JPH04122781U - 衛生洗浄装置の洗浄水吐水機構 - Google Patents

衛生洗浄装置の洗浄水吐水機構

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JPH04122781U
JPH04122781U JP357891U JP357891U JPH04122781U JP H04122781 U JPH04122781 U JP H04122781U JP 357891 U JP357891 U JP 357891U JP 357891 U JP357891 U JP 357891U JP H04122781 U JPH04122781 U JP H04122781U
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洋式 山崎
恭広 柳川
孝夫 坂間
馨 二村
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東陶機器株式会社
小糸工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間欠供給機能を有する衛生洗浄装置におい
て、間欠供給装置と三方弁とを一体化し、コンパクト
化、低コスト化を可能にする。 【構成】 洗浄ノズルの洗浄水噴出端へ向かう洗浄水の
流路に、洗浄ノズルへ向かう2系統流路4c,4dと、
この2系統の流路を間欠的に開閉可能な回転子7と、こ
の回転子を正逆方向に回転させるモータ5とを備えた間
欠供給装置4を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、局部洗浄機能を備えた衛生洗浄装置に係り、特に洗浄水を間欠的に 吐水するようにした洗浄水の吐水機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗浄水の噴出による局部洗浄や洗浄後に温風を吹き出して局部乾燥等が行える 衛生洗浄装置が近来になって広く利用されるようになった。図5は便器に一体化 した衛生洗浄装置の例を示すもので、便器本体50に一体化したケーシング51 の中に衛生洗浄装置の機能部が収納され、便座52の下を潜って収納位置から洗 浄位置まで進出する洗浄ノズル53がこの機能部に連接されている。そして、洗 浄ノズル53に洗浄に適した温度の温水を供給するため、図6のように外部の給 水源に接続したバルブユニット54や温水タンク55等がケーシング51の中に 組み込まれている。
【0003】 局部洗浄においては、洗浄水が的確に目標に噴射されるようにすることが重要 であり、このため洗浄ノズル53のストロークや洗浄水の噴出圧を適切に設定す ることが必要になる。そして、洗浄機能の向上を目的として、洗浄ノズル53が その洗浄位置に到達した後に小さいストロークで往復動作させ洗浄域を広げるよ うにしたものも既に開発されている。
【0004】 ところが、従来構造のものは洗浄ノズル53自体を動かすだけであり、洗浄水 の噴出ポイントが動いて洗浄域は広がっても、洗浄水の水勢は変化しない。たと えば、特公平1−14390号公報にはノズルヘッドに特別の構造を持たせ、洗 浄ノズルをその洗浄位置で往復動作させることによって、局部に対して間欠的に 水を当てて洗浄する構成が記載されている。しかし、これも洗浄水の噴出ポイン トが移動することによって、洗浄点を一点に集中させない吐水方式であり、水勢 を変えながら吐水するものではない。
【0005】 このように、従来構造では、洗浄点を移動させて幅広い洗浄域に設定すること はできても、洗浄水自体の水勢を間欠的に変えることはできない。このため、洗 浄時のマッサージ効果がなく、また間欠吐水による流れの変化を利用した洗浄効 果の向上も期待できなかった。
【0006】 そこで本考案者等は、簡単な構造で、洗浄ノズルからの吐水を間欠的にするこ とによりマッサージ効果及び洗浄機能の向上を図るため、洗浄ノズルの洗浄水噴 出端へ向かう洗浄水の流路に、洗浄水を間欠的に洗浄ノズルへ送り込む間欠供給 装置を設けた衛生洗浄装置を開発し、これを実願平1−133761号として出 願した。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この間欠供給装置を備えた衛生洗浄装置は、従来のものと比較し全 体として部品数が多くなり、衛生洗浄装置のコンパクト化、低コスト化の阻害要 因となっている。
【0008】 そこで、本考案は、間欠供給装置とお尻側・ビデ側に連通させる三方弁とを一 体化し、コンパクト化、低コスト化を可能にした間欠供給機能を有する衛生洗浄 装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、局部に向けて洗浄水を噴出する洗浄ノズルと、該洗浄ノズルに洗浄 水を供給する系と、制御部とを備えた衛生洗浄装置において、前記洗浄ノズルの 洗浄水噴出端へ向かう洗浄水の流路に、洗浄水を間欠的に洗浄ノズルへ送り込む 間欠供給装置を設け、該間欠供給装置は、洗浄ノズルへ向かう2系統流路と、該 2系統の流路を間欠的に開閉可能な回転子と、該回転子を正逆方向に回転させる モータとを備えていることを特徴とする。
【0010】
【作用】
間欠供給装置の回転子をモータによって任意の方向・角度に回転させると、2 系統のうち何れか任意の洗浄ノズルへ任意の量の給水が供給される。また、この 時回転子を正逆方向に断続的に回転させることにより洗浄ノズルへ向かう給水が 間欠送りとなって供給され、洗浄ノズルからの噴出水も間欠的となって脈動吐水 が行われる。このため、洗浄水を局部に繰り返し打ちつける洗浄形態となり、通 常吐水に比べると付着物の剥離除去が強力に行われる。また、脈動によって局部 のマッサージも行われるほか、モータの回転速度を変えると間欠吐水のインター バルも同時に変更でき、用途に応じた吐水形態が簡単に得られる。
【0011】
【実施例】
図1は本考案の衛生洗浄装置の洗浄水吐水機構を示す概略系統図である。同図 において、洗浄ノズル1はモータ1aによって進退動作可能であり、この洗浄ノ ズル1には給水を加熱して供給する給湯系が接続されている。外部からの給水配 管は、開閉及び調圧等の各種の電磁弁又はニードル弁等を備えたバルブユニット 2に接続され、これから温水タンク3に水が供給される。この温水タンク3はヒ ータ3a及び温度センサ3b等を備えたものであり、流入した水を設定温度まで 加熱して洗浄ノズル1に送り込む。
【0012】 温水タンク3から洗浄ノズル1への経路には、洗浄ノズル1のお尻側またはビ デ側に温水を間欠的に供給するための間欠供給装置4が組み込まれている。この 間欠供給装置4はモータ5によって駆動され、温水タンク3からの洗浄水の間欠 給水のインターバルを適切に設定可能としたものである。そして、間欠供給装置 4のモータ5,洗浄ノズル1のモータ1a,バルブユニット2の開閉,温水タン ク3での加熱及び間欠供給装置4の駆動は全て制御部6によってコントロールさ れ、たとえば図5(a)のケーシング51に備えた操作盤51aを利用して洗浄 装置の操作が行えるようになっている。
【0013】 図2は間欠供給装置4の詳細を示すものであり、ケーシング4aに温水タンク 3側に接続される流入路4bと、洗浄ノズル1のビデ側又はお尻側にそれぞれ繋 がる2系統の流出路4c,4dとが形成されている。また、流入路4bの上端に はフロート8cが設けられ、流路8bを形成した蓋8aとでバキュームブレーカ 8を構成している。そして、流入路4bと流出路4c,4dの中途には、流入路 4bと流出路4c,4dとを連通させる回転子7が組み込まれている。
【0014】 この回転子7の軸部7eにはモータ5の出力軸5aが直結されており、制御部 6からの信号によってモータ5が作動すると設定された速度で正逆回転する。
【0015】 図3に回転子7の詳細を示す。図示のように、回転子7は同一軸上に形成され 中間部を径小にした一対の円柱状のドラム7a,7bを有し、このドラム7a, 7bの外周面には、軸方向の溝とこれに連続する周方向に沿って幅,深さの変化 する溝とからなるL字状の流路溝7c,7dをそれぞれ形成している。この流路 溝7c,7dは、図3に示すように円周方向の長さを円周の略1/4程度とし、 円周面のそれぞれ反対側に位置させており、回転子7を回転させたときに流路溝 7cと流出路4c,流路溝7dと流出路4dとが同時に連通されないように形成 している。
【0016】 また、図2(a)に示すように、回転子7はOリング4eを介してケーシング 4aの中に回転自在に組み込まれている。なお、4fは、ドラム7aと流出路4 dとの接触部に設けた回り込み防止のためのパッキンである。
【0017】 以上の構成において、操作盤51aの洗浄スイッチをお尻側又はビデ側のいず れかにオンすると、バルブユニット2が流路を開いて予め設定温度に加熱されて いた湯を温水タンク3から押し出して洗浄ノズル1へ供給する。
【0018】 これと同時に、間欠供給装置4のモータ5が作動して回転子7が図2(b)に おいて正逆方向に回転する。またモータ1aの駆動によって洗浄ノズル1が洗浄 位置まで進出する。
【0019】 一方、間欠供給装置4の中では、スイッチオンの状態で回転子7の流路溝7c 、7dは任意に選んだ流出路4c又は4dの方向に回転し任意の流路面積に調整 される。すなわち、流路溝7cと流出路4c及び流路溝7dと流出路4dのいず れもが連通されていない状態から、回転子7が回転して図4(a)に示すように 流路溝7dが流出路4dの流路断面に重なり合うと、流路が開放されて湯が洗浄 ノズル1のお尻側に送られることとなる。
【0020】 なお、ノズル1へ送られる湯量は流路溝7dと流出路4dのなす流路面積で制 御されるが、この流路面積は、流路溝7dの断面積が周方向に沿って変化するた めモータ5により回転子7を回転させることで増減することができる。すなわち 図4(b)の状態では流量が最小になり、(c)では最大となる。したがって、 吐水中つまり回転子7の流路溝7dが流出路4dと重なり合った範囲内で(図4 (b)〜(c))モータ5を小刻みに正逆方向に連続回転させることにより、流 路孔7dと流出路4dのなす流路断面を変化させ通水量に強弱をつけた間欠吐水 状態にすることが可能となる。なお、図4(d)に示すように流入管4bから流 入した湯は、流路溝7dの軸方向の溝から流入し円周上を流れ流出路4dへ排出 される。
【0021】 また、図4(a)に示すように通常吐水時フロート8cは、流路4bより流入 する水の圧力で上面に押し上げられるため回転子7側に水が流れ込むことができ る。この時フロート8cが蓋8aに押し付けられるため水が流路8bに流れ込む ことはない。また、吐水を停止した場合には、フロート8cは自重により落下し 流路Bが大気開放状態となり、回転子7内及びノズルに溜った水はノズル穴より 便器内に排出される。したがって、ノズル内で常温にまで下がった冷たい水が次 の吐水開始時に吐出されることはない。また、給水側に負圧が生じた場合には、 フロートが流路4b側に引かれて蓋をするため給水側に汚水が流れ込むこともな い。
【0022】 このように、間欠吐水スイッチをオンした後に、回転子7をモータ5によって あらかじめ設定した回転角度で連続して小刻みに正逆回転させるように制御系を 構成しておけば間欠開閉が可能となり、洗浄水が洗浄ノズルからの間欠吐水とな って噴出される。なお、以上の動作はビデ側の流出路4cの場合も同様である。 また、正逆のサイクルを変えることにより間欠吐水のインターバルも同時に変 更することができ、用途に応じた吐水形態を簡単に得ることができる。
【0023】 このように、本考案の洗浄水吐水機構によれば、お尻側又はビデ側の洗浄水が 脈動を打つようになり、通常吐水に比べて局部に衝き当たる回数が増えるため、 付着物の剥離が効果的に行われて洗浄効率が向上する。また、脈動によるマッサ ージ効果もあるので、たとえば用便前に洗浄水を噴出させれば便意を促すことも でき、快便効果も期待できる。
【0024】
【考案の効果】
以上のように、本考案では、洗浄ノズルへ至る洗浄水を回転子を持つ間欠供給 装置によって間欠的に送り込み、洗浄ノズルからの吐水を間欠化して脈動吐水さ せるようにしている。このため、従来のようにノズルをストローク動作させて洗 浄水が当たる位置を連続的に変えていく吐水に比べると、一点の洗浄点に対して 脈動吐水できる。したがって、洗浄水が繰り返し局部を打つような吐水となるの で、付着物の剥離除去が通常吐水の場合よりも強力に行え、効率的な洗浄が可能 となる。また、用便前に使用すれば脈動吐水によって局部がマッサージされるの で、便意を促すこともでき洗浄だけでなくその機能を十分に活かすことができる 。
【0025】 また、洗浄ノズルへ向かう流路を2系統としたため、従来必要であった3方弁 が不要となりコンパクト化、低コスト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の洗浄水吐水機構を示す洗浄水供給の概
略系統図である。
【図2】(a)は間欠供給装置の横断面図、(b)は
(a)のA−A縦断面図である。
【図3】(a)は回転子の正面図、(b)は(a)のB
−B線断面図、(c)は(a)のC−C線断面図であ
る。
【図4】洗浄水の流れを説明するための図である。
【図5】衛生洗浄装置を備えた水洗便器を示す図であ
る。
【図6】従来の洗浄水の供給系統を示す概略図である。
【符号の説明】
1 洗浄ノズル 1a モータ 2 バルブユニット 3 温水タンク 3a ヒータ 3b 温度センサ 4 間欠供給装置 4a ケーシング 4b 流入路 4c 流出路 4d 流出路 4e Oリング 4f パッキン 5 モータ 5a 出力軸 6 制御部 7 回転子 7a ドラム 7b ドラム 7c 流出溝 7d 流出溝 7e 軸部 8 バキュームブレーカ 8a 蓋 8b 流路 8c フロート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 柳川 恭広 北九州市小倉南区朽網東5丁目1番1号 東陶機器株式会社小倉第二工場内 (72)考案者 坂間 孝夫 横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株 式会社内 (72)考案者 二村 馨 横浜市戸塚区前田町100番地 小糸工業株 式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局部に向けて洗浄水を噴出する洗浄ノズ
    ルと、該洗浄ノズルに洗浄水を供給する系と、制御部と
    を備えた衛生洗浄装置において、前記洗浄ノズルの洗浄
    水噴出端へ向かう洗浄水の流路に、洗浄水を間欠的に洗
    浄ノズルへ送り込む間欠供給装置を設け、該間欠供給装
    置は、洗浄ノズルへ向かう2系統の流路と、該2系統の
    流路を間欠的に開閉可能な回転子と、該回転子を正逆方
    向に回転させるモータとを備えていることを特徴とする
    衛生洗浄装置の洗浄水吐水機構。
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