JPH04125184A - 感熱記録用凝集粒子の製造法 - Google Patents

感熱記録用凝集粒子の製造法

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JPH04125184A
JPH04125184A JP2246682A JP24668290A JPH04125184A JP H04125184 A JPH04125184 A JP H04125184A JP 2246682 A JP2246682 A JP 2246682A JP 24668290 A JP24668290 A JP 24668290A JP H04125184 A JPH04125184 A JP H04125184A
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sensitizer
heat
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sensitive recording
dye precursor
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JP2246682A
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Toshihiko Matsushita
松下 壽彦
Shunsuke Takahashi
俊介 高橋
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、熱応答性に優れた高感度の感熱記録用凝集粒
子の製造法に関する。
【従来の技術】
感熱記録材料は一般に支持体上に電子供与性の通常無色
ないし淡色の染料前駆体と電子受容性の顕色剤とを主成
分とする感熱記録層を設けたもので、熱ヘツド、熱ペン
、レーザー光等で加熱することにより、染料前駆体と顕
色剤とが瞬時反応し記録画像が得られるもので、特公昭
43−4160号、特公昭45−14039号等に開示
されている。このような感熱記録材料は比較的簡単な装
置で記録が得られ、保守が容易なこと、騒音の発生がな
いことなどの利点があり、計測記録計、ファクシミリ、
プリンター、コンピューターの端末機、ラベル、乗車券
の自動販売機など広範囲の分野に利用されている。特に
ファクシミリの分野では感熱方式の需要が大幅に伸びて
きており、それに伴い送信コストの低減のための高速化
やファクシミリの小型による低価格化のための低エネル
ギー化が進められている。このようなファクシミリの高
速化・低エネルギー化に対応して感熱記録材料の高感度
化が求められるようになってきた。 高速化されたファクシミリは、A4の標準原稿を数秒か
ら20秒て受送信するため、ファクシミリのサーマルヘ
ッドに流れる電流も数ミリ秒以下という非常に短い時間
の繰り返しであり、それによって発生した熱エネルギー
を感熱配録シートへ伝達し、画像形成反応を行なわしめ
るものである。 このように短時間に伝達された熱エネルギーで画像形成
反応を行うには、熱応答性に優れた感熱記録材料である
ことが必要である。熱応答性を上げるためには、染料前
駆体と顕色剤との相溶性を向上させねばならない。この
相溶性の仲立ちとするものとして、増感剤が使用される
。増感剤は、伝達された熱エネルギーにより、それ自身
が融解する時に、近傍の染料前駆体及び顕色剤を溶解な
いしは内包して発色反応を促進させる働きを有している
。 近年に至っては、この増感剤の熱応答性を上げることに
より、感熱記録材料の高感度化を計る方法が採られてい
る。増感剤としては、例えば、特開昭58−87094
号公報では、ナフトール誘導体を、特開昭57−645
92号公報では、ナフトエ酸誘導体を、特開昭58−1
12788号公報では、安息香酸エステル誘導体を、特
開昭60−122193号公報では、パラベンジルビフ
ェニルを、特開昭60−56588号公報では、ジフェ
ノキシエタン類を、特開昭61−242884号公報で
は、スルフィド類等が挙げられる。
【発明が解決しようとする課題】
上記引例で開示されているように、感熱記録材料の高感
度化の改良方向は、熱応答性の優れた増感剤の開発を目
的とするものであり、増感剤の開発において、発色濃度
及び感度等の特性上、未だ満足できるものは得られてい
ない。 本発明は、これらの問題点を解決し、発色濃度及び感度
等の特性が優れている感熱記録材料に用いられる感熱記
録用凝集粒子の製造法を提供することを目的とするもの
である。
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、鋭意研究を行った結果、熱応答性の優れ
た感熱記録材料に用いられる感熱記録用凝集粒子の製造
法を提供するものである。 即ち、本発明によって提供される感熱記録用凝集粒子の
製造法は、通常無色ないし淡色の染料前駆体、加熱時反
応して該染料前駆体を発色せしめる顕色剤並びに増感剤
の3成分を必須成分としてなる感熱記録用凝集粒子の製
造法において、該3成分をアイオネン系縮合物により平
均粒径0.5μmになるまでそれぞれ単分散、又は染料
前駆体と増感剤或は顕色剤と増感剤を共分散し、該3成
分の分散物を混合して後、撹拌下カチオン系分散剤を添
加し、感熱記録用凝集粒子を製造するものである。 本発明の該カチオン系分散剤は、カチオン界面活性剤、
又はカチオン系ポリマーからなるものである。 該カチオン界面活性剤は、アミン塩、第4級アンモニウ
ム塩、フォスフオニウム塩、スルフオニウム塩から挙げ
られたものの少なくとも1種からなるものである。 該カチオン系ポリマーは、アミノアルキルメタアクリレ
ート及びそのアクリルアミド共重合体ポリビニルピリジ
ニウムハライド、ポリジアリルアンモニウムハライド、
ポリアミノメチルアクリルアミド、ポリビニルイミダゾ
リン、ポリアクリルアミドマンニッヒ変成物、ポリエチ
レンイミンポリジアリルアミン、ポリピリジニウムハラ
イドキトサン、カチオン化デンプン、カチオン化セルロ
ース、カチオン化ポリビニルアルコール、アイオネン系
縮合物、エポキシアミン系縮合物、カチオン化ポリメタ
クリル酸エステル樹脂、アルキレンジアミン−エピクロ
ルヒドリン重縮合物がら挙げられたものの少なくとも1
種からなるものである。 以下、本発明の感熱記録材料について、具体的に説明す
る。 本発明の感熱記録用凝集粒子は、染料前駆体、顕色剤、
増感剤の3成分を必須成分とするもので平均粒径2〜3
0μmとして用いるが、3成分の各々は、予め単分散又
は共分散(染料前駆体−増感剤、或は顕色剤−増感剤の
組合せ)により平均粒径0.5μm1好ましくは0. 
5μm未満として用意したものを使用する。通常は、こ
れらの3成分がより微小であればある程、高感度化の方
向になると考えられる。しかし、感熱記録用の基材は、
その表面において完全には平滑化されておらず、パルプ
繊維による凹凸がみられる。微小に分散された粒子は、
パルプ繊維の凹凸部に入り込み、微小化の長所が十分に
生かされないのが現状である。 本発明の感熱記録用凝集粒子は、上記パルプ繊維の凹凸
部への入り込みを防止して、基材の表面上に均一に配列
されるため、高感度化が達成されるのである。さらに、
凝集粒子は、微小分散された3成分が近接した状態にあ
るため、サーマルヘッドの熱が凝集粒子自体に伝達され
た時、極めて効率良く発色するという長所を有する。 感熱記録用凝集粒子は、平均粒径2〜30μm1好まし
くは3〜20μm1さらに好ましくは5〜10μmであ
る。それは、感熱記録層の塗工厚さに依存するものであ
る。感熱記録用凝集粒子が、塗層厚さ以上の粒径を有す
る場合には、その凝集粒子が塗層から露出してしまうた
めに表面平滑性に劣ったり、圧力力ブリ等の原因となる
。反対に、平均粒径が2μm未満では、その効果が得ら
れない。 本発明の感熱記録用凝集粒子は、アイオネン系縮合物を
使用して、予め単分散、または共分散された3成分を必
須成分とする各々の粒子が負に荷電されており、カチオ
ン系分散剤としてカチオン界面活性剤やカチオン系ポリ
マーを添加することにより、コンプレックス(荷電中和
)を形成し、各々の粒子をつなぎ、次いで凝集化を引き
起こすものと考えられる。 カチオン界面活性剤としては、アミン塩、第4級アンモ
ニウム塩、フォスフオニウム塩、スルフオニウム塩など
が挙げられる。又、カチオン系ポリマーとしては、アミ
ノアルキルメタアクリレート及びそのアクリルアミド共
重合体ポリビニルピリジニウムハライド、ポリジアリル
アンモニウムハライド、ポリアミノメチルアクリルアミ
ド、ポリビニルイミダゾリン、ポリアクリルアミドマン
ニッヒ変成物、ポリエチレンイミンポリジアリルアミン
、ポリピリジニウムハライドキトサン、カチオン化デン
プン、カチオン化セルロース、カチオン化ポリビニルア
ルコール、アイオネン系縮合物、エポキシアミン系縮合
物、カチオン化ポリメタクリル酸エステル樹脂、アルキ
レンジアミン−エピクロルヒドリン重縮合物などが挙げ
られる。 本発明に使用される染料前駆体について、其体例を挙げ
ると、 (1)トリアリールメタン系化合物 3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)6−シメ
チルアミノフタリド(クリスタルバイオレットラクトン
)、3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタ
リド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(1
,,2−ジメチルインドール−3−イル)フタリド、3
−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メチル
インドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチル
アミノフェニル)−3−(2−フェニルインドールー3
−イル)フタリド、3.3−ビス(1,2−ジメチルイ
ンドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、
3.3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル
)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(9−
エチルカルバゾール−3−イル)−5−ジメチルアミノ
フタリド3.3−ビス(2−フェニルインドール−3−
イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメチ
ルアミノフェニル−3−(1−メチルピロール−2−イ
ル)−6−ジメチルアミノフタリド等(2)ジフェニル
メタン系化合物 4.4° −ビス−ジメチルアミノフェニルベンズヒド
リルベンジルエーテル、N−ハロフェニルロイコオーラ
ミン、2,4.5−1リクロロフエニルロイコオーラミ
ン等。 (3)キサンチン系化合物 ローダミンBアニリノラクタム、ローダミンB−p−ク
ロロアニリノラクタム、3−ジエチルアミノ−7−ジベ
ンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−オ
クチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フ
ェニルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフ
ルオラン、3ジエチルアミノ−6−クロロ−7−メチル
フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(3,4−ジク
ロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(2−クロロアニリノ)フルオラン、3ジエチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エ
チル−N−1リル)アミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、3−(N−エチル−N−トリル)アミノ
−6−メチル−7−フェネチルフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−(4−ニトロアニリノフルオラン、3−
ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン
、3−(N−メチル−N−プロピル)アミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−
イソアミル)アミノ6−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、3−(N−メチル−N−シクロヘキシル)アミノ−
6メチルー7−アニリノフルオラン、3− (N−エチ
ル−N−テトラヒドロフリル)アミノ−6メチルー7−
アニリノフルオラン等。 (4)チアジン系化合物 ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイ
ルロイコメチレンブルー等。 (5)スピロ系化合物 3−メチルスピロジナフトピラン、3−エチルスピロジ
ナフトピラン、3,3° −ジクロロスピロジナフトピ
ラン、3−ベンジルスピロジナフトピラン、3−メチル
ナフト−(3−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プ
ロピルスピロベンゾピラン等 等を挙げることができ、これらは単独、又は2種以上混
合して使うことができる。 本発明に使用される顕色剤について、具体例を挙げると
、フェノール誘導体、芳香族カルボン酸誘導体あるいは
その金属化合物、N、  N’ −ジアリールチオ尿素
誘導体等が挙げられる。これらの内、特に好ましいもの
はフェノール誘導体であり、具体的には、p−フェニル
フェノール、p−ヒドロキシアセトフェノン、4−ヒド
ロキシ−4゜メチルジフェニルスルホン、4−ヒドロキ
シ−4゜イソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒド
ロキシ−4° −ベンゼンスルホニルオキシジフェニル
スルホン、1,1−ビス(p−ヒドロキシフェニルプロ
パン、1.1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ペンタ
ン、1.1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ヘキサン
、1.1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)シクロヘキ
サン、2.2−ビス(p〜ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2ビス(p−ヒドロキシフェニル)ブタン、2
゜2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、■、
1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)−2−エチルヘキ
サン、2.2−ビス(3−クロロ−4ヒドロキシフエニ
ル)プロパン、■、1−ビス(p−ヒドロキシフェニル
)−1−フェニルエタン、13−ジ(2−(p−ヒドロ
キシフェニル)−2−プロピル〕ベンゼン、1.3−ジ
〔2−(3,4−ジヒドロキシフェニル)−2−プロピ
ル〕ベンゼン、■、4−ジ(2−(p−ヒドロキジフェ
ニル)−2−プロピル〕ベンゼン、4,4゜−ジヒドロ
キシジフェニルエーテル、4.4ジヒドロキシジフエニ
ルスルホン、3,3° −ジクロロ−4,4” −ジヒ
ドロキシジフェニルスルホン、3,3°−ジアリル−4
,4゛ −ジヒドロキシジフェニルスルホン、3.3°
 −ジクロロ4.4° −ジヒドロキシジフェニルスル
フィド、2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸
メチル2.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ブ
チル、4,4゛−チオビス(2−t−ブチル−5−メチ
ルフェノール)、ビス(3−アリル4−ヒドロキシフェ
ニル)スルフォン、4−ヒドロキシ−4° −イソプロ
ピルオキシジフェニルスルフォン、3,4−ジヒドロキ
シ−4° −メチルジフェニルスルフォン、p−ヒドロ
キシ安息香酸ベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸クロロ
ベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒド
ロキシ安息香酸ブチル、4−ヒドロキシフタル酸ジメチ
ル、没食子酸ベンジル、没食子酸ステアリル、サリチル
アニリド、5−クロロサリチルアニリド等が挙げられる
。 本発明の増感剤として、具体例を挙げると、N−ヒドロ
キシメチルステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、
パルミチン酸アミド、オレイン酸アミド、エチレン・ビ
スステアリン酸アマイド、リシノール酸アマイド、パラ
フィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリ
エチレンワックス、ライスワックス、カルナバワックス
などのワックス類、2−ベンジルオキシナフタレン等の
ナフトール誘導体、p−ベンジルビフェニル、4−アリ
ルオキシビフェニル等のビフェニル誘導体、1.2−ビ
ス(3−メチルフェノキシ)エタン、2.2゛−ビス(
4−メトキシフェノキシ)ジエチルエーテル、ビス(4
−メトキシフェニル)エーテル等のポリエーテル化合物
、炭酸ジフェニル、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ(
p−フロルベンジル)エステル等の炭酸またはシュウ酸
ジエステル誘導体等を挙げることができる。これらの増
感剤は、単独、又は2種以上で使用することができる。 その他感熱塗層には顔料として、ケイソウ土、タルク、
カオリン、焼成カオリン、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化珪素、水酸化アル
ミニウム、尿素−ホルマリン樹脂等が使用される。 また、ヘッド摩耗防止、スティッキング防止などの目的
でステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の高級
脂肪酸金属塩、パラフィン、酸化パラフィン、ポリエチ
レン、酸化ポリエチレン、ステアリン酸アミド、カスタ
ーワックス等のワックス類を、また、ジオクチルスルホ
コハク酸ナトリウム等の分散剤、ベンゾフェノン系、ベ
ンゾトリアゾール系などの紫外線吸収剤、さらに界面活
性剤、蛍光染料などが必要に応じて添加される。 感熱記録層に用いられる接着剤としては、通常用いられ
る種々の接着剤を用いることができる。 例えば、デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチ
ン、カゼイン、ポリビニルアルコール、変性ポリビニル
アルコールポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸アミド/
アクリル酸エステル共重合体アクリル酸アミド/アクリ
ル酸エステル/メタクリル酸3元共重合体、スチレン/
無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、エチレン/無水
マレイン酸共重合体のアルカリ塩等の水溶性接着剤、ポ
リ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸エステル
、スチレン/ブタジェン共重合体、アクリロニトリル/
ブタジェン共重合体、アクリル酸メチル/ブタジェン共
重合体エチレン/酢酸ビニル共重合体等のラテックス等
が挙げられる。本発明に使用される基材としては紙が主
として用いられるが不織布、プラスチックフィルム、合
成紙、金属箔等、あるいはこれらに顔料等を塗抹したシ
ート、あるいはこれらを組み合わせた複合シートを任意
に用いることができる。 なお、本発明の感熱記録用凝集粒子の製造法で製造され
る該凝集粒子は、これをインク化することにより印刷機
を利用した部分印刷用にも使用し得る。
【作用】
本発明の感熱記録用凝集粒子の製造法は、通常無色ない
し淡色の染料前駆体、加熱時反応して該染料前駆体を発
色せしめる顕色剤並びに増感剤の3成分を必須成分とし
てなるもので、該3成分をアイオネン系縮合物により平
均粒径0. 5μmになるまでそれぞれ単分散、又は染
料前駆体と増感剤或は顕色剤と増感剤を共分散し、該3
成分の分散物を混合して後、撹拌下カチオン系分散剤を
添加し、該凝集粒子を製造しようとするものである。 これは、3成分の単分散、又は共分散した分散物の各粒
子が予めアイオネン系縮合物により負に荷電しており、
そこへカチオン系分散剤を添加することによりカチオン
系分散剤とのコンプレックスを形成するため凝集化する
ものと考えられる。 これら3成分の単分散、又は共分散した各成分の微小粒
子を凝集化して用いることにより、凝集粒子が基材のパ
ルプ繊維の凹凸部に入り込まむことなくサーマルヘッド
の熱が効率よく伝達されるために、高感度の感熱記録材
料を得ることができる。さらに、凝集粒子は、染料前駆
体と顕色剤の微小粒子が近接しているため高感度化し得
る。 以上の理由から、本発明の感熱記録用凝集粒子の製造法
で製造された該凝集粒子は、従来の技術にみられない作
用をもつものである。
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。 実施例1 イ、3成分の分散 次の組成からなる混合物をそれぞれサンドミルで平均粒
径が約0.5μmになるまで粉砕分散した。ここで、ア
イオネン系縮合物としてアニオン変性されたポリビニル
アルコールを使用した。 [A液コ染料前駆体の分散 3−ジブチルアミノ−6−メチル 7−アニリノフルオラン    100部10%ポリビ
ニルアルコール水溶液 50部水          
       100部[B液]顕色剤−増感剤の共分
散 ビスフェノールA        250部ベンジルオ
キシナフタレン    250部10%ポリビニルアル
コール水溶液250部水              
     500部0.3成分の凝集粒子の製造 上記1で得たA液とB液の分散物を次の比率で均一にな
るまで混合し、次いで撹拌下カチオン系分散剤として1
0%カチオン化ポリビニルアルコール水溶液の300部
を静かに添加した。1時間撹拌を行った後、その分散液
を採取して光学顕微鏡で観察したところ、平均粒径10
μmの凝集粒子ができていることを確認した。 A液           250部 (染料前駆体の固形分=100部) B液          1250部 (顕色剤、増感剤の固形分:各250部)カチオン系分
散剤      300部ハ、感熱塗液の調製 上記2で得た平均粒径10μmの凝集粒子を使用し、次
の配合にて感熱塗液を調製した。 凝集粒子(35%)        360部40%ス
テアリン酸亜鉛       25部10%ポリビニル
アルコール水溶液216部炭酸カルシウム      
    50部水                 
   387部このようにして調製した塗液を坪量40
 g/n(の原紙にメイヤーバーを用いて塗工量(固形
分)6 g/rrrとなるように塗工し、乾燥して後ス
ーパーカレンダーで処理して感熱記録材料を作成した。 このようにして作成した感熱記録材料について、G I
I[FA X試験機を使用して発色濃度を測定した。 試験機は大食電機製(TH−PMD)でドツト密度が8
ドツト/ m m 、ヘッド抵抗は1300Ωのサーマ
ルヘッドを使用し、ヘッド電圧22v1通電時間1.0
msで印字した。なお、発色濃度についてはマクベスR
D−918型反射濃度計にて測定した。 比較例1 実施例1のΔ液及びB液からなる分散液をそのまま使用
して次のとおり感熱塗液を調製した。 A液             50部B液     
       250部10%ポリビニルアルコール水
溶液216部炭酸カルシウム          50
部水                    417
部このようにして調製した塗液を坪量40 g/rrf
の原紙にメイヤーバーを用いて塗工量(固形分)6 g
/rrfとなるように塗工し、乾燥して後スーパーカレ
ンダーで処理して感熱記録材料を得た。 作成した感熱記録材料について、実施例1と同様にして
印字し、評価した。 評価 発色濃度 実施例1    1.31 比較例1    1.05 結果は、実施例1で凝集粒子を使用したものが比較例1
の分散物を使用したものと比較して、発色濃度が高い値
を示した。 発色させた感熱記録材料の発色部について、光学顕微鏡
により観察したところ、実施例1のものは、凝集粒子の
形態を維持しながら発色していることが確認された。一
方、比較例1のものの発色部は、全体に細かな点の状態
で観察された。 比較例2 実施例1で分散したA液及びB液を使用し、カチオン化
ポリビニルアルコールの代わりにアニオン変性ポリビニ
ルアルコールを使用して実施例1と同様の方法で凝集化
を行った。しかし、結果は全く凝集粒子の形成を確認す
ることができなかった。 比較例3 実施例1による3成分の凝集化において、10%カチオ
ン化ポリビニルアルコール水溶液の使用量を増量して、
平均粒径35μmの凝集粒子を作成した。得られた凝集
粒子を使用し、実施例1と同様にメイヤーバーにて坪量
40g/nfの原紙に塗工した。しかし、塗工後の塗層
面は凝集粒子によるザラツキが観察され感熱記録材料と
して、使用する場合、好ましくはなかった。 実施例2〜4及び比較例4〜6 実施例1で使用したカチオン系分散剤に代えて15%ポ
リアミノメチルアクリルアミド水溶液を使用した以外は
同様の方法で行い、感熱記録材料を得た。但し、3成分
の量比を表1のとおり変化させた。ここで、実施例2〜
4は、凝集粒子を順に3μm、5μm125μmとし、
比較例4〜6は、分散液のままで使用した。発色濃度は
、実施例1と同様の方法で行い、結果を表1中に掲げた
表1 *表1中のA、B、Cはそれぞれ次のとおり。 A: 染料前駆体(重量部) B: 顕色剤  (〃) C: 増感剤  (〃) 表1から明かなように、実施例2〜4は発色濃度が高く
、高感度であることがわかる。一方、比較例4〜6は実
施例2〜4の3成分の使用量にそれぞれ対応しているが
、凝集粒子として使用しない場合には、発色濃度が低く
く感度が悪いことがわかる。
【発明の効果】
本発明の感熱記録用凝集粒子の製造法は、染料前駆体、
顕色並びに増感剤の3成分を必須成分とし、アイオネン
系縮合物により単分散、または共分散された分散物にカ
チオン系分散剤を作用させて感熱記録用凝集子を製造す
るものであり、該凝集粒子を使用した感熱記録材料は、
従来にない熱応答性に優れ高感度化を持つ感熱記録材料
とすることができる。 以上より、本発明の感熱記録用凝集粒子の製造法は、実
用的価値の極めて高いものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、通常無色ないし淡色の染料前駆体、加熱時反応して
    該染料前駆体を発色せしめる顕色剤並びに増感剤の3成
    分を必須成分としてなる感熱記録用凝集粒子の製造法に
    おいて、該3成分をアニオン系分散剤により平均粒径0
    .5μmになるまでそれぞれ単分散、又は染料前駆体と
    増感剤或は顕色剤と増感剤を共分散し、該3成分の分散
    物を混合して後、撹拌下カチオン系分散剤を添加し、該
    凝集粒子を形成することを特徴とする感熱記録用凝集粒
    子の製造法。 2、カチオン系分散剤が、カチオン界面活性剤又はカチ
    オン系ポリマーからなることを特徴とする請求項1記載
    の感熱記録用凝集粒子の製造法。 3、カチオン界面活性剤が、アミン塩、第4級アンモニ
    ウム塩、フォスフォニウム塩、スルフオニウム塩から挙
    げられたものの少なくとも1種からなることを特徴とす
    る請求項2記載の感熱記録用凝集粒子の製造法。 4、カチオン系ポリマーが、アミノアルキルメタアクリ
    レート及びそのアクリルアミド共重合体、ポリビニルピ
    リジニウムハライド、ポリジアリルアンモニウムハライ
    ド、ポリアミノメチルアクリルアミド、ポリビニルイミ
    ダゾリン、ポリアクリルアミドマンニッヒ変成物、ポリ
    エチレンイミン、ポリジアリルアミン、ポリピリジニウ
    ムハライド、キトサン、カチオン化デンプン、カチオン
    化セルロース、カチオン化ポリビニルアルコール、アイ
    オネン系縮合物、エポキシアミン系縮合物、カチオン化
    ポリメタクリル酸エステル樹脂、アルキレンジアミン−
    エピクロルヒドリン重縮合物から挙げられたものの少な
    くとも1種からなることを特徴とする請求項2記載の感
    熱記録用凝集粒子の製造法。
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