JP4547199B2 - 原稿圧着板開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、印刷機、スキャナー等で原稿を圧着するのに用いられる原稿圧着板の開閉装置に関し、さらに詳しくは、原稿圧着板の回転中心であるヒンジピンの位置を上下させて厚物原稿に対応できるようにしたものでありながら、取付脚部が装置本体の取付穴から抜けても撥ね上がらないようにした、原稿圧着板開閉装置に関する。
従来、この種の原稿圧着板開閉装置には、例えば図7と図8に示すように装置本体(51)側に取り付けられる取付部材(52)と、原稿圧着板(53)を保持する支持部材(54)と、この支持部材(54)を上記の取付部材(52)へ回動可能に連結するヒンジピン(55)とを備えたものがある(特許文献1参照)。
図7に示すように、上記の取付部材(52)は装置本体(51)に形成した取付穴(56)へ挿抜可能に挿入される取付脚部(57)を備え、この取付脚部(57)は取付穴(56)内で昇降することができる。上記の装置本体(51)の原稿台(58)には厚物原稿(59)を載置する場合があり、この場合も上記の原稿圧着板(53)が原稿台(58)と略平行な閉じ姿勢となるように、上記の取付脚部(57)を上記の取付穴(56)内で昇降させ、原稿圧着板(53)の回転中心であるヒンジピン(55)の位置を装置本体(51)に対して上下できるようにしてある。
上記の取付部材(52)には、ヒンジピン(55)の周囲にカム部材(60)を固定してある。また、上記の支持部材(54)には、スライダー(61)とこのスライダー(61)を上記のカム部材(60)に向けて弾圧付勢する付勢バネ(62)とを設けてある。上記のスライダー(61)は上記のカム部材(60)のカム面(63)に摺動する当接部(64)を備えている。このカム面(63)は、図8に示すように、原稿圧着板(53)が所定角度(α)開いた状態で、上記の当接部(64)が当接する点での接線に対する垂線、即ち法線(65)が、回転中心である前記のヒンジピン(55)から偏位したカム形状に形成してある。このため、この開き角度(α)では上記の付勢バネ(62)の弾圧力により、上記の原稿圧着板(53)を開く方向のヒンジトルクが発生する。この結果、上記の原稿圧着板(53)は、自重による閉じ方向の回転力(F)と上記の付勢バネ(62)の弾圧力による開き方向のヒンジトルクとがバランスした、中間位置の開き角度で停止して保持される。
実公平4−28094号公報
上記の取付脚部(57)は上記の取付穴(56)へ挿抜可能であり、この取付穴(56)内で昇降できるため、原稿が厚すぎた場合などはこの取付穴(56)から不用意に抜け出てしまう場合がある。このとき、上記の付勢バネ(62)によるヒンジトルクが発生していると、取付穴(56)から抜け出た取付脚部(57)は装置本体(51)による支持力を失って急激に撥ね上がり、他物に衝突したり、その衝撃で破損したりする虞がある。
本発明の技術的課題は、上記の問題点を解消し、原稿圧着板の回転中心であるヒンジピンの位置を上下させて厚物原稿に対応できるようにしたものでありながら、取付脚部が装置本体の取付穴から抜けても撥ね上がらないようにした、原稿圧着板開閉装置を提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するために、例えば、本発明の実施の形態を示す図1から図6に基づいて説明すると、次のように構成したものである。
即ち、本発明は原稿圧着板開閉装置に関し、装置本体(6)側に取り付けられる取付部材(2)と、原稿圧着板(8)を保持する支持部材(3)と、この支持部材(3)を上記の取付部材(2)へ回動可能に連結するヒンジピン(4)とを備え、上記の取付部材(2)は装置本体(6)に形成した取付穴(7)へ挿抜可能に挿入される取付脚部(5)を備え、この取付脚部(5)は上記の取付穴(7)内で昇降可能に構成され、上記の取付部材(2)と支持部材(3)のいずれか一方の上記のヒンジピン(4)の周囲にカム部材(11)を設けるとともに、他方にスライダー(12)とこのスライダー(12)を上記のカム部材(11)に向けて弾圧付勢する付勢バネ(13)とを設け、上記のスライダー(12)は上記のカム部材(11)のカム面(14)に摺動する当接部(15)を備えた、原稿圧着板開閉装置であって、
上記のカム面(14)の中間部に、上記の当接部(15)が嵌合する少なくとも1つの凹部(16)を形成し、この凹部(16)の開き側に隣接するカム面(14)を、このカム面(14)に当接する上記の当接部(15)が、上記の凹部(16)に嵌合する当接部(15)よりも上記のヒンジピン(4)から離隔するカム形状に形成し、上記の凹部(16)を形成したカム面部分(18)を弾性材料で形成したことを特徴とする。
カム面上を摺動して移動する上記の当接部は、上記の凹部に達するとこの凹部に嵌合する。この凹部に嵌合した当接部が開き側に隣接するカム面上へ移動するには、ヒンジピンから離隔する必要があり、従って、前記のスライダーを付勢バネの弾圧力に抗して後退させる必要がある。このため、この当接部は、付勢バネの弾圧力のみでは上記の凹部に確りと嵌合するだけであり、この凹部から開き側のカム面上に移動することがなく、上記の取付脚部が取付穴から外れても、撥ね上がることがない。
上記の凹部は、カム面の中間部の1箇所にのみ形成してもよいが、複数箇所に形成すると各凹部のいずれかで当接部が受け止められるため、より好ましい。なお、この凹部の形状は、上記の当接部が嵌合できる形状であればよく、溝状など任意の形状に形成することができる。
上記の当接部が上記の付勢バネの弾圧力に抗して上記の凹部から閉じ側へ移動する際に必要とされる回転力を、このときの原稿圧着板の自重による閉じ方向の回転力よりも大きく設定することができる。この場合は、上記の原稿圧着板が閉じられる際にカム面上を閉じ方向へ摺動移動する当接部がこの凹部に嵌合すると、この当接部はこの凹部に受け止められて移動を停止する。このため、上記の原稿圧着板をこの凹部に対応する中間位置の開き角度で停止させて保持することができる。
この場合、上記のカム面は、上記の付勢バネの弾圧力で原稿圧着板を開き方向へ回動させる回転力(いわゆるヒンジトルク)を発生させる必要がない。このため、上記の凹部以外のカム面を、上記の当接部との当接点における法線が前記のヒンジピンを通過するカム形状に形成することができる。カム面をこのようなカム形状に形成すると、上記の凹部以外のカム面に当接部が位置する場合に上記のヒンジトルクを生じないので、この状態で上記の取付脚部が取付穴から外れても、この取付脚部が撥ね上がることがない。
また、上記の凹部の閉じ側に隣接するカム面は、上記の当接部との当接点における法線が上記のヒンジピンから開き側に偏位するカム形状に形成することができる。この場合、上記の付勢バネの弾圧力で原稿圧着板を開き方向へ回動させるヒンジトルクが発生し、このヒンジトルクと原稿圧着板の自重による閉じ方向の回転力とをバランスさせることで、この原稿圧着板を中間位置の開き角度で停止させて保持することができる。一方、当接部がこのカム面上に位置する状態で上記の取付脚部が取付穴から外れると、上記の付勢バネの弾圧力によるヒンジトルクで当接部が開き側へ移動して、取付脚部が撥ね上がろうとする。しかし、このカム面の開き側には上記の凹部が形成してあるので、当接部がこの凹部に受け止められ、それ以上は開き側へ移動しない。この結果、上記の取付脚部は大きく撥ね上がることがない。
上記の凹部は当接部を受け止めて、この当接部を付勢バネの弾圧力のみでは開き側へ移動させないものであればよく、カム面の任意の位置に形成することができるが、通常は、上記の装置本体に対する原稿圧着板の開き角度が10度以上の範囲内で、より好ましくは30以上度の範囲内で、更に好ましくは40度以上の範囲内で、上記の当接部が当接する位置のカム面に形成される。
上記のカム部材は、通常、ポリアセタール系樹脂やポリアミド系樹脂などが用いられるが、上記の凹部を形成したカム面は、エラストマー系材料などの弾性材料で形成すると、当接部がこの凹部に嵌まり込む時の衝撃音を緩和することができ、好ましい。この場合、上記の弾性材料で形成したカム面は、例えばタイミングベルトのような形状に予め形成しておいて、これをカム部材本体に接着剤等で固定してもよく、あるいは、いわゆる2色成形によりカム部材に一体的に成形してもよい。
本発明は上記のように構成され作用することから、次の効果を奏する。
即ち、凹部に受け止められた当接部は、付勢バネの弾圧力のみではこの凹部に確りと嵌合するだけであり、この凹部から開き側のカム面上へ移動することがないことから、原稿圧着板の回転中心であるヒンジピンの位置を上下させて厚物原稿に対応できるようにしたものでありながら、仮に取付脚部が装置本体の取付穴から抜けてもこの取付脚部が撥ね上がることがなく、この撥ね上がりによる他物との衝突などを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1から図4は本発明の原稿圧着板開閉装置の第1参考例を示し、図1は原稿圧着板を閉じた状態を示す原稿圧着板開閉装置の一部破断図、図2は原稿が厚い場合の使用例を示す原稿圧着板開閉装置の断面図、図3は原稿圧着板を中間の開き角度で停止させた状態を示す原稿圧着板開閉装置の断面図、図4はカム部材近傍の拡大断面図である。
図1に示すように、この原稿圧着板開閉装置(1)は、取付部材(2)と、支持部材(3)と、この支持部材(3)を上記の取付部材(2)へ回動可能に連結するヒンジピン(4)とを備える。
上記の取付部材(2)は取付脚部(5)を備えており、この取付脚部(5)は複写機などの装置本体(6)に形成された取付穴(7)へ挿抜可能に挿入され、この取付穴(7)内で昇降することができる。一方、上記の支持部材(3)は原稿圧着板(8)に固定され、上記のヒンジピン(4)を中心に回動することで、上記の原稿圧着板(8)が装置本体(6)の原稿台(9)に対し開閉される。
図2に示すように、上記の原稿台(9)に厚物原稿(10)が載置される場合には、上記の取付脚部(5)が上記の取付穴(7)内を昇降して、原稿圧着板(8)の回転中心であるヒンジピン(4)が装置本体(6)に対し上下する。これにより、原稿圧着板(8)が原稿台(9)上の厚物原稿(10)とほぼ平行になり、この厚物原稿(10)をほぼ均一に押圧した状態で覆うことができる。
図1と図2に示すように、上記の取付部材(2)には、上記の取付脚部(5)の上部にカム部材(11)が一体的に設けてある。上記のヒンジピン(4)はこのカム部材(11)を貫通するとともに、上記の支持部材(3)の一端側に挿通してあり、これにより、このヒンジピン(4)を介して上記の支持部材(3)が取付部材(2)へ回動可能に連結されている。
一方、上記の支持部材(3)の内部には、支持部材(3)の内面に沿って進退可能なスライダー(12)と付勢バネ(13)とが配置してあり、このスライダー(12)は付勢バネ(13)の弾圧力で上記のカム部材(11)に向けて弾圧付勢されている。そして、このスライダー(12)には上記のカム部材(11)のカム面(14)に当接して摺動する当接部(15)が一体に形成してある。
図3に示すように、上記のカム面(14)の中間部に、具体的には、上記の原稿台(9)に対する原稿圧着板(8)の開き角度(α)が約45度から全開姿勢である約100度の範囲内にあるとき上記の当接部(15)が当接する位置に、複数の、例えば4つの凹部(16)が形成してある。なお、この参考例では開き角度(α)が45度以上に対応する位置に複数の凹部(16)を形成したが、本発明では10度以上、好ましくは30度以上、より好ましくは40度以上の範囲内の任意の位置に、少なくとも1つの凹部(16)を形成することができる。
上記の凹部(16)の開き側に隣接するカム面(14)は、この凹部(16)の底部、即ち、上記のヒンジピン(4)に最も近接した部位に比べて、ヒンジピン(4)から離隔したカム形状に形成してある。このため、この隣接するカム面(14)に当接した当接部(15)は、凹部(16)に嵌合した当接部(15)よりもヒンジピン(4)から離隔することになり、この当接部(15)が凹部(16)から開き側に隣接するカム面(14)上へ移動するには、前記のスライダー(12)を付勢バネ(13)の弾圧力に抗して後退させる必要がある。このため、この当接部(15)は、付勢バネ(13)の弾圧力のみでは上記の凹部(16)に確りと嵌合するだけで、この凹部(16)から開き側のカム面(14)上に移動することがない。従って、この当接部(15)が凹部(16)に嵌合した状態で上記の取付脚部(5)が取付穴(7)から外れても、この取付脚部(5)が付勢バネ(13)の弾圧力で撥ね上がることはない。
また、上記の凹部(16)は、上記の当接部(15)が付勢バネ(13)の弾圧力に抗してこの凹部(16)から閉じ側へ移動する際に必要とされる回転力が、このときの原稿圧着板(8)の自重による閉じ方向の回転力(F)よりも僅かに大きくなるように、その閉じ側の高さが付勢バネ(13)の弾圧力や原稿圧着板(8)の自重等を考慮して設定してある。このため、この凹部(16)に嵌合した当接部(15)は、原稿圧着板(8)の自重のみでは開き側のカム面(14)上へ移動することができず、原稿圧着板(8)はこの中間位置の開き角度(α)で停止した状態に確実に保持される。そして、作業者が原稿圧着板(8)を閉じ方向へ回動させると、その回動力と原稿圧着板(8)の自重による上記の回転力(F)とで当接部(15)が凹部(16)から閉じ側のカム面(14)へ容易に乗り上げ、これにより原稿圧着板(8)が簡単に閉じられる。
なお、上記の当接部(15)が上記の凹部(16)に嵌合する際には、クリック様の感触が作業者に伝わるので、作業者はその感触により、原稿圧着板(8)が中間位置の開き角度や全開姿勢に停止され保持されることを容易に認知することができる。
図4に示すように、上記の凹部(16)以外のカム面(14)は、いずれの位置においても、上記の当接部(15)との当接点における法線(17)が、支持部材(3)の回動中心である前記のヒンジピン(4)を通過するカム形状に形成してある。このため、上記の付勢バネ(13)による押圧力は、取付部材(2)に対し支持部材(3)を開き方向へ回動させるヒンジトルクを発生することがない。従って、上記の当接部(15)が凹部(16)以外のカム面(14)に位置する場合に、仮に上記の取付部材(2)の取付脚部(5)が装置本体(6)の取付穴(7)から抜け出たとしても、上記の付勢バネ(13)の弾圧力でこの取付脚部(5)が撥ね上がることはない。
また、当接部(15)がカム面(14)上のいずれの位置にあっても、上記の付勢バネ(13)の弾圧力による、原稿圧着板(8)を開き側へ回動させるヒンジトルクが発生しないことから、装置本体(6)の原稿台(9)上に原稿圧着板(8)を閉じた際に、この原稿圧着板(8)は、自重による閉じ方向の回動力で確りと閉じ姿勢に保持される。
図5は本発明の第2参考例を示す、カム部材近傍の拡大断面図である。
図5に示すように、この第2参考例では凹部(16)の閉じ側に隣接するカム面(14)を、当接部(15)との当接点における法線(17)がヒンジピン(4)から開き側に偏位するカム形状に形成してある点が上記の第1参考例と異なる。なお、その他の構成は第1参考例と同様であるので、説明を省略する。
この第2参考例では、上記の凹部(16)の閉じ側に隣接するカム面(14)に当接部(15)が位置すると、付勢バネ(13)の弾圧力で原稿圧着板(8)を開き方向へ回動させるヒンジトルクが発生する。このため、このヒンジトルクと原稿圧着板(8)の自重による閉じ方向の回転力(F)とをバランスさせることで、この原稿圧着板(8)を中間位置の開き角度(α)で停止させて保持することができる。
一方、この当接部(15)が上記のカム面(14)上に位置する状態で、取付脚部(5)が取付穴(7)から抜け出て外れると、上記の付勢バネ(13)の弾圧力によるヒンジトルクによって、当接部(15)が開き側へ移動し、取付脚部(5)が撥ね上がろうとする。しかし、上記のカム面(14)の開き側には上記の凹部(16)が形成してあるので、当接部(15)がこの凹部(16)に受け止められ、それ以上は開き側へ移動しない。この結果、取付脚部(5)は大きく撥ね上がることがない。
図6は本発明の実施形態を示す、カム部材の要部の拡大断面図である。
の実施形態では、カム部材(11)のカム面(12)のうち、凹部(16)を形成したカム面部分(18)は、エラストマー系の弾性材料で予め片面を凹凸形状にしたベルト状に形成しておき、このカム面部分(18)を接着剤でカム部材(11)の本体へ固定してある。このため、この凹部(16)にスライダー(12)の当接部(15)が嵌まり込む際は、その衝撃がこのカム面部分(18)の弾力性により吸収され、発生する衝撃音が緩和される。その他の構成は上記の第1参考例と同様であり、同様に作用するので説明を省略する。
なお、上記のカム面部分(18)は、カム部材(11)をポリオキシメチレン樹脂(POM)などで成形する際に、この材料と弾性材料との2種類の材料を用いて、いわゆる2色成形により弾性材料からなるカム面部分(18)をカム部材(11)と一体に成形してもよい。
上記の各参考例および実施形態で説明した原稿圧着板開閉装置は、本発明の技術的思想を具体化するために例示したものであり、各部材の材質や形状、構造などをこれらの実施形態のものに限定するものではなく、さらには装置本体や原稿圧着板の形状、構造、種類なども上記の各参考例および実施形態のものに限定されないものであって、本発明の特許請求の範囲内において種々の変更を加え得るものである。
例えば上記の各参考例および実施形態では、カム部材を取付部材に形成し、スライダーと付勢バネとを支持部材に設けたが、本発明ではカム部材を支持部材に設け、スライダーと付勢バネとを取付部材に設けてもよい。また、カム部材は取付部材などに固定してあればよく、必ずしも一体に形成する必要はない。凹部の形状や形成位置、形成個数等も、上記の各参考例および実施形態のものに限定されないことはいうまでもない。
本発明の原稿圧着板開閉装置は、原稿圧着板の回転中心であるヒンジピンの位置を上下できるようにしたものでありながら、取付脚部が装置本体の取付穴から抜けても撥ね上がることがないので、特に厚物原稿なども取り扱う複写機や印刷機、スキャナーのほか、各種の画像形成装置などに好適に利用される。
本発明の第1参考例を示し、原稿圧着板を閉じた状態を示す原稿圧着板開閉装置の一部破断図である。 第1参考例の、原稿が厚い場合の使用例を示す原稿圧着板開閉装置の一部破断図である。 第1参考例の、原稿圧着板を中間の開き角度で停止させた状態を示す原稿圧着板開閉装置の断面図である。 第1参考例の、カム部材近傍の拡大断面図である。 本発明の第2参考例を示す、カム部材近傍の拡大断面図である。 本発明の実施形態を示す、カム部材の要部の拡大断面図である。 従来技術を示す、図2相当図である。 従来技術を示す、図3相当図である。
1…原稿圧着板開閉装置
2…取付部材
3…支持部材
4…ヒンジピン
5…取付脚部
6…装置本体
7…取付穴
8…原稿圧着板
11…カム部材
12…スライダー
13…付勢バネ
14…カム面
15…当接部
16…凹部
17…当接点における法線
18…凹部(16)を形成したカム面部分
F…原稿圧着板(8)の自重による閉じ方向の回転力
α…原稿圧着板(8)の中間位置での開き角度

Claims (4)

  1. 装置本体(6)側に取り付けられる取付部材(2)と、原稿圧着板(8)を保持する支持部材(3)と、この支持部材(3)を上記の取付部材(2)へ回動可能に連結するヒンジピン(4)とを備え、
    上記の取付部材(2)は装置本体(6)に形成した取付穴(7)へ挿抜可能に挿入される取付脚部(5)を備え、この取付脚部(5)は上記の取付穴(7)内で昇降可能に構成され、
    上記の取付部材(2)と支持部材(3)のいずれか一方の上記のヒンジピン(4)の周囲にカム部材(11)を設けるとともに、他方にスライダー(12)とこのスライダー(12)を上記のカム部材(11)に向けて弾圧付勢する付勢バネ(13)とを設け、
    上記のスライダー(12)は上記のカム部材(11)のカム面(14)に摺動する当接部(15)を備えた、原稿圧着板開閉装置であって、
    上記のカム面(14)の中間部に、上記の当接部(15)が嵌合する少なくとも1つの凹部(16)を形成し、
    この凹部(16)の開き側に隣接するカム面(14)を、このカム面(14)に当接する上記の当接部(15)が、上記の凹部(16)に嵌合する当接部(15)よりも上記のヒンジピン(4)から離隔するカム形状に形成し
    上記の凹部(16)を形成したカム面部分(18)を弾性材料で形成したことを特徴とする、原稿圧着板開閉装置。
  2. 上記の当接部(15)が上記の付勢バネ(13)の弾圧力に抗して上記の凹部(16)から閉じ側へ移動する際に必要とされる回転力を、このときの原稿圧着板(8)の自重による閉じ方向の回転力(F)よりも大きく設定した、請求項1に記載の原稿圧着板開閉装置。
  3. 上記の凹部(16)以外のカム面(14)を、上記の当接部(15)との当接点における法線(17)が前記のヒンジピン(4)を通過するカム形状に形成した、請求項2に記載の原稿圧着板開閉装置。
  4. 上記の凹部(16)の閉じ側に隣接するカム面(14)を、上記の当接部(15)との当接点における法線(17)が前記のヒンジピン(4)から開き側に偏位するカム形状に形成した、請求項1に記載の原稿圧着板開閉装置。
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