JPH04116011A - プレキャストコンクリート桁の横取り方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、プレキャストコンクリート桁を製作現場から
保管場所へ、あるいは保管場所から設置場所等に運搬す
るための横取り方法に関する。

（従来の技術） 従来、プレキャストコンクリート桁の横取り方法として
は、第４図に示すようにプレキャストコンクリート桁１
（以下１０桁と記す）の主桁の両端部にブラケット２を
取り付け、該ブラケット２を各々油圧ジヤツキ３を使用
して押し上げ、置台４と主桁１の間にレール５上をコロ
６の回転により移動する横取装置７を送り込んでセット
し、ジヤツキ３を徐々に下げて２０桁１の荷重を横取装
置７に移して載置した後、第５図に示すように転倒防止
材８で補強してから、ぶれ防止及び転倒防止のためにチ
ェーン９を用いて横取装置７と２０桁１とを固定し、横
取装置７に結びつけたワイヤー１０をレバーブロック１
１等の巻取装置を用いて移動先側に引張して横移動させ
る方法が用いられている。

（発明が解決しようとする課頚） しかしながら、従来の横取り方法では、２０桁を扛上す
るために使用されるブラケット取付用の穴か主桁内に設
けられているため、主桁に断面欠損か生じ、強度か低下
するという問題があった。

また、従来の横取り方法では、２０桁へのブラケット取
り付けから横取り装置に載置するまでの２０桁の打上、
扛上作業や、横取装置上での転倒防止作業等は煩雑で手
間がががり、しかも危険を伴う作業であるなめに熟練者
を要するという問題かあった。

本発明は上述の如き従来の問題にがんがみ、主桁にはブ
ラケット取り付けのための穴が不要で、断面欠損を生じ
させず、かつ従来方法に比べてより安全でしかも大巾に
作業の軽減を図ることのできる２０桁の横取り方法を提
供せんとするものである。

（問題を解決するための手段） 上述の如き目的を達成するために、本発明の特徴とする
ところは、２０桁の両端部下に交差させて横取り方向に
向けたレールを布設しておき、前記２０桁の両端部にお
いて、該桁の上方をまたぐ門型槽を前記レール上を自立
して移動自在に設置し、該門型構にそれぞれ吊り昇降装
置を備えておき、該吊り昇降装置にて前記２０桁の両端
部を吊り上げ、レール上を前記門型構を移動させること
を特徴としてなる２０桁の横取り方法に存する。

なお、吊り昇降装置としてセンターホール型のジヤツキ
と外周にねじを刻設したねじ鋼棒を使用し、２０桁の上
面に突設したアンカーボルトにカプラーを介して前記ね
じ鋼棒の下端を連結することによってジヤツキにより ２０桁を昇降させるようにしてもよい。

（作用） 本発明による横取り方法は、２０桁の両端部を門型構で
囲み、該門型構に２０桁を吊り下げて横移動させるもの
であるから、ブラケットは不要であり、ブラケットを取
り付けるための主桁の穴を設ける必要がない。

更に、２０桁の吊り下げ、吊り下げにあたっては門型構
に備えた吊り昇降装置を用いて、２０桁の両端部を吊り
上げるだけでよく、転倒防止を図る必要もないので５非
常に単純な作業とすることかできる。

（実施例） 次に本発明の実施例を図面について説明する。

第１図において、２０は本発明において使用する門型構
２０を示しており、この門型？１１２０は、上面に平板
状部を有する梁２１と、両端部で該梁２１を支持する一
対の柱部２２，２２及びこれらを支持する架台２３．２
３とがらなっている。各柱部２２は、それぞれ架台２３
の上面に立設され、該架台２３の下面には２個の車輪２
４．２４が第２図に示すように同軸線上に間を隔てて設
けられている。この両車軸２４．２４が２本のレール２
５上に載置されることによって、門型構２０が該レール
上で自立し、かつ該レール上を移動自在としている。

門型構２０の梁２１には、一対の吊り昇降装置２６が設
けられている。

吊り昇降装置２６は、梁２１の上面に載！されな支圧板
２７と、該支圧板２７の上に設けられたセンターホール
型のジヤツキ２８と、該ジヤツキ２８のセンターホール
に挿入されているねじ鋼棒２９とから構成されている。

ジヤツキ２８は、ジャッキチェア−３１と、その上に支
持されたセンターホール型の油圧シリンダー３０とがら
なり、その油圧シリンダー３０のシリンダーロッド３２
は、上方向に伸縮自在となっている。ねじ鋼棒２９は、
このシリンダーロッド３２のセンターポール内に貫通さ
れ、上部ナツト３３によってシリンダーロッド３２の先
端に係止されるようになっている。また、ｂし鋼棒２９
は、その下端側が支圧板２７、梁２１を上下に貫通して
下方に垂下されており、支圧板２７の上方位置にて中間
ナツト３４が螺嵌され、下端にカプラーナツト３５か螺
嵌されている。

次に前記門型構２ｏを使用した本発明の横取り方法を、
製作台上からストックヤードへのＰＣ桁横移動に実権し
た例について説明する。

第３図において、４０は製作台４１上にて製造されたＰ
Ｃ桁を示している。９０桁４０の両端部下には−その製
作台４１下にこれと交差させて、それぞれ一対づつのレ
ール２５．２５をストックヤードＡまで布設しておく。

一方、９０桁４０の両端部には第１図に示すように一端
を上方に突出させたアンカーボルト４２４２を該ＰＣ桁
の成型時に予め埋設しておく。

そして、この９０桁４０の横取りに際しては、まず小型
クレーン車等の移動式クレーンを使用して前述した門型
構２０を吊り上げ、第３図に示すように製作台４１の上
に設置された９０桁４０（第１図中では仮線で示す）の
両端にてそれぞれその上方にまたがらせてレール２５上
に設置する。

然る後、架台２３に引張ワイヤー４３及び送り込みワイ
ヤー４４を連結し、位置決めする。

次いで９０桁４０の両端部にて、それぞれの門型構２０
よりねじ鋼棒２９を所定高さまで降下させ、その下端の
カプラーナツト３５をＰＣ桁４０上面に突出されている
アンカーボルト４２に螺嵌する。

このようにしてねじ＠ｆｌｋ２９とアンカーボルト４２
を連結した後−ジヤツキ２８を作動させてシリンダーロ
ッド３２を徐々に上方に伸長させ、ねじ鋼棒２９を引き
上げる。

これによって９０桁４０は製作台４１上から上方に吊り
上けられる。

次いで、ジヤツキ２８にて吊り上げた状態でジャッキチ
ェアー３１内位置にてねじ鋼棒２９に螺嵌されている中
間ナツト３４をねじ込んで下方に送り込み、該中間ナツ
ト３４と支圧板２７とを当接させる。然る後ジヤツキ２
８による引上げ方向の油圧を抜く。これによってＰＣ桁
の荷重は中間ナツト３４及び支圧板２７を介して門型構
２０に受けられる。

なお、ジヤツキ２８による１回の吊り上げ動作により吊
り上げ高さ、即ち、該ジヤツキの１ストロ一ク分の吊り
上げ高さでは９０桁４０の吊り上げか不十分な場合には
、ねじ鋼棒２９を中間す・γトコ４を介して支圧板２７
に支持させた状態でジヤツキ２８のシリンダーロッド３
２を引き込み、上部ナツト３３を下方に送り込んで再度
該ジヤツキ２８による引上げを行う。

次に門型構２０の架台２３に接続しておいなワイヤー４
３をチルホール又はレバーブロック等のワイヤー引張具
４５を用いてストックヤードＡ側に引張するとともに、
送り込みワイヤー４４を繰り出して１０桁４０両端の各
門型構２０を同速度でストックヤードＡまで徐々に横移
動させる。

ストックヤードＡ内の所定の位置まで横移動させた後、
ジヤツキ２８を再度吊り上げ方向に作動させて中間ナツ
ト３４をフリーにし、該ナツト３４を上方に送り込んな
後、ジヤツキ２８のシリンダーロッド３２を徐々に降下
させる。

これによって吊り上げられた９０桁４０は降下し、予め
布設しておいた枕木等の敷台４６上に載置される。敷台
４６上に９０桁４０を載置後、カプラーナツト３５を回
転してアンカーボルト４２から外し、ねじ鋼棒２９とア
ンカーボルト４２を切り離す。

〈発明の効果） 上述したように本発明の横取り方法によれば、ＰＣ桁の
扛上−横移動ともに従来例に比べて簡単一かつ安全であ
り、作業時間の大巾な短縮が図られる。また、作業か単
純化されるため従来のように熟練工に頼ることなく作業
を行うことができ、工費が節約される。さらに、本発明
ではブラケットを用いることなく横取りを行うため、主
桁に強度低下の原因となる穴も不要であり、従来例のよ
うにＰＣ桁に打上のために断欠損を生じさせるという問
題がなくなったものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は門型構を用いてＰＣ桁を吊り上げた状態を示す
正面図、第２図は同側面図、第３図は製作ヤード上のＰ
Ｃ桁、門型槽及びストックヤードの配置状態を示す平面
図、第４図、第５図は従来例を示す正面図である。 ２０・・・・・・門型溝、２１・・・・・・梁、２２・
・・・・・柱部、２３・・・・・・架台、２４・・・・
・・車輪、２５・・・・・・レール、６・・・・・・昇
降装置、２７・・・・・・支圧板、８・・・・・・ジヤ
ツキ、２９・・・・・・ねじ鋼棒、０・・・・・・油圧
シリンダー ト・・・・・ジャッキチェアー ２・・・・・・シリンダーロッド、３３・・・・・・上
部ナツト、４・・・・・・中間ナツト、３５・・・・・
・カプラーナツト、０・・・・・・１０桁、４１・・・
・・・製作台、２・・・・・・アンカーボルト、 ３４４・・・・・・ワイヤー ５・・・・・・ワイヤー引張具、４６・・・・・・敷台
。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）プレキャストコンクリート桁の両端部下に交差さ
   せて横取り方向に向けたレールを布設しておき、前記プ
   レキャストコンクリート桁の両端部において、該桁の上
   方をまたぐ門型構を前記レール上を自立して移動自在に
   設置し、該門型構にそれぞれ吊り昇降装置を備えておき
   、該吊り昇降装置にて前記プレキャストコンクリート桁
   の両端部を吊り上げ、レール上を前記門型構を移動させ
   ることを特徴としてなるプレキャストコンクリート桁の
   横取り方法。
2. （２）吊り昇降装置としてセンターホール型のジャッキ
   と外周にねじを刻設したねじ鋼棒を使用し、プレキャス
   トコンクリート桁の上面に突設したアンカーボルトにカ
   プラーを介して前記ねじ鋼棒の下端を連結する請求項第
   １項に記載のプレキャストコンクリート桁の横取り方法
   。