JPH04117167U - キヤニスタ取付構造 - Google Patents
キヤニスタ取付構造Info
- Publication number
- JPH04117167U JPH04117167U JP2850191U JP2850191U JPH04117167U JP H04117167 U JPH04117167 U JP H04117167U JP 2850191 U JP2850191 U JP 2850191U JP 2850191 U JP2850191 U JP 2850191U JP H04117167 U JPH04117167 U JP H04117167U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- canister
- pipe
- recess
- engine room
- dash panel
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- Granted
Links
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Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンルームに設置するキャニスタを他部
品と干渉させずに確実に固定する。 【構成】 ダッシュパネル9に凹部10を形成し、その中
にキャニスタ11を収納する。キャニスタ11のエンジンル
ーム8内に臨む一側面12に吸着用パイプ13、パージ用パ
イプ14、大気用パイプ15を突設し、その周縁をダッシュ
パネル9にねじ止めする。キャニスタ11を確実に固定す
ることができるので振動による劣化が減り、エンジンル
ーム8内が広くなるのでレイアウトに余裕ができる。
品と干渉させずに確実に固定する。 【構成】 ダッシュパネル9に凹部10を形成し、その中
にキャニスタ11を収納する。キャニスタ11のエンジンル
ーム8内に臨む一側面12に吸着用パイプ13、パージ用パ
イプ14、大気用パイプ15を突設し、その周縁をダッシュ
パネル9にねじ止めする。キャニスタ11を確実に固定す
ることができるので振動による劣化が減り、エンジンル
ーム8内が広くなるのでレイアウトに余裕ができる。
Description
【0001】
本考案は、自動車のエンジンルーム周囲のスペースを利用したキャニスタ取付
構造に関するものである。
【0002】
自動車に装備されるキャニスタは、そのほとんどが、図5に示すように、エン
ジンルーム1内のダッシュパネル2に装着した取付金具3に、キャニスタ4の係
止部を介して簡単に吊り下げ固着されている。キャニスタ4の上部には、タンク
用チューブ5とパージ用チューブ6が接続され、下部には大気に開口するパイプ
7が取付けられている。この構成によってタンク内のフューエルの気化ガスは一
旦キャニスタに貯えられ、エンジンの作動によって負圧が発生すると吸気系に戻
される。なお、実開昭62-184159 号公報には温度の影響を低減するようにキャニ
スタ容器に断熱材を使用することが開示されている。
【0003】
ところで、キャニスタ4は図5に示すように片面をダッシュパネル2に固定し
てエンジンルーム1内に突出して設けられ構造となっているため、走行中に車体
が振動するとキャニスタ4は片振り振動をしパイプ接続部が弛んだり、取付金具
3の疲労を早めたりする。したがってこれを防ぐ構造が必要となる。また、片振
り振動をするために騒音の原因にもなる。一方、車両に対するエバポエミション
の規制が厳しくなるにつれ、容量の大きなキャニスタ4を取付けることになるが
、取付け強度を得るための配慮、しかも狭いエンジンルーム1内に収納しなけれ
ばならないための配慮が設計上の難しさを招いていた。
【0004】
本考案は、容量の大きななャニスタであっても他の部品と干渉することなくエ
ンジンルームへ確実に装着することのできるキャニスタ取付構造を提供すること
を目的とする。
【0005】
本考案は上記目的を達成するために、自動車のエンジンルームと車室とを画成
するダッシュパネルに車室側に突出する凹部を形成し、該凹部にキャニスタを収
容して取付け、該キャニスタの外側一側面に、吸着用パイプ、パージ用パイプお
よび大気用パイプを接続したことを特徴とする。
【0006】
本考案は上記の構成とすることによって、キャニスタへの配管が一側面だけで
済むので凹部に収納してもその一側面をエンジンルーム内に臨む側にすることで
機能させることができ、ダッシュパネルに車室側に突出させた凹部にキャニスタ
を取付けることができる。
【0007】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。図1、図2に示すよう
に、自動車のエンジンルーム8を構成するダッシュパネル9の一部を車室内側に
突出させ、ダッシュパネル9のエンジンルーム8側に略直方体状の凹部10を形成
させる。この凹部10を設ける位置は、車室内部中央のコンソールボックスの裏側
にする。凹部10にはこの形状に合わせたキャニスタ11が収容され、キャニスタ11
のエンジンルーム内に臨む一側面12は上部にフューエルタンク用チューブを接続
する吸着用パイプ13およびエンジン側へのパージ用チューブを接続するパージ用
パイプ14が突設され下部に大気用パイプ15が突設されている。この一側面12は凹
部10の開口の周縁と重なるように周面が延出され、その枠状の延出部16の裏側に
は環状の干渉部材17が貼着されて周縁の孔12a にねじ18が挿通されている。また
、ダッシュパネル9にもねじ18用の孔9aが開けられている。
【0008】
キャニスタ11の内部は図3,4に示すように、網19に仕切られて中間部に活性
炭等の吸着剤20が充填され、吸着用パイプ13の先端はこの中に埋められ、パージ
用パイプ14は上部に開口し大気用パイプ15は下部に開口している。
【0009】
このように、ダッシュパネル9の凹部10にキャニスタ11を収納しその周縁をね
じ止めすることによって、従来のキャニスタが一側中央部で固着されていたのと
比べ、強固に固定されることになり、振動に対して耐久性があり、騒音の発生を
防止できることになる。なお、凹部10は直方体に限られるものではない。また、
一側面12の延出部は凹部10を密閉する形状でなくても良い。さらに凹部10を、車
室内部のコンソールボックスの裏側に設けることによって、空いていた空間を利
用することができる上に、車室内部を狭くすることがない。
【0010】
本考案は、以上のように構成したものであるから、キャニスタのパイプ周囲が
固定されて取付け強度が強くなり、車体振動によるパイプの弛み等がなくなる。
また、エンジンルーム内がキャニスタの設置スペース分広がるので、他部品の全
体的なレイアウトを最適に組むことができこの装着が容易となる。
【図1】本考案による実施例のダッシュパネルに取付け
たキャニスタの斜視図である。
たキャニスタの斜視図である。
【図2】実施例のキャニスタの取付け位置を示す自動車
前部の側面図である。
前部の側面図である。
【図3】図1のキャニスタのA−A矢視方向の断面図で
ある。
ある。
【図4】図1のキャニスタのB−B矢視方向の断面図で
ある。
ある。
【図5】従来のキャニスタの取付け位置を示す自動車前
部の側面図である。
部の側面図である。
8 エンジンルーム
9 壁板
10 凹部
11 キャニスタ
12 一側面
13 吸着用パイプ
14 パージ用パイプ
15 大気用パイプ
18 取付手段
Claims (1)
- 【請求項1】 自動車のエンジンルームと車室とを画成
するダッシュパネルに車室側に突出する凹部を形成し、
該凹部にキャニスタを収容して取付け、該キャニスタの
外側一側面に、吸着用パイプ、パージ用パイプおよび大
気用パイプを接続したことを特徴とするキャニスタ取付
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2850191U JP2530894Y2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | キャニスタ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2850191U JP2530894Y2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | キャニスタ取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117167U true JPH04117167U (ja) | 1992-10-20 |
JP2530894Y2 JP2530894Y2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=31912588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2850191U Expired - Lifetime JP2530894Y2 (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | キャニスタ取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2530894Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP2850191U patent/JP2530894Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2530894Y2 (ja) | 1997-04-02 |
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