JPH04115520U - スローアウエイ式エンドミル - Google Patents

スローアウエイ式エンドミル

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Publication number
JPH04115520U
JPH04115520U JP2733991U JP2733991U JPH04115520U JP H04115520 U JPH04115520 U JP H04115520U JP 2733991 U JP2733991 U JP 2733991U JP 2733991 U JP2733991 U JP 2733991U JP H04115520 U JPH04115520 U JP H04115520U
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JP
Japan
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tool
chip
tip
indexable
cutting edge
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Pending
Application number
JP2733991U
Other languages
English (en)
Inventor
辰夫 新井
貴宣 斉藤
Original Assignee
三菱マテリアル株式会社
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/36Other features of the milling insert not covered by B23C2200/04 - B23C2200/32
    • B23C2200/367Mounted tangentially, i.e. where the rake face is not the face with largest area

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  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 単一のチップ列で連続した外周刃を得るよう
にしたスローアウェイ式エンドミルにおける外周刃用チ
ップの動きを防止する。 【構成】 工具本体1の外周部に螺旋溝4を形成してチ
ップ取付座5を連続的に形成する。チップ取付座5は螺
旋溝4に向かって開くV字形状に形成し、これに合わせ
て外周刃用のチップ6も三角形平板状とする。チップ取
付座5の配列は、各チップ6の切刃11が工具軸線方向
に互いに重なり合うように工具軸線方向に最大限接近さ
せるとともに、工具周方向へ段階的にずらしておく。 【効果】 チップ取付座5の壁面13、14の長さが十
分確保されるのでチップの着座安定性が向上するととも
に、隣接するチップ取付座5の壁面14、13間に十分
な肉厚が残るので工具剛性が高まる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、工具本体に複数のスローアウェイチップを着脱自在に装着して単 一のスローアウェイチップの切刃長を越える長さの外周刃を得るようにしたスロ ーアウェイ式エンドミルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスローアウェイ式エンドミル(以下、単にエンドミルと称する 。)としては、例えば実開昭62−168210号あるいは特開昭63−216 615号に記載されているように、工具本体の外周部に形成される螺旋溝の周方 向一端側に、工具外周及び当該螺旋溝に開口するチップ取付座が当該螺旋溝に沿 って複数配設され、これらチップ取付座に、超硬合金等からなる平板状のスロー アウェイチップ(以下、チップと略称する。)が着脱自在に取り付けられてなり 、各チップ取付座の列毎に、チップ取付座の工具軸線方向のピッチを最小限まで 狭めるとともに各チップ取付座を工具周方向へ少しづつずらすことにより、各チ ップ取付座の列のすべてにおいて、各チップの切刃の工具軸線回りの回転軌跡を 工具軸線方向に連続させて、単一のチップの切刃長を越える長さの外周刃を各螺 旋溝毎に与えるようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のエンドミルのうち、例えば実開昭62−16821 0号に記載のものは、四角形平板状のチップを工具軸線に対して同一角度傾けつ つ螺旋溝に沿って工具周方向へ段階的にずらして配置することにより、各チップ の切刃を連続させているものであるため、各チップ取付座の工具軸線方向のピッ チを各チップが接するまで狭めると隣接するチップ取付座が互いに重なり合って しまう。このため、チップ取付座の壁面のうち、チップの工具軸線方向後端側を 向く側面と密着する壁面については、僅かに各チップの工具周方へのずれ量に等 しい程度の長さしか確保できないこととなり、この結果、チップの着座安定性が 損なわれるという欠点があった。また、かかる壁面の長さが小さいためにチップ 取付座背後の剛性も不足しがちとなる欠点もあった。
【0004】 この点、特開昭63−216615号に記載のものも略四角形状のチップを用 いているために、チップの工具軸線方向先端側を向く側面と密着する壁面の長さ が短くて上記例と同様の欠点がある。加えて、かかる従来例では、チップの工具 軸線方向を向く面の中央部分を陥没させて隣接するチップの切刃部分と嵌合せし めることにより各チップの切刃を連続させているため、チップの形状が特殊で汎 用性に乏しいという欠点もあった。 この考案は、このような背景の下になされたもので、一般的な多角形平板状の チップを用いることができ、かつチップの受け面も十分確保できる剛性が高いエ ンドミルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためにこの考案は、外周刃用チップを、三角形状を呈する 上下面とこの上下面の周囲に配置される三つの側面とを備えた三角形平板状に形 成する一方で、該チップが装着されるチップ取付座を、工具外周面から一段低め られて外周刃用チップの上下面と当接する三角形状の底面と、この底面の周囲に 配置されて上記外周刃用チップの頂角を挟んだ二側面と当接する二つの壁面とを 備えたV字形状に形成したものである。
【0006】
【作用】
上記構成によれば、一般的に使用される三角形状のチップを用いているので汎 用性が高い。また、チップ取付座を三角形状のチップに合わせてV字形状に形成 しているので、各チップ取付座の工具軸線方向のピッチを、その切刃が工具軸線 方向に連続する程狭めても隣接するチップ取付座の壁面が重なることがなく、こ れら壁面の長さが十分確保されるとともに、各壁面の背後には従来よりも大きな 肉厚が確保される。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して、本考案の一実施例を説明する。 図1〜図3において符号1は工具本体である。この工具本体1は略円柱状をな し、その後端側に当該エンドミルをフライス盤等の工作機械に取り付けるための シャンク2が形成される一方で、先端側にシャンク2よりもやや大径の刃部3が 同軸的に形成されて構成されている。この刃部3の外周部には工具軸線Oの回り に一定角度でねじれる複数条(図では4条)の螺旋溝4が周方向に等間隔をおい て形成され、これら螺旋溝4の工具周方向一端側には、工具外周面及び螺旋溝4 に開口するチップ取付座5が螺旋溝4に沿って複数形成されている。そして、こ れらチップ取付座5には、外周刃用チップ6が取付ねじ7によって着脱自在に装 着されている。
【0008】 ここで、各外周刃用チップ6は超硬合金を素材とするもので、三角形状を呈す る互いに平行な上下面8、9と、これら上下面8、9の周囲に配置された3つの 側面10とから構成されて全体が三角形平板状に形成され、しかも側面10が上 下面8、9に対して直交せしめられることによって、いわゆるネガティブ形状を なしている。そして、これら上下面8、9と側面10との交差稜線部には切刃1 1が形成されている。また、上下面8、9は正三角形状をなし、これにより当該 チップ6の頂角θは60゜とされている。
【0009】 一方、上記チップ取付座5は、工具外周面から一段低められた底面12(図1 参照)と、この底面12の周囲に配置されて該底面12から工具外周面に向かっ て立ち上がる二つの壁面13、14とから構成されている。底面12は、上記チ ップ6の上下面8、9と密着可能な三角形状の平坦面に形成されている。また、 壁面13、14は、上記底面12の工具周方向後方側の頂点から螺旋溝4への開 口部に向かうに従って次第に大きく離間する傾斜面状に形成され、これにより当 該チップ取付座5は螺旋溝4への開口部に向かうに従ってその幅を増すV字形状 に形成されている。さらに、各壁面13、14の挟角は上記チップ6の頂角θと 一致せしめられ、これにより各壁面13、14はチップ6の側面10と密着可能 とされている。
【0010】 また、各列のチップ取付座5は、工具軸線方向先端側から後端側へ向かうに従 って、螺旋溝4に沿うように工具周方向前方側へ段階的にずらして配置されると ともに、工具軸線Oに対して螺旋溝4のねじれ角度よりも幾らか小さい角度で傾 けられている。そして、各チップ6は、上下面8、9のいずれか一方をチップ取 付座5の上記底面12に、側面10を壁面13、14に密着させることによって 、一の切刃11が螺旋溝4に突出した状態に位置決めされ、さらには取付ねじ7 で締め付けられて工具本体1に強固に取り付けられている。この場合、各チップ 6の切刃11は、各チップ取付座5が互いに重なり合わない範囲で最大限工具軸 線方向に接近させて配置されることにより、それぞれの端部が工具軸線方向に所 定量δだけ重なり合うようになっている。そして、各チップ取付座5の列の切刃 11がすべて工具軸線方向にδづつ重なり合うことにより、刃部3の外周には各 螺旋溝4に沿って延びる連続した4条の外周刃が現れることになる。なお、これ らの図において符号15はチップ6との干渉を避けるための逃げ部である。
【0011】 工具本体1の各螺旋溝4の先端には底刃取付溝16、17が形成され、これら 底刃取付溝16、17には菱形平板状の底刃用チップ18、19が取付ねじ20 によって着脱自在に取り付けられている。これら底刃用チップ18、19はいず れも菱形平板状をなすもので、その頂角φは60゜ 〜80゜ に設定されている。 ここで、第1の底刃取付溝16に装着される第1の底刃用チップ18は、その上 面21が工具軸線方向先端側を向くように取り付けられ、第2の底刃取付17に 装着される第2の底刃用チップ19は、その上面22が工具外周側を向くように 取り付けられている。
【0012】 そして、これら各チップ18、19の稜線に形成された切刃23、24は外周 刃チップ6の切刃11と同様に工具周方向前方側に向けられ、これら切刃23、 24によって当該エンドミルの底刃が構成されている。さらに、各底刃用チップ 18、19の下面側にはキー溝25、26が形成され、該キー溝25、26が上 記取付溝16、17に形成されたキー27、28と係合することによって各底刃 用チップ18、19の振れ止めがなされている。
【0013】 しかして、以上のように構成されたエンドミルにおいては、外周刃を構成する 外周刃用チップ6を頂角60゜ の一般的な三角形状のものとしているため、工具 の汎用性が高まる。また、外周刃用のチップ取付座5を三角形状のチップ6に合 わせて螺旋溝4に開口するV字形状に形成したので、各切刃11が工具軸線方向 に連続するまでチップ取付座5のピッチを狭めても、チップ6の側面10と当接 する壁面13、14の長さが十分確保される。
【0014】 すなわち、チップ取付座5が螺旋溝4に向かって開くV字形状とされているの で、各切刃11に所定のオーバーラップ量δを与えるべくチップ取付座5同士を 工具軸線方向に最大限接近させたとしても、隣接するチップ取付座5間では、工 具軸線方向先端側に位置するチップ取付座5の壁面14と、工具軸線方向後端側 に位置するチップ取付座5の壁面13とが螺旋溝4から工具周方向に離れるに従 って互いに遠ざかることとなり、いずれの壁面13、14にもチップ6の側面1 0にほぼ等しい長さが確保される。この点チップ6を正方形状に形成した場合に は、図3に2点鎖線で示すようにチップ6同士が接触するために壁面13、14 が完全に重なって壁面14が消滅し、僅かにチップ6の周方向のずれ量と同程度 の長さの壁面13が確保されるに過ぎない。
【0015】 このように本実施例のエンドミルによれば、チップ6を拘束する壁面13、1 4の長さが十分確保されるので、チップの着座安定性が高く、切削時の抵抗でチ ップ6ががたつくおそれがない。加えて壁面13、14がチップ6を工具軸線方 向両側から挟み込むことになるので、エンドミルを工具軸線方向先端側に移動さ せる掘り下げ加工時及び工具軸線方向後端側に移動させる引き上げ加工時のいず れの場合でもチップ6をチップ取付座5で抑えることができ、チップ6のがたつ きが一層防止される。また、隣接するチップ取付座5の壁面14、13の間に工 具本体1の肉が残され、しかもその厚さは螺旋溝4から工具周方向後方側へ離間 するに従って漸次増加するから、チップ取付座5の壁面13、14の背後の剛性 が高くなり、切削抵抗に伴うチップ取付座5の変形を防止してチップの微動を抑 えることができる。さらに、底刃用チップ18、19が工具本体1に形成される キー27、28と係合することによってその動きが拘束されているので、底刃用 チップ18、19の切削抵抗によるがたつきもない。従って、本実施例のエンド ミルによれば、チップ6、18、19の動きを防止して高精度の加工を行い得る 。
【0016】 なお、本実施例で示したチップ6の枚数や螺旋溝4の条数はあくまで一例であ り、これらは必要に応じて適宜変更され得るものである。また、本実施例では特 に底刃用チップ18、19を備えたエンドミルを例に挙げて説明したが、本考案 はこれに限るものではなく、外周刃のみのエンドミルにも当然適用される。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案は、外周刃用のチップとして三角形状のチップ を用い、これに合わせてチップ取付座も螺旋溝に向かって開くV字形状に形成し たものであるため、各チップ取付座の列におけるチップ取付座のピッチを、各チ ップの切刃が工具軸線方向へ連続する程度まで狭めているにもかかわらず、チッ プ取付座の壁面の長さが十分長く確保され、しかも隣接するチップ取付座間にも 十分な肉厚が確保される。従って、本考案によれば、外周刃用チップの着座安定 性が向上するとともに、切削抵抗によるチップ取付座の変形が抑制され、この結 果、切削時のチップの微動を防止して高精度の加工を行い得るという優れた効果 が得られる。 また、工具本体に底刃用チップを設ける場合において、各底刃用チップを工具 本体のキーまたはキー溝と係合させることにより、底刃用チップの振れをも防止 することができ、この結果、エンドミルによる加工精度を一層高めることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるエンドミルの側面図
である。
【図2】図1のII方向からの矢視図である。
【図3】図1に示すエンドミルの外周先端部の拡大図で
ある。
【符号の説明】
1 工具本体 4 螺旋溝 5 外周刃用チップ取付座 6 外周刃用スローアウェイチップ 8 チップの上面 9 チップの下面 10 チップの側面 11 外周刃用チップの切刃 12 チップ取付座の底面 13,14 チップ取付座の壁面 18,19 底刃用スローアウェイチップ 25,26 キー溝 27,28 キー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具本体の外周部に少なくとも一の螺旋
    溝が形成され、この螺旋溝の工具周方向の一端側には上
    記工具本体の外周及び当該螺旋溝に開口する複数のチッ
    プ取付座が形成され、これらチップ取付座には、複数の
    外周刃用スローアウェイチップが、それぞれの切刃を、
    各チップ取付座の列ごとに工具軸線方向に連続させて取
    り付けられてなるスローアウェイ式エンドミルにおい
    て、上記外周刃用スローアウェイチップを、三角形状を
    呈する上下面とこの上下面の周囲に配置される三つの側
    面とを備えた三角形平板状に形成する一方で、上記チッ
    プ取付座を、工具外周面から一段低められて上記外周刃
    用スローアウェイチップの上記上下面と当接する三角形
    状の底面と、この底面の周囲に配置されて上記外周刃用
    スローアウェイチップの頂角を挟んだ二側面と当接する
    二つの壁面とを備えたV字形状に形成したことを特徴と
    するスローアウェイ式エンドミル。
  2. 【請求項2】 上記工具本体の先端に、底刃用スローア
    ウェイチップが装着され、該底刃用スローアウェイチッ
    プは、上記工具本体との間に形成されたキーまたはキー
    溝と係合していることを特徴とする請求項1記載のスロ
    ーアウェイ式エンドミル。
JP2733991U 1991-03-28 1991-03-28 スローアウエイ式エンドミル Pending JPH04115520U (ja)

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970311