JP3031742B2 - 車両の燃料タンク装置 - Google Patents

車両の燃料タンク装置

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JP3031742B2 JP12583891A JP12583891A JP3031742B2 JP 3031742 B2 JP3031742 B2 JP 3031742B2 JP 12583891 A JP12583891 A JP 12583891A JP 12583891 A JP12583891 A JP 12583891A JP 3031742 B2 JP3031742 B2 JP 3031742B2
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canister
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fuel
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通山広光
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Mazda Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の燃料タンク装置
に関し、特に燃料タンクに接続されたキャニスタの取付
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の燃料タンク装置においては、
燃料タンクにキャニスタを接続し、外気温の上昇により
燃料タンク内圧が上昇した場合等に該燃料タンク内の燃
料蒸発ガスを上記キャニスタに一時的に貯蔵し、エンジ
ン作動時にその貯蔵された燃料をキャニスタからエンジ
ンに供給するキャニスタ方式が一般的に使用されてい
る。従来、自動車においては、キャニスタはエンジンル
ーム内に設置されることが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年自動車
においてキャニスタの容量を増大させたいという要望が
あり、これに応えるためにキャニスタの容量を増大させ
た場合、キャニスタがエンジンルーム内に収容できなく
なることが予想され、このため、キャニスタをエンジン
ルーム以外の場所に設置する必要性が生じる。キャニス
タをエンジンルーム以外の場所に設置した例としては、
実開昭63-96270号公報に開示されているように、キャニ
スタを、トランク室内に載置されたスペアタイヤのディ
スクホイール取付部に対応するトランクフロアバン内に
収容固定したものが知られている。
【0004】しかしながら、キャニスタには燃料の一部
が貯蔵されているので、キャニスタを燃料タンクと同様
に十分保護するなど、衝突時のキャニスタの安全性を確
保する必要がある。したがって、上記公報に開示されて
いるように、キャニスタをトランクフロアバン内に設置
した場合、キャニスタを保護するためにキャニスタ周辺
部を強度部材によって補強するなどの対策が必要とな
る。このように、キャニスタ保護のために新たな補強部
材を設けたりすることは車体重量の増加やコスト増大の
原因となり、望ましいことではない。
【0005】本発明は、上記課題に鑑み、キャニスタを
エンジンルーム以外の場所に設置する場合において、衝
突時のキャニスタの安全性を容易に確保することが可能
な車両の燃料タンク装置を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による車両の燃料タンク装置は、請求項1に
記載したように、車体側に保持された燃料タンクと、こ
の燃料タンクからの燃料蒸発ガスを一時的に貯蔵するキ
ャニスタとを備えてなる車両の燃料タンク装置におい
て、前記燃料タンクの下部に凹部が形成され、該凹部内
に前記キャニスタが取付ホルダによって燃料タンクに保
持されて設置されることで、該キャニスタは前記燃料タ
ンクに隣接して配設されており、前記燃料タンクの下側
には該燃料タンクを保護するためのインシュレータが装
着されているとともに、該インシュレータに前記キャニ
スタがフランジを介して固着されていることを特徴とす
る。
【0007】
【作用および効果】上記したように本発明による車両の
燃料タンク装置は、キャニスタを燃料タンクに隣接させ
て配設するものである。
【0008】通常、燃料タンクに対しては、その衝突時
の安全性を確保するために、強度部材によって燃料タン
クの周辺部を補強するなどの対策が施されているので、
キャニスタを燃料タンクに隣接させて配設すれば、キャ
ニスタは燃料タンクと一緒に保護されることになり、キ
ャニスタを保護するために新たな補強部材等を設ける必
要がない。したがって、衝突時のキャニスタの安全性を
容易に確保することが可能となる。
【0009】また、キャニスタを燃料タンクに隣接する
ように設置することにより、キャニスタと燃料タンクと
を導通する配管(以下「エバポ配管」という。)を短か
くすることができる。これにより、エバポ配管の配管抵
抗を減少させることができるので、キャニスタがエンジ
ンルーム内等、燃料タンクから離れて配置された従来の
場合に比較して、燃料タンク内の圧力を低下させること
が可能となる。
【0010】また、本発明による車両の燃料タンク装置
は、さらに、燃料タンクがキャニスタを保持し、かつキ
ャニスタがインシュレータに固着されていることによ
り、衝突時などにおけるキャニスタおよび燃料タンクの
それぞれの挙動が略同一になるので、キャニスタと燃料
タンク間のエバポ配管の抜け等を防止する効果があり、
したがって、安全性をより向上させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明による車両の燃料タンク装置の
実施例について添付図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明の一実施例による燃料タンク装置の概要構成
を示す、装置全体を車体左側から見た図、図2は、上記
燃料タンク装置のキャニスタの取付構造を示す図1にお
けるII-II線断面図である。
【0012】図1に示すように、本実施例の燃料タンク
装置1は、リヤシート2が設置されるリヤフロアパネル
3の下方に配置され、燃料タンク4と、燃料タンク4内
の燃料蒸発ガスを一時的に貯蔵するキャニスタ5とを備
えている。図2に示すように、燃料タンク4の車幅方向
両側近傍には車体前後方向に延びるリヤサイドフレーム
6a,6bがそれぞれ配設され、また図1に示すように、そ
の車体前後方向前後端近傍には上記リヤフレーム6aと6b
とを連結する車幅方向に延びるクロスメンバ7a,7bがそ
れぞれ配設されており、燃料タンク4の配設部分はこれ
らの強度部材によって剛性が高められ、換言すれば燃料
タンク4はこれらの強度部材によって保護されている。
【0013】図2に示すように、燃料タンク4は上下の
シェル4aと4bとが接合されてなり、燃料タンク4の下側
シェル4bの外面には、燃料タンク4を熱や路面からの飛
来物などから保護するために、インシュレー夕8が装着
されている。そして、図1に示すように、燃料タンク4
は、前後端がそれぞれクロスメンバ7a,7bに固定された
取付バンド9によって車体側に保持されている。また、
図1,図2に示すようにキャニスタ5は、燃料タンク4
の下側シェル4bの左下後部に形成された凹部内におい
て、取付ホルダ10によって燃料タンク4に保持されてい
るとともに、衝突時にキャニスタ5が取付ホルダ10から
抜け落ちないようにキャニスタ5がその上部に設けられ
たフランジを介してインシュレータ8に固着されてい
る。なお、このキャニスタ5の保持は基本的に上記取付
ホルダ10によって行なわれ、このフランジを介してのイ
ンシュレー夕8への固着は単に取付ホルダ10からの抜け
止めを行なうだけのものであり、強度はそれ程大きいも
のである必要はない。
【0014】図2に示すように、上記キャニスタ5は、
内部に収納した活性炭が、燃料タンク4内の上方の空気
室11内の燃料蒸発ガスを吸着してこれを一時的に貯蔵す
る一般的な構造のものである。図1に示すように、キャ
ニスタ5には2本のエバポ配管12a,12bの一端が接続さ
れており、エバポ配管12aの他端はエンジン側に、エバ
ポ配管12bの他端はコントロールバルブ13を介して燃料
タンク4の上面に、それぞれ接続されている。コントロ
ールバルブ13は、図2に示す燃料タンク4内の空気室11
の圧力が所定値以上にならないように制御するもので、
バルブを開けることにより燃料タンク4内の燃料蒸発ガ
スはキャニスタ5内へ導入される。上述のように本実施
例では、キャニスタ5を燃料タンクに保持させることに
より、燃料タンク4とキャニスタ5との挙動が略同一と
なるようにし、これによりエバポ配管12bの抜け等を防
止するようにしている。また、キャニスタ5を取付ホル
ダ10により保持するのみではなく、キャニスタ5の前後
端をインシュレー夕8に固着することによって、衝突時
にキャニスタ5が取付ホルダ10から抜け落ちるのを防止
するようにしている。
【0015】以上、本発明による車両の燃料タンク装置
の一実施例を説明したが、本発明による車両の燃料タン
ク装置は、かかる実施例に限定されるものではない。
【0016】例えば、前記実施例では、燃料タンク4が
リヤシート2の略真下位置に配置されているが、燃料タ
ンクが他の位置に配置される車両も多く、本発明はこの
ような車両についても適用することができる。
【0017】また、前記実施例では、キャニスタ5は、
燃料タンク4の左下後部に形成された凹部内に設置され
ているが、本発明の他の実施例による車両の燃料タンク
装置のキャニスタの取付位置を示す図である図3に示す
ように、燃料タンク4の車幅方向下面中央後部に凹部を
形成し、この凹部内にキャニスタ5を設置するようにす
るなどその設置位置は適宜変更可能である。なお、本実
施例のキャニスタ5は、前記実施例と同様の方法によっ
て燃料タンク4に取り付けられている。
【0018】なお、説明の都合上、図3中の番号は図1
および図2中の番号と共通とし、構成部材個々の説明は
重複するので省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による車両の燃料タンク装置
の概要構成を示す図
【図2】上記燃料タンク装置のキャニスタの取付構造を
示す図1におけるII-II線断面図
【図3】本発明の他の実施例による車両の燃料タンク装
置のキャニスタの取付位置を示す図
【符号の説明】
4 燃料タンク 5 キャニスタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に保持された燃料タンクと、この
    燃料タンクからの燃料蒸発ガスを一時的に貯蔵するキャ
    ニスタとを備えてなる車両の燃料タンク装置において、前記燃料タンクの下部に凹部が形成され、該凹部内に前
    記キャニスタが取付ホルダによって燃料タンクに保持さ
    れて設置されることで、該キャニスタは前記燃料タンク
    に隣接して配設されており、 前記燃料タンクの下側には該燃料タンクを保護するため
    のインシュレータが装着されているとともに、該インシ
    ュレータに前記キャニスタがフランジを介して固着され
    ている ことを特徴とする車両の燃料タンク装置。
JP12583891A 1991-05-29 1991-05-29 車両の燃料タンク装置 Expired - Lifetime JP3031742B2 (ja)

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