JPH0412948Y2 - - Google Patents

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JPH0412948Y2
JPH0412948Y2 JP1985132761U JP13276185U JPH0412948Y2 JP H0412948 Y2 JPH0412948 Y2 JP H0412948Y2 JP 1985132761 U JP1985132761 U JP 1985132761U JP 13276185 U JP13276185 U JP 13276185U JP H0412948 Y2 JPH0412948 Y2 JP H0412948Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 この考案は錠の取付調整機構に関し、錠を取付
ける戸の厚さ寸法の相違に対応するための調整機
構に関している。
〈従来技術〉 現在使用されている各種の錠としては、戸への
取付け時に、戸の厚みと錠の取付け寸法を合致さ
せなければならず、戸の厚み寸法に合致した錠で
なければ使用できない構造のものが多い。
例えば、引き戸用の本締り鎌錠として、実公昭
57−47326号公報、実公昭58−10851号公報に開示
された構造のものがある。
そして、前者の先行技術では、錠の構造とし
て、引き戸の内側に取付け、上下動自在なツマミ
を有する化粧板部分と、引き戸の外側に取付け、
鎌片等の錠機構を備えたケース部分とからなり、
ツマミの先端に設けた突起を、ケース側の摺動板
に挿通し、互いに連動可能に構成していることに
よつて、ツマミ側からの施錠操作が可能になつて
いる。
従つて、引き戸の厚みが部厚いものに取付ける
と、ツマミが摺動板に挿通できなくなり、ツマミ
による施錠操作が不可能になつてしまう場合があ
る。また、逆に引き戸の厚みが薄くなると、ツマ
ミの先端が摺動板に打ち当つて、引き戸の表面か
ら浮き上つたり、操作困難になることもある。
上記問題は、戸を挟んで両面から取付けた部材
を、互いに連動させる構造の錠の場合には、常に
問題となる。
そのため従来は、引き戸の厚み寸法に対応し
て、取付け寸法の異なる錠を数準備しておき、引
き戸に合つた錠を、選択使用していたが、多種類
の錠を製造するのは、非常に面倒であると共に、
製造コストも高くつき、また取付の際に、いちい
ち引き戸の厚みと錠の取付け寸法とを、確認する
手間がかかつていた。
特に、引き戸に取付けてあつた旧い錠を、新し
い錠に取り替える際には、全く同じ取付け寸法の
錠を取付けなければならず、新しい錠の選択に大
きな制約があつた。
〈目的〉 そこで、この考案の目的としては、上記従来技
術の問題点を解消し、錠を取付ける戸の厚みが変
つても、容易に対応できる、錠の取付調整機構を
提供することにある。
〈構成〉 そして、上記目的を達成するための構成として
は、引き戸の両面に取付ける、一対の本体部と操
作部とからなり、操作部に上下方向へ移動自在に
設けた操作片と、本体部に上下方向へ移動可能に
設けた摺動片とを、互いの係合部で係合連結し
て、操作片と摺動片とを一体的に連動させる錠に
おいて、係合部は基材側となる操作片と摺動片と
に互いに対向して設けた凹凸状係合部からなり、
凹凸状係合部の少なくとも一方はネジ部材の先端
に形成され、このネジ部材は基材側に形成したネ
ジ孔に、進退自在に螺合取付けし、操作片と摺動
片との間隔を調整可能にしていることを特徴とし
ている。
〈実施例〉 次いて、この考案の実施例について、図を参照
しながら以下に説明する。
第1図〜第4図に示す実施例は、内締りの鎌錠
を示しており、第4図に示すように、一枚の引き
戸Dの取付用開口部hに対して、引き戸Dの外面
側に取付ける本体部1と、引き戸Dの内面側に取
付ける操作部2との、一対の錠部材からなり、本
体部1と操作部2とで、引き戸Dを挟み付けた状
態で、締付けボルト3によつて、締付け固定す
る。
そして、第1図および第2図に詳しく示すよう
に、本体部1のうち、10は錠箱であり、錠箱1
0の内部には鎌片11を旋回可能に設け、この鎌
片11を引き戸Dの外面側に出没させて、相手側
引き戸のストライクに掛合することによつて、施
錠可能に構成している。12は摺動片であり、錠
箱10の背面側に上下動可能に設け、摺動片12
と鎌片11とは互いに連動するように形成してあ
つて、摺動片12を上下動させることによつて、
鎌片11を施回作動させる。なお、摺動片12と
鎌片11との連動機構としては、ラツクピニオン
機構、カム機構、リンク機構等、通常の鎌錠に採
用されているのと同様の機構で実施されるので、
詳細な構造については、図示を省略している。
摺動片12の背面には、ネジ孔13が形成して
あり、ネジ孔13には、プラグ状のネジ部材4を
螺合してあり、ネジ部材4のネジ孔13に対する
ネジ込み量を調整することによつて、摺動片12
からのネジ部材4の突出量を変更して、進退自在
になつている。また、ネジ部材4の先端には、係
合部としての凹凸係合部の一方になる角穴40が
凹入形成してある。
さらに、本体部1の錠箱10の上下には、取付
柱14が突設してあり、取付柱14の先端に形成
したネジ孔15に締付けボルト3を螺合する。
次に、操作部2において、20は操作片であ
り、操作部2に対して上下動可能に設けてあり、
操作片20の一部に、操作部2の表面側に突出す
るように形成した、ツマミ21を上下に操作する
ことによつて、操作片20が上下に移動する。操
作片20の背面にはネジ孔22が形成してあり、
このネジ孔22にもプラグ状のネジ部材5を螺合
してあり、ネジ部材5のネジ孔22に対するネジ
込み量を調整することによつて、操作片20から
のネジ部材5の突出量を変更して進退自在に形成
しており、操作片20と摺動片12との間隔を調
整可能にしている。なお、図示した実施例では、
操作片20の厚みが薄いので、ネジ孔22の形成
個所を円筒状に突出形成して、この突出部24に
ネジ孔22を形成している。また、ネジ部材5の
先端には、係合部として凹凸係合部の他方になる
角棒状突起50が突出形成してあり、前記した、
本体部1側のネジ部材4の角孔40に係合可能に
なつている。
なお、係合部に対して操作片20と摺動片12
とは基材となるものであり、また操作部2の上下
端には、締付けボルト用の挿通孔23が貫通形成
してある。
次に、以上のような構造を有する、錠の取付調
整機構の使用について説明すると、予め本体部1
のネジ部材4および操作部2のネジ部材5の、
夫々の突出量または進退を調整し、引き戸Dの両
側に本体部1および操作部2を取付けたときに、
両側のネジ部材4,5の係合部となる角孔40と
突起50とが、丁度係合されるようにしておく。
そうすることによつて、施錠操作時に、操作部
2側でツマミ21を持つて、操作片20を上下動
させたときに、ネジ部材4,5同士で確実に係合
されている、本体部1側の摺動片12が、操作部
2側の操作片20と一体となつて上下動でき、鎌
片11の施錠作動が可能になるのである。
なお、上記ネジ部材4,5の突出量は、引き戸
Dの厚みに対応して自由に設定できるが、ネジ部
材4,5のうち、一方のネジ部材4または5の突
出量のみを調整するだけで、引き戸Dの厚みに適
合できる場合もある。
以上に説明した、錠の取付調整機構のうち、図
示した実施例では、操作片20および摺動片12
の両方にネジ部材4,5を取付けているが、第5
図に示すように、操作片20のみにネジ部材5を
取付け、摺動片12側にはネジ部材4を設けず、
摺動片12の対向面に直接、角孔40を形成して
おいても、操作片20側のネジ部材5の進退調整
によつて、錠の取付幅を調整することができる。
また、第6図のように、上記とは逆に、摺動片1
2側のみにネジ部材4を取付け、操作片20には
直接、突起50を突出形成しておいてもよい。
また、上記凹凸状の係合部の形状としては、図
示した角孔40と角棒状の突起50の組合せのほ
か、互いに係合可能な形状であれば、各種の多角
形状その他の異形状でも実施可能である。そし
て、図示した実施例では、摺動片12側に凹部と
なる角孔40を形成し、操作片20側に凸部とな
る突起50を形成しているが、これとは逆に、摺
動片12側に凸部を、操作片20側に凹部を形成
しておいてもよい。
さらに、図示した実施例では、操作片20の厚
みが薄いので、操作片20の背面に突出部24を
形成して、この突出部24にネジ孔22を形成す
ているが、第7図に示すように、操作片20のう
ち、ツマミ21の背面位置にネジ孔22を形成す
れば、充分な厚みがあるので、背面側に突出部2
4を形成する必要がない。
次に、この考案の取付調整機構を設ける錠の構
造としては、鎌片11等の錠機構を備えた本体部
1と、その錠機構を操作して施錠操作を行う操作
部2とが別個に形成してあつて、操作部2の操作
片20と本体部1の摺動片12とを、互いに連動
させて水平移動させる必要のある錠構造であれ
ば、図示した実施例に限らず自由に適用でき、特
に本体部1の錠機構については、既知の各種錠構
造に変更可能である。
例えば、図示した錠は内締りの鎌錠であるが、
室外側の引き戸からも、鎌片11を施錠操作でき
る本締り錠、あるいは鎌片11に代えて、適宜突
出ボルトや掛合片を作動させて施錠する錠等に
も、適用できる。
〈効果〉 以上のごとく構成された、この考案の取付調整
機構によれば、引き戸Dの両側に別々に取付け
た、本体部1の摺動片12と操作部2の操作片2
0との、互いの対向面に形成する凹凸状係合部4
0,50のうち、少なくとも一方の係合部40ま
たは50を、ネジ部材4または5に形成してお
き、このネジ部材4または5を、係合部に対して
基材となる摺動片12または操作片20の対向面
に形成した、ネジ孔13または22に、進退自在
に螺合取付けしていることによつて、操作片20
と摺動片12との間隔を調整できることとなり、
メーカーや規格によつて異なる引き戸Dの厚みに
容易に対応できるのである。
即ち、引き戸Dの厚みの違いによつて、摺動片
12と操作片20との間隔が変つても、ネジ部材
4または5の突出量を調整するだけで、凹凸状係
合部40,50同士を確実に係合させて、摺動片
12と操作片20とを連動させることができる。
従つて、従来のように、各種の引き戸Dの厚み
に対応させて、厚み寸法の異なる多数の錠を準備
する必要がなく、一種類の錠で、厚みの異なる全
ての引き戸に適応させることが可能であり、極め
て融通性に優れたものである。
特に、引き戸Dに取付けてあつた旧い錠を取替
えて、新しい錠を取付ける場合には、従来のよう
に旧い錠と全く同じ取付寸法の錠を用意するのは
大変に面倒であるが、この考案の取付調整機構を
備えた錠であれば、何ら問題無く、取替えること
が可能になる。
しかも、摺動片12または操作片20に、ネジ
部材4または5を取付ておくだけであるから、錠
全体の構造が複雑になつたり、施錠機構の作動に
悪影響を与える心配がなく、従来の各種構造の錠
にも容易に適用でき、製造コストも安価で経済的
にも優れている等、種等の実用的価値を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示すものであり、第1
図は斜視図、第2図は操作部の背面斜視図、第3
図はネジ部材個所の拡大断面図、第4図は取付状
態の断面図、第5図〜第7図は各々別の変更例の
要部拡大断面図である。 1……本体部、11……鎌片、12……摺動
片、13……ネジ孔、2……操作部、20……操
作片、21……ツマミ、22……ネジ孔、4、5
……ネジ部材、40,50……凹凸状係合部、D
……引き戸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 引き戸の両面に取付ける、一対の本体部と操
    作部とからなり、操作部に上下方向へ移動自在
    に設けた操作片と、本体部に上下方向へ移動可
    能に設けた摺動片とを、互いの係合部で係合連
    結して、操作片と摺動片とを一体的に連動させ
    る錠において、係合部は基材側となる操作片と
    摺動片とに互いに対向して設けた凹凸状係合部
    からなり、凹凸状係合部の少なくとも一方はネ
    ジ部材の先端に形成され、このネジ部材は基材
    側に形成したネジ孔に、進退自在に螺合取付け
    し、操作片と摺動片との間隔を調整可能にして
    いることを特徴とする錠の取付調整機構。 2 操作片と摺動片の凹凸状係合部を、何れもネ
    ジ部材の先端に形成すると共に、各ネジ部材を
    各々の対向面に形成したネジ孔に進退自在に螺
    合取付けしている上記実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の錠の取付調整機構。
JP1985132761U 1985-08-29 1985-08-29 Expired JPH0412948Y2 (ja)

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