JPH04129764U - スピニングリール - Google Patents
スピニングリールInfo
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- JPH04129764U JPH04129764U JP3444491U JP3444491U JPH04129764U JP H04129764 U JPH04129764 U JP H04129764U JP 3444491 U JP3444491 U JP 3444491U JP 3444491 U JP3444491 U JP 3444491U JP H04129764 U JPH04129764 U JP H04129764U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating frame
- arm
- bail arm
- rotation
- balance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000009987 spinning Methods 0.000 title description 4
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 11
- 230000005484 gravity Effects 0.000 abstract description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転枠の重量バランスをよくして、回転枠の
回転を円滑にする。 【構成】 回転枠7に架け渡したベールアーム8を糸巻
き取り姿勢に設定した状態で、ベールアーム8の重心が
回転枠7の回転とともに描く円弧状でかつ回転枠7の回
転中心を中心として、ベールアーム8の重心と対称位置
にバランスウエイト12を配置して、バランスウエイト
12を回転枠7と一体で回転させる。
回転を円滑にする。 【構成】 回転枠7に架け渡したベールアーム8を糸巻
き取り姿勢に設定した状態で、ベールアーム8の重心が
回転枠7の回転とともに描く円弧状でかつ回転枠7の回
転中心を中心として、ベールアーム8の重心と対称位置
にバランスウエイト12を配置して、バランスウエイト
12を回転枠7と一体で回転させる。
Description
【0001】
本考案は回転枠の一対の支持腕に亘ってベールアームを架け渡し、ベールアー
ムを糸を繰り出す解放姿勢と糸を巻き取る巻き取り姿勢とに切り換え可能に形成
してあるスピニングリールの改良に関する。
【0002】
ベールアームは回転枠の回転中心に対して一方の側に偏った状態で巻き取り姿
勢になる。
【0003】
したがって、ベールアームと一体で回転する回転枠の重量バランスが一方に偏
寄るために、回転枠が偏芯して回転することになり、回転作動に円滑さを欠くこ
とになる為に、持つ手に振動が伝わり好ましくなかった。
そこで、回転枠に形成された内部空間の周壁面に厚板状のバランスウエイトを
取り付けていた。これによって回転枠のある程度の重量バランスの改善を図れる
ものの、バランスウエイトの取り付け位置がベールアームの回転面よりも後方に
位置ズレしているので、重量バランスの偏りを完全に解消するまでには到らなか
った。
本考案の目的はバランスウエイトの配置位置を合理的に選定することによって
、よりバランス崩れの少ない状態にする点にある。
【0004】
本考案による特徴構成は、回転枠の一対の支持腕に亘ってベールアームを架け
渡し、前記ベールアームを糸を繰り出す解放姿勢と糸を巻き取る巻き取り姿勢と
に切り換え可能に形成するとともに、前記ベールアームが前記巻き取り姿勢にあ
る状態で、そのベールアームが前記回転枠の回転につれて描く回転面上において
、前記ベールアームに対してその回転中心を挟んで180°対角位置に又は略1
80°対角位置に、バランスウエイトを配置して回転枠と一体で回転すべく構成
してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0005】
ベールアームが描く回転面上にバランスウエイト設置位置を定めることによっ
て、回転枠の回転軸心方向(リール本体における前後方向)でのバランスウエイ
トとベールアームとの位置ずれを解消して、その回転軸心方向での重量バランス
の崩れを抑えると同時に、回転面上の180°対角位置にバランスウエイトを配
置することによって、回転枠の回転中心を中心とした径方向での重量バランスの
崩れをおさえることができ、ベールアームの解放姿勢における回転枠に対する偏
芯にも拘わらず回転枠を、その回転中心を中心として偏芯を少なくする状態で回
転させることができる。
【0006】
バランスウエイトの配置位置を回転枠の回転中心とした径方向のバランスにつ
いてのみ意を配すのではなく、回転軸心方向でのバランスに対しても意を配す構
成によって、回転枠の偏芯回転にかかる要因を取り除くことができ、円滑な回転
枠の回転作動を得られるに到った。それによって、持つ手にかかる振動も低減で
きることになった。
【0007】
図4に示すように、ハンドル1を軸支したリール本体2よりスプール軸3を延
出するとともに、このスプール軸3にスプール4を遊嵌し、スプール4をスプー
ル軸3に一体化する。スプール軸3の基端部に筒軸6を遊嵌するとともに、筒軸
6に回転枠7を一体回転可能に装着し、筒軸6におけるリール本体2内に位置す
る部分にピニオンギヤ9を形成し、このピニオンギヤ9とハンドル軸に装着され
たメインギヤ10との咬合によって、ハンドル1操作による回転枠7の糸巻き取
り作動を行うことができるスピニングリールを構成する。
【0008】
ベールアーム8の姿勢切り換え機構について説明する。図1に示すように、ベ
ールアーム8の一端をアームカム11に一体揺動可能に取り付け、このアームカ
ム11を回転枠7の一方の支持腕7aに揺動すべく取り付け、ベールアーム8の
他端を他方の支持腕7aに揺動可能に取り付けてある。一方の支持腕7a内には
、図示してないが、ベールアーム8を糸を繰り出す解放姿勢と糸を巻き取る巻き
取り姿勢とに、いずれの状態においてもその状態を保持するトグル式付勢機構を
設けてある。又、ベールアーム8を解放姿勢にした状態で、ハンドル1を巻上げ
作動させると、アームカム11がリール本体2の先端部2aに接当して、ベール
アーム8を糸巻き取り姿勢に自動復帰させることができる。
次に、ベールアーム8に対するバランスウエイト12について説明する。図1
及び図2に示すように、回転枠7の周面一箇所より前方に向けて取り付け腕13
を延出するとともに、その取り付け腕13の先端に略球状のバランスウエイト1
2をビスを介して取り付ける。このバランスウエイト12の位置は、ベールアー
ム8が解放姿勢に切り換わった状態でそのベールアーム8が回転枠7の回転とと
もに描く回転面上にあり、かつ、そのベールアーム8に対してその回転中心を挟
んで180°対角位置に設定してある。特に、ベールアーム8の重心に対してベ
ールアーム8に回転中心を挟んで180°対角位置に、バランスウエイト12を
配置するのが効果的である。したがって、回転枠7の重量バランスがとれて、回
転が円滑になる。また、支持腕7a,7aと取り付け腕13によってスプール4
が直接地面に接触することがなく、傷等がつきにくいという保護効果も持つ。
【0009】
〔別実施例〕
図3に示すように、取り付け腕13の先端に取り付けるバランスウエイト1
2としては次のようなものでもよい。取り付け腕13の先端に、箱状の支持ケー
ス14を固着するとともに、、支持ケース14の長手方向に架け渡した調節ねじ
軸15に板状のバランスウエイト12を複数枚外嵌支持させて、バランスウエイ
ト機構を構成する。複数枚のバランスウエイトをそれらの両側からワッシャとナ
ット16で挟み込み位置固定可能にかつ位置調節可能に構成するとともに、バラ
ンスウエイト12の設置枚数を調節できるようにしてある。
バランスウエイト12としては、位置調節か枚数調節かのいずれか一方だけ
行えるものでもよい。
バランスウエイト12としては、球状のもので重量の異なるものをつけかえ
る構成をとってもよい。
図2の二点鎖線で示すように、バランスウエイト12を杆状のものでベール
アーム8と同様に略矩形になるように曲げ形成したものでもよい。
バランスウエイト12の重量を設定するのに、ベールアーム8とアームカム
11との合成重心を用いてもよい。
【0010】
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記
すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】ベールアームとバランスウエイトとの配置状態
を示す側面図
を示す側面図
【図2】ベールアームとバランスウエイトとの配置状態
を示す正面図
を示す正面図
【図3】バランスウエイトの別実施例を示す側面図
【図4】スピニングリールの側面図
7 回転枠
7a 支持腕
8 ベールアーム
12 バランスウエイト
Claims (1)
- 【請求項1】 回転枠(7)の一対の支持腕(7a),
(7a)に亘ってベールアーム(8)を架け渡し、前記
ベールアーム(8)を糸を繰り出す解放姿勢と糸を巻き
取る巻き取り姿勢とに切り換え可能に形成するととも
に、前記ベールアーム(8)が前記巻き取り姿勢にある
状態で、そのベールアーム(8)が前記回転枠(7)の
回転につれて描く回転面上において、前記ベールアーム
(8)に対してその回転中心を挟んで180°対角位置
に又は略180°対角位置に、バランスウエイト(1
2)を配置して回転枠(7)と一体で回転すべく構成し
てあるスピニングリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991034444U JP2551114Y2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | スピニングリール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991034444U JP2551114Y2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | スピニングリール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04129764U true JPH04129764U (ja) | 1992-11-27 |
JP2551114Y2 JP2551114Y2 (ja) | 1997-10-22 |
Family
ID=31916848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991034444U Expired - Fee Related JP2551114Y2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | スピニングリール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551114Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016146771A (ja) * | 2015-02-11 | 2016-08-18 | 株式会社 34 | 釣り用リールに用いられるバランサー |
-
1991
- 1991-05-16 JP JP1991034444U patent/JP2551114Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016146771A (ja) * | 2015-02-11 | 2016-08-18 | 株式会社 34 | 釣り用リールに用いられるバランサー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2551114Y2 (ja) | 1997-10-22 |
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Legal Events
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