JPH04127831U - 排気マニホールドの取付構造 - Google Patents

排気マニホールドの取付構造

Info

Publication number
JPH04127831U
JPH04127831U JP3312591U JP3312591U JPH04127831U JP H04127831 U JPH04127831 U JP H04127831U JP 3312591 U JP3312591 U JP 3312591U JP 3312591 U JP3312591 U JP 3312591U JP H04127831 U JPH04127831 U JP H04127831U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust manifold
pipe
flange
mounting
mounting flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3312591U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2523089Y2 (ja
Inventor
洋一 高橋
Original Assignee
カルソニツク株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カルソニツク株式会社 filed Critical カルソニツク株式会社
Priority to JP3312591U priority Critical patent/JP2523089Y2/ja
Publication of JPH04127831U publication Critical patent/JPH04127831U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2523089Y2 publication Critical patent/JP2523089Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、自動車用エンジンのシリンダヘッ
ドに取り付けられる排気マニホールドの取付構造に関
し、剛性を高くするとともに軽量化を図ることを目的と
する。 【構成】 シリンダヘッド1の排気ポート2に連通する
パイプ取付孔10及び複数の貫通孔11を有するヘッド
側フランジ9と、このヘッド側フランジ9のパイプ取付
孔10に固着され排気マニホールド本体5に一体のパイ
プ6とを備えた排気マニホールド4と、パイプ6に環設
され、輪状スペーサ13内に複数のスリーブ14,14
を一体に固着してなる取付フランジ状部材12と、シリ
ンダヘッド1に突設され、取付フランジ状部材12の複
数のスリーブ14,14内に挿通して取付フランジ状部
材12をヘッド側フランジ9上に締め付ける複数の締付
部材19とから構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用エンジンのシリンダヘッドに取り付けられる排気マニホー ルドの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンからの排気ガスを集合するための排気マニホールドとして、例 えば、実開平1−143679号公報に示すようにヘッド側フランジとパイプと を溶接結合した構造のものが、一般的に採用されている。 このような溶接結合の排気マニホールドとして、例えば図8,図9に示す如き 排気マニホールドが知られている。
【0003】 図8,図9において、101は排気マニホールドで、ヘッド側フランジ102 と、3本のパイプ103と、これらパイプ103に一体の排気マニホールド本体 104とから構成されている。ヘッド側フランジ102は、金属製の帯板材から なり、中実で、その板厚は厚くなっている。これは、排気マニホールド101の 熱サイクルによる膨張・収縮でヘッド側フランジ102が変形して排気ガスが漏 れ易くなっていることから、その剛性を高める必要があるためである。また、ヘ ッド側フランジ102には、多数のボルト貫通孔102Aが穿設されている。そ して、このヘッド側フランジ102のパイプ取付孔102Bに各パイプ103が それぞれ挿入され、溶接で固着され、パイプ取付孔102Bは、シリンダヘッド 105の各排気ポート105Aに連通している。
【0004】 しかして、貫通孔102Aにボルト(図示ぜず)を貫通させてシリンダヘッド 105に螺子止めすることにより、排気マニホールド101は、シリンダヘッド 105に固着されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、従来における排気マニホールドの取付構造にあっては、排気マニホ ールド101をシリンダヘッド105に取り付けた際、排気マニホールド101 のヘッド側フランジ102は、金属製の帯板材からなり、中実で、その板厚は厚 くなっているので、剛性は高いもののその重量が大きいという問題があった。
【0006】 本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、剛性 を高くするとともに軽量化を図った排気マニホールドの取付構造を提供すること である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、シリンダヘッドの排気ポートに連通するパイプ取付孔及びこのパイ プ取付孔の付近に設けた複数の貫通孔を有するヘッド側フランジと、このヘッド 側フランジのパイプ取付孔に固着され排気マニホールド本体に一体のパイプとを 備えた排気マニホールドと、パイプに環設され、輪状スペーサ内に複数のスリー ブを一体に固着してなる取付フランジ状部材と、シリンダヘッドに突設され、ヘ ッド側フランジの貫通孔を介して取付フランジ状部材の複数のスリーブ内に挿通 して取付フランジ状部材をヘッド側フランジ上に締め付ける複数の締付部材とか ら構成されていることを特徴とする。
【0008】 なお、取付フランジ状部材の輪状スペーサに、パイプを囲む内側スペーサを一 体に固着することができる。
【0009】
【作用】
本考案においては、締付部材で取付フランジ状部材をヘッド側フランジ,シリ ンダヘッド上に締め付けると、排気マニホールドのヘッド側フランジは、取付フ ランジ状部材により締付力を受けてシリンダヘッド上に固定して取り付けられる 。
【0010】 また、輪状スペーサ内に複数のスリーブを一体に固着してなる取付フランジ状 部材を採用しているので、取付フランジ状部材の重量を小さくしつつその剛性を 確保することができる。
【0011】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。 図1ないし図5は本考案の実施例に係わる排気マニホールドの取付構造を示す 。 図1ないし図3において、1はエンジンのシリンダヘッドで、排気ポート2が 3個並べて形成されている。このシリンダヘッド1の壁面の各排気ポート2の周 りには、2つのスタッドボルト3がそれぞれ突設されている。
【0012】 4は本実施例に係る排気マニホールドで、排気マニホールド本体5と、この排 気マニホールド本体5の先端に一体に形成されたパイプ6と、この排気マニホー ルド本体5の途中に溶接で一体に固着されたパイプ7,8と、ヘッド側フランジ 9とから構成されている。 このヘッド側フランジ9は、シリンダヘッド1の各排気ポート2にそれぞれ連 通するバーリング孔からなるパイプ取付孔10及びこのパイプ取付孔10の付近 にボルト貫通孔11,11を有している。このボルト貫通孔11はスタッドボル ト3に対応する位置に設けられている。また、パイプ6,7,8の先端は、ヘッ ド側フランジ9の各パイプ取付孔10にそれぞれ固着されている。
【0013】 12は取付フランジ状部材で、各パイプ7,8,9にそれぞれ環設されており 、図4,図5に詳細が示されている。即ち、この取付フランジ状部材12は、偏 平楕円形状の中央部分13A,13Aに連続して外側に膨出するメガネ部13B ,13Bを形成してなる輪状スペーサ13と、この輪状スペーサ13のメガネ部 13B,13B内に溶接で固着された1対のスリーブ14,14と、この輪状ス ペーサ13の中央部分13,13A内に溶接で固着され、各パイプ6,7,8を 囲む断面楕円状の内側スペーサ15とから構成されている。
【0014】 なお、図中、16はナット、17はワッシャ、18はガスケットを示す。 しかして、各パイプ6,7,8に取付フランジ状部材12をそれぞれ外挿した 状態で、各パイプ6,7,8をヘッド側フランジ9のパイプ取付孔10に溶接で 固着し、排気マニホールド4を完成させる。次いで、取付フランジ状部材12の スリーブ14,14内にスタッドボルト3を貫通させて取付フランジ状部材12 上にスタッドボルト3をナット16で締め付けると、排気マニホールド4が、取 付フランジ状部材12、及び、スタッドボルト3,ナット16からなる締付部材 19により締付力を受けてシリンダヘッド1にガスケット18を介して固定して 取り付けられる。
【0015】 以上の如き構成によれば、排気マニホールド4をシリンダヘッド1に取り付け た際、取付フランジ状部材12には、締付部材19にかかる力を分担する部位に のみ強度支持部を形成すれば良く、従来例のように平板状の取付フランジ状部材 を使用する必要が無くなり、輪状スペーサ13内に複数のスリーブ14,14を 一体に固着してなる取付フランジ状部材12の採用を可能にすることができ、取 付フランジ状部材12の重量を小さくしつつその剛性を確保させることができる 。
【0016】 また、この取付フランジ状部材12を造る際には、輪状スペーサ13,スリー ブ14を短い円筒部材を材料とし、これをプレス成形することができ、取付フラ ンジ状部材12の高さも自由に設定することができ、さらに、輪状スペーサ13 の形状も自由に選定できるので、設計の自由度を確保することができる。 図6は本考案の実施例に係わる排気マニホールドの取付構造の第1の変形例を 示す。本実施例においては、排気マニホールド4の各パイプ6,7,8にそれぞ れ取付フランジ状部材12を環設し、取付フランジ状部材12,締付部材19を 介して排気マニホールド4をシリンダヘッド1に取り付けているが、排気ガスの 漏れやすいパイプ6,8にのみ取付フランジ状部材12を環設し、パイプ7には 取付フランジ状部材12,締付部材19を用いずに、排気マニホールド4をシリ ンダヘッド1に取り付けることもできる。
【0017】 図7は本考案の実施例に係わる排気マニホールドの取付構造の第2の変形例を 示す。本実施例においては、図4,図5に示す取付フランジ状部材12は、偏平 楕円形状の中央部分13A,13Aに連続して外側に膨出するメガネ部13B, 13Bを形成してなる輪状スペーサ13と、この輪状スペーサ13のメガネ部1 3B,13B内に溶接で固着された1対のスリーブ14,14と、この輪状スペ ーサ13の中央部分13A,13Aに溶接で固着され、各パイプ6,7,8を囲 む断面楕円状の内側スペーサ15とから構成されているが、図に示すように、取 付フランジ状部材20を、図4,図5に示す取付フランジ状部材12から内側ス ペーサ15を取り除くことにより、輪状スペーサ21と、輪状スペーサ21内に 一体に固着された1対のスリーブ22,22とで構成することもできる。
【0018】 また、本実施例においては、取付フランジ状部材12の輪状スペーサ13は、 、偏平楕円形状の中央部分13A,13Aに連続して外側に膨出するメガネ部1 3B,13Bを形成した形状に構成されているが、この形状に限定されることな く、例えば楕円形状にすることもできる。 さらに、本実施例においては、取付フランジ状部材12は、ヘッド側フランジ 9に対して別体となっているが、溶接で固着することもできる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、排気マニホールドをシリンダヘッドに 取り付けた際、取付フランジ状部材には、締付部材にかかる力を分担する部位に のみ強度支持部を形成すれば良く、従来例のように平板状の取付フランジ状部材 を使用する必要が無くなり、輪状スペーサ内に複数のスリーブを一体に固着して なる取付フランジ状部材の採用を可能にすることができ、従って、取付フランジ 状部材の重量を小さくしつつその剛性を確保することができる。
【0020】 また、この取付フランジ状部材を造る際には、輪状スペーサ,スリーブを短い 円筒部材を材料とすることができ、取付フランジ状部材の高さも自由に設定する ことができ、さらに、輪状スペーサの形状も自由に選定できるので、取付フラン ジ状部材の設計の自由度を確保することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係わる排気マニホールドの取
付構造の斜視図である。
【図2】図1の要部の縦断面図である。
【図3】図2の横断面図である。
【図4】図1の取付フランジ状部材の斜視図である。
【図5】図1の取付フランジ状部材の横断面図である。
【図6】本考案の実施例に係わる排気マニホールドの取
付構造の第1の変形例を示す斜視図である。
【図7】本考案の実施例に係わる排気マニホールドの取
付構造の第2の変形例に係わり、取付フランジ状部材の
斜視図である。
【図8】従来における排気マニホールドの取付構造の斜
視図である。
【図9】同排気マニホールドの要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 排気ポート 4 排気マニホールド 5 排気マニホールド本体 6,7,8 パイプ 10 パイプ取付孔 11 ボルト貫通孔 12 取付フランジ状部材 13 輪状スペーサ 14 スリーブ 15 内側スペーサ 19 締付部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッド(1)の排気ポート
    (2)に連通するパイプ取付孔(10)及びこのパイプ
    取付孔(10)の付近に設けた複数の貫通孔(11)を
    有するヘッド側フランジ(9)と、このヘッド側フラン
    ジ(9)のパイプ取付孔(10)に固着され排気マニホ
    ールド本体(5)に一体のパイプ(6)とを備えた排気
    マニホールド(4)と、パイプ(6)に環設され、輪状
    スペーサ(13)内に複数のスリーブ(14,14)を
    一体に固着してなる取付フランジ状部材(12)と、シ
    リンダヘッド(1)に突設され、ヘッド側フランジ
    (9)の貫通孔(11)を介して取付フランジ状部材
    (12)の複数のスリーブ(14,14)内に挿通して
    取付フランジ状部材(12)をヘッド側フランジ(9)
    上に締め付ける複数の締付部材(19)とから構成され
    ていることを特徴とする排気マニホールドの取付構造。
  2. 【請求項2】 取付フランジ状部材(12)の輪状スペ
    ーサ(13)には、パイプ(6)を囲む内側スペーサ
    (15)が一体に固着されていることを特徴とする請求
    項1記載の排気マニホールドの取付構造。
JP3312591U 1991-05-13 1991-05-13 排気マニホールドの取付構造 Expired - Fee Related JP2523089Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312591U JP2523089Y2 (ja) 1991-05-13 1991-05-13 排気マニホールドの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312591U JP2523089Y2 (ja) 1991-05-13 1991-05-13 排気マニホールドの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04127831U true JPH04127831U (ja) 1992-11-20
JP2523089Y2 JP2523089Y2 (ja) 1997-01-22

Family

ID=31915882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3312591U Expired - Fee Related JP2523089Y2 (ja) 1991-05-13 1991-05-13 排気マニホールドの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2523089Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2523089Y2 (ja) 1997-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04127831U (ja) 排気マニホールドの取付構造
JPS6317877Y2 (ja)
JP2833173B2 (ja) メンバ構造
JPS622391Y2 (ja)
JPH053711Y2 (ja)
JPH0141901Y2 (ja)
JPH0229337Y2 (ja)
JP2553379Y2 (ja) エキゾーストマニホルド
JPH0519536Y2 (ja)
JPH0533694Y2 (ja)
JP2528578Y2 (ja) エンジンの排気装置
JPH0444812Y2 (ja)
JPS6332358Y2 (ja)
JPS5823926Y2 (ja) エンジン排気管構造
JPS6233965Y2 (ja)
JPH0133778Y2 (ja)
JPS6315540Y2 (ja)
JPH0213699Y2 (ja)
JP2000073757A (ja) 排気マニホールドの接合用フランジ体の構造
JPH0514780U (ja) フランジ部の連結構造
JPH0612186Y2 (ja) 管材の接合装置
JP2516106Y2 (ja) エキゾーストマニホールド取付け装置
JP2604644Y2 (ja) 内燃機関のオイルレベルセンサ取付構造
JPH0130578Y2 (ja)
JPH0511295Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees