JP2604644Y2 - 内燃機関のオイルレベルセンサ取付構造 - Google Patents

内燃機関のオイルレベルセンサ取付構造

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JP2604644Y2
JP2604644Y2 JP1992087986U JP8798692U JP2604644Y2 JP 2604644 Y2 JP2604644 Y2 JP 2604644Y2 JP 1992087986 U JP1992087986 U JP 1992087986U JP 8798692 U JP8798692 U JP 8798692U JP 2604644 Y2 JP2604644 Y2 JP 2604644Y2
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JP
Japan
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level sensor
side wall
retainer
mounting plate
oil
Prior art date
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JP1992087986U
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English (en)
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JPH0653708U (ja
Inventor
則彦 笠原
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は内燃機関のオイルパン
の油面を検出するレベルセンサの取付構造の改良に関す
る。
【0002】
【従来技術】内燃機関のオイルパンの油面を検出するた
めのオイルレベルセンサをオイルパンに取付けるあた
り、例えば図4、図5のような構造がある。
【0003】制振鋼板等で作られたオイルパン1の側壁
2には、オイルパン油面を検出するレベルセンサ3の貫
通孔4が設けられ、この貫通孔4にフランジ6が側壁外
面と当接するまで、シールリング5を介してレベルセン
サ3を水平に挿入する。オイルパン1の内側からはリテ
ーナ7が、レベルセンサ3の本体部分を取り囲むように
して当てがわれ、かつ側壁2の両面にガスケット8と9
を介在させた状態で、レベルセンサ3のフランジ6の四
隅に配置したボルト10によりリテーナ7と結合するこ
とでレベルセンサ3を固定する。
【0004】オイルパン1の側壁2は薄肉のため、直接
的にボルト10でレベルセンサ3を結合することができ
ず、側壁2を挟んで反対側に配置したリテーナ7にボル
ト10を締め付けるのである。
【0005】レベルセンサ3の交換時など、ボルト10
を緩めて外側に引き抜けばレベルセンサ3を取り外すこ
とができるが、このときリテーナ7がオイルパン1の内
側に落下することのないように、別の一対のボルト11
によりリテーナ7を側壁2に固定している。なお、これ
らボルト11はフランジ6に形成した凹部12の下面に
位置するようになっている。
【0006】レベルセンサ3は内部のフロートが油面に
よって上下し、油面の高さをオンオフ的に検知する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】このようにして、オイ
ルパン1に対してレベルセンサ3を交換可能に取付けて
いるのであるが、レベルセンサ3の本体部分をフランジ
6と一体にプラスチック等の樹脂で形成する場合、フラ
ンジ6のボルト10が側壁2を貫通してリテーナ7と結
合しているため、その締め付け具合によっては、フラン
ジ6やセンサ本体部分が局部的に変形し、ボルト10や
センサ本体部分が側壁2を貫通する部分のシール性が低
下したり、あるいはセンサ本体部分の変形によるき裂の
発生などの問題があった。
【0008】本考案はこのような問題を解決することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、オイルパン
側壁に設けた貫通孔の周囲において側壁を挟んで、内側
にリテーナ、外側に取付プレートを配置し、これらリテ
ーナと取付プレートを側壁を貫通するボルトにより相互
固定する一方、外部から前記貫通孔に油密的に挿入し
たレベルセンサにフランジを設け、このフランジ部分を
前記貫通孔周囲の取付プレートにボルトを介して固定し
た。
【0010】
【作用】レベルセンサはリテーナの固定とは無関係に、
レベルセンサのみ取付プレートに結合するのに必要な締
め付け力をもって支持され、このためレベルセンサの本
体部分の変形等が極力防止され、常時良好なシール機能
を維持できるのである。また、リテーナと取付プレート
との結合は、必要な最適応力でもって固定できるので、
過剰締め付け力による変形等に起因して、ボルト貫通部
分のシール性能が低下することもない。
【0011】レベルセンサの交換時などには、リテーナ
を保持したまま、レベルセンサのみを外側に引き抜くこ
とができ、オイルパンから簡単に取り外すことができ
る。
【0012】
【実施例】図1〜図3に本考案の実施例を示す。
【0013】本考案ではレベルセンサ3とリテーナ7と
を直接的に結合するのではなく、オイルパン1の側壁2
の外側にレベルセンサ3を挿入可能な穴をもつ金属製の
取付プレート13を配置し、このプレート13とリテー
ナ7との間にガスケット8、9を介在させた上で、両者
をボルト10により結合し、このプレート13にレベル
センサ3をボルト15により固定するようになってい
る。
【0014】レベルセンサ3は貫通孔4にシールリング
5を介して挿入されるが、その外側にはひし形のフラン
ジ14が形成され、このフランジ14を取付プレート1
3に密着させて一対のボルト12によりプレート13に
結合している。
【0015】このように構成したので、ボルト10によ
りリテーナ7と結合される取付プレート13は、金属製
であってほとんど変形することもなく、また、これらの
結合はレベルセンサ3の本体部分にいかなる応力も働か
すことがなく、レベルセンサ3はリテーナ7の固定とは
無関係に、レベルセンサ3のみをプレート13に結合す
るのに必要な締め付け力をもって支持される。
【0016】このため、ボルト15の締め付けによるレ
ベルセンサ3の本体部分の変形等が極力防止され、シー
ルリング5に均等かつ適正なシール応力を付与し、常時
良好なシール機能を維持することができる。また、ボル
ト10の貫通部分についても、リテーナ7と取付プレー
ト13との結合に必要な最適な応力でもって固定できる
ので、過剰締め付け力による変形等に起因して、この部
分のシール性能が低下することもない。
【0017】レベルセンサ3の交換時などには、ボルト
15を緩めればレベルセンサ3を外側に引き抜くことが
でき、リテーナ7を保持したまま、オイルパン1から簡
単に取り外すことができる。
【0018】なお、レベルセンサ3は一対のボルト15
により取付プレート13に固定しうるのに必要なフラン
ジ14があればよいので、センサ自体は全体的に小型化
することができ、プレート13そのものは単純形状のた
め、レベルセンサ3とは別体となっても、トータルとし
ての生産性向上やコストの低減が図れる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、
テーナと取付プレートとの結合力がレベルセンサの本体
部分にいかなる応力も発生させず、センサ本体部分の変
形によるシール性の悪化が防止され、同時にリテーナを
保持するボルト貫通部分のシール性も向上する一方、セ
ンサを挿入する貫通孔はセンサの挿入径にほぼ対応して
おり、このためセンサ周囲の油密構造、取付構造が小型
化でき、また側壁に設ける貫通孔が小径のためセンサ取
付位置の選定の制約が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】同じくその正面図である。
【図3】同じく要部の分解斜視図である。
【図4】従来例の断面図である。
【図5】同じく正面図である。
【符号の説明】
1 オイルパン 2 側壁 3 レベルセンサ 4 貫通孔 7 リテーナ 10 ボルト 13 取付プレート 14 フランジ 15 ボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルパンの側壁に設けた貫通孔の周囲に
    おいて側壁を挟んで、内側にリテーナ、外側に取付プレ
    ートを配置し、これらリテーナと取付プレートを側壁を
    貫通するボルトにより相互に固定する一方、外部から
    貫通孔に油密的に挿入したレベルセンサにフランジを
    設け、このフランジ部分を前記貫通孔周囲の取付プレー
    トにボルトを介して固定したことを特徴とする内燃機関
    のオイルレベルセンサ取付構造。
JP1992087986U 1992-12-22 1992-12-22 内燃機関のオイルレベルセンサ取付構造 Expired - Lifetime JP2604644Y2 (ja)

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JPH0653708U JPH0653708U (ja) 1994-07-22
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