JPH04114829U - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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JPH04114829U
JPH04114829U JP2675291U JP2675291U JPH04114829U JP H04114829 U JPH04114829 U JP H04114829U JP 2675291 U JP2675291 U JP 2675291U JP 2675291 U JP2675291 U JP 2675291U JP H04114829 U JPH04114829 U JP H04114829U
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JP
Japan
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pinion
rail
motor
shaft
movable
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JP2675291U
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English (en)
Inventor
田 知 徳 吉
Original Assignee
池田物産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータを用いたパワースライド装置におい
て、衝撃荷重等がモータユニットに入力するのを防止
し、可動レールのスライドを確実に拘束する。左右のレ
ール部がねじれるのを防止する。 【構成】 左右のレール部2の間に配置したモータユニ
ット11からモータによって回動操作される操作軸12
を左右の可動レール4に向けて延設する。ブラケット1
5,連結軸32及びピニオン軸22によって可動レール
4と一体化されたピニオン17と、固定レール3の底部
3aのラック18とを噛合する。連結軸32と操作軸1
2とをブレーキユニット41を介して連結する。ブレー
キユニット41を、ハウジング43内に配設したトーシ
ョンスプリング45,コア47及び係合部材51から構
成し、ピニオン17側からの回動力に対してのみブレー
キ機能を発揮させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はシートスライド装置に関し、更に詳細に説明すると、車体床面側に固 定される固定レールと、該固定レール上に前後摺動可能に取付けられた可動レー ルとからなる左右一対のレール部を有し、前記可動レールがモータにより前後移 動操作されるようになされたシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より車両等のシートにおいて、シートクッションの下側にシートスライド 装置を配設し着座者の好みや体型に合わせてシートの前後位置を調節できるもの が広く知られている。シートスライド装置は通常、車体側に固定した固定レール 及びこの固定レール上に前後摺動可能に取付けた可動レールからなるレール部と 、可動レールの移動をロックするロック機構とからなり、このロック機構により 適宜の位置にシートを固定できるようになされていた。また近年パワーモータを 用いてシートの前後摺動操作を自動的に行ういわゆるパワースライド機構の構成 も多数提案されている。 このようなパワースライド機構としては、リードスクリューとナットを用いた ものやピニオンとラックを用いたもの等種々の構成が採用されており、いずれも モータの回転駆動力を可動レール側に伝えて前後移動させると共に、可動レール 側から荷重が加わった場合には可動レールの前後移動を拘束抑止するロック機構 として機能するものであった。またモータの振動が直接シートクッション側に伝 わって着座者に違和感を与えたり、回転時に異音が発生するのを防止するため、 ダンパーや樹脂製のギア部等を介してモータの駆動を可動レール側に伝えるよう になされていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然し乍ら上述の構成では、ダンパーやギア部自体のロック強度が十分とはいえ ず、車両の衝突等により大きい荷重が可動レール側から加わった場合にこのギア 部等が破損してしまう等ロック機構として十分な機能を発揮できない虞れを有し ていた。 またモータにより駆動される駆動側の可動レールは前記ギア部等によってロッ クされるものの、従動側の可動レールはロックされていないため、前後方向に荷 重が加わった場合に左右のレール部がねじれてしまう欠点を有していた。 本考案の目的は、衝撃荷重等が加わった場合でもギア部等が破損する虞れがな く、確実に可動レールのスライドを拘束抑止でき、また左右のレール部がねじれ るのを有効に防止できるシートスライド装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述せる課題に鑑みてなされたもので、モータを内蔵するモータユニ ットが左右のレール部の間に配置され、該モータにより回動操作される操作軸が モータユニットから左右の可動レールに向かって夫々延設され、該左右の可動レ ール側にブラケットを介してピニオンが取付けられ、該ピニオンを挿通するピニ オン軸がブレーキユニットを介して操作軸と連結されて該操作軸と一体的に回動 するようになされ、前記左右の固定レールに長手方向に沿って延びる長尺のラッ クが設けられ、前記ピニオンの一部がレール部の内側に臨んで前記ラックと噛合 し、該ピニオンがモータにより回動操作されて可動レールが前後に移動されると 共に、前記ブレーキユニットがピニオン側から回動力が加わったときにその回動 を阻止するようになされていることを特徴とする。
【0005】
【作用】
本考案に依れば、モータにより回動操作される操作軸と、可動レール側に取付 けられたピニオンのピニオン軸とがブレーキユニットを介して一体的に連結され 、このブレーキユニットがモータ側からの回動力はピニオン側に伝えると共に、 ピニオン側から回動力が加わったときにその回動を阻止するようになされている ので、通常は可動レールのスライド操作を円滑、確実に行え、可動レール側に衝 撃荷重等による負荷が加わった場合にはこの荷重をブレーキユニットが吸収しモ ータユニットに負荷が加わってギア等が破損する虞れがない。 またブレーキユニットを左右の可動レール側に夫々配設したので、前後方向に 荷重が加わった場合でも両側の可動レールを確実にロックでき左右のレール部が ねじれるのを有効に防止できる。
【0006】
【実施例】
以下本考案に係るシートスライド装置を図面を参照して詳述する。 図1及び図2には本考案の一実施例の概略が夫々示されており、シートスライ ド装置1は車体床面側に脚部等を介して固定される固定レール3と、この固定レ ール3上にローラ5を介して前後摺動可能に取付けられた可動レール4とからな る左右一対のレール部2を有する。前記可動レール4上に図示しないシートのシ ートクッションが載置され、可動レール4の前後移動操作によりシートクッショ ンの前後位置を調節し得るようになされている。尚図示においては向かって左側 のレール部2のみ示したが、右側のレール部2も同様の構成を有するものである 。
【0007】 前記固定レール3は底部3aとこの底部3aの両側端から逆U字状に立ち上が る側壁3bとから形成されている。また可動レール4はテーパ状に形成された上 面部4aとこの上面部4aの両側端がU字状に屈折形成された側部4bとから形 成され、前記固定レール3の側壁3bと可動レール4の側部4bとが前後に摺動 可能な状態で嵌合されている。尚レール部2の他の構成は概略周知のものと同様 であり詳細説明はこれを省略する。またレール部2の構成等が図示のものに限定 されないことは言うまでもない。
【0008】 左右のレール部2の間には、可動レール4を前後移動操作するモータ(図示せ ず)を内蔵したモータユニット11が配置されている。このモータユニット11 にはパワーモータの他、従来周知の減速歯車等も内設され、モータの回転による 振動や異音の発生を防止し得るようになされている。 前記モータユニット11から可動レール4に向かって、モータにより回動操作 される操作軸12が延設され、この操作軸12が後述する可動レール4側のピニ オン軸22と連結されるようになされている。
【0009】 可動レール4の上面部4aには下向きL字状のブラケット15を介してピニオ ン17が配設されている。このブラケット15は、可動レール4の上面部4aに 水平な一端部15aが固着されると共に、他端の垂設部15bを前記モータまた はピニオン17から延びる軸が挿通するように取付けられているので、モータユ ニット11を始めとする操作機構と可動レール4とが一体的に前後移動し得るも のである。前記ピニオン17を挿通するピニオン軸22は連結軸32を介して操 作軸12に連結されている。この連結軸32は一端部が連結部材33によってピ ニオン軸22と一体的に連結されていると共に、他端部が前記ブラケット15の 垂設部15bを挿通しブレーキユニット41を介して操作軸12と連結されてい る。本実施例では連結軸32を介して2つの軸12,22を連結したが連結軸3 2を省略することも勿論可能である。また軸同士の連結方法としても連結部材3 3を用いずに従来周知の種々の手段を採用しても良く、少なくとも連結された複 数の軸が一体的に回動すれば良いものである。
【0010】 前記固定レール3の底部3a上には長手方向に沿って延びるラック18が固設 され、前記ピニオン17の下部が可動レール4の上面部4aに穿設された透孔3 5からレール部2の内側に臨んでこのラック18と噛合するようになされている 。またピニオン軸22は可動レール4の側部を貫通してピニオン17に挿通され ている。斯る構成によりモータが、連結された3つの軸12,22,32を介し てピニオン17を回動操作することによって可動レール4を固定レール3に対し 前後に移動させることができる。尚ピニオン17やラック18の形状、配設位置 等は図示のものに限定されず、レール部2やシートクッションの構造等に応じて 適宜変更することができる。例えば、可動レール4の上面部4aに透孔35を設 けずにピニオン17の全体がレール部2の内側に収納されるように配設したり、 ラック18とピニオン17の双方を縦型に配置してもよい。またピニオン17が 可動レール4の上面部4aから露出する部分にはカバー等を取付けて異物の混入 等を防止するのが好ましい。
【0011】 前記ブレーキユニット41は例えば図3及び図4に示すような構成を有してい る。前記ブラケット15の垂設部15bにフランジ部43aが固着された円筒状 のハウジング43内にトーションスプリング45が該ハウジング43の内壁を押 圧するように配設され、操作軸12には扇状の切欠部47aが形成されたコア4 7が一体的に取付けられている。またピニオン17側には係合爪52を有する係 合部材51が連結軸32と一体的に設けられ、この係合爪52が前記コア47の 扇状の切欠部47a内に配置されている。前記トーションスプリング45の両端 部が内方に屈折されてフック部45a,45bが形成され、このフック部45a ,45bがコア47の切欠部47aに係合するようになされている。 斯る構成に依り、モータを駆動して操作軸12及びコア47に回動力を加えた 場合、コア47の切欠部47aがスプリング45のいずれかのフック部45a, 45bを係止し、スプリング45の外径を縮める方向に押圧するので、コア47 は回動可能となり回動力がピニオン17側に伝えられる。 一方ピニオン17側からの回動力に対しては、連結軸32と一体の係合部材5 1の係合爪52がスプリング45のいずれかのフック部45a,45bを押圧し スプリング45の外径を拡げるため、スプリング45とハウジング43との間に 大きな摩擦力が生じ、ピニオン17の回動を阻止する。 尚ブレーキユニット41としては上述のものに限定されず従来周知の種々の構 成を採用することができる。
【0012】
【考案の効果】
以上が本考案に係るシートスライド装置の一実施例の構成であるが、斯る構成 に依れば、モータにより回動操作される操作軸と、可動レール側に取付けられた ピニオンのピニオン軸とがブレーキユニットを介して一体的に連結され、このブ レーキユニットがモータ側からの回動力はピニオン側に伝えると共に、ピニオン 側から回動力が加わったときにその回動を阻止するようになされているので、通 常は可動レールのスライド操作を円滑、確実に行え、可動レール側に衝撃荷重等 による負荷が加わった場合にはこの荷重をブレーキユニットが吸収しモータユニ ットに負荷がかかってギア等が破損する虞れがない。 またブレーキユニットを左右の可動レール側に夫々配設したので、前後方向に 荷重が加わった場合でも両側の可動レールを確実にロックでき左右のレール部が ねじれるのを有効に防止し著しく安全性に優れたシートスライド装置を得ること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシートスライド装置の概略斜視
図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】ブレーキユニットの一例を示す分解斜視図。
【図4】同、断面図。
【符号の説明】
1 シートスライド装置 2 レール部 3 固定レール 3a 底部 4 可動レール 4a 上面部 11 モータユニット 12 操作軸 15 ブラケット 17 ピニオン 18 ラック 22 ピニオン軸 32 連結軸 41 ブレーキユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体床面側に固定される固定レールと、
    該固定レール上に前後摺動可能に取付けられた可動レー
    ルとからなる左右一対のレール部を有し、前記可動レー
    ルがモータにより前後移動操作されるようになされたシ
    ートスライド装置において、前記モータを内蔵するモー
    タユニットが左右のレール部の間に配置され、該モータ
    により回動操作される操作軸がモータユニットから左右
    の可動レールに向かって夫々延設され、該左右の可動レ
    ール側にブラケットを介してピニオンが取付けられ、該
    ピニオンを挿通するピニオン軸がブレーキユニットを介
    して操作軸と連結されて該操作軸と一体的に回動するよ
    うになされ、前記左右の固定レールに長手方向に沿って
    延びる長尺のラックが設けられ、前記ピニオンの一部が
    レール部の内側に臨んで前記ラックと噛合し、該ピニオ
    ンがモータにより回動操作されて可動レールが前後に移
    動されると共に、前記ブレーキユニットがピニオン側か
    ら回動力が加わったときにその回動を阻止するようにな
    されていることを特徴とするシートスライド装置。
JP2675291U 1991-03-27 1991-03-27 シートスライド装置 Pending JPH04114829U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007520393A (ja) * 2004-02-07 2007-07-26 ベントレー・モーターズ・リミテッド 載せ台
US9117965B2 (en) 2011-10-28 2015-08-25 Dow Global Technologies Llc Method of manufacture of chalcogenide-based photovoltaic cells
JP2017030527A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 日本発條株式会社 パワースライド装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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