JPH09310377A - 作業機の運転室 - Google Patents

作業機の運転室

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JPH09310377A
JPH09310377A JP15171896A JP15171896A JPH09310377A JP H09310377 A JPH09310377 A JP H09310377A JP 15171896 A JP15171896 A JP 15171896A JP 15171896 A JP15171896 A JP 15171896A JP H09310377 A JPH09310377 A JP H09310377A
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JP
Japan
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cab
handrail
driver
operator
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Application number
JP15171896A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Kihara
光男 木原
Shigeyuki Sugai
成行 須賀井
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転室本体から手摺が突出するのを抑え、手
摺や運転室本体が外部の障害物等で損傷されるのを防止
すると共に、運転者の乗降時に手摺を確実に把持させて
乗降性を向上する。 【解決手段】 運転室本体22の支柱28に外部に向け
て開口し、上下方向に延在する凹溝状の凹陥部35を設
け、凹陥部35の開口側に位置して凹陥部35内に納ま
るように手摺36を設ける構成としている。従って、手
摺36が運転室本体22の外面から突出するのを防止で
き、走行時や掘削作業時等に手摺36を外部の障害物等
にぶつけてしまうのを防止することができる。また、手
摺36を上部旋回体の旋回半径の円内に納まるように配
置しているから、上部旋回体の旋回動作時にも手摺36
が障害物等にぶつかるのを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン、ブルドーザ等の作業機に用いて好適
な作業機の運転室に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、下部走行体と、該下部走行体上
に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の
前部に設けられた作業装置とからなる油圧ショベル等の
作業機は知られている。
【0003】そして、この種の従来技術による作業機で
は、上部旋回体の旋回フレーム上に、該旋回フレームの
前側に位置する運転室と、該運転室の後側に位置し内部
に原動機や油圧ポンプを収容した機械室と、該機械室の
後端部に位置するカウンタウェイト等とが設けられてい
る。また、前記運転室は、前面部、後面部、左,右の側
面部および天井部から箱形状に形成された運転室本体
と、該運転室本体に出入りするため、例えば左側面部に
開閉可能に設けられたドア等とから構成されている。
【0004】さらに、運転室本体内には、運転者が着座
する運転席や下部走行体を走行させたり、作業装置を動
作させたりするための操作レバー、ペダル等が設けられ
ている。また、運転室には、運転室本体に対して運転者
が安全かつ迅速に乗降できるようにドアの近傍に手摺を
設け、該手摺は両端が屈曲したコ字状をなし、例えば運
転室本体の前面部と左側面部との間の支柱から外側に突
出するように設けられている。
【0005】このように構成された従来技術では、運転
者は、手摺を把持した状態でドアを開いて運転室本体に
乗り込み、該運転室本体内の運転席に着座した状態で操
作レバーやペダルを操作することにより、下部走行体を
走行させたり、作業装置を動作させて土砂の掘削作業等
を行なうようになっている。また、作業が終了した後に
は、運転者は手摺を把持して運転室本体から降りること
により、安全かつ迅速に乗降できるようになっている。
【0006】一方、他の従来技術として、下部走行体上
に旋回可能に搭載され予め定められた旋回半径内に運転
室、機械室およびカウンタウェイトが配設された上部旋
回体を有する小旋回式の油圧ショベルが、例えば実開平
2−97443号公報等によって提案されている。
【0007】そして、この油圧ショベルでは、上部旋回
体を構成する運転室、機械室およびカウンタウェイトを
予め定められた旋回半径内に納めることにより、狭い作
業現場でも旋回動作を可能にし、掘削作業等を容易に行
なえるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、運転室本体の支柱外面にコ字状の手摺を取
付け、該手摺が運転室本体の支柱から外側に突出してい
るから、掘削作業や走行の途中等に手摺が外部の構造物
や障害物に衝突することがあり、該手摺や運転室本体を
損傷させるという問題がある。
【0009】また、他の従来技術では、上部旋回体を構
成する運転室、機械室およびカウンタウェイトを予め定
められた旋回半径内に納めることにより、狭い作業現場
での旋回作業を容易に行なえるようにしている。
【0010】しかし、この場合には運転室本体の支柱に
設けた手摺が運転室本体から突出し、予め定められた上
部旋回体の旋回半径から出っ張ってしまうために、上部
旋回体の旋回時に手摺を障害物等にぶつける虞れがあ
る。そこで、手摺を取外すことが考えられるが、この場
合には運転室本体に対する乗降が不便になるという問題
がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、運転室本体から手摺が突出するのを抑
え、手摺や運転室本体が外部の障害物等で損傷されるの
を防止できると共に、運転者の乗降時に手摺を確実に把
持でき、乗降性を向上できるようにした作業機の運転室
を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明の作業機の運転室は、作業機の
フレーム上に設けられ、箱形状に形成された運転室本体
と、該運転室本体に開閉可能に設けられ、該運転室本体
に出入りするためのドアと、前記運転室本体に設けら
れ、該運転室本体に対して運転者が乗降するときに把持
する手摺とからなる。
【0013】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記運転室本体には、前記ドアの近傍に位置し
て外部に向けて開口する凹陥部を設け、前記手摺は該凹
陥部内に設ける構成としたことにある。
【0014】このように構成したことにより、ドアを介
して運転室本体に乗降するときに手摺を把持でき、安全
かつ迅速に乗降することができる。また、手摺の全体ま
たは大部分が運転室本体に形成された凹陥部内に納まっ
た状態となるから、走行時や作業時に手摺が外部の障害
物等にぶつかるのを防止することができる。
【0015】請求項2の発明は、前記作業機は、前記フ
レーム上に運転室本体と共に設けた機械室およびカウン
タウェイトを予め定められた旋回半径内で旋回させる上
部旋回体を備え、前記手摺は、凹陥部により該上部旋回
体の旋回半径内に納める構成としたことにある。
【0016】このように構成したことにより、上部旋回
体を旋回動作させた場合でも、該上部旋回体の旋回半径
から手摺が突出することがないから、旋回時に手摺が外
部の障害物等にぶつかるのを防止することができる。
【0017】請求項3の発明は、前記凹陥部は、前記運
転室本体の前面部とドアとの間に位置する支柱に沿って
上下方向に延びるように形成し、前記手摺は、前記凹陥
部の開口側に設けられ該凹陥部に沿って上下方向に延在
する把持板により構成したことにあり、運転者は、凹陥
部内に指先を挿入するように把持板を把持することによ
って、該把持板を確実に把持した状態で乗降することが
できる。
【0018】請求項4の発明は、前記凹陥部は、前記運
転室本体の前面部とドアとの間に位置する支柱に沿って
上下方向に延びるように形成し、前記手摺は、前記凹陥
部の開口側に架設され該凹陥部に沿って上下方向に延び
る把持棒により構成したことにあり、運転者は、凹陥部
内に指先を挿入するように把持棒を把持することにっ
て、該把持棒を確実に把持した状態で乗降することがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
作業機の運転室として、小旋回式の油圧ショベルの運転
室を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
【0020】まず、図1ないし図4に本発明の第1の実
施例を示す。
【0021】図中、1は下部走行体、2は該下部走行体
1上に旋回装置3を介して旋回可能に搭載された上部旋
回体を示し、該上部旋回体2は前記旋回装置3の中心と
なる旋回中心O−Oで旋回するようになっている。ま
た、前記上部旋回体2は、旋回フレーム4と、該旋回フ
レーム4の左側に設けられた後述の運転室21と、前記
旋回フレーム4の右側に位置して原動機や油圧ポンプ
(いずれも図示せず)を収容した機械室5(図2に図
示)と、前記旋回フレーム4の後端部に取付けられたカ
ウンタウェイト6とから大略構成されている。
【0022】ここで、上部旋回体2は、図2に示す如
く、旋回中心O−Oを中心とする旋回半径Rの円Cに沿
ってほぼ円形状に形成され、該上部旋回体2の旋回フレ
ーム4、運転室21、機械室5およびカウンタウェイト
6は、この旋回半径Rの円C内に収められている。
【0023】7は上部旋回体2の前部中央に俯仰動可能
に取付けられた作業装置を示し、該作業装置7は、運転
室21と機械室5との間に位置して上部旋回体2に俯仰
動可能に取付けられたロアブーム8と、該ロアブーム8
の先端側に位置して左右方向に回動(揺動)可能に取付
けられたアッパーブーム9と、該アッパーブーム9の先
端側に上下方向に回動可能に連結されたアーム10と、
該アーム10の先端側に回動可能に取付けられたバケッ
ト11と、これらのロアブーム8、アッパーブーム9、
アーム10およびバケット11を駆動するためのブーム
シリンダ12、アームシリンダ13、バケットシリンダ
14およびロアブーム8に対してアッパーブーム9を左
右方向に回動するオフセットシリンダ15等とから構成
されている。また、16は下部走行体1の前側に設けら
れた他の作業装置をなす排土板を示している。
【0024】21は上部旋回体2の左側に設けられた運
転室を示し、該運転室21は、後述する運転室本体2
2、ドア32、手摺36から大略構成されている。
【0025】22は運転室21の外殻をなす運転室本体
を示し、該運転室本体22は、図2、図3に示す如く、
前面部23、後面部24、左側面部25、右側面部26
および天井部27等から箱形状に形成され、該各面部2
3,24,25,26間の四隅は上下に延びる支柱2
8,29,30,31となっている。また、前記前面部
23には前面ガラス23A,23Bが取付けられ、左側
面部25には側面ガラス25Aが取付けられ、後面部2
4、右側面部26にもそれぞれガラス(図示せず)が取
付けられている。
【0026】ここで、前記各支柱28,29,30,3
1のうち、ドア32の近傍に位置する前面部23と左側
面部25との間の支柱28は、図4に示すように、外面
板28A1 、内面板28A2 および該外面板28A1 、
内面板28A2 を接続するように設けられた接続板28
A3 からほぼ断面コ字状に形成された支柱梁部28A
と、該支柱梁部28Aの開口側に設けられ、ドア32が
閉扉時に嵌合するL字状の受枠28Bとからほぼ角筒状
をなすように構成され、該支柱梁部28Aと受枠28B
とは溶接によって固着されている。また、支柱28の上
下方向中間部には後述する凹陥部35が形成されてい
る。
【0027】32は運転室本体22の左側面部25に設
けられたドアで、該ドアは、後端部32Aが左側面部2
5にヒンジ33,33等を介して回動可能に取付けら
れ、前端部32Bは開閉端となり杷手34が設けられて
いる。そして、ドア32の前端部32Bは図4に示すよ
うに、閉扉状態で支柱28の受枠28Bに嵌合するよう
になっている。また、ドア32にはドアガラス32C,
32Dが取付けられている。
【0028】35は運転室本体22の支柱28に形成さ
れた凹陥部を示し、該凹陥部35は、支柱梁部28Aの
外面板28A1 を内側へと屈曲させることにより受枠2
8Bとの間に形成され、運転者が運転室21に対して乗
降するときに手を掛けるのに適した高さ範囲で支柱28
の上下方向に伸長している。そして、凹陥部35は細長
い凹溝状をなし、図4に示す如く旋回半径Rの円C側が
開口部35Aとなっている。
【0029】36は運転室本体22の支柱28に設けら
れた手摺を示し、該手摺36は図4に示す如く凹陥部3
5の開口部35A側に位置し、該凹陥部35の開口部3
5Aのうちドア32側のほぼ右側半分を上下方向に亘っ
て覆うように受枠28Bに固着された長尺な平板状の把
持板36Aと、該把持板36Aの先端側に嵌着された断
面C字状の把持ラバー36Bとから構成されている。
【0030】ここで、手摺36は図4に示す如く、把持
ラバー36Bの先端側を含めて旋回半径Rの円C内に納
まるように配設され、把持ラバー36Bによって運転者
が運転室21内に乗降するときに該手摺36を確実に把
持できるようになっている。また、手摺36は実質的に
凹陥部35内に納まるように配設され、作業時や旋回動
作時等に手摺36が外部の障害物にぶつかるのを凹陥部
35によって防止している。
【0031】本実施例による油圧ショベルの運転室21
は上述の如き構成を有するもので、次に、運転室21へ
の乗降動作等について説明する。
【0032】まず、運転室21に乗り込む場合には、運
転者は、運転室本体22の支柱28に設けられた凹陥部
35内に指先を挿入するようにして手摺36を把持し、
この状態でドア32を開扉して運転室本体22内に乗り
込む。
【0033】そして、運転室本体22内に乗り込んだ
ら、例えばドア32を閉扉した状態で運転席に着座し、
操作レバーやペダルを操作することにより、下部走行体
1を走行させたり、作業装置7を操作して土砂等の掘削
作業を行なう。また、掘削作業等が終了したら、運転者
はドア32を開扉し、手摺36を把持して運転室21か
ら降りる。これにより、運転者は、運転室21に乗降す
るときに手摺36を把持することで、安全かつ迅速に乗
降することができる。
【0034】ここで、本実施例では、運転者が運転室2
1に乗降するときに把持する手摺36を、運転室本体2
2の支柱28に凹溝状に形成した凹陥部35内に設ける
ことにより、該手摺36を上部旋回体2の旋回半径Rの
円C内に納まった状態で運転室本体22に埋込むように
配設しているから、掘削作業時や旋回動作時等に手摺3
6を外部の構造物や障害物にぶつけるのを防止すること
ができる。
【0035】かくして、本実施例によれば、運転室本体
22の支柱28に外部に向けて開口する凹溝状の凹陥部
35を設け、該凹陥部35内に手摺36を納めるように
配設しているから、運転室本体22の外面から手摺36
が突出するのを防止でき、走行時や掘削作業時等に手摺
36を誤って外部の構造物や障害物等に衝突させるのを
防止することができる。また、手摺36を旋回半径Rの
円C内に納まるように配置しているから、上部旋回体2
の旋回動作時にも手摺36を外部の障害物等にぶつけて
しまうのを防止することができる。
【0036】この結果、手摺36がぶつかることによる
該手摺36や運転室21の損傷を確実に防止することが
でき、油圧ショベルに対する信頼性を向上できる上に、
運転者を作業に集中させることができるから、走行時や
作業時の操作性や安全性を向上させることができる。
【0037】また、手摺36には、把持板36Aの先端
側に位置して断面C字状の把持ラバー36Bを嵌着して
いるから、該把持ラバー36Bによって手摺36を把持
したときの滑り等を抑えることができ、運転者に手摺3
6を確実に把持させて乗降時の安全性をより一層向上す
ることができる。
【0038】次に、図5および図6は本発明の第2の実
施例を示し、本実施例の特徴は、凹陥部の開口側に手摺
として把持棒を架設したことにある。なお、本実施例で
は、前述した第1の実施例と同一の構成要素には同一の
符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0039】図中、41は旋回フレーム4上に設けられ
た運転室、42は該運転室41の外殻をなす運転室本
体、43はドア32の近傍に位置する前面部23と左側
面部25との間に設けられた支柱を示し、該支柱43
は、図6に示すように外面板43A1 、内面板43A2
および該外面板43A1 、内面板43A2 を接続するよ
うに設けられた接続板43A3 からほぼ断面コ字状に形
成された支柱梁部43Aと、該支柱梁部43Aの開口側
に設けられ、ドア32が閉扉時に嵌合するほぼL字状の
受枠43Bとからほぼ角筒状をなすように構成され、該
支柱梁部43Aと受枠43Bとは溶接によって固着され
ている。また、支柱43の上下方向中間部には後述する
凹陥部44が形成されている。
【0040】44は運転室本体42の支柱43に形成さ
れた凹陥部を示し、該凹陥部44は、支柱梁部43Aの
外面板43A1 を内側へと屈曲させることにより受枠4
3Bとの間に形成され、運転者が運転室21に対して乗
降するときに手を掛けるのに適した高さ範囲で支柱43
の上下方向に伸長している。そして、凹陥部44は細長
い凹溝状をなし、図6に示す如く旋回半径Rの円C側が
開口部44Aとなっている。
【0041】45は運転室本体42の支柱43に設けら
れた把持棒としての手摺棒を示し、該手摺棒45は図6
に示す如く凹陥部44の開口部44A側に位置し、該凹
陥部44に沿って上下方向に延びた小径な棒状体として
形成され、該手摺棒45の上下両端側は凹陥部44内で
支柱梁部43Aに固着されている。ここで、手摺棒45
は旋回半径Rの円C内に納まるように配設されると共
に、凹陥部44内に配設されている。
【0042】かくして、このように構成された本実施例
においても、前述した第1の実施例とほぼ同様の作用効
果を得ることができるものの、特に、本実施例では、手
摺を手摺棒45として形成しているから、運転者は手摺
棒45を握るように確実に把持することができ、乗降時
の安全性を高めることができる。
【0043】なお、前記第1の実施例では、手摺36を
平板状の把持板36Aと該把持板36Aの先端側に嵌着
された把持ラバー36Bとから構成した場合を例示した
が、本発明はこれに限らず、例えば把持ラバーを省略
し、手摺を把持板のみで構成してもよい。
【0044】また、前記各実施例では、凹陥部35,4
4、手摺36および手摺棒45を前面部23と左側面部
25との間の支柱28,43に設けた場合を例に挙げて
説明したが、これに替えて、例えば、ドアの開閉端が後
側となる場合には、後面部と左側面部との間の支柱に凹
陥部および手摺を設けてもよく、ドアが右側に配置され
た運転室では凹陥部および手摺を右側に配置するように
してもよい。
【0045】また、運転室21に対して乗降する場合
に、手を掛けるのに適当な位置であれば、凹陥部および
手摺を運転室本体の支柱以外の場所に設けてもよい。
【0046】さらに、前記各実施例では、小旋回式の油
圧ショベルの運転室を例に挙げて説明したが、例えば、
一般的な油圧ショベルや油圧クレーン、ホイールロー
ダ、ブルドーザ等の他の作業機の運転室に適用してもよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、運転室本体のドア近傍に位置して凹陥部を設け、
該凹陥部内の開口側に手摺を設けることにより、ドアを
介して運転室本体に対し乗降するときに手摺を把持で
き、安全かつ迅速に乗降することができる。また、手摺
の全体または大部分を運転室本体に形成された凹陥部内
に納めることができ、作業時や走行時に手摺を外部の障
害物等にぶつけてしまうのを防止することができるか
ら、該手摺や運転室の損傷を確実に防止することがで
き、信頼性を向上できる上に、運転者を操作に集中させ
ることができ、作業時や走行時等における作業性や安全
性を向上させることができる。
【0048】請求項2の発明によれば、手摺を上部旋回
体の旋回半径内に配設することにより、該上部旋回体を
旋回動作させた場合でも、該上部旋回体の旋回半径から
手摺が突出するのを防止できるから、旋回時に手摺を外
部の障害物等にぶつけてしまうのを防止して、例えば、
小旋回式の油圧ショベル等に乗降用の手摺を設けること
ができ、乗降時の安全性を高めることができる。
【0049】請求項3の発明によれば、手摺を凹陥部の
開口側で該凹陥部に沿って上下方向に延在する把持板に
よって構成することにより、運転者は、凹陥部内に指先
を挿入して把持板を把持した状態で運転室に乗降するこ
とができるから、運転室に安全かつ迅速に乗降すること
ができる。
【0050】請求項4の発明によれば、手摺を凹陥部の
開口側で該凹陥部に沿って上下方向に延びる把持棒によ
って構成することにより、運転者は、凹陥部内に指先を
挿入して把持棒を握るように把持した状態で運転室に乗
降することができるから、運転室に安全かつ迅速に乗降
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による運転室が設けられ
た油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】運転室等を上方より示す油圧ショベルの平面図
である。
【図3】図1中の運転室等を拡大して示す外観斜視図で
ある。
【図4】凹陥部と手摺を拡大して示す図3中の矢示IV−
IV方向断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例による運転室等を示す図
3と同様位置からみた外観斜視図である。
【図6】凹陥部と手摺棒を拡大して示す図5中の矢示VI
−VI方向断面図である。
【符号の説明】
2 上部旋回体(作業機本体) 21,41 運転室 22,42 運転室本体 23 前面部 25 左側面部 32 ドア 35,44 凹陥部 36 手摺 36A 把持板 45 手摺棒(把持棒) R 旋回半径 C 円

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業機のフレーム上に設けられ、箱形状
    に形成された運転室本体と、該運転室本体に開閉可能に
    設けられ、該運転室本体に出入りするためのドアと、前
    記運転室本体に設けられ、該運転室本体に対して運転者
    が乗降するときに把持する手摺とからなる作業機の運転
    室において、前記運転室本体には、前記ドアの近傍に位
    置して外部に向けて開口する凹陥部を設け、前記手摺は
    該凹陥部内に設ける構成としたことを特徴とする作業機
    の運転室。
  2. 【請求項2】 前記作業機は、前記フレーム上に運転室
    本体と共に設けた機械室およびカウンタウェイトを予め
    定められた旋回半径内で旋回させる上部旋回体を備え、
    前記手摺は、凹陥部により該上部旋回体の旋回半径内に
    納める構成としてなる請求項1に記載の作業機の運転
    室。
  3. 【請求項3】 前記凹陥部は、前記運転室本体の前面部
    とドアとの間に位置する支柱に沿って上下方向に延びる
    ように形成し、前記手摺は、前記凹陥部の開口側に設け
    られ該凹陥部に沿って上下方向に延在する把持板により
    構成してなる請求項1または2に記載の作業機の運転
    室。
  4. 【請求項4】 前記凹陥部は、前記運転室本体の前面部
    とドアとの間に位置する支柱に沿って上下方向に延びる
    ように形成し、前記手摺は、前記凹陥部の開口側に架設
    され該凹陥部に沿って上下方向に延びる把持棒により構
    成してなる請求項1または2に記載の作業機の運転室。
JP15171896A 1996-05-23 1996-05-23 作業機の運転室 Pending JPH09310377A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15171896A JPH09310377A (ja) 1996-05-23 1996-05-23 作業機の運転室

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