す概略構成図である。まず、全体の概
略を説明すると、このトナー除去装置は、積載状態で収
容しているトナー像が形成された転写紙1を一枚づつ分
離給送する給紙ユニット100と、給紙ユニット100
から送られてきた転写紙1に不安定化液を付与する不安
定化液付与手段としての液付与ユニット200と、該液
付与ユニット200に後述する処理液2を供給する液供
給装置220と、不安定化液が供給された転写紙1から
トナーを剥離して除去する剥離手段としてのトナー剥離
ユニット300と、トナーが除去された転写紙1を乾燥
させる乾燥ユニット400と、乾燥ユニット400から
排出される転写紙1を受ける紙受けユニット500とを
備えている。
って画像が形成された像保持体としての転写紙から、像
形成物質としての熱溶融性トナー(以下、トナーとい
う)を除去するトナー除去装置に適用した実施例につい
て説明する。図1は、本発明が適用可能なトナー除去装
置の一構成例を示す概略構成図である。まず、全体の概
略を説明すると、このトナー除去装置は、積載状態で収
容しているトナー像が形成された転写紙1を一枚づつ分
離給送する給紙ユニット100と、給紙ユニット100
から送られてきた転写紙1に不安定化液を付与する不安
定化液付与手段としての液付与ユニット200と、該液
付与ユニット200に後述する処理液2を供給する液供
給装置220と、不安定化液が供給された転写紙1から
トナーを剥離して除去する剥離手段としてのトナー剥離
ユニット300と、トナーが除去された転写紙1を乾燥
させる乾燥ユニット400と、乾燥ユニット400から
排出される転写紙1を受ける紙受けユニット500とを
備えている。
【0015】上記給紙ユニット100は、底板101上
に積載された転写紙1を最上部のものから給紙ローラ1
02で給紙し、フィードローラ103及びセパレートロ
ーラ104からなる分離機構で重送紙を分離して一枚の
転写紙1のみを送り出すものである。この給紙ユニット
100で送り出された転写紙1は搬送ローラ対105で
搬送され、レジストローラ対106でタイミング調整及
びスキュー補正が行なわれて次の液付与ユニット200
に送られる。なお、上記給紙ユニット100などの具体
的な構成及び動作は電子写真複写機における給紙機構と
同様であるので、詳細な説明は省略する。
に積載された転写紙1を最上部のものから給紙ローラ1
02で給紙し、フィードローラ103及びセパレートロ
ーラ104からなる分離機構で重送紙を分離して一枚の
転写紙1のみを送り出すものである。この給紙ユニット
100で送り出された転写紙1は搬送ローラ対105で
搬送され、レジストローラ対106でタイミング調整及
びスキュー補正が行なわれて次の液付与ユニット200
に送られる。なお、上記給紙ユニット100などの具体
的な構成及び動作は電子写真複写機における給紙機構と
同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0016】上記液付与ユニット200は、転写紙1と
トナーとの付着状態を不安定状態にする不安定化液とし
ての処理液2を所定量満した液容器と、該液容器中の液
中に部分的に没するように設けられた液塗布ローラとか
ら液塗布器201,202を、搬送方向に2段備えてい
る。それぞれの塗布器の液塗布ローラ上方には、所定の
間隔をおいて表面同士が対向するように紙規制ローラ2
03,204が設けられている。そして、転写紙1の搬
送方向において、1段目の液塗布器201と2段目の塗
布器202との間、及び、2段目の塗布器201の下流
側には、転写紙を搬送する中継ローラ対205,206
が設けられている。そして、各液塗布器201,202
や中継ローラ対205,206などの下方には、液受け
タンク215が設けられている。なお、この液付与ユニ
ット200については後に詳述する。
トナーとの付着状態を不安定状態にする不安定化液とし
ての処理液2を所定量満した液容器と、該液容器中の液
中に部分的に没するように設けられた液塗布ローラとか
ら液塗布器201,202を、搬送方向に2段備えてい
る。それぞれの塗布器の液塗布ローラ上方には、所定の
間隔をおいて表面同士が対向するように紙規制ローラ2
03,204が設けられている。そして、転写紙1の搬
送方向において、1段目の液塗布器201と2段目の塗
布器202との間、及び、2段目の塗布器201の下流
側には、転写紙を搬送する中継ローラ対205,206
が設けられている。そして、各液塗布器201,202
や中継ローラ対205,206などの下方には、液受け
タンク215が設けられている。なお、この液付与ユニ
ット200については後に詳述する。
【0017】上記処理液2としては、水、水溶性ポリマ
ーを含む水溶液、界面活性剤を含む水溶液、及び水溶性
ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液よりなる群から選
ばれた少なくとも1種の水あるいは水溶液を用いること
ができる。
ーを含む水溶液、界面活性剤を含む水溶液、及び水溶性
ポリマーと界面活性剤とを含む水溶液よりなる群から選
ばれた少なくとも1種の水あるいは水溶液を用いること
ができる。
【0018】上記液供給装置220は、装置下部に設け
られ、交換自在の補充液ボトル208、補充液ボトル2
08から電磁ポンプ209で適宜処理液2が補給される
処理液タンク210、処理液タンク210に内蔵された
羽根ポンプ等の給液ポンプ211、給液ポンプ211を
回転駆動するポンプモータ212、給液ポンプ211か
らの処理液2を液容器201,202に送るための給液
パイプ213、液容器201a,202aの下部に設け
られた液排出口から液受けタンク215に排出された処
理液2を処理液タンク210内に戻すための回収パイプ
214等で構成されている。ここで、給液ポンプ211
で送られた処理液2は、給液パイプ213内を通って液
塗布器201,202の液容器に供給される。そして、
該液容器から流出して上記液受けタンク215で受けら
れた処理液2は回収パイプ214を通って処理液タンク
210内に戻されて循環する。このような処理液2の定
常的な循環動作中、各液塗布器201,202におい
て、液塗布ローラが液容器内の処理液2中に所定量だけ
没するように、給液ポンプ211による給液量等が設定
されている。
られ、交換自在の補充液ボトル208、補充液ボトル2
08から電磁ポンプ209で適宜処理液2が補給される
処理液タンク210、処理液タンク210に内蔵された
羽根ポンプ等の給液ポンプ211、給液ポンプ211を
回転駆動するポンプモータ212、給液ポンプ211か
らの処理液2を液容器201,202に送るための給液
パイプ213、液容器201a,202aの下部に設け
られた液排出口から液受けタンク215に排出された処
理液2を処理液タンク210内に戻すための回収パイプ
214等で構成されている。ここで、給液ポンプ211
で送られた処理液2は、給液パイプ213内を通って液
塗布器201,202の液容器に供給される。そして、
該液容器から流出して上記液受けタンク215で受けら
れた処理液2は回収パイプ214を通って処理液タンク
210内に戻されて循環する。このような処理液2の定
常的な循環動作中、各液塗布器201,202におい
て、液塗布ローラが液容器内の処理液2中に所定量だけ
没するように、給液ポンプ211による給液量等が設定
されている。
【0019】上記トナー剥離ユニット300は、複数の
支持ローラ302,303等に掛け回されたベルト状の
剥離部材としてのトナーオフセット用ベルト(以下、オ
フセットベルトという)301と、オフセットベルト3
01を挟んで互いに圧接し合うように設けられた加熱ラ
ンプ内蔵の加熱ブロック304及び上加熱ローラ305
と、オフセットベルト301に所定の張力を与えるテン
ションローラ306と、オフセットベルト301の表面
に接触しながら回転してトナーを除去するクリーニング
ブラシ307と、クリーニングブラシ307で除去した
トナーを受けるためのトナー受け308とを備えてい
る。
支持ローラ302,303等に掛け回されたベルト状の
剥離部材としてのトナーオフセット用ベルト(以下、オ
フセットベルトという)301と、オフセットベルト3
01を挟んで互いに圧接し合うように設けられた加熱ラ
ンプ内蔵の加熱ブロック304及び上加熱ローラ305
と、オフセットベルト301に所定の張力を与えるテン
ションローラ306と、オフセットベルト301の表面
に接触しながら回転してトナーを除去するクリーニング
ブラシ307と、クリーニングブラシ307で除去した
トナーを受けるためのトナー受け308とを備えてい
る。
【0020】ここで、上記加熱ブロック304及び上加
熱ローラ305は、転写紙1のトナー像面をオフセット
ベルト301に密着させるとともに転写紙1に固着して
いるトナーを加熱して軟化させるものである。
熱ローラ305は、転写紙1のトナー像面をオフセット
ベルト301に密着させるとともに転写紙1に固着して
いるトナーを加熱して軟化させるものである。
【0021】また、上記オフセットベルト301の少な
くともトナーと接触する側の表面は、軟化したトナーに
対して、転写紙1の表面と該トナーとの付着力より大き
い付着力を発揮し得る材料で形成されている。例えば、
ベルト自体がアルミ系、銅系、ニッケル系など金属材
料、又は酸化チタンを分散させたポリエチレンテレフタ
レート(PET)などの高分子系材料で形成されてい
る。また、オフセットベルト16を複数層で構成し、そ
の少なくとも1層を強度及び耐熱性に優れた耐熱層と
し、トナーと接する層をトナーとの付着性に優れた接着
層としてもよい。
くともトナーと接触する側の表面は、軟化したトナーに
対して、転写紙1の表面と該トナーとの付着力より大き
い付着力を発揮し得る材料で形成されている。例えば、
ベルト自体がアルミ系、銅系、ニッケル系など金属材
料、又は酸化チタンを分散させたポリエチレンテレフタ
レート(PET)などの高分子系材料で形成されてい
る。また、オフセットベルト16を複数層で構成し、そ
の少なくとも1層を強度及び耐熱性に優れた耐熱層と
し、トナーと接する層をトナーとの付着性に優れた接着
層としてもよい。
【0022】また、上記加熱ブロック304の上加熱ロ
ーラ305との圧接部よりオフセットベルト301の移
動方向の下流側には、所定の曲率半径でオフセットベル
ト301の移動方向を略90度変化させる屈曲部が形成
されており、この屈曲部の回りで、ベルトの移動方向を
急激に変化させて、オフセットベルト301からの転写
紙1の曲率分離を行うようになっている。
ーラ305との圧接部よりオフセットベルト301の移
動方向の下流側には、所定の曲率半径でオフセットベル
ト301の移動方向を略90度変化させる屈曲部が形成
されており、この屈曲部の回りで、ベルトの移動方向を
急激に変化させて、オフセットベルト301からの転写
紙1の曲率分離を行うようになっている。
【0023】上記乾燥ユニット400は、例えば転写紙
1の液保持量が紙重量の10%以下になるように転写紙
1を乾燥させるものであり、加熱ランプ内蔵の例えばア
ルミからなる加熱ドラム401と、複数の支持ローラに
掛け渡され、該加熱ドラム401の周面に一定角度巻き
ついた状態で無端移動する紙押圧用ベルト402とから
構成されている。上記紙押圧用ベルト402の材質とし
ては、耐熱性や通気性を備えた材質、例えばキャンバス
地、木綿地、テトロン地などの布を用いることができ
る。
1の液保持量が紙重量の10%以下になるように転写紙
1を乾燥させるものであり、加熱ランプ内蔵の例えばア
ルミからなる加熱ドラム401と、複数の支持ローラに
掛け渡され、該加熱ドラム401の周面に一定角度巻き
ついた状態で無端移動する紙押圧用ベルト402とから
構成されている。上記紙押圧用ベルト402の材質とし
ては、耐熱性や通気性を備えた材質、例えばキャンバス
地、木綿地、テトロン地などの布を用いることができ
る。
【0024】上記紙受けユニット500は、乾燥ユニッ
ト400からの転写紙1を搬送するためのの搬送ローラ
対501、分岐爪502、排出ローラ対503,50
4、内蔵排紙トレイ505、外部排紙トレイ(不図示)
等により構成され、必要に応じて、内蔵排紙トレイ50
5又は外部排紙トレイへの排出が選択できるようになっ
ている。ここで、上記内蔵排紙トレイ505は、装置手
前側に引き出すことができるようにスライド自在に構成
されている。
ト400からの転写紙1を搬送するためのの搬送ローラ
対501、分岐爪502、排出ローラ対503,50
4、内蔵排紙トレイ505、外部排紙トレイ(不図示)
等により構成され、必要に応じて、内蔵排紙トレイ50
5又は外部排紙トレイへの排出が選択できるようになっ
ている。ここで、上記内蔵排紙トレイ505は、装置手
前側に引き出すことができるようにスライド自在に構成
されている。
【0025】以上の構成のトナー除去装置において、給
紙ユニット100から送られた転写紙1は、液付与ユニ
ット200でそのトナー像面(図中の下面)に処理液2
が付与され、トナー剥離ユニット300に送られる。例
えば、A4サイズの転写紙1で2g以上の処理液2が付
与される。このトナー剥離ユニット300で、転写紙1
に固着しているトナーが加熱ブロック304及び上加熱
ローラ305からの加熱で軟化し、オフセットベルト3
01表面に付着する。そして、加熱ブロック304の屈
曲部の回りで転写紙1とオフセットベルト301から分
離する際に、オフセットベルト301表面に付着したト
ナーが転写紙1から剥離し、これにより、転写紙1から
トナーが除去される。トナーが除去された転写紙1は乾
燥ユニット400で乾燥され、排紙ローラ対503で紙
受けユニット500の内蔵排紙トレイ505上に排出さ
れる。以上のトナー除去処理により、トナーが付着した
転写紙1に液を供給して転写紙1のトナーとの界面部に
液を浸透させた状態でトナーを剥離させるので、紙繊維
を傷めることなく、トナーを除去できる。
紙ユニット100から送られた転写紙1は、液付与ユニ
ット200でそのトナー像面(図中の下面)に処理液2
が付与され、トナー剥離ユニット300に送られる。例
えば、A4サイズの転写紙1で2g以上の処理液2が付
与される。このトナー剥離ユニット300で、転写紙1
に固着しているトナーが加熱ブロック304及び上加熱
ローラ305からの加熱で軟化し、オフセットベルト3
01表面に付着する。そして、加熱ブロック304の屈
曲部の回りで転写紙1とオフセットベルト301から分
離する際に、オフセットベルト301表面に付着したト
ナーが転写紙1から剥離し、これにより、転写紙1から
トナーが除去される。トナーが除去された転写紙1は乾
燥ユニット400で乾燥され、排紙ローラ対503で紙
受けユニット500の内蔵排紙トレイ505上に排出さ
れる。以上のトナー除去処理により、トナーが付着した
転写紙1に液を供給して転写紙1のトナーとの界面部に
液を浸透させた状態でトナーを剥離させるので、紙繊維
を傷めることなく、トナーを除去できる。
【0026】次に、図2を用いて、上記トナー除去装置
に用いた液付与ユニット200の構成について更に詳し
く説明する。各液塗布器201,202において、液塗
布ローラ201b,202bと紙規制ローラ203,2
04との表面間隔は、処理液2の浸透による転写紙の厚
み方向の膨張を許容して所定量の処理液を含ませること
ができるように転写紙の厚みよりも若干大きく、望まし
くは、給液により膨張した転写紙の厚みよりも若干大き
く設定されている。また、各中継ローラ対205,20
6は、下側がゴムローラ205a,206aで、上側が
ブラシローラ205b,206bに成っている。このゴ
ムローラ205a,206aとブラシローラ205b,
206bとは、転写紙が両者間に存在しないとすれば、
ブラシローラ205b,206bのブラシが直接ゴムロ
ーラ205a,206aの表面に接触して多少たわむ程
度の間隔で配置され、それぞれ駆動回転させるようにな
っている。これにより、これら中継ローラ対205,2
06は、上下ローラで転写紙を挟んで搬送力を与えるこ
とができる。但し、この挾持搬送力は、挾持搬送装置と
してのレジストローラ対106やトナー剥離ユニット3
00の加熱ブロック304と上加熱ローラ305との対
よりは格段に小さく、特に、両液塗布器201,202
間に配置されている1段目の中継ローラ対205は、両
ローラの間隔が若干広めであることなどから、2段目の
中継ローラ対206に比較しても挾持搬送力が小さい。
なお、上記1段目の中継ローラ対205のブラシローラ
205bは、転写紙幅方向中央よりも装置奥側と手前側
との、それぞれ転写紙幅方向で転写紙の半分づつを受け
持つ、1対のブラシローラで構成されている。この一対
のブラシローラは、上記中央側の端部が外側の端部より
も搬送方向下流側になよう傾斜して配置され、レジスト
ローラ対106側から見てハの字状になっている。これ
により、1段目の液塗布器201により処理液が供給さ
れた転写紙を、幅方向外側に広げるような力を加えなが
ら搬送するようになっている。
に用いた液付与ユニット200の構成について更に詳し
く説明する。各液塗布器201,202において、液塗
布ローラ201b,202bと紙規制ローラ203,2
04との表面間隔は、処理液2の浸透による転写紙の厚
み方向の膨張を許容して所定量の処理液を含ませること
ができるように転写紙の厚みよりも若干大きく、望まし
くは、給液により膨張した転写紙の厚みよりも若干大き
く設定されている。また、各中継ローラ対205,20
6は、下側がゴムローラ205a,206aで、上側が
ブラシローラ205b,206bに成っている。このゴ
ムローラ205a,206aとブラシローラ205b,
206bとは、転写紙が両者間に存在しないとすれば、
ブラシローラ205b,206bのブラシが直接ゴムロ
ーラ205a,206aの表面に接触して多少たわむ程
度の間隔で配置され、それぞれ駆動回転させるようにな
っている。これにより、これら中継ローラ対205,2
06は、上下ローラで転写紙を挟んで搬送力を与えるこ
とができる。但し、この挾持搬送力は、挾持搬送装置と
してのレジストローラ対106やトナー剥離ユニット3
00の加熱ブロック304と上加熱ローラ305との対
よりは格段に小さく、特に、両液塗布器201,202
間に配置されている1段目の中継ローラ対205は、両
ローラの間隔が若干広めであることなどから、2段目の
中継ローラ対206に比較しても挾持搬送力が小さい。
なお、上記1段目の中継ローラ対205のブラシローラ
205bは、転写紙幅方向中央よりも装置奥側と手前側
との、それぞれ転写紙幅方向で転写紙の半分づつを受け
持つ、1対のブラシローラで構成されている。この一対
のブラシローラは、上記中央側の端部が外側の端部より
も搬送方向下流側になよう傾斜して配置され、レジスト
ローラ対106側から見てハの字状になっている。これ
により、1段目の液塗布器201により処理液が供給さ
れた転写紙を、幅方向外側に広げるような力を加えなが
ら搬送するようになっている。
【0027】また、レジストローラ対106からの転写
紙を、レジストローラ対106、1段目の液塗布器20
1、1段目の中継ローラ対205、2段目の液塗布器2
02、2段目の中継ローラ対206、及び、トナー剥離
ユニットにおける上加熱ローラ305と剥離ベルト30
1との接触部の、それぞれ隣合うものの間で、搬送経路
に沿って上下からガイドできるよう、複数のガイド部材
207が設けられている。各ガイド部材としては、転写
紙との接触面積ができるだけ小さくなるように、転写紙
に端面が対向するように配置された薄板、ひも出し加工
された平板、あるいはワイヤーが用いられ、特に、ロー
ラへの巻き付きなどの恐れがある部分に関しては、ロー
ラ表面部に適宜スリット部を形成し、薄板などからなる
ガイド部材が該スリット部内に一部進入するように配置
されている。なお、上記薄板やワイヤーからなるガイド
部材は、転写紙幅方向に複数並べて配置されている。
紙を、レジストローラ対106、1段目の液塗布器20
1、1段目の中継ローラ対205、2段目の液塗布器2
02、2段目の中継ローラ対206、及び、トナー剥離
ユニットにおける上加熱ローラ305と剥離ベルト30
1との接触部の、それぞれ隣合うものの間で、搬送経路
に沿って上下からガイドできるよう、複数のガイド部材
207が設けられている。各ガイド部材としては、転写
紙との接触面積ができるだけ小さくなるように、転写紙
に端面が対向するように配置された薄板、ひも出し加工
された平板、あるいはワイヤーが用いられ、特に、ロー
ラへの巻き付きなどの恐れがある部分に関しては、ロー
ラ表面部に適宜スリット部を形成し、薄板などからなる
ガイド部材が該スリット部内に一部進入するように配置
されている。なお、上記薄板やワイヤーからなるガイド
部材は、転写紙幅方向に複数並べて配置されている。
【0028】そして、上記レジストローラ対106は、
前述の給紙ユニット100から送られる転写紙1を、停
止状態で受け入れてスキュウを補正した後、所定のタイ
ミングで矢印時計回りに回転して、1段目の液塗布器2
01側へ送り込む。この回転動作は、次の転写紙1が上
記給紙ユニット100から送られる直前まで継続し、該
次の転写紙1についても同様にスキュウを補正した後に
1段目の液塗布器201側へ搬送する。このレジストロ
ーラ対106は、1段目の液塗布器201側へ連続して
送り込む転写紙間の間隔が、転写紙1のサイズによらず
一定になるように駆動制御されている。
前述の給紙ユニット100から送られる転写紙1を、停
止状態で受け入れてスキュウを補正した後、所定のタイ
ミングで矢印時計回りに回転して、1段目の液塗布器2
01側へ送り込む。この回転動作は、次の転写紙1が上
記給紙ユニット100から送られる直前まで継続し、該
次の転写紙1についても同様にスキュウを補正した後に
1段目の液塗布器201側へ搬送する。このレジストロ
ーラ対106は、1段目の液塗布器201側へ連続して
送り込む転写紙間の間隔が、転写紙1のサイズによらず
一定になるように駆動制御されている。
【0029】また、上記2段の液塗布器201,202
の各ローラ201b,203,202b,204、及
び、上記2段の中継ローラ対205,206の各ローラ
205a,205b,206a,206bは、それぞれ
転写紙1をトナー剥離ユニット300側に搬送するよう
所定方向に回転駆動され、このうち、2本の液塗布ロー
ラ201b,202bは、回転方向が正逆切り替えでき
るようになっている。この2本の液塗布ローラ201
b,202bの回転方向切り替えにより、前述の転写紙
1後端早送りによる転写紙の折れなどを防止する。以
下、この点について詳述する。
の各ローラ201b,203,202b,204、及
び、上記2段の中継ローラ対205,206の各ローラ
205a,205b,206a,206bは、それぞれ
転写紙1をトナー剥離ユニット300側に搬送するよう
所定方向に回転駆動され、このうち、2本の液塗布ロー
ラ201b,202bは、回転方向が正逆切り替えでき
るようになっている。この2本の液塗布ローラ201
b,202bの回転方向切り替えにより、前述の転写紙
1後端早送りによる転写紙の折れなどを防止する。以
下、この点について詳述する。
【0030】図2(b)は、1段目の液塗布ローラ20
1bと2段目の液塗布ローラ202bの正逆回転切り替
えのタイミングチャート、図3(a)乃至(e)は、図
2(b)中に示す各タイミング(a)乃至(e)におけ
る、転写紙1の搬送位置と各ローラの回転状態の説明図
である。ここで、図3(a)乃至(e)に示す例は、A
4サイズの転写紙1を短手方向に搬送した例を示すもの
であり、地点Aはレジストローラ対206よりも搬送方
向上流側に配置された転写紙後端検知用の紙センサの位
置、地点Bはレジストローラ対206のニップ位置、地
点Cは1段目の液塗布ローラ201bと紙規制ローラ2
03とのギャップ位置(以下、1段目塗布ローラギャッ
プ位置という)、地点Dは2段目の液塗布ローラ202
bと紙規制ローラ204とのギャップ位置(以下、2段
目塗布ローラギャップ位置という)、地点Eはトナー剥
離ユニット300における加熱ブロック上のオフセット
ベルト301と上加熱ローラ305とのニップ位置(以
下、トナー剥離ユニットのニップ位置という)を、それ
ぞれ示す。この例におけるこれらの地点間の具体的距離
は、AB間が45mm、BC間が50mm、CD間が8
5mm、DE間が108mmである。
1bと2段目の液塗布ローラ202bの正逆回転切り替
えのタイミングチャート、図3(a)乃至(e)は、図
2(b)中に示す各タイミング(a)乃至(e)におけ
る、転写紙1の搬送位置と各ローラの回転状態の説明図
である。ここで、図3(a)乃至(e)に示す例は、A
4サイズの転写紙1を短手方向に搬送した例を示すもの
であり、地点Aはレジストローラ対206よりも搬送方
向上流側に配置された転写紙後端検知用の紙センサの位
置、地点Bはレジストローラ対206のニップ位置、地
点Cは1段目の液塗布ローラ201bと紙規制ローラ2
03とのギャップ位置(以下、1段目塗布ローラギャッ
プ位置という)、地点Dは2段目の液塗布ローラ202
bと紙規制ローラ204とのギャップ位置(以下、2段
目塗布ローラギャップ位置という)、地点Eはトナー剥
離ユニット300における加熱ブロック上のオフセット
ベルト301と上加熱ローラ305とのニップ位置(以
下、トナー剥離ユニットのニップ位置という)を、それ
ぞれ示す。この例におけるこれらの地点間の具体的距離
は、AB間が45mm、BC間が50mm、CD間が8
5mm、DE間が108mmである。
【0031】まず、図3(a)に示すように、1枚目の
転写紙1については、レジストローラ対106で搬送さ
れる転写紙の先端が、各塗布ローラ201b,202b
と各紙規制ローラ203,204とのギャップに到達す
るより充分前に両ローラの回転が開始し、各塗布ローラ
201b,202bの表面には、処理液の液膜が安定に
形成される状態になっている。このときは、全てのロー
ラが、転写紙1をトナー剥離ユニット300側に搬送す
るように回転駆動される。そして、各ローラの周速は、
次のように設定されている。 レジスローラ対 : 20mm/sec 1段目の塗布ローラ : 70〜130mm/secの範囲の設定速度 1段目の紙規制ローラ : レジストローラ対と同速 1段目の中継ゴムローラ : レジストローラ対の1.025倍の周速 1段目の中継ブラシローラ : レジストローラ対の1.05倍の周速 2段目の塗布ローラ : 45mm/secの範囲の設定速度 2段目の紙規制ローラ : レジストローラ対と同速 2段目の中継ゴムローラ : レジストローラ対の1.025倍の周速 2段目の中継ブラシローラ : レジストローラ対の1.05倍の周速 上加熱ローラ305及びオフセットベルト301の周速 :レジストローラ対と同速 なお、この1枚目の後端が上記紙センサにより検出され
た時点からタイマーがスタートとしている。
転写紙1については、レジストローラ対106で搬送さ
れる転写紙の先端が、各塗布ローラ201b,202b
と各紙規制ローラ203,204とのギャップに到達す
るより充分前に両ローラの回転が開始し、各塗布ローラ
201b,202bの表面には、処理液の液膜が安定に
形成される状態になっている。このときは、全てのロー
ラが、転写紙1をトナー剥離ユニット300側に搬送す
るように回転駆動される。そして、各ローラの周速は、
次のように設定されている。 レジスローラ対 : 20mm/sec 1段目の塗布ローラ : 70〜130mm/secの範囲の設定速度 1段目の紙規制ローラ : レジストローラ対と同速 1段目の中継ゴムローラ : レジストローラ対の1.025倍の周速 1段目の中継ブラシローラ : レジストローラ対の1.05倍の周速 2段目の塗布ローラ : 45mm/secの範囲の設定速度 2段目の紙規制ローラ : レジストローラ対と同速 2段目の中継ゴムローラ : レジストローラ対の1.025倍の周速 2段目の中継ブラシローラ : レジストローラ対の1.05倍の周速 上加熱ローラ305及びオフセットベルト301の周速 :レジストローラ対と同速 なお、この1枚目の後端が上記紙センサにより検出され
た時点からタイマーがスタートとしている。
【0032】その後、図3(b)に示すように、上記タ
イマーのカウントが、1枚目の転写紙1の後端がレジス
トローラ対106のニップ位置Bよりも例えば10mm
手前の地点R11に到達する時点のカウントになった時
点で、1段目の塗布ローラ201bの逆転を開始する。
この逆転の周速は、上記正転の周速と同速である。この
時点では転写紙1の先端は、トナー剥離ユニットのニッ
プ位置Eよりも7mm手前の位置T11に到達してい
る。
イマーのカウントが、1枚目の転写紙1の後端がレジス
トローラ対106のニップ位置Bよりも例えば10mm
手前の地点R11に到達する時点のカウントになった時
点で、1段目の塗布ローラ201bの逆転を開始する。
この逆転の周速は、上記正転の周速と同速である。この
時点では転写紙1の先端は、トナー剥離ユニットのニッ
プ位置Eよりも7mm手前の位置T11に到達してい
る。
【0033】その後、図3(c)に示すように、上記タ
イマーのカウントが、1枚目の転写紙1の後端が1段目
塗布ローラギャップ位置Cよりも例えば10mm手前の
地点R21に到達する時点のカウントになった時点で、
2段目の塗布ローラ202bの逆転を開始する。この逆
転の周速も、上記正転の周速と同速である。この時点で
は転写紙1の先端は、トナー剥離ユニットのニップ位置
Eを通過している。
イマーのカウントが、1枚目の転写紙1の後端が1段目
塗布ローラギャップ位置Cよりも例えば10mm手前の
地点R21に到達する時点のカウントになった時点で、
2段目の塗布ローラ202bの逆転を開始する。この逆
転の周速も、上記正転の周速と同速である。この時点で
は転写紙1の先端は、トナー剥離ユニットのニップ位置
Eを通過している。
【0034】その後、図3(d)に示すように、上記タ
イマーのカウントが、1枚目の転写紙1の後端が1段目
塗布ローラギャップ位置Cを例えば5mm通過した地点
R10に到達する時点のカウントになった時点で、1段
目の塗布ローラ201bの回転を反転させて正転を再開
する。この時点では2枚目の転写紙1の先端が1段目塗
布ローラギャップ位置Cの25mm手前の地点T10に
到達している。
イマーのカウントが、1枚目の転写紙1の後端が1段目
塗布ローラギャップ位置Cを例えば5mm通過した地点
R10に到達する時点のカウントになった時点で、1段
目の塗布ローラ201bの回転を反転させて正転を再開
する。この時点では2枚目の転写紙1の先端が1段目塗
布ローラギャップ位置Cの25mm手前の地点T10に
到達している。
【0035】その後、図3(e)に示すように、上記タ
イマーのカウントが、1枚目の転写紙1の後端が2段目
塗布ローラギャップ位置Dを例えば5mm通過した地点
R20に到達する時点のカウントになった時点で、2段
目の塗布ローラ202bの回転を反転させて正転を再開
する。この時点では2枚目の転写紙1の先端が2段目塗
布ローラギャップ位置Cの25mm手前の地点T20に
到達している。
イマーのカウントが、1枚目の転写紙1の後端が2段目
塗布ローラギャップ位置Dを例えば5mm通過した地点
R20に到達する時点のカウントになった時点で、2段
目の塗布ローラ202bの回転を反転させて正転を再開
する。この時点では2枚目の転写紙1の先端が2段目塗
布ローラギャップ位置Cの25mm手前の地点T20に
到達している。
【0036】そして、その後上記2枚目の転写紙1の後
端を上記紙センサで検知した時点で上記タイマーを再び
スタートさせ、1枚目と同様に各塗布ローラの回転方向
の切り替えを行なう。
端を上記紙センサで検知した時点で上記タイマーを再び
スタートさせ、1枚目と同様に各塗布ローラの回転方向
の切り替えを行なう。
【0037】以上のように本実施例では、1段目塗布ロ
ーラ201bについては、図3(b)に示すように、転
写紙1の後端がレジストローラ対106のニップを脱す
る直前に逆転に切り替え、図3(d)に示すように、同
後端が1段目塗布ローラギャップ位置Cを脱するまで、
この逆転を継続することにより、この逆転への切り替え
後に、転写紙の後端が同ニップを脱して、1段目塗布ロ
ーラ201bが、転写紙1に対向する搬送部材として、
1段目の塗布ローラ及び紙規制ローラ203、1段目中
継ローラ対205、2段目の塗布ローラ202b及び紙
規制ローラ204、トナー剥離ユニットの上加熱ローラ
305等のうち、転写紙の最後端部に対向するものとな
る期間中、1段目塗布ローラ201bを逆転させ続ける
ので、1段目塗布ローラ201bの高速正転による転写
紙後端の早送りを防止できる。
ーラ201bについては、図3(b)に示すように、転
写紙1の後端がレジストローラ対106のニップを脱す
る直前に逆転に切り替え、図3(d)に示すように、同
後端が1段目塗布ローラギャップ位置Cを脱するまで、
この逆転を継続することにより、この逆転への切り替え
後に、転写紙の後端が同ニップを脱して、1段目塗布ロ
ーラ201bが、転写紙1に対向する搬送部材として、
1段目の塗布ローラ及び紙規制ローラ203、1段目中
継ローラ対205、2段目の塗布ローラ202b及び紙
規制ローラ204、トナー剥離ユニットの上加熱ローラ
305等のうち、転写紙の最後端部に対向するものとな
る期間中、1段目塗布ローラ201bを逆転させ続ける
ので、1段目塗布ローラ201bの高速正転による転写
紙後端の早送りを防止できる。
【0038】また、図3(d)に示すように、後続の転
写紙1の先端部が、1段目塗布ローラギャップ位置Cに
到達する前に正転を再開し、その後、該転写紙1の後端
が上記紙センサで検知されて、図3(b)に示すレジス
トローラ対のニップ位置Bの直前の位置R11に到達す
る時点まで、この正転を継続することにより、この正転
への切り替え後に、転写紙の先端が1段目塗布ローラギ
ャップ位置Cを通過して、1段目塗布ローラ201b
が、該転写紙1に対向する搬送部材としての、1段目の
塗布ローラ及び紙規制ローラ203、1段目中継ローラ
対205、2段目の塗布ローラ202b及び紙規制ロー
ラ204、2段目中継ローラ対206、トナー剥離ユニ
ットの上加熱ローラ305等のうち、転写紙の最先端部
に対向するものとなる期間中、1段目塗布ローラ201
bを正転させ続けるので、1段目塗布ローラ201bの
逆転による転写紙先端の戻し搬送による転写の折れやジ
ャムを防止できる。
写紙1の先端部が、1段目塗布ローラギャップ位置Cに
到達する前に正転を再開し、その後、該転写紙1の後端
が上記紙センサで検知されて、図3(b)に示すレジス
トローラ対のニップ位置Bの直前の位置R11に到達す
る時点まで、この正転を継続することにより、この正転
への切り替え後に、転写紙の先端が1段目塗布ローラギ
ャップ位置Cを通過して、1段目塗布ローラ201b
が、該転写紙1に対向する搬送部材としての、1段目の
塗布ローラ及び紙規制ローラ203、1段目中継ローラ
対205、2段目の塗布ローラ202b及び紙規制ロー
ラ204、2段目中継ローラ対206、トナー剥離ユニ
ットの上加熱ローラ305等のうち、転写紙の最先端部
に対向するものとなる期間中、1段目塗布ローラ201
bを正転させ続けるので、1段目塗布ローラ201bの
逆転による転写紙先端の戻し搬送による転写の折れやジ
ャムを防止できる。
【0039】更に、図3(d)に示すように、後続の転
写紙1の先端部が、1段目塗布ローラギャップ位置Cに
到達する前に充分な余裕を持って正転を再開するので、
逆転から正転への切り替え直後に1段目塗布ローラ20
1b上の液膜が不安定な状態から安定した状態になった
後に、転写紙先端を迎え入れることができ、該先端から
安定した処理液の塗布ができる。
写紙1の先端部が、1段目塗布ローラギャップ位置Cに
到達する前に充分な余裕を持って正転を再開するので、
逆転から正転への切り替え直後に1段目塗布ローラ20
1b上の液膜が不安定な状態から安定した状態になった
後に、転写紙先端を迎え入れることができ、該先端から
安定した処理液の塗布ができる。
【0040】一方、2段目塗布ローラ202bについて
は、図3(c)に示すように、転写紙1の後端が1段目
塗布ローラギャップ位置Cを脱する直前に逆転に切り替
え、図3(e)に示すように、同後端が2段目塗布ロー
ラギャップ位置Dを脱するまで、この逆転を継続するこ
とにより、この逆転への切り替え後に、転写紙の後端が
1段目塗布ローラギャップ位置Cを脱した後、2段目塗
布ローラ202bが、転写紙1に対向する搬送部材とし
ての、2段目の塗布ローラ及び紙規制ローラ204、2
段目中継ローラ対206、トナー剥離ユニットの上加熱
ローラ305等のうち、転写紙の最後端部に対向するも
のとなる期間中、2段目塗布ローラ202bを逆転させ
続けるので、2段目塗布ローラ202bの高速正転によ
る転写紙後端の早送りを防止できる。
は、図3(c)に示すように、転写紙1の後端が1段目
塗布ローラギャップ位置Cを脱する直前に逆転に切り替
え、図3(e)に示すように、同後端が2段目塗布ロー
ラギャップ位置Dを脱するまで、この逆転を継続するこ
とにより、この逆転への切り替え後に、転写紙の後端が
1段目塗布ローラギャップ位置Cを脱した後、2段目塗
布ローラ202bが、転写紙1に対向する搬送部材とし
ての、2段目の塗布ローラ及び紙規制ローラ204、2
段目中継ローラ対206、トナー剥離ユニットの上加熱
ローラ305等のうち、転写紙の最後端部に対向するも
のとなる期間中、2段目塗布ローラ202bを逆転させ
続けるので、2段目塗布ローラ202bの高速正転によ
る転写紙後端の早送りを防止できる。
【0041】また、図3(e)に示すように、後続の転
写紙1の先端部が、2段目塗布ローラギャップ位置Dに
到達する前に正転を再開し、その後、該転写紙1の後端
が上記紙センサで検知されて、図3(c)に示す1段目
塗布ローラギャップ位置Cの直前の位置R21に到達す
る時点まで、この正転を継続することにより、この正転
への切り替え後に、転写紙の先端が2段目塗布ローラギ
ャップ位置Dを通過して、2段目塗布ローラ202b
が、該転写紙1に対向する搬送部材としての、2段目の
塗布ローラ202b及び紙規制ローラ204、2段目中
継ローラ対206、トナー剥離ユニットの上加熱ローラ
305等のうち、転写紙の最先端部に対向するものとな
る期間中、2段目塗布ローラ202bを正転させ続ける
ので、2段目塗布ローラ202bの逆転による転写紙先
端の戻し搬送による転写の折れやジャムを防止できる。
写紙1の先端部が、2段目塗布ローラギャップ位置Dに
到達する前に正転を再開し、その後、該転写紙1の後端
が上記紙センサで検知されて、図3(c)に示す1段目
塗布ローラギャップ位置Cの直前の位置R21に到達す
る時点まで、この正転を継続することにより、この正転
への切り替え後に、転写紙の先端が2段目塗布ローラギ
ャップ位置Dを通過して、2段目塗布ローラ202b
が、該転写紙1に対向する搬送部材としての、2段目の
塗布ローラ202b及び紙規制ローラ204、2段目中
継ローラ対206、トナー剥離ユニットの上加熱ローラ
305等のうち、転写紙の最先端部に対向するものとな
る期間中、2段目塗布ローラ202bを正転させ続ける
ので、2段目塗布ローラ202bの逆転による転写紙先
端の戻し搬送による転写の折れやジャムを防止できる。
【0042】更に、図3(e)に示すように、後続の転
写紙1の先端部が、2段目塗布ローラギャップ位置Dに
到達する前に充分な余裕を持って正転を再開するので、
逆転から正転への切り替え直後に2段目塗布ローラ20
2b上の液膜が不安定な状態から安定した状態になった
後に、転写紙先端を迎え入れることができ、該先端から
安定した処理液の塗布ができる。
写紙1の先端部が、2段目塗布ローラギャップ位置Dに
到達する前に充分な余裕を持って正転を再開するので、
逆転から正転への切り替え直後に2段目塗布ローラ20
2b上の液膜が不安定な状態から安定した状態になった
後に、転写紙先端を迎え入れることができ、該先端から
安定した処理液の塗布ができる。
【0043】そして、本実施例では、連続して搬送され
る転写紙の間隔が一定になるようにレジストローラ対1
06を制御するとともに、紙センサで転写紙1の後端を
検知した時点からのタイミングで、各塗布ローラの正逆
切り替え制御を行なっているので、転写紙の後端位置及
び該位置から所定間隔おいた後続の転写紙先端位置とに
着目した、同一の正逆切り替え制御で、任意のサイズの
転写紙に対応できる。
る転写紙の間隔が一定になるようにレジストローラ対1
06を制御するとともに、紙センサで転写紙1の後端を
検知した時点からのタイミングで、各塗布ローラの正逆
切り替え制御を行なっているので、転写紙の後端位置及
び該位置から所定間隔おいた後続の転写紙先端位置とに
着目した、同一の正逆切り替え制御で、任意のサイズの
転写紙に対応できる。
【0044】なお、図1に示す装置においては、補充液
ボトル208や処理液タンク210を、上記各ユニット
100,200,300,400,500や操作部(装
置上面部に設けてある)よりも低い位置、具体的には装
置最下部に配置しているので、これらボトル208や処
理液タンク210から万が一液が漏れた場合にも、各ユ
ニットに漏れ液が滴下することがない。よって、各ユニ
ット100,200,300,400,500よりも上
方に補充液ボトル208や処理液タンク210を配置し
た場合と異なり、次の不具合を防止できる。すなわち、
液付与ユニット200進入前の転写紙部分への漏れ液滴
下によるジャム、トナー剥離ユニット300進入前の転
写紙部分への漏れ液滴下による部分的な剥離不良、トナ
ー剥離ユニット300のオフセットベルト301のクリ
ーニングブラシ307部への漏れ液滴下によるクリーニ
ング不良、乾燥ユニット400への漏れ液滴下による部
分的な仕上げ不良(しわなど)、紙受けユニット500
への漏れ液滴下による再生紙汚れなどの不具合を防止で
きる。
ボトル208や処理液タンク210を、上記各ユニット
100,200,300,400,500や操作部(装
置上面部に設けてある)よりも低い位置、具体的には装
置最下部に配置しているので、これらボトル208や処
理液タンク210から万が一液が漏れた場合にも、各ユ
ニットに漏れ液が滴下することがない。よって、各ユニ
ット100,200,300,400,500よりも上
方に補充液ボトル208や処理液タンク210を配置し
た場合と異なり、次の不具合を防止できる。すなわち、
液付与ユニット200進入前の転写紙部分への漏れ液滴
下によるジャム、トナー剥離ユニット300進入前の転
写紙部分への漏れ液滴下による部分的な剥離不良、トナ
ー剥離ユニット300のオフセットベルト301のクリ
ーニングブラシ307部への漏れ液滴下によるクリーニ
ング不良、乾燥ユニット400への漏れ液滴下による部
分的な仕上げ不良(しわなど)、紙受けユニット500
への漏れ液滴下による再生紙汚れなどの不具合を防止で
きる。
【0045】また、処理液タンク210を、液付与ユニ
ット200よりも低い位置に配置して供給ポンプ211
で液付与ユニット200に汲み上げるようにしているの
で、装置停止などの該ポンプ211停止時に、液付与ユ
ニット200側の処理液を自重で処理液タンク210に
回収できる。よって、処理付与ユニット200からの無
用な処理液の蒸発や、該蒸発による処理液の界面活性剤
濃度の過剰な高まりを防止できる。
ット200よりも低い位置に配置して供給ポンプ211
で液付与ユニット200に汲み上げるようにしているの
で、装置停止などの該ポンプ211停止時に、液付与ユ
ニット200側の処理液を自重で処理液タンク210に
回収できる。よって、処理付与ユニット200からの無
用な処理液の蒸発や、該蒸発による処理液の界面活性剤
濃度の過剰な高まりを防止できる。
【0046】また、図1に示す装置では、上記処理液の
循環系内に位置する上記処理液タンク210内、具体的
には、給液ポンプ211の液吸い込み口部231及び回
収パイプ214の排出部に、処理液中に混入した異物を
捕獲するフィルター231,230を設けている。この
フィルター231,230によって、液付与ユニット2
00の液塗布ローラ201b,202bなどを介して処
理液中に混入した紙粉や紙からの溶出物等の異物を捕獲
して、循環する処理液中から除くことができるので、液
付与ユニット200の液収容器201a,202a中に
該異物が蓄積されて液塗布ローラ201b,202b表
面に付着・固着し、転写紙1に対する処理液の付与ムラ
を生じたり、パイプ213,214内につまったりする
ような不具合を防止できる。このフィルター230,2
31に捕獲された異物は、装置の保守時にフィルターか
ら取り除くことができる。またフィルター230,23
1を新しいものと交換しても良い。
循環系内に位置する上記処理液タンク210内、具体的
には、給液ポンプ211の液吸い込み口部231及び回
収パイプ214の排出部に、処理液中に混入した異物を
捕獲するフィルター231,230を設けている。この
フィルター231,230によって、液付与ユニット2
00の液塗布ローラ201b,202bなどを介して処
理液中に混入した紙粉や紙からの溶出物等の異物を捕獲
して、循環する処理液中から除くことができるので、液
付与ユニット200の液収容器201a,202a中に
該異物が蓄積されて液塗布ローラ201b,202b表
面に付着・固着し、転写紙1に対する処理液の付与ムラ
を生じたり、パイプ213,214内につまったりする
ような不具合を防止できる。このフィルター230,2
31に捕獲された異物は、装置の保守時にフィルターか
ら取り除くことができる。またフィルター230,23
1を新しいものと交換しても良い。
【0047】また、図1に示す例では、処理液タンク2
10に図中に鎖線で示すように、透明の部分240を形
成している。この透明の部分240を介して内部の処理
液2の色や浮遊物の有無を観察できる。よって、処理液
2が汚れたり、かびが発生したり、腐ったりしているこ
とが判明した時点で内部の処理液を廃棄することができ
る。この廃棄のため、処理液タンクに210に液廃棄用
の排出口を設けたり、廃液パイプを接続しておいたりし
ても良い。また、処理液タンク210全体を透明部材で
形成しても良い。
10に図中に鎖線で示すように、透明の部分240を形
成している。この透明の部分240を介して内部の処理
液2の色や浮遊物の有無を観察できる。よって、処理液
2が汚れたり、かびが発生したり、腐ったりしているこ
とが判明した時点で内部の処理液を廃棄することができ
る。この廃棄のため、処理液タンクに210に液廃棄用
の排出口を設けたり、廃液パイプを接続しておいたりし
ても良い。また、処理液タンク210全体を透明部材で
形成しても良い。
【0048】なお、上記実施例では、転写型の電子写真
複写機によって画像が形成された転写紙1に適用した場
合を示しているが、本発明はファクシミリ、プリンタ
ー、印刷機等の他の画像形成装置で用いる記録紙等の像
保持体にも適用できる。また、本発明は、繊維質の構造
をした像保持体に限定されることなく、像を形成するこ
とができる像保持体に適用できる。また、本発明が適用
できる像保持体は、例えば、プラスチック層等のベース
シートの表面層が紙等の材料層である積層物等であって
もよい。
複写機によって画像が形成された転写紙1に適用した場
合を示しているが、本発明はファクシミリ、プリンタ
ー、印刷機等の他の画像形成装置で用いる記録紙等の像
保持体にも適用できる。また、本発明は、繊維質の構造
をした像保持体に限定されることなく、像を形成するこ
とができる像保持体に適用できる。また、本発明が適用
できる像保持体は、例えば、プラスチック層等のベース
シートの表面層が紙等の材料層である積層物等であって
もよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1あるいは4の発明によれば、シ
ート材の搬送経路に沿って配設した複数の液供給用部材
それぞれを、少なくとも所定期間は、シート材の搬送方
向にならった方向に高速で無端移動させて、各液供給用
部材とシート材との間で液切れなどを生じさせず、しか
も、複数の液供給用部材により充分な量だけ、シート材
に液を供給しながら、複数の液供給用部材それぞれを、
少なくともシート材後端部を早送りする恐れがある所定
期間は、シート材の搬送方向とは逆の方向に無端移動さ
せるので、シート材に良好に液の供給を行ないながら、
シート材の後端部に対する高速無端移動による早送りで
シート材の折れや液供給量不足が発生するのを防止でき
る。
ート材の搬送経路に沿って配設した複数の液供給用部材
それぞれを、少なくとも所定期間は、シート材の搬送方
向にならった方向に高速で無端移動させて、各液供給用
部材とシート材との間で液切れなどを生じさせず、しか
も、複数の液供給用部材により充分な量だけ、シート材
に液を供給しながら、複数の液供給用部材それぞれを、
少なくともシート材後端部を早送りする恐れがある所定
期間は、シート材の搬送方向とは逆の方向に無端移動さ
せるので、シート材に良好に液の供給を行ないながら、
シート材の後端部に対する高速無端移動による早送りで
シート材の折れや液供給量不足が発生するのを防止でき
る。
【0050】また、請求項2あるいは5の発明によれ
ば、上記複数の液供給用部材それぞれを、少なくとも上
記逆の方向の無端移動ではシート材の先端部を搬送方向
上流側に送る恐れがある所定の期間は、上記搬送方向に
ならった方向にシート材の移動速度よりも高速で無端移
動させるので、搬送方向とは逆の方向に無端移動で、上
記シート材の先端部を搬送方向下流側に送ることによる
シート材の折れやジャムを防止できる。
ば、上記複数の液供給用部材それぞれを、少なくとも上
記逆の方向の無端移動ではシート材の先端部を搬送方向
上流側に送る恐れがある所定の期間は、上記搬送方向に
ならった方向にシート材の移動速度よりも高速で無端移
動させるので、搬送方向とは逆の方向に無端移動で、上
記シート材の先端部を搬送方向下流側に送ることによる
シート材の折れやジャムを防止できる。
【0051】また、請求項3の発明によれば、上記複数
の液供給用部材について、それぞれシート材の先端が対
向する前から表面の無端移動を開始させるので、上記表
面の無端移動開始直後の、表面上の液膜が安定しない時
期にシートが対向し、液供給ムラが発生するのを防止で
きる。
の液供給用部材について、それぞれシート材の先端が対
向する前から表面の無端移動を開始させるので、上記表
面の無端移動開始直後の、表面上の液膜が安定しない時
期にシートが対向し、液供給ムラが発生するのを防止で
きる。
【図1】実施例に係るトナー除去装置全体の概略構成
図。
図。
【図2】(a)は同トナー除去装置の液付与ユニットの
拡大図。 (b)は同液付与ユニットでの塗布ローラ制御のタイミ
ングチャート。
拡大図。 (b)は同液付与ユニットでの塗布ローラ制御のタイミ
ングチャート。
【図3】(a)〜(e)は、図2(b)中に示す各タイ
ミング(a)乃至(e)における、転写紙1の搬送位置
と各ローラの回転状態の説明図。
ミング(a)乃至(e)における、転写紙1の搬送位置
と各ローラの回転状態の説明図。
106 レジストローラ対 200 液付与ユニット 201 液塗布器 201a 液容器 201b 塗布ローラ 202 液塗布器 202a 液容器 202b 塗布ローラ 203 紙規制ローラ 204 紙規制ローラ 205 中継ローラ対 205a ブラシローラ 205b ゴムローラ 206 中継ローラ対 206a ブラシローラ 206b ゴムローラ 207 ガイド部材 215 液受けタンク 220 液供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−29510(JP,A) 特開 平7−110566(JP,A) 特開 平7−140554(JP,A) 特開 平8−22228(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】表面上に像形成物質が固着しているシート
材から該像形成物質を除去するシート材からの像形成物
質除去装置において、 シート材の搬送経路にそって所定間隔をおいて配設さ
れ、それぞれシート材を厚み方向に挾持して所定方向に
搬送する第1及び第2の挾持搬送装置と、 該搬送経路における第1及び第2の挾持搬送装置の間に
配設され、表面に液を担持して、第1及び第2の挾持搬
送装置によるシート材の搬送方向にならった方向と、該
搬送方向とは逆の方向とに選択的に無端移動するように
駆動される液供給用部材を複数備えた液供給装置と、 該複数の液供給用部材について、それぞれ所定期間は、
上記搬送方向にならった方向にシート材の移動速度より
も高速で無端移動させ、かつ、それぞれ少なくとも、所
定方向に搬送されているシート材に対して搬送力を与え
る部材のうちシート材の最後端部に対向する部材に相当
する期間は、上記搬送方向とは逆の方向に無端移動させ
る液供給用部材駆動制御手段と、 該液供給手段により液を供給されたシート材から像形成
物質を除去する像形成物質除去手段とを設けたことを特
徴とするシート材からの像形成物質除去装置。 - 【請求項2】上記請求項1のシート材からの像形成物質
除去装置において、上記液供給用部材駆動制御手段を、
上記複数の液供給用部材について、それぞれ少なくと
も、所定方向に搬送されているシート材に対して搬送力
を与える部材のうちシート材の最先端部に対向する部材
に相当する期間は、上記搬送方向にならった方向にシー
ト材の移動速度よりも高速で無端移動させるように構成
したことを特徴とするシート材からの像形成物質除去装
置。 - 【請求項3】請求項1又は2のシート材からの像形成物
質除去装置において、上記液供給用部材駆動制御手段
を、上記複数の液供給用部材について、それぞれシート
材の先端が対向する前から表面の無端移動を開始させる
ように構成したことを特徴とするシート材からの像形成
物質除去装置。 - 【請求項4】シート材に液を供給して所定の処理を行う
シート材処理装置において、 シート材の搬送経路にそって所定間隔をおいて配設さ
れ、それぞれシート材を厚み方向に挾持して搬送する第
1及び第2の挾持搬送装置と、 該搬送経路における第1及び第2の挾持搬送装置の間に
配設され、表面に液を担持して、第1及び第2の挾持搬
送装置によるシート材の搬送方向にならった方向と、該
搬送方向とは逆の方向とに選択的に無端移動するように
駆動される液供給用部材を複数備えた液供給装置と、 該複数の液供給用部材について、それぞれ所定期間は、
上記搬送方向にならった方向にシート材の移動速度より
も高速で無端移動させ、かつ、それぞれ少なくとも、所
定方向に搬送されているシート材に対して搬送力を与え
る部材のうちシート材の最後端部に対向する部材に相当
する期間は、上記搬送方向とは逆の方向に無端移動させ
る液供給用部材駆動制御手段とを設けたことを特徴とす
るシート材処理装置。 - 【請求項5】上記請求項4のシート材処理装置におい
て、上記液供給用部材駆動制御手段を、上記複数の液供
給用部材について、それぞれ少なくとも、所定方向に搬
送されているシート材に対して搬送力を与える部材のう
ちシート材の最先端部に対向する部材に相当する期間
は、上記搬送方向にならった方向にシート材の移動速度
よりも高速で無端移動させるように構成したことを特徴
とするシート材処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7018548A JP2741012B2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 液供給部材を用いたシート材からの像形成物質除去装置及びシート材処理装置 |
US08/494,691 US5813344A (en) | 1994-10-24 | 1995-06-26 | Method and apparatus for removing image forming substance from image holding member |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7018548A JP2741012B2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 液供給部材を用いたシート材からの像形成物質除去装置及びシート材処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08190317A JPH08190317A (ja) | 1996-07-23 |
JP2741012B2 true JP2741012B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=11974693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7018548A Expired - Fee Related JP2741012B2 (ja) | 1994-10-24 | 1995-01-09 | 液供給部材を用いたシート材からの像形成物質除去装置及びシート材処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2741012B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5637663B2 (ja) * | 2009-03-19 | 2014-12-10 | デュプロ精工株式会社 | 搬送装置 |
-
1995
- 1995-01-09 JP JP7018548A patent/JP2741012B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08190317A (ja) | 1996-07-23 |
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