JPH0523081A - スピニングリール - Google Patents
スピニングリールInfo
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- JPH0523081A JPH0523081A JP3184989A JP18498991A JPH0523081A JP H0523081 A JPH0523081 A JP H0523081A JP 3184989 A JP3184989 A JP 3184989A JP 18498991 A JP18498991 A JP 18498991A JP H0523081 A JPH0523081 A JP H0523081A
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- arm
- balancer
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Abstract
低下させずにバランサを備えたスピニングリールを合理
的に構成する。 【構成】 軸芯X周りで回転操作されるロータに形成さ
れた一対のアーム部4A,4Aの間に亘ってベール3を
設けて成るスピニングリールにおいて、ロータ4の後端
側に位置を設定し、かつ、ロータ4の周方向に沿って複
数のバランサ11‥を設ける。
Description
にハンドルからの動力で軸芯周りで回転操作されるロー
タを備え、このロータに形成された一対のアーム部の一
方のアームカムに糸案内部を形成し、この糸案内部と、
他方のアーム部、若しくは、このアーム部に備えた揺動
アームとの間に亘ってベールを設けて成るスピニングリ
ールに関し、詳しくは、ロータの回転バランスを向上さ
せる技術の改良に関するものである。
タの回転バランスを向上させるものとしては、従来、実
開昭52−80887号公報に示されるものが存在し、
この従来例では、ロータの筒状部の外周部位にバランサ
を設けている。
ンサを設けることについて考えるに、この種のバランサ
は回転軸芯から離間するほど、モーメントの値が大きく
なることから、小重量のもので済むものとなる、しか
し、従来例のようにロータの筒状部にバランサを設ける
構造では、この筒状部は通常、スプールのスカート部の
内部側に配置される部位であることから、この部位に対
しては外部に突出した形状にバランサを配置することが
出来ず、比較的大きい重量のバランサを備えているのが
現状である。
バランサを配置するため、ロータの後端側(リール本体
の側)にバランサを配置することも考えられるが、この
部位はあまり高い強度に製作されておらずバランサを設
けることによって強度を低下させることもあり改善の余
地がある。
ことを想定するに、このバランサをロータの外周よりあ
まり突出した形態で取り付けると、ロータの回転時に釣
り人の指等に接触することも考えられ、安全面で改善の
余地がある。本発明の目的は、ロータの後端部位置に対
し、ロータの強度を低下させずにバランサを備えたスピ
ニングリール、及び、ロータの後端部位置にバランサを
安全な状態で備えたスピニングリールを合理的に構成す
る点にある。
に記したように、軸芯周りで回転操作されるロータに形
成された一対のアーム部の一方のアームカムに糸案内部
を形成し、この糸案内部と、他方のアーム部等との間に
亘ってベールを設けて成るスピニングリールにおいて、
前記ロータの後端側に位置を設定し、かつ、ロータの周
方向に沿って複数のバランサを設けて成る点にあり、
又、本第2発明の特徴は冒頭に記したように、軸芯周り
で回転操作されるロータに形成された一対のアーム部の
一方のアームカムに糸案内部を形成し、この糸案内部
と、他方のアーム部等との間に亘ってベールを設けて成
るスピニングリールにおいて、前記ロータの後端側に位
置を設定してバランサを設けると共に、このバランサ
を、前記軸芯方向視でロータの後端側の外周より外方
で、かつ、前記アーム部の外周部の回転軌跡より内方に
配置して成る点にあり、その作用、及び、効果は次の通
りである。
構成すると、ロータ4の後端側にバランサ11を設ける
ので従来の構造と比較して軸芯Xから離間した位置にバ
ランサ11を配置できると共に、ロータ4とアーム部4
Aとの連結部位のように、比較的強度の低い部位にバラ
ンサ11を設ける必要があっても、この部位に合成され
た重心が現れるように複数のバランサ11‥を配置する
ことによって、比較的高い強度の部位にバランサ11を
分散して配置できるものとなる。又、ロータ4の外周よ
り突出する状態でバランサ11を設けた場合には、前述
と同様に従来の構造と比較して軸芯Xから一層離間した
位置にバランサ11を配置できると共に、釣り人の指等
を近づけてもアーム部4Aに妨げられる結果、このバラ
ンサ11の部位に指が接触することが無い。
来と比較してロータ4の軸芯Xから離間した位置に配置
できるので、バランサ11の軽量化が可能になると共
に、ロータ4の強度低下に繋がることが無く、又、第2
発明では、バランサ11の一層の軽量化が可能になると
同時に、安全のために特別の部材を設けずにバランサ1
1の取り付け部位と指等との接触を阻止できるものとな
る。
ータの強度を低下させずにバランサを備えたスピニング
リール、及び、ロータの後端部位置にバランサを安全な
状態で備えたスピニングリールが合理的に構成されたの
である。
する。図4に示すように、ハンドル1を備えたリール本
体2の前部にベール3を備えたロータ4、釣り糸(図示
せず)を巻き取るスプール5夫々を配置すると共に、リ
ール本体2の前部にハンドル1からの動力をロータ4に
伝える筒状軸6、及び、スプール5を支持するスプール
軸7を配置してスピニングリールを構成する。
する位置に一対のアーム部4A,4Aが形成され,一方
のアーム部4Aに取り付けたアームカム8、と他方のア
ーム部4Aに取り付けた揺動アーム9との間に前記ベー
ル3を取り付けて、このベール3を解放姿勢と巻き取り
姿勢とに切換自在に構成する。このアームカム8には釣
り糸を案内する糸案内部としてのラインローラ10が設
けられ、このリールでは、一対のアーム部4A,4A、
ベール3、アームカム8、揺動アーム9、ラインローラ
10等の重量に起因する重量バランスを相殺するよう回
転軸芯方向の前後位置の2箇所にバランス手段B,Bを
形成している。
ールではロータ4の前部側と後端側との位置夫々に回転
平面S,Tを想定し、これら回転平面上に対して一対の
アーム部4A,4A、ベール3、アームカム8、揺動ア
ーム9、ラインローラ10等、ロータ構成部材の重量に
起因して作用する合成モーメントを求め、このモーメン
トを相殺するよう前部側の回転平面Sでは一対のアーム
部4A,4A、の位置を図2に示すように、回転軸芯X
から所定量D変位させてバランス手段Bを構成してい
る。又、この合成モーメントの作用する点PS が、図2
に示すように回転軸芯Xからベール3の側に位置するこ
とから、バランス手段Bの重心QS が、回転軸芯Xを挟
んで、この位置と対向する位置に現れるように一対のア
ーム部4A,4A、の変位量Dを設定してある。
面上に対して一対のアーム部4A,4A、ベール3、ア
ームカム8、揺動アーム9、ラインローラ10等、ロー
タ構成部材の重量に起因して作用する合成モーメントを
求め、このモーメントを相殺するよう2つのバランサ1
1,11を備えてバランス手段Bを構成している。この
バランサ11,11は回転軸芯Xに沿う方向視でロータ
4の外周より外方で、かつ、アーム部4Aの外周部の回
転軌跡Uより内方に設定してあり、釣り糸の巻き取り操
作時に、このバランサ11の配置部に指等の接触が回避
されるように構成されている。尚、この回転平面上にお
いては合成モーメントの作用する点PT が図2に示すよ
うに、現れることから、2つのバランサ11,11を合
成した重心QT が、回転軸芯Xを挟んで、この位置と対
向する位置に現れるように夫々のバランサ11,11を
配置している。
よって釣り糸の巻き取りを行う場合には、前述のように
ロータ4の前後位置で回転バランスをとっているので、
円滑な巻き取りを行え、又、キャスティング時にも、ロ
ータ4のアンバランスに起因する回転を抑制できるよう
に構成されている。尚、このキャスティング時にロータ
4の回転を一層抑制する目的から、図4に示すように、
このリールでは、前記ハンドル1を等しい長さの一対の
アーム部1A,1Aと、等しい重量の一対のグリップ部
1B,1Bとを備えて構成することにより、ハンドル軸
を基準としたハンドル1のアンバランスを解消して、キ
ャスティング時にもハンドル1が回転しないように構成
してある。
例えば、図5及び図6に示すように、回転軸芯に沿う方
向視で、ロータ4の重心WP と同じ側のロータ4の後端
側にバランサ11,11を配置して、回転軸芯X方向で
の中間部に、ロータ4の重心WP とバランサ11,11
の重心W1 との合成された重心WX を形成し、このよう
に合成された重心WX と対向する位置に合成された重心
WX の重量を相殺するよう、その重心W2 を設定してバ
ランサ12を設ける構造のロータのバランス構造にも適
用できるものであり、又、同図に示すように、ロータ4
の後端の裏面側にバランサ11配置用の凹状部4Bを多
数形成し、バランサ11を配置する場合には、製品のバ
ラツキ等に対応してバランサ11の配置箇所を選択でき
るように構成することも可能である。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
Claims (2)
- 【請求項1】 リール本体(2)の前部位置にハンドル
(1)からの動力で軸芯(X)周りで回転操作されるロ
ータ(4)を備え、このロータ(4)に形成された一対
のアーム部(4A),(4A)の一方のアームカム(8)
に糸案内部(10)を形成し、この糸案内部(10)
と、他方のアーム部(4A)、若しくは、このアーム部
(4A)に備えた揺動アーム(9)との間に亘ってベー
ル(3)を設けて成るスピニングリールであって、 前記ロータ(4)の後端側に位置を設定し、かつ、ロー
タ(4)の周方向に沿って複数のバランサ(11)‥を
設けて成るスピニングリール。 - 【請求項2】 リール本体(2)の前部位置にハンドル
(1)からの動力で軸芯(X)周りで回転操作されるロ
ータ(4)を備え、このロータ(4)に形成された一対
のアーム部(4A),(4A)の一方のアームカム(8)
に糸案内部(10)を形成し、この糸案内部(10)
と、他方のアーム部(4A)、若しくは、このアーム部
(4A)に備えた揺動アーム(9)との間に亘ってベー
ル(3)を設けて成るスピニングリールであって、 前記ロータ(4)の後端側に位置を設定してバランサ
(11)を設けると共に、このバランサ(11)を、前
記軸芯方向視でロータ(4)の後端側の外周より外方
で、かつ、前記アーム部(4A)の外周部の回転軌跡
(U)より内方に配置して成るスピニングリール。
Priority Applications (11)
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---|---|---|---|
JP3184989A JP3016405B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | スピニングリール |
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DE4215788A DE4215788C2 (de) | 1991-05-14 | 1992-05-13 | Angelschnurrolle mit Massenausgleichseinrichtung |
KR1019920008140A KR0161697B1 (ko) | 1991-05-14 | 1992-05-14 | 밸런스 기구를 가진 스피닝릴 |
GB9210319A GB2257880B (en) | 1991-05-14 | 1992-05-14 | Spinning reel having balancing means |
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Family Applications (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH0670566U (ja) * | 1993-03-19 | 1994-10-04 | リョービ株式会社 | スピニングリール |
EP0853879A3 (en) * | 1992-09-04 | 1998-10-14 | Daiwa Seiko Inc. | Spinning reel for fishing |
US5842656A (en) * | 1992-12-04 | 1998-12-01 | Ryobi Limited | Spinning reel having improved rotary balance |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP3184989A patent/JP3016405B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US5842656A (en) * | 1992-12-04 | 1998-12-01 | Ryobi Limited | Spinning reel having improved rotary balance |
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