JP2016146771A - 釣り用リールに用いられるバランサー - Google Patents

釣り用リールに用いられるバランサー Download PDF

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光義 竹花
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Abstract

【課題】汎用性の高い釣り用リールに用いられるバランサー(釣りリール用バランサー)を提供する。
【解決手段】釣りリール用バランサー1は,釣り用リールに取り付けられるバランサー本体2と,バランサー本体2に外部から着脱可能に取り付けられる重り部材3と,を備えている。ここで,バランサー本体2は,円筒状に形成されており,その一端部には釣り用リール取り付け部4が設けられている。また,バランサー本体2の他端部の内周面には,重り部材3を取り付けるための雌ネジが形成されている。重り部材3は,円盤状の頭部3aと,頭部3aの裏面の中央に一体に形成された円柱状のロッド3bと,を備えており,当該ロッド3bの外周面には雄ネジが形成されている。そして,ロッド3bをバランサー本体2の他端部に螺着することにより(ネジ式),バランサー本体2に外部から重り部材3を着脱可能に取り付けることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は,釣り用リールに用いられるバランサーに関する。
市販されている釣り用リールにはハンドルが備えられており,このハンドルは着脱式に取り換え可能となっている。これは,基本的には,利き腕の関係で,左右に取り換え可能となっているものであるが,趣味・趣向でハンドルが取り換えられる場合もある。
釣り用リールの両側にハンドルを設置することは通常行われないため,設置したハンドルの反対側の取り付け部位は空くこととなる。この取り付け部位にカバーがなされることもあるが,バランサーと呼ばれる部材が取り付けられることがある。このバランサーは,釣り用リールの片側に設置されたハンドルとのバランスをとるものであり,種々のバランサーが販売され,用いられている(非特許文献1)
株式会社34,製品情報紹介ページ(URL:http://www.34net.jp/collabo.htm)
従来用いられてきたバランサー(以下,「従来技術」という)は,部材として釣り用リールに比較的簡易に取り付けられ,バランスをとれる点において有用なものではあるが,この従来技術について,2つの課題を発明者は発見した。
1つ目は,バランサーの重心に関する課題である。
従来技術におけるバランサーは,典型的なものとして,長さが5cm前後の棒状の形状をしており,取り付け部が凸状のネジ部材となって,釣り用リールの凹状のネジ取り付け部位に取り付けられる。この従来技術においては,重りとなる部材がバランサーの内部に配置されており,かつ,重心位置が凸状のネジ部材の近傍にあったため,必ずしもハンドルとのバランスがとり易いものとはいえず,微妙なバランス調整も困難であった。そのため,従来技術は,様々な重量や形状を有する取り換え式のハンドルに対する汎用性が必ずしも高いものではなかった。加えて,バランサーの内部に重り部材を取り付けることから,その形状の自由度にも限界があり,そのため,重り部材の重さにも制限が生じていた。
2つ目は,バランサーの取り付けに関する課題である。
釣り用リールの凹状のネジ取り付け部位は,メーカーにより様々であるが,特に我が国では,大きく分けて2種類のメーカーの釣り用リールが汎用されている。この2種類のメーカーの凹状のネジ取り付け部位は,ネジ式であり,その直径は同じであるが,ネジ部分の長さ(深さ)が,数mm程度ではあるが異なっている。そのため,バランサーを取り付ける際には,これらのメーカーに応じて,バランサーの凸状のネジ部材を,長さの対応した異なる凸状のネジ部材に交換しなければならなかった。そして,これも,バランサーの汎用性を損なう一因であった。
上記事情を背景として,本発明では,汎用性の高い釣り用リールに用いられるバランサーの開発を課題とする。
すなわち,第一の課題として,重心の調整が可能で,種々のハンドルに対応可能なバランサーの開発を課題とする。第二の課題として,部材の交換なしに釣り用リールへの取り付けが可能なバランサーの開発を課題とする。
発明者は,鋭意研究の結果,重心を重り部材としてバランサーの内部に配置せず,バランサーの外部から取り換え可能な部材とすることにより,本発明を完成させるに至った。また,釣り用リールへの取り付け機構の構造に工夫を凝らすことにより,複数種の釣り用リールに対応しうるバランサーの発明を完成させるに至った。
本発明は,以下の構成からなる。
本発明の第一の構成は,釣り用リールに取り付けられるバランサー本体と,前記バランサー本体に外部から着脱可能に取り付けられる重り部材と,を備えたことを特徴とする釣り用リールに用いられるバランサーである。
本発明の第二の構成は,前記バランサー本体への前記重り部材の取り付け機構が,ネジ式又は嵌合式であることを特徴とする第一の構成に記載の釣り用リールに用いられるバランサーである。
本発明の第三の構成は,前記バランサー本体への前記重り部材の取り付け位置が,前記釣り用リールへの取り付け位置と反対側の端部であることを特徴とする第一又は第二の構成に記載の釣り用リールに用いられるバランサーである。
本発明において端部とは,必ずしもバランサーの端っこのみをさすものではなく,端っこ近傍を含むものとして定義される。すなわち,本発明の趣旨より,ハンドルとのバランスがとりやすい,リールから十分に離れた位置という意味合いで定義される。
本発明の第四の構成は,前記釣り用リールへの前記バランサー本体の取り付け機構が,前記釣り用リールに取り付けられる釣り用リール取り付け部と,前記バランサー本体の外面に位置調整可能に取り付けられ,前記釣り用リール取り付け部の長さを調整する長さ調整部材と,を備え,前記長さ調整部材の取り付け位置を調整することにより,前記釣り用リール取り付け部の,前記釣り用リールへの取り付け長さが調整されることを特徴とする第一から第三の構成に記載の釣り用リールに用いられるバランサーである。
本発明の第五の構成は,前記長さ調整部材の位置調整機構が,ネジ式又はスライド式であることを特徴とする第四の構成に記載の釣り用リールに用いられるバランサーである。
本発明の第六の構成は,第一から第五の構成に記載の釣り用リールに用いられるバランサーに用いられることを特徴とする重り部材である。
本発明の第七の構成は,釣り用リールへのバランサー本体の取り付け機構が,前記釣り用リールに取り付けられる釣り用リール取り付け部と,前記バランサー本体の外面に位置調整可能に取り付けられ,前記釣り用リール取り付け部の長さを調整する長さ調整部材と,を備え,前記長さ調整部材の取り付け位置を調整することにより,前記釣り用リール取り付け部の,前記釣り用リールへの取り付け長さが調整されることを特徴とする釣り用リールに用いられるバランサーである。
本発明により,汎用性の高い釣り用リールに用いられるバランサーの提供が可能となった。
すなわち,本発明の第一の構成によれば,重心の調整が可能で,種々のハンドルに対応可能なバランサーを提供することができる。また,本発明の第四ないし第七などの構成によれば,部材の交換なしに複数種の釣り用リールへの取り付けが可能なバランサーを提供することができる。
本発明の実施の形態1における釣り用リールに用いられるバランサーの構成を示す側断面図 本発明の実施の形態1における釣り用リールに用いられるバランサーの,重り部材を交換した状態の構成を示す側断面図 本発明の実施の形態2における釣り用リールに用いられるバランサーの構成を示す側断面図 本発明の実施の形態2における釣り用リールに用いられるバランサーの構成を示す拡大側断面図 本発明の実施の形態2における釣り用リールに用いられるバランサーの他の例の構成を示す側断面図 本発明の釣り用リールに用いられるバランサーの試作例を示す写真画像 本発明の釣り用リールに用いられるバランサーの試作例の,バランサー本体とスカートナットを分解して示した写真画像 本発明の釣り用リールに用いられるバランサーの試作例とハンドルを,釣り用リールに取り付けた状態を示す写真画像
以下,本発明の釣り用リールに用いられるバランサー(以下,単に「釣りリール用バランサー」という)について,詳述する。
<<I.本発明の要旨>>
本発明の釣りリール用バランサーは,大きくは,下記の2つの技術的特徴を有するものである。
(1) 外部から着脱可能な重り部材を用いた点(技術的特徴1)
(2) 釣り用リールへの取り付け機構の構造に工夫を凝らした点(技術的特徴2)
<技術的特徴1について>
請求項1に代表される技術的特徴1においては,釣り用リールに取り付けられるバランサー本体に,外部から着脱可能に取り付けられる重り部材を備えたことを特徴とする。これにより,重り部材がバランサー内部に設置されている場合と比較して,簡単に交換できるとともに,重り部材の重量を変更することで簡単に重心の重量を変えることができるため,釣りリール用ハンドルに対する汎用性を向上させることができるという効果が得られる。
重り部材については,バランサー本体に取り付け可能であり,かつ,重りとして機能しうる一定程度の重量を有する限り,特に限定されるものではなく,種々の取り付け機構ないし形状,素材のものを用いることができる。
重り部材の取り付け機構については,ネジ式又は嵌合式であることが好ましい。この好ましい構成によれば,重り部材を簡易に交換できるとともに,バランサー本体への重り部材の取り付けが安定するため,釣りリール用バランサーの取扱性を向上させることができるという効果が得られる。
重り部材の形状については,典型的には,図1等のネジのヘッド部分が円盤状や球状になっている部材など,重りとして形状を加工しやすく,かつ,重心を調整しやすい対称性の形状を有する形状とすればよい。
重り部材の素材については,典型的には,一定程度の重量を有するとともに,海水に接触することから耐腐食性を有する素材とする必要がある。このような素材としては,典型的には,ステンレスやアルミ,クロムなどの素材を用いればよいが,鉄などの素材に塗料を塗るなどして耐腐食性を向上させた部材を用いてもよい。
重り部材の取り付け位置については,図1等に示すように,バランサー本体の釣り用リールへの取り付け位置と反対側の端部に設けることが好ましい。この好ましい構成によれば,釣り用リールの一方側に取り付けられる釣りリール用ハンドルとのバランスがとり易くなるため,本発明の釣りリール用バランサーの性能を向上させることができるという効果が得られる。
なお,本発明において端部とは,必ずしもバランサーの端っこのみをさすものではなく,端っこ近傍を含むものとして定義される。すなわち,本発明の趣旨であるバランスを取りやすい重り部材の配置という観点から,リール近傍ではなく,これと比較して,リールから十分に離れた位置という意味合いで定義される。
本発明のバランサー本体については,釣り用リールに取り付けが可能であり,重り部材の取り付けを行うことによってハンドルとのバランスをとることができる限り,特に限定されるものではなく,種々の形状ないし素材のものを用いることができる。
バランサー本体については,典型的には,図1等に示すように,長さが10cm程度の円筒状の部材を用いればよい。また,バランサー本体の素材については,重り部材と同様,耐腐食性を有する素材を用いればよい。
なお,本発明の重り部材は,従来用いられているバランサーに,嵌合式などの取り付け方式によって追加的に取り付け可能なものであってもよい。従来用いられているバランサーは,長さが5cm程度の棒状部材であり,当該棒状部材の端部に取り付け可能な形状ないし重心として機能しうる素材とすればよい。
<技術的特徴2について>
請求項4ないし7に代表される技術的特徴2は,釣り用リールへの取り付け機構の構造に工夫を凝らしたものである。すなわち,本発明のバランサーは,釣り用リール取り付け部(例えば,図1の参照符号4)と長さ調整部材(例えば,図1の参照符号5)を備え,長さ調整部材は,位置調整機構(例えば,図1の参照符号6)によってその取り付け位置が調整されるように工夫されている。
この構造により,長さ調整部材の軸方向(図1の横方向)の位置を調整することが可能となる。そして,これにより,釣り用リール取り付け部の,釣り用リールへの取り付け長さを調整することができ,種々の釣り用リールへの取り付け,特に,ピッチ(凹状ねじ部分の直径)が変わらず軸方向の深さのみが異なる我が国の釣り用リールへの対応が可能となる。
位置調整機構については,長さ調整部材の位置調整が可能である限り,特に限定されるものではなく,ネジ式やスライド式,嵌合式など種々の機構を採用することができる。
位置調整機構としては,ネジ式又はスライド式を採用することが好ましい。この好ましい構成によれば,長さ調整部材の数mm単位での調整が容易になるとともに,ネジとしての機能を損なうことなく分解や分解洗浄が可能となるため,本発明の釣りリール用バランサーの性能を向上させることができるという効果が得られる。
長さ調整部材については,バランサー本体への取り付け,ならびに,釣り用リール取り付け部の,釣り用リールへの取り付け長さの調整が可能である限り,特に限定されるものではなく,種々の形状のものを用いることができる。また,長さ調整部材を備えたバランサー本体が釣り用リールに取り付けられた際に,釣り用リールの凹状のネジ取り付け部位を覆うようにすることが好ましいため,当該部位をバランサー本体によって覆うことができない場合には,長さ調整部材を,図1に示すようなスカート状の部材とすればよい。
長さ調整部材については,図1等に示すように,ネジ式のスカートナットとして1つの部品として構成してもよいし,ネジ部分とその他の部分を別々の複数の部品として構成してもよい。
<<II.実施の形態>>
以下,好適な実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し,下記の実施の形態は本発明を具現化した例に過ぎず,本発明はこれに限定されるものではない。
[実施の形態1]
まず,本発明の実施の形態1における釣りリール用バランサーについて,図1,図2を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1における釣りリール用バランサーの構成を示す側断面図,図2は当該釣りリール用バランサーの,重り部材を交換した状態の構成を示す側断面図である。
図1に示すように,本実施の形態の釣りリール用バランサー1は,図示しない釣り用リールに取り付けられるアルミ製のバランサー本体2と,バランサー本体2に外部から着脱可能に取り付けられるアルミ製の重り部材3と,を備えている。ここで,バランサー本体2は,長さが5cm程度の円筒状に形成されており,その一端部には,外周面に雄ネジが形成された釣り用リール取り付け部4が設けられている。これにより,釣り用リール取り付け部4を,釣り用リールに螺着して取り付けることができるようにされている。また,バランサー本体2の他端部の内周面には,重り部材3を取り付けるための雌ネジが形成されている。
重り部材3は,円盤状の頭部3aと,頭部3aの裏面の中央に一体に形成された円柱状のロッド3bと,を備えており,当該ロッド3bの外周面には雄ネジが形成されている。そして,ロッド3bをバランサー本体2の他端部に螺着することにより(ネジ式),バランサー本体2に外部から重り部材3を着脱可能に取り付けることができるようにされている。このように,本実施の形態の釣りリール用バランサー1において,重り部材3は,バランサー本体2の釣り用リールへの取り付け位置と反対側の端部に取り付けられる。
本実施の形態の釣りリール用バランサー1の構成によれば,バランサー本体2に外部から着脱可能に取り付けられる重り部材3を備えていることにより,重り部材3を簡単に交換できるとともに,重り部材3の重量を変更することで簡単に重心の重量を変えることができるため,釣りリール用ハンドルに対する汎用性を向上させることができる。図2に,重り部材を,比較的軽い(小さい)重り部材3から比較的重い(大きい)重り部材3’に交換した状態の構成を示す。図2中,参照符号3’aは重り部材の頭部を示し,参照符号3’bは重り部材のロッドを示している。
また,バランサー本体2への重り部材3の取り付け機構をネジ式としたことにより,重り部材3を簡易に交換できるとともに,バランサー本体2への重り部材3の取り付けが安定するため,釣りリール用バランサー1の取扱性を向上させることができる。
また,重り部材3を,バランサー本体2の釣り用リールへの取り付け位置と反対側の端部に取り付けるようにしたことにより,釣り用リールの一方に取り付けられる釣りリール用ハンドルとのバランスがとり易くなるため,釣りリール用バランサー1の性能を向上させることができる。
図1に示すように,本実施の形態の釣りリール用バランサー1は,バランサー本体2の一端側の外周面に位置調整可能に取り付けられ,釣り用リール取り付け部4の,釣り用リールへの取り付け長さを調整する長さ調整部材5を備えている。ここで,長さ調整部材5の位置調整機構6は,ネジ式となっており,長さ調整部材5はスカートナットからなっている。そして,長さ調整部材5を回動させて,当該長さ調整部材5の取り付け位置を調整することにより,長さ調整部材5のスカート周縁と釣り用リール取り付け部4の開放端面との軸方向距離を,0から3.0mm程度の範囲で変化させて(図1の(b)は0.5mm,図1の(a)は3.0mm),釣り用リール取り付け部4の,釣り用リールへの取り付け長さを微調整することができるようにされている。その結果,種々の釣り用リールへの取り付け,特に,ピッチが変わらず軸方向の深さのみが異なる我が国の釣り用リールへの対応が可能となる。
また,長さ調整部材5の位置調整機構6をネジ式としたことにより,長さ調整部材5の数mm単位での調整が容易になるとともに,ネジとしての機能を損なうことなく分解や分解洗浄が可能となるため,釣りリール用バランサー1の性能を向上させることができる。
なお,本実施の形態においては,バランサー本体2への重り部材3の取り付け機構がネジ式である場合を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。重り部材3は,バランサー本体2に外部から着脱可能に取り付けられればよく,バランサー本体2への重り部材3の取り付け機構は,例えば,嵌合式などであってもよい。そして,この構成によっても,重り部材3を簡易に交換できるとともに,バランサー本体2への重り部材3の取り付けが安定するため,釣りリール用バランサー1の取扱性を向上させることができる。
[実施の形態2]
次に,本発明の実施の形態2における釣りリール用バランサーについて,図3,図4を参照しながら説明する。
図3は本発明の実施の形態2における釣り用リールに用いられるバランサーの構成を示す側断面図,図4は当該釣りリール用バランサーの構成を示す拡大側断面図である。
図3に示すように,本実施の形態の釣りリール用バランサー7は,図示しない釣り用リールに取り付けられるアルミ製のバランサー本体8と,バランサー本体8に外部から着脱可能に取り付けられるアルミ製の重り部材9と,を備えている。ここで,バランサー本体8は,長さが5cm程度の円筒状に形成されており,その一端部には,外周面に雄ネジが形成された釣り用リール取り付け部10が設けられている。これにより,釣り用リール取り付け部10を,釣り用リールに螺着して取り付けることができるようにされている。また,バランサー本体8の他端部の内周面には,重り部材9を取り付けるための雌ネジが形成されている。
重り部材9は,円盤状の頭部9aと,頭部9aの裏面の中央に一体に形成された円柱状のロッド9bと,を備えており,当該ロッド9bの外周面には雄ネジが形成されている。そして,ロッド9bをバランサー本体8の他端部に螺着することにより(ネジ式),バランサー本体8に外部から重り部材9を着脱可能に取り付けることができるようにされている。このように,本実施の形態の釣りリール用バランサー7において,重り部材9は,バランサー本体8の釣り用リールへの取り付け位置と反対側の端部に取り付けられる。
本実施の形態の釣りリール用バランサー7の構成によれば,バランサー本体8に外部から着脱可能に取り付けられる重り部材9を備えていることにより,重り部材9を簡単に交換できるとともに,重り部材9の重量を変更することで簡単に重心の重量を変えることができるため,釣りリール用ハンドルに対する汎用性を向上させることができる。
また,バランサー本体8への重り部材9の取り付け機構をネジ式としたことにより,重り部材9を簡易に交換できるとともに,バランサー本体8への重り部材9の取り付けが安定するため,釣りリール用バランサー7の取扱性を向上させることができる。
また,重り部材9を,バランサー本体8の釣り用リールへの取り付け位置と反対側の端部に取り付けるようにしたことにより,釣り用リールの一方に取り付けられる釣りリール用ハンドルとのバランスがとり易くなるため,釣りリール用バランサー7の性能を向上させることができる。
図3,図4に示すように,本実施の形態の釣りリール用バランサー7は,バランサー本体8の一端側の外周面に位置調整可能に取り付けられ,釣り用リール取り付け部10の,釣り用リールへの取り付け長さを調整する長さ調整部材11を備えている。ここで,長さ調整部材11の位置調整機構12は,スライド式となっており,長さ調整部材11はスカート状に形成されている。ここで,バランサー本体8の一端側の外周面には,2つの平行な環状の溝8a,8bが形成されており,長さ調整部材11の内周面には,溝8a,8bに嵌る突起11aが形成されている。そして,長さ調整部材11を軸方向にスライドさせて,当該長さ調整部材11の取り付け位置を調整することにより,長さ調整部材11のスカート周縁と釣り用リール取り付け部10の開放端面との軸方向距離を,0.5mm(図3の(b)参照)と3.0mm(図3の(a)参照)に変化させて,釣り用リール取り付け部10の,釣り用リールへの取り付け長さを調整することができるようにされている。その結果,種類の異なる釣り用リールへの取り付け,特に,ピッチが変わらず軸方向の深さのみが異なる我が国の釣り用リールへの対応が可能となる。
なお,本実施の形態においては,バランサー本体8への重り部材9の取り付け機構がネジ式である場合を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。重り部材9は,バランサー本体8に外部から着脱可能に取り付けられればよく,バランサー本体8への重り部材9の取り付け機構は,例えば,嵌合式などであってもよい。そして,この構成によっても,重り部材9を簡易に交換できるとともに,バランサー本体8への重り部材9の取り付けが安定するため,釣りリール用バランサー7の取扱性を向上させることができる。
また,本実施の形態においては,バランサー本体8の一端側の外周面に2つの平行な環状の溝8a,8bが形成されている場合を例に挙げて説明したが,必ずしもこのような構成に限定されるものではない。例えば,図5に示すように,バランサー本体13の一端側の外周面に3つ以上の平行な環状の溝13a,13b,13c,13dを形成するようにしてもよい。そして,この構成によれば,長さ調整部材14を軸方向にスライドさせて,当該長さ調整部材14の取り付け位置を調整することにより,長さ調整部材14のスカート周縁と釣り用リール取り付け部15の開放端面との軸方向距離を,0.5mmから3.0mmの範囲で変化させて,釣り用リール取り付け部15の,釣り用リールへの取り付け長さを調整することができる。
[試作例]
図6から図8に,本発明の釣りリール用バランサーの試作例を示す。図6,図7に示すように,試作例は,長さが約10cm,外径が10mm前後のアルミ製のバランサー本体と,バランサー本体の一端部に設けられ,その外周面に雄ネジが形成された釣り用リール取り付け部と,バランサー本体の一端部近傍に取り付けられたスカートナットと,バランサー本体の他端部に着脱可能に螺着されたアルミ製の重り部材と,を備えた構成である。図8に示すように,釣り用リールには,一方側に釣りリール用ハンドルが取り付けられ,他方側に当該試作例が取り付けられて,両者のバランスがとられている。
1,7 釣りリール用バランサー
2,8,13 バランサー本体
8a,8b,13a,13b,13c,13d 溝
3,3’,9 重り部材
3a,3’a,9a 頭部
3b,3’b,9b ロッド
4,10,15 釣り用リール取り付け部
5,11,14 長さ調整部材
11a,14a 突起
6,12 位置調整機構

Claims (7)

  1. 釣り用リールに取り付けられるバランサー本体と,前記バランサー本体に外部から着脱可能に取り付けられる重り部材と,を備えたことを特徴とする釣り用リールに用いられるバランサー。
  2. 前記バランサー本体への前記重り部材の取り付け機構が,ネジ式又は嵌合式であることを特徴とする請求項1に記載の釣り用リールに用いられるバランサー。
  3. 前記バランサー本体への前記重り部材の取り付け位置が,前記釣り用リールへの取り付け位置と反対側の端部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の釣り用リールに用いられるバランサー。
  4. 前記釣り用リールへの前記バランサー本体の取り付け機構が,
    前記釣り用リールに取り付けられる釣り用リール取り付け部と,
    前記バランサー本体の外面に位置調整可能に取り付けられ,前記釣り用リール取り付け部の長さを調整する長さ調整部材と,を備え,
    前記長さ調整部材の取り付け位置を調整することにより,前記釣り用リール取り付け部の,前記釣り用リールへの取り付け長さが調整されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の釣り用リールに用いられるバランサー。
  5. 前記長さ調整部材の位置調整機構が,ネジ式又はスライド式であることを特徴とする請求項4に記載の釣り用リールに用いられるバランサー。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の釣り用リールに用いられるバランサーに用いられることを特徴とする重り部材。
  7. 釣り用リールへのバランサー本体の取り付け機構が,
    前記釣り用リールに取り付けられる釣り用リール取り付け部と,
    前記バランサー本体の外面に位置調整可能に取り付けられ,前記釣り用リール取り付け部の長さを調整する長さ調整部材と,を備え,
    前記長さ調整部材の取り付け位置を調整することにより,前記釣り用リール取り付け部の,前記釣り用リールへの取り付け長さが調整されることを特徴とする釣り用リールに用いられるバランサー。
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