JPS6327924Y2 - - Google Patents

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JPS6327924Y2
JPS6327924Y2 JP1983203245U JP20324583U JPS6327924Y2 JP S6327924 Y2 JPS6327924 Y2 JP S6327924Y2 JP 1983203245 U JP1983203245 U JP 1983203245U JP 20324583 U JP20324583 U JP 20324583U JP S6327924 Y2 JPS6327924 Y2 JP S6327924Y2
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JP
Japan
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tool
chip
center
cutting
tip
Prior art date
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JP1983203245U
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JPS60109806U (ja
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Priority to JP20324583U priority Critical patent/JPS60109806U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スローアウエイ式の穿孔工具に関
し、特に該工具の中心部分を切削する切刄を改良
したものである。
従来、第1図(従来工具の底面図)に示すよう
に穿孔具の本体1の端部に形成したチツプ座11
にチツプ2を嵌合し、チツプ締付ボルト3などに
よつて機械的に固着された中心部分を切削する該
チツプは、その切刄稜線21が工具軸中心10の
線上か、もしくは工具の回転後方側に位置してい
る。
この場合、回転が極端に遅い工具中心部分を切
削する切刄に欠損が生じ易いのと穿孔時において
スラスト荷重が増大するという問題点を有してい
る。しかも上記したように中心部分を切削するチ
ツプ2の本体1の端部への取り付け位置が工具軸
中心の線上か、もしくは工具回転後方側に位置し
ている関係上チツプ座11の形成によつて該本体
端部のバツクメタルが充分にとれず、穿孔時のス
ラスト荷重の増大と相俟つて工具の剛性が不足し
てチツプにガタツキが生じたりビヽリが発生し、
チツプの欠損または穿孔跡の穴精度は満足するも
のが得られないという問題点があつた。
本考案は、上記したような問題点に鑑みなした
もので、工具中心部分の切削を良好になさしめて
穿孔時のスラスト荷重を低減させるのと同時に切
刄の欠損を防ぎ、かつ、チツプを工具の回転方向
前方側に位置させたことによつて本体のチツプ座
後方側のバツクメタルを充分なものとし、工具の
剛性を高めて穿孔時にチツプのガタツキやビヽリ
を生じせしめないスローアウエイ式の穿孔工具を
提供することを目的とするものである。
本考案は、穿孔工具のシヤンク本体の端部に所
定の軸方向角度ならびに半径方向角度を有せしめ
て該工具の中心側と外周側とにチツプ座を形成
し、中心側に配置したチツプ座へは、一方の表面
側に底刃を形成させ、該シヤンク本体の軸中心部
を含む位置には前記表面側から側面方向へ湾曲状
の凹部を形成し、該凹部と前記表面および側面と
がなす稜線部を前記工具の回転中心部を切削させ
る切刃とし、外周側を切削する底刃を工具回転前
方側に配置させたものである。
以下、本考案の一実施例を添付した図面にもと
づいて説明する。
第1図は従来の穿孔具の底面形状を示したもの
で、第2図は本考案による穿孔工具の要部の正面
図、第3図は第2図の拡大的底面図、第4図は本
考案の他の実施例を示したもので、aは正面図、
bはaの底面図などである。
第2図および第3図において、鋼からなるシヤ
ンク本体1の端部には中心付近を切削するチツプ
2と外周側を切削するチツプ2aを嵌合する壁1
2a,12b,12c,12d,12eを有する
チツプ座11,11aが形状され、該チツプ座の
ほゞ中央部にはチツプ締付ボルト3,3a螺合用
のネジ穴13,13aが刻設されている。また、
該チツプ座の上方側には切削時において切屑を効
果的に排出させるための略L字状をなした切屑排
出溝14,14aが設けられている。
なお、前記したチツプ座と少なくとも一つ以上
の壁12によつて構成されるチツプの各レーキア
ングルは切削または使用する工作機械などの諸条
件によつて適宜正または負に設定すればよいが、
この実施例においては軸方向角度を正とし、半径
方向角度を負とすると共に初期切削時においてチ
ツプ2の外周側が被削材に喰い付くように取り付
けられている。チツプ座11にボルト3によつて
固着されるチツプ2の形態は、平板状をなし本体
の該チツプ座に、固着時において逃げ面となる側
面22と同スクイ面となる平面23がなす稜線を
切刄21となし、該平面の各コーナーの近傍には
稜線部のある部分(軸中心部からチツプ長平方向
に)を切刄24とした凹部25,25a,25
b,25cが設けられノーズと該凹部を含むよう
に1〜45の範囲から設定する角度を有するチヤン
フア26,26a,26b,26cが形成され中
央部にはボルト3の挿通穴27が設けられてい
る。なお、外周側を切削するチツプ2aは周知の
平板状チツプを用いればよい。
以上のような構成によつて、この工具は切削時
において特に中心部分の切削をスムースにおこな
わせしめスラスト荷重を従来比大巾に低減する。
しかも生成切屑は切刄の中心部分と外周部分に
分割され切屑の排出性を高めると共に該チツプの
少なくとも切刄稜線21を本体の軸線100より
回転前方側に位置させたため本体端部のバツクメ
タルが大きく形成できシヤンク剛性を高めて切削
時のビヽリ発生を防ぎ被削面の精度を向上させ得
るのと同時にビヽリの減少によつてチツプ締付ボ
ルトのゆるみが防止できチツプにガタツキがで
ず、したがつて切刄にチツビングまたは欠損が生
じない。なお、さらに切屑の排出性を高めるため
にはチツプ平面(スクイ面)23上に周知のブレ
ーカまたは該面上の所定位置に凹あるいは凸の切
屑ブレーキング作用をなす手段を形成してもよ
い。
前記した構成の穿孔具は加工径が比較的大径の
場合に用いる2枚刄で、チツプ2の4コーナーに
切刄を有する凹部を形成した穿孔具について述べ
たが、加工径が比較的小径の場合は第4図に示し
た穿孔具を用いれば上記したような効果を有する
工具となる。
すなわち、第4図の本考案の他の実施例は、シ
ヤンク本体1の端部に設けた単一のチツプ座11
にチツプ締付ボルト3bによつて固着されたチツ
プ2bは該本体のチツプ座の壁12aと12bに
よつてその取り付け姿勢は工具中心10から切削
が開始されるようになつている。また切刄24を
有する凹部25,25aはチツプの平面(スクイ
面)23の対向位置のコーナーに設けられ2コー
ナーの使用が可能とする如くなつている。
上記のように凹部25から切削が開始されるよ
うになすことによつて初期切削時において工具中
心10が被削材に喰い付くので求芯性が高めら
れ、さらに精度の高い穴が得られる。なお、この
構成においても単刄に限定する必要はなく複数の
チツプを工具本体に取り付け切削のバランスをと
り大径の加工径を有する穴を穿孔させてもよい。
また以上の実施例はチツプの平面23に凹部25
を形成したものについて述べたが、これをチツプ
の裏面側に形成して用いてもよいことは云うまで
もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の穿孔工具の底面形状を示したも
ので、第2図は本考案による穿孔工具の要部の正
面図、第3図は第2図の拡大的底面図、第4図は
本考案の他の実施例を示したもので、aは正面
図、bはaの底面図などである。 1……シヤンク本体、2,2a,2b……スロ
ーアウエイチツプ、3,3a,3b……チツプ締
付ボルト、10……工具中心、11,11a……
チツプ座、25,25a,25b,25c……凹
部、26,26a,26b,26c……チヤンフ
ア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 穿孔工具のシヤンク本体の端部に所定の軸方向
    角度ならびに半径方向角度を有せしめて該工具の
    中心側と外周側にチツプ座を形成し、中心側に配
    置したチツプ座へは、一方の表面側に底刃を形成
    させ、該シヤンク本体の軸中心部を含む位置には
    前記表面側から側面方向へ湾曲状の凹部を形成
    し、該凹部と前記表面および側面とがなす稜線部
    を前記工具の回転中心部を切削させる切刃とし、
    外周側を切削する底刃を工具回転前方側に位置さ
    せたことを特徴とするスローアウエイ式の穿孔工
    具。
JP20324583U 1983-12-28 1983-12-28 スロ−アウエイ式の穿孔工具 Granted JPS60109806U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20324583U JPS60109806U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 スロ−アウエイ式の穿孔工具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20324583U JPS60109806U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 スロ−アウエイ式の穿孔工具

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Publication Number Publication Date
JPS60109806U JPS60109806U (ja) 1985-07-25
JPS6327924Y2 true JPS6327924Y2 (ja) 1988-07-28

Family

ID=30765658

Family Applications (1)

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JP20324583U Granted JPS60109806U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 スロ−アウエイ式の穿孔工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE525714C2 (sv) * 2002-05-29 2005-04-12 Sandvik Ab Borrverktyg jämte indexerbart borrskär där centrumskärets första delegg är fjärmad från centrumaxeln
JP5990584B2 (ja) * 2011-07-22 2016-09-14 ケンナメタル インディア リミテッド 割出し可能ドリルインサート

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57144609A (en) * 1981-01-21 1982-09-07 Metal Cutting Tools Inc Drill

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JPS57144609A (en) * 1981-01-21 1982-09-07 Metal Cutting Tools Inc Drill

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JPS60109806U (ja) 1985-07-25

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