JPH0514780U - フランジ部の連結構造 - Google Patents

フランジ部の連結構造

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JPH0514780U
JPH0514780U JP6153691U JP6153691U JPH0514780U JP H0514780 U JPH0514780 U JP H0514780U JP 6153691 U JP6153691 U JP 6153691U JP 6153691 U JP6153691 U JP 6153691U JP H0514780 U JPH0514780 U JP H0514780U
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JP
Japan
Prior art keywords
flange
flange portion
fastening
surface pressure
connection structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP6153691U
Other languages
English (en)
Inventor
邦和 伴
一則 及川
Original Assignee
カルソニツク株式会社
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、一方の部材のフランジ部に形成さ
れるフランジ面を、他の部材に形成されるフランジ取付
面に締結するためのフランジ部の連結構造に関し、フラ
ンジ面に作用する各部の面圧を従来より大幅に均一化す
ることを目的とする。 【構成】 フランジ部51のフランジ面59の締結部材
57間となる位置に、締結部材57側に向けて突出高さ
が低くなる締付面圧保持用凸部63を形成して構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一方の部材のフランジ部に形成されるフランジ面を、他の部材に形 成されるフランジ取付面に締結するためのフランジ部の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車のエンジンでは、例えば、実開平2−112928号公報に開 示されるように、エンジンブロックのヘッドフランジ取付面に、ヘッドフランジ ガスケットを介して排気マニホールドを固定することが行われている。
【0003】 図9は、排気マニホールドを示すもので、この排気マニホールドでは、複数の 配管11が集合部13において集合され、配管11の他端には、それぞれフラン ジ部15が形成されている。
【0004】 そして、このフランジ部15は、図10に示すように、エンジンのエンジンブ ロック17に形成され、ポート19を有するヘッドフランジ取付面21に、ガス ケット23を介して、植え込みボルト25およびナット27からなる締結部材2 9により所定圧力で締結されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のフランジ部の連結構造では、図10に示す締 結部材29、すなわち、図11に格子で示すボルト孔31近傍のフランジ部15 のフランジ面33の面圧は、充分に高くなるが、図11に斜線で示すボルト孔3 1とボルト孔31との間の部分においては、充分な面圧を得ることが非常に困難 であり、面圧の不足により排気ガスが漏洩する虞れがある。
【0006】 本考案は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、フランジ面に 作用する各部の面圧を従来より大幅に均一化することができるフランジ部の連結 構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のフランジ部の連結構造は、一方の部材のフランジ部に形成されるフラ ンジ面を、他の部材に形成されるフランジ取付面に、前記フランジ部の複数箇所 を、締結部材により前記フランジ取付面側に所定圧力で押圧することにより締結 してなるフランジ部の連結構造において、前記フランジ部のフランジ面の前記締 結部材間となる位置に、締結部材側に向けて突出高さが低くなる締付面圧保持用 凸部を形成してなるものである。
【0008】
【作用】
本考案のフランジ部の連結構造では、フランジ部のフランジ面の締結部材間と なる位置に、締結部材側に向けて突出高さが低くなる締付面圧保持用凸部を形成 したので、締付面圧保持用凸部により、従来、面圧が低かった締結部材間の面圧 が増大する。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の詳細を図面を用いて説明する。 図1は、本考案のフランジ部の連結構造の一実施例を排気マニホールドに適用 した例を示すもので、図において符号41は、エンジンのエンジンブロックを示 しており、このエンジンブロック41には、フランジ取付面43が形成されてい る。
【0010】 このフランジ取付面43には、排気用のポート45が開口されている。 そして、このフランジ取付面43には、ヘッドフランジガスケット47を介し て、配管49の一端に固定される排気マニホールドのフランジ部51が、植え込 みボルト53とナット55とからなる締結部材57により固定されている。
【0011】 しかして、この実施例では、図2に示すように、フランジ部51のフランジ面 59の締結部材57間、すなわち、ボルト孔61の間となる位置に、締結部材5 7側に向けて突出高さが低くなる締付面圧保持用凸部63が形成されている。
【0012】 なお、この実施例では、フランジ部51は、板材をプレス加工することにより 形成され、プレス加工時に、締付面圧保持用凸部63の形成が行われる。 フランジ部51は、略平行四辺形形状をしており、長い方の対角線上に間隔を 置いて一対のボルト孔61が形成されている。
【0013】 また、中央には、ポート45に対応して、略四角形の貫通孔65が形成されて いる。 そして、フランジ部51における短い方の対角線上となる位置における貫通孔 65の周りに、所定範囲にわたり、一対の締付面圧保持用凸部63が形成されて いる。
【0014】 図3は、この締付面圧保持用凸部63の突出高さHを示すもので、,, に対応する位置の高さが、図2に示した,,の位置の高さに対応している 。
【0015】 以上述べたフランジ部の連結構造では、フランジ部51のフランジ面59の締 結部材57間となる位置に、締結部材57側に向けて突出高さが低くなる締付面 圧保持用凸部63を形成したので、締付面圧保持用凸部63により、従来、面圧 が低かった締結部材57間の面圧が増大し、この結果、フランジ面59に作用す る各部の面圧を従来より大幅に増大することができる。
【0016】 なお、以上述べた実施例において、フランジ部51を鋳物により形成しても良 いことは勿論である。 図4は、本考案のフランジ部の連結構造の他の実施例を示すもので、この実施 例では、フランジ継手に本考案が適用されている。
【0017】 この実施例では、一対の配管71,73の端部に、それぞれフランジ部75, 77が溶接により固定されている。 そして、一方のフランジ部75と他方のフランジ部77とが、ボルト79とナ ット81とからなる締結部材83により相互に連結されている。
【0018】 他方のフランジ部77のフランジ取付面85は、平面とされている。 一方のフランジ部75のフランジ面87の締結部材83間となる位置には、図 5および図6に示すように、締結部材83側に向けて突出高さが低くなる締付面 圧保持用凸部89が形成されている。
【0019】 この実施例では、締付面圧保持用凸部89は、配管71と同心状に形成されて いる。 なお、この実施例では、フランジ部75は、板材をプレス加工することにより 形成され、プレス加工時に、フランジ部75の締付面圧保持用凸部89の形成が 行われる。
【0020】 フランジ部75は、略平行四辺形形状をしており、長い方の対角線上に間隔を 置いて一対のボルト孔91が形成されている。 上述したフランジ部の連結構造では、図7に示すように、一対の配管71,7 3を対向配置した後、フランジ部75,77のボルト孔91にボルト79を挿通 し、図8に示すように、ボルト79とナット81とを連結することにより、図4 に示したようなフランジ部の連結構造を得ることができる。
【0021】 以上述べたフランジ部の連結構造では、フランジ部75のフランジ面87の締 結部材83間となる位置に、締結部材83側に向けて突出高さが低くなる締付面 圧保持用凸部89を形成したので、締付面圧保持用凸部89により、従来、面圧 が低かった締結部材83間の面圧が増大し、この結果、フランジ面87に作用す る各部の面圧を従来より大幅に増大することができる。
【0022】 そして、上述した実施例では、フランジ面87に作用する各部の面圧を従来よ り均一にすることができるため、ガスケット等を不要にすることが可能となる。 なお、以上述べた実施例では、フランジ部75を板材をプレス加工することに より形成した例について説明したが、本考案はかかる実施例に限定されるもので はなく、例えば、鋳物等により形成しても良いことは勿論である。
【0023】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案のフランジ部の連結構造では、貫通孔周囲のフラン ジ面に作用する面圧を従来より均一にすることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフランジ部の連結構造の一実施例を示
す断面図である。
【図2】図1のフランジ部のフランジ面を示す正面図で
ある。
【図3】図2のフランジ面に形成される締付面圧保持用
凸部の高さを示す説明図である。
【図4】本考案のフランジ部の連結構造の他の実施例を
示す断面図である。
【図5】図4のフランジ部のフランジ面を示す正面図で
ある。
【図6】図5のフランジ部のVI−VI線に沿う断面図
である。
【図7】図4のフランジ部の連結前の状態を示す断面図
である。
【図8】図4のフランジ部におけるボルトとナットの螺
合開始時の状態を示す断面図である。
【図9】従来の排気マニホールドを示す側面図である。
【図10】図9の排気マニホールドのフランジ部をエン
ジンのヘッドフランジ取付面に連結した状態を示す断面
図である。
【図11】図10の状態のフランジ部の面圧を示す説明
図である。
【符号の説明】
43,85 フランジ取付面 51,75 フランジ部 57,83 締結部材 59,87 フランジ面 63,89 締付面圧保持用凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16L 23/036

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の部材のフランジ部(51,75)
    に形成されるフランジ面(59,87)を、他の部材に
    形成されるフランジ取付面(43,85)に、前記フラ
    ンジ部(51,75)の複数箇所を、締結部材(57,
    83)により前記フランジ取付面(43,85)側に所
    定圧力で押圧することにより締結してなるフランジ部の
    連結構造において、前記フランジ部(51,75)のフ
    ランジ面(59,87)の前記締結部材(57,83)
    間となる位置に、締結部材(57,83)側に向けて突
    出高さが低くなる締付面圧保持用凸部(63,89)を
    形成してなることを特徴とするフランジ部の連結構造。
JP6153691U 1991-08-05 1991-08-05 フランジ部の連結構造 Pending JPH0514780U (ja)

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