JPH04130685U - スプリングバランサ - Google Patents

スプリングバランサ

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JPH04130685U
JPH04130685U JP4599791U JP4599791U JPH04130685U JP H04130685 U JPH04130685 U JP H04130685U JP 4599791 U JP4599791 U JP 4599791U JP 4599791 U JP4599791 U JP 4599791U JP H04130685 U JPH04130685 U JP H04130685U
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piston
case
opening
closing body
spring
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JP4599791U
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博 小柳津
文雄 河原
留夫 布施
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株式会社昭和製作所
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コピー機の蓋等の開閉体に対する十分な制動
をかけてスムーズに開閉できるようにする。 【構成】 ケース8をブラケット4に揺動自在に軸支
し、ケース8内にピストン12を摺動自在に嵌装して、
このピストン12をブラケット4のカム面16の押し付
けるスプリング15を設け、更にケース8とピストン1
2に取り付けたピストンリング13との摺接面に粘性液
体18を塗布し、またケース8にはテーパ面19を設け
てケース8とピストン12とは開閉体2が閉状態に近付
くに従って摺接面積が増加するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えばコピー機の圧板と機器本体との間に介装するスプリングバラン サに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にコピー機本体に開閉自在に設ける圧板或いはラップトップやノートブッ ク型パソコン本体に開閉自在に設けるディスプレイ部を有する蓋部等の機器本体 に開閉自在に設ける開閉体は、開位置から閉じる場合自重による落下トルクが閉 位置に向うに従って大きくなり、開閉体をフリー状態で機器本体に取付けた場合 には衝撃的に衝突する。そこで、従来は、開閉体をコイルスプリングを用いたス プリングバランサを介して機器本体に取付け、開閉体の落下トルクにバランスす る反力を付与することによって開閉体の落下に制動をかけるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したコイルスプリングを用いたスプリングバランサにあっ ては、開閉体の落下トルクが閉位置に近付くに従って大きくなる曲線的トルクで あるにもかかわらず、コイルスプリングで発生するトルクは直線的に変化するト ルクであるために、閉位置付近でバランストルクが足りなくなり、開閉体に十分 な制動をかけることができなくなる。この場合、コイルスプリングで発生するト ルクを大きくすると、開閉体が閉位置で確実に閉らなくなることがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の課題を解決するため、ケースをブラケットに揺動自在に軸支し ケース内にピストンを摺動自在に嵌挿して、このピストンをブラケットに形成し たカム面に押し付けるスプリングを設け、更に請求項1の考案ではケースとピス トンとは開閉体が閉状態に近付くに従って摺接面積が増加するようにし、請求項 2の考案ではケースとピストンとの摺動面に粘性体を塗布した。
【0005】
【作用】
請求項1の考案ではケースとピストンとは開閉体が閉状態に近付くに従って摺 接面積が増加するので、開閉体の位置に依存したトルクが得られる。また、請求 項2の考案では開閉体が閉状態に近付くに従ってピストン速度が増加してケース とピストンとの摺動面に塗布した粘性体の粘性抵抗が増加するので、スプリング によるトルクに加えて粘性抵抗が発生して十分な制動をかけることができる。
【0006】
【実施例】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本考案 にかかるスプリングバランサを備えた機器の要部側面図、図2は同バランサの半 断面平面図、図3は同バランサの側断面図、図4は同バランサの開状態での側断 面図、図5は同バランサのトルク説明に供する線図、図6は同バランサの粘性抵 抗の説明に供する線図である。
【0007】 コピー機等の機器本体1には圧板等の開閉体2をスプリングバランサ3を介し て開閉自在に装着している。このスプリングバランサ3はブラケット4の下面に 設けたロッド部5を機器本体1内に嵌挿し、ブラケット4に軸6で両側部7、7 を回動自在に軸支したケース8に取付け板9を固定し、この取付け板9にビス1 0を介して開閉体2を固定している。
【0008】 前記ケース8内にはピストン12を摺動自在に嵌挿し、このピストン12の外 周面にはピストンリング13を嵌着し、またケース8の閉塞端部とピストン12 の一端部に嵌め付けたスプリングガイド14との間にスプリング15を介設し、 またピストン12の他端部に形成した凸部12aをブラケット4外周に形成した カム面16に押し付けている。このブラケット4のカム面16は開閉体2の開度 が全閉、中間停止及び全開となる位置にピストン12の凸部12aが係合する凹 部16a、16b、16cを有している。
【0009】 また、ケース8とピストンリング13との摺接面にはシリコーングリース等の 粘性体18を塗布している。更に、ケース8とピストン12とは開閉体2が閉位 置に近付くに従って摺接面積が増加するように、例えばケース8の開口側端部に テーパ面19を形成している。
【0010】 以上のように構成したので、図1の状態から開閉体2を矢示方向に持上げるこ とによってケース8がブラケット4に対して回動するので、図4に示すように開 閉体2を機器本体1に対して例えば全開の位置まで開くことができる。このとき 、ケース8内のピストン12はスプリング15で付勢されているので、ピストン 12の凸部12aがブラケット4のカム面16に倣って移動し、全開の状態では ピストン12の凸部12aがカム面16の凹部16cに係合している。
【0011】 そして、この状態から開閉体2を中間停止の位置まで下げた状態で、開閉体2 を閉じるために下方に押し下げると、開閉体2は自重で落下しようとするが、こ のときケース8内のピストンリング13がスプリング15でカム面16側に押圧 されているので開閉体2に対するトルク(制動力)を発生するとともに、ピスト ン12とケース8との摺接面に塗布した粘性体18による粘性抵抗によるトルク (制動力)が発生して、開閉体2はスムーズに落下して閉状態になる。
【0012】 つまり、開閉体2に制動をかけない場合には、開閉体2の自重落下によるトル クは図5にa線で示すように閉状態に近付くに従って大きくなるように曲線的に 変化するのに対し、スプリング15によって発生するトルクは同図にb線で示す ように直線的に変化し、その結果スプリングのみによる場合には同図に斜線を施 して示す分のトルクが不足して、制動が十分でない。そこで、粘性体18による 粘性抵抗によって不足分のトルクを補うことにより、開閉体2の落下トルクにバ ランスしたトルクを発生させて制動をかけるのでスムーズな開閉を行うことがで きる。
【0013】 そして、この場合、ケース8とピストンリング13とは開閉体2が閉状態に近 づくにしたがって摺接面積が増加するように形成しているので、開閉体2が閉状 態に近付くに従って粘性抵抗が増加し、開度位置に依存した制動力を発生させる ことができる。また、開閉体2は一般に閉状態に近付くに従って落下速度が速く なってピストン速度も速くなる。このとき粘性体の粘性抵抗は図6に示すように 速度Vpが速くなると粘性抵抗も増加する特性を有しているので、ピストン12 の速度に比例して粘性抵抗が大きくなって開閉体2の落下に対する制動力が大き くなる。
【0014】
【考案の効果】
以上に説明したように本考案によれば、ケース内にピストンをスプリングで付 勢して摺動自在に嵌挿し、ケースとピストンとは開閉体が閉状態に近付くに従っ て摺接面積が増加するようにしたので、開閉体に位置に依存した制動力を発生さ せることができ、或いはケースとピストンとの摺動面に粘性体を塗布したので、 スプリングによるトルクに加えて粘性抵抗が発生して十分な制動をかけることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスプリングバランサを備えた機器
の要部側面図
【図2】同バランサの半断面平面図
【図3】同バランサの側断面図
【図4】同バランサの開状態での側断面図
【図5】同バランサのトルク説明に供する線図
【図6】同バランサの粘性抵抗の説明に供する線図
【符号の説明】
1…機器本体、2…開閉体、4…ブラケット、8…ケー
ス、12…ピストン、15…スプリング、18…粘性
体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉体と機器本体との間に介装するスプ
    リングバランサにおいて、このスプリングバランサはブ
    ラケットにケースを揺動自在に軸支し、このケース内に
    ピストンを摺動自在に嵌挿するとともにピストンをブラ
    ケットに形成したカム面に押し付けるスプリングを設
    け、更にケースとピストンとは前記開閉体が閉状態に近
    付くに従って摺接面積が増加することを特徴とするスプ
    リングバランサ。
  2. 【請求項2】 開閉体と機器本体との間に介装するスプ
    リングバランサにおいて、このスプリングバランサはブ
    ラケットにケースを揺動自在に軸支し、このケース内に
    ピストンを摺動自在に嵌挿するとともにピストンをブラ
    ケットに形成したカム面に押し付けるスプリングを設
    け、更にケースとピストンとの摺動面には粘性体を塗布
    したことを特徴とするスプリングバランサ。
JP1991045997U 1991-05-22 1991-05-22 スプリングバランサ Expired - Fee Related JP2542522Y2 (ja)

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