JP2577386Y2 - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JP2577386Y2
JP2577386Y2 JP1991040086U JP4008691U JP2577386Y2 JP 2577386 Y2 JP2577386 Y2 JP 2577386Y2 JP 1991040086 U JP1991040086 U JP 1991040086U JP 4008691 U JP4008691 U JP 4008691U JP 2577386 Y2 JP2577386 Y2 JP 2577386Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スピニングリール、特
に、ロータの一方のアーム部に糸案内部を含む第1揺動
アームを、他方のアーム部に第2揺動アームを有するス
ピニングリールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピニングリールは軸芯周りで
回転操作されるロータを有しており、一方のアーム部に
第1揺動アームが、他方のアーム部に第2揺動アームが
それぞれ設けられている。第1揺動アームには、釣り糸
をスプールに案内するための糸案内部が設けられてい
る。
【0003】このようなスピニングリールでは、釣り糸
巻き取り時には、釣り糸はベールを介して糸案内部に導
かれ、この糸案内部によりスプールに案内されて巻き付
けられる。また、従来のスピニングリールでは、第1揺
動アーム側と糸案内部(通常はラインローラ等と称する
回転部材で構成されている)等を含む第2揺動アーム側
とでは重量の差異により軸芯を基準にしてアンバランス
になる。このため、回転バランスを向上させるために、
軸芯に沿う方向視で、すなわちスピニングリールを前方
から見てバランスがとれるように、ロータの内部等にバ
ランサを配置している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ここで、前述のように
ロータの内部等にバランサを配置したものについて考え
ると、軸芯に沿う方向視での重量の均衡は図られる。し
かし、図5に示すように、軸芯Xに直交する方向視で考
察すると、アームカム8、ラインローラ10等を総合し
た重心WP(第1揺動アームの重心)はロータ4を基準
にして比較的前方に位置するため、この重心WPの回転
軌跡とバランサ15の重心WTの回転軌跡とは軸方向に
おいて離れており、距離的なギャップがある。このよう
な状態で回転操作を行うと、これらの重心WP,WTに
作用する遠心力によって、回転軸芯Xに対してロータを
傾けようとする力が作用する。この結果、高速で巻き取
りを行ったような場合には、ロータが振動してしまい、
円滑な巻き取り操作を行いにくい。 特に最近では、釣
り糸の巻き取り時の負荷を軽減する目的から、ラインロ
ーラを大径に構成したり、あるいはベールをワンタッチ
で解放操作するための機構をアームカムに設けたりする
構成が用いられている。このような構成のスピニングリ
ールでは、ロータ前部の偏った位置に、アームカム等の
重心が現れるものも多く、したがって前述のようなロー
タを傾けようとする力が大きく、回転操作時の振動がよ
り大きくなって円滑な巻き取り操作が行いにくい。
【0005】本考案の目的は、高速で巻き取り操作を行
った場合にも円滑な巻き取り操作が行えるようにするこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】考案1のスピニングリー
ルは、釣り竿に装着されるスピニングリールであって、
ハンドルを有し釣り竿に装着可能なリール本体と、ロー
タと、スプールとを備えている。ロータは、リール本体
に回転自在に支持され、回転軸を挟むように対向して配
置された1対のアーム部と、一方のアーム部の先端に揺
動自在に装着されたアームカム及びアームカムの先端に
設けられた糸案内部を有する第1揺動アームと、他方の
アーム部の先端に揺動自在に装着された第2揺動アーム
と、第1揺動アームから第2揺動アームにわたって設け
られたベールとを有し、ハンドルによって回転させられ
る。スプールは1対のアーム部の間に配置されている。
そして、第2揺動アームの重心は第1揺動アームの重心
が描く回転軌跡上もしくはこの軌跡の近傍位置でかつ第
1揺動アームの重心と対向する位置に設定されている。
【0007】考案2に係るスピニングリールは、釣り竿
に装着されるスピニングリールであって、ハンドルを有
し釣り竿に装着可能なリール本体と、ロータと、スプー
ルとを備えている。ロータは、リール本体に回転自在に
支持され、回転軸を挟むように対向して配置された1対
のアーム部と、一方のアーム部の先端に揺動自在に装着
されたアームカム及びアームカムの先端に設けられた糸
案内部を有する第1揺動アームと、他方のアーム部の先
端に揺動自在に装着された第2揺動アームと、第1揺動
アームから第2揺動アームにわたって設けられたベール
とを有し、ハンドルによって回転させられる。スプール
は1対のアーム部の間に配置されている。そして、第2
揺動アームの前端は第1及び第2揺動アームの揺動軸に
沿って見て第1揺動アームの糸案内部に重なる程度に延
びている。
【0008】
【作用】考案1に係るスピニングリールでは、第2揺動
アームの重心が従来のものに比較して前方に移動されて
いる。すなわち、第2揺動アームの重心位置は、第1揺
動アームの重心が描く回転軌跡上もしくはこの軌跡の近
傍位置でかつ第1揺動アームの重心と対向する位置に設
定されている。このため、糸案内部を含む第1揺動アー
ムの重心と第2揺動アームの重心とが軸芯方向において
従来のものに比較して接近することになり、ロータ回転
時におけるアンバランスを抑えて円滑な巻き取り操作が
行える。
【0009】考案2に係るスピニングリールでは、第2
揺動アームの前端が、従来のものに比較して前方に延び
ている。すなわち、揺動軸に沿って見て第1揺動アーム
の糸案内部に重なる程度に延びて設けられている。ここ
では、第2揺動アームの重心が従来にものに比較してよ
り前方に移動することになり、糸案内部を含む第1揺動
アームの重心と軸芯方向において近づく。また、第1揺
動アームの重心と第2揺動アームの重心とは、スピニン
グリールの前方から見た場合もほぼ対向して位置するこ
とになる。したがって、前記同様に、ロータ回転時にお
けるアンバランスを抑えて円滑な巻き取り操作が行え
る。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図4に示すように、本考案の一実施例によ
るスピニングリールは、ハンドル1を備えたリール本体
2と、リール本体2の前部に回転時材に支持されたロー
タ4と、釣り糸を巻き取るスプール5とを備えている。
リール本体2の前部にはハンドル1からの動力をロータ
4に伝える筒状軸6が設けられており、また筒状軸6の
前方にはスプール5を支持するスプール軸7が配置され
ている。
【0011】ロータ4には回転軸芯Xを挟んで対向する
位置に一対のアーム部4A,4Aが形成されている。一
方のアーム部4Aの先端にはアームカム8が、他方のア
ーム部4Aの先端には揺動アーム9がそれぞれ揺動自在
に装着されている。アームカム8と揺動アーム9との間
には糸解放姿勢と糸巻き取り姿勢とに切換自在なベール
3が装着されている。アームカム8の先端には釣り糸を
案内する糸案内部としてのラインローラ10が設けられ
ている。そして、このリールでは、アームカム8、ライ
ンローラ10等の重量に起因する重量バランスを相殺す
るようバランサを設けている。
【0012】即ち、このリールでは、揺動アーム9にバ
ランサ11を内装すると共に、ロータ4の回転時におい
て、ラインローラ10を含むアームカム8(第1揺動ア
ーム)の重心WPが描く回転軌跡上で、かつ、この重心
WPと対向する位置に、バランサ11と揺動アーム9と
の総合された重心(第2揺動アームの重心)WQを設定
し、又、ラインローラ10を含むアームカム8の重量を
相殺するように第2揺動アームの重量が設定されてい
る。
【0013】そして、このようにバランサ11を配置し
たことから、軸芯Xに沿う方向視での重量が均衡し、し
かも、夫々の揺動アームの重量が相殺されることから、
ロータ4の回転時においてロータを傾ける力が抑えられ
る。この結果、ロータ4の回転時の振動が抑えられ、円
滑な巻き取り操作が行える。尚、このリールでは、この
バランサ11以外にベール3の重量に起因するアンバラ
ンスを解消するために別のバランサが設けられている。
このバランサ系は、軸芯Xに沿う方向視で糸巻き取り姿
勢のベール3が位置する側のロータ4のリール本体2側
に変位した位置に配置された補助バランサ12(重心W
S)と、ベール3(重心WR)とを合成した合成重心W
Xに対し、軸芯Xを挟んで対向する位置に主バランサ1
3を配置して構成されている。主バランサ13は、ベー
ル3と補助バランサ12との合成重量を、ロータ4の回
転時に相殺する重量を有している。 〔別実施例〕 本考案は上記実施例以外に、例えば、揺動アーム9の素
材に重量物を用いることで、バランサ11を揺動アーム
9と一体的に形成しても良く、又、バランサ11を揺動
アーム9の外部に取り付けるように構成しても良い。さ
らに、バランサ11を位置調節自在に構成しても良い。
【0014】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、主に糸案
内部に起因するロータ回転時のアンバランスを第2揺動
アームによって抑えることができ、ロータ回転時の振動
を抑えて円滑な巻き取り操作を実現することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】バランサの配置を示す側面図
【図2】ロータの側面図
【図3】ロータの正面図
【図4】スピニングリールの全体側面図
【図5】従来のバランサの配置を示す側面図
【符号の説明】
1 ハンドル 2 リール本体 3 ベール 4 ロータ 4A アーム部 8 アームカム 9 揺動アーム 10 糸案内部 11 バランサ 12 補助バランサ 13 主バランサ X 軸芯 WP 重心 WQ 重心 WS 重心 WX 合成重心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01K 89/00 - 89/08

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣り竿に装着されるスピニングリールであ
    って、 ハンドルを有し、釣り竿に装着可能なリール本体と、 前記リール本体に回転自在に支持され、回転軸を挟むよ
    うに対向して配置された1対のアーム部と、一方の前記
    アーム部の先端に揺動自在に装着されたアームカム及び
    アームカムの先端に設けられた糸案内部を有する第1揺
    動アームと、他方の前記アーム部の先端に揺動自在に装
    着された第2揺動アームと、前記第1揺動アームから前
    記第2揺動アームにわたって設けられたベールとを有
    し、前記ハンドルによって回転させられるロータと、 前記1対のアーム部の間に配置されたスプールとを備
    え、 前記第2揺動アームの重心は、前記第1揺動アームの重
    心が描く回転軌跡上もしくはこの軌跡の近傍位置でかつ
    前記第1揺動アームの重心と対向する位置に設定されて
    いる、 スピニングリール。
  2. 【請求項2】釣り竿に装着されるスピニングリールであ
    って、 ハンドルを有し、釣り竿に装着可能なリール本体と、
    前記リール本体に回転自在に支持され、回転軸を挟むよ
    うに対向して配置された1対のアーム部と、一方の前記
    アーム部の先端に揺動自在に装着されたアームカム及び
    アームカムの先端に設けられた糸案内部を有する第1揺
    動アームと、他方の前記アーム部の先端に揺動自在に装
    着された第2揺動アームと、前記第1揺動アームから前
    記第2揺動アームにわたって設けられたベールとを有
    し、前記ハンドルによって回転させられるロータと、 前記1対のアーム部の間に配置されたスプールとを備
    え、 前記第2揺動アームの前端は、前記第1及び第2揺動ア
    ームの揺動軸に沿って見て前記第1揺動アームの糸案内
    部に重なる程度に延びている、 スピニングリール。
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US08/631,628 US5772138A (en) 1991-05-31 1996-04-08 Spinning reel having balancing means
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