JPH04126943U - 建設機械の上部旋回体装置 - Google Patents

建設機械の上部旋回体装置

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JPH04126943U
JPH04126943U JP3307891U JP3307891U JPH04126943U JP H04126943 U JPH04126943 U JP H04126943U JP 3307891 U JP3307891 U JP 3307891U JP 3307891 U JP3307891 U JP 3307891U JP H04126943 U JPH04126943 U JP H04126943U
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JP
Japan
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obstacle
traveling
aircraft
construction machinery
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Application number
JP3307891U
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Inventor
晃 小林
Original Assignee
住友建機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械が狭隘な場所を走行するとき、周囲
の障害物との接触を未然に防止し、衝突した場合の機体
の損傷を最小限に抑える。 【構成】 機体上部の旋回体15の左右幅A,A1 を機
体下部の走行体12の左右幅Wより狭小にする。又、旋
回体の最前部19が走行体の前端部20より寸法差Fだ
け後方に位置するように形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、パワーショベルをはじめとする種々の建設機械の機体に関するも のであり、特に、機体上部の旋回体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の此種建設機械は、ビルの建設現場や道幅の狭い道路等狭隘な場所で作業 を行うことが多い。このような場所に於いては周囲に障害物があることが多く、 機体を旋回するとき障害物と衝突しないように旋回半径を小さくするよう工夫さ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
此種建設機械は狭隘な場所で作業を行っているため、当該建設機械が走行する 際に周囲の構造物や障害物等に接触することがある。前述したように、従来の建 設機械は旋回半径を小さくして最小作業半径を可及的に小にしてあるが、クロー ラ等の走行体の上部に設けた旋回体が走行体の外側へ大きく突出しているものが 多い。
【0004】 従って、当該建設機械が障害物等の近傍を通過するときに、機体が障害物等に 接触するか否かの確認が困難であり、万一機体が障害物等に接触するときは上部 の旋回体が衝突することになる。一般に旋回体は薄板構造物が多く、衝撃に弱い ため機体の損傷は甚大であり、旋回体内のオペレータも危険である。 そこで、建設機械が狭隘な場所を走行する際に、周囲の障害物等に接触するか 否かの確認を容易にすると共に、万一障害物等に衝突した場合でも機体の損傷を 最小限に押さえるために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案は この課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この考案は上記目的を解決するために提案されたものであり、クローラ等の走 行体の上部に旋回体を具備した建設機械に於いて、機体上部の旋回体の左右幅を 機体下部の走行体の左右幅より狭小にし、且つ、旋回体の最前部が走行体の前端 部より後方に位置するように形成したことを特徴とする建設機械の上部旋回体装 置を提供するものである。
【0006】
【作用】
建設機械が狭隘な場所を走行するときに障害物があれば、先ず機体下部の走行 体の前端部が障害物に接近する。このとき、該走行体の前端部が障害物に接触し なければ、オペレータは機体の通過が可能であると判断できる。そして、機体が 障害物の側方を通過するときは、機体上部の旋回体は走行体より狭小であるので 障害物に接触せず、万一機体が障害物に接触した場合でも、走行体のみが障害物 に衝突する。従って、旋回体の損傷を防止でき、機体やオペレータの被害を最小 限に抑えることができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従って詳述する。図1及び図2は建設機械の 一例としてパワーショベルを示し、機体11の下部にクローラ等の走行体12を 設け、機体11の上部にキャビン13及びウエイト14等からなる旋回体15を 設けてある。該旋回体15は軸線Lを中心に水平方向へ旋回自在であり、キャビ ン13の側部に掘削装置16のブームを取り付けてある。
【0008】 該旋回体15の左右幅Aは走行体12の左右幅Wより狭小に形成し、且つ、旋 回中心軸線Lからキャビン13の手摺り17までの寸法Bと、旋回中心軸線Lか らタンク18の外側面までの寸法Cとが、夫々旋回中心軸線Lから走行体12の 外側面までの寸法Xより小さくなるように形成する。又、旋回体の最前部19は 走行体の前端部20より、寸法差Fだけ後方に位置するように形成してある。
【0009】 ここで、当該パワーショベルが狭隘な場所を走行するとき、図3に示すように 機体11の前方に障害物21がある場合には、先ず走行体の前端部20が障害物 21に接近する。前述したように、旋回体の最前部19は走行体の前端部20よ り後方にあるため、キャビン13から走行体の前端部20の視認性は極めて良好 であり、オペレータは該走行体の前端部20が障害物21と接触しないように、 容易に回避操作を行うことができる。万一、走行体の前端部20が障害物21に 接触したとしても、走行体12は悪路を走行できるように極めて頑丈に形成され ているため、障害物21との接触による衝撃は上部の旋回体15にまでは及ばず 、薄板構造物である旋回体15の破損を防止できる。又、旋回体の前端部20が 障害物21に接触しないでその側方を通過すれば、オペレータは機体11全体が 通過可能であると容易に判断することができる。
【0010】 そして、図4に示すように、機体11が障害物21の側方を通過するとき、旋 回体15の左右幅Aは走行体12の左右幅Wより狭小であるので障害物21に接 触することはない。又、キャビン13のドア22を開放状態のまま走行した場合 であっても、旋回中心軸線Lから開放されたドア22の外側部までの寸法B1 を 含めた旋回体15の左右幅A1 が、前記走行体12の左右幅Wより狭小であるの で、ドア22が障害物21に接触することはない。仮に、機体11が障害物21 の側方を通過中に接触したとしても、走行体12のみが障害物21に衝突し、機 体11の損傷も軽微で済む。
【0011】 尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことがで き、そして、この考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0012】
【考案の効果】
この考案は上記一実施例に詳述したように、機体上部の旋回体を機体下部の走 行体より狭小に形成してあるので、オペレータは周囲の障害物に機体が接触する か否かの確認を容易に行える。又、走行中に障害物に衝突した場合でも、機械的 強度の高い走行体が接触して旋回体に影響を及ぼさず、機体の損傷を最小限に抑 えることができる等、作業の安全性並びに機体の耐久性の向上等に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パワーショベルの側面図。
【図2】パワーショベルの一部切欠正面図。
【図3】機体の前方に障害物がある状態を示す側面図。
【図4】機体の側方に障害物がある状態を示す平面図。
【符号の説明】
11 機体 12 走行体 15 旋回体 19 旋回体の最前部 20 走行体の前端部 L 旋回中心軸線 A,A1 旋回体の左右幅 W 走行体の左右幅 F 旋回体の最前部と走行体の前端部の寸法差

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ等の走行体の上部に旋回体を具
    備した建設機械に於いて、機体上部の旋回体の左右幅を
    機体下部の走行体の左右幅より狭小にし、且つ、旋回体
    の最前部が走行体の前端部より後方に位置するように形
    成したことを特徴とする建設機械の上部旋回体装置。
JP3307891U 1991-05-13 1991-05-13 建設機械の上部旋回体装置 Pending JPH04126943U (ja)

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JP3307891U JPH04126943U (ja) 1991-05-13 1991-05-13 建設機械の上部旋回体装置

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JPH04126943U true JPH04126943U (ja) 1992-11-19

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ID=31915846

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61216936A (ja) * 1985-03-23 1986-09-26 Hikoma Seisakusho Kk 掘削機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61216936A (ja) * 1985-03-23 1986-09-26 Hikoma Seisakusho Kk 掘削機

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