JPH04114153A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH04114153A
JPH04114153A JP23420490A JP23420490A JPH04114153A JP H04114153 A JPH04114153 A JP H04114153A JP 23420490 A JP23420490 A JP 23420490A JP 23420490 A JP23420490 A JP 23420490A JP H04114153 A JPH04114153 A JP H04114153A
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JP
Japan
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silver halide
layer
halide emulsion
sensitivity
silver
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JP23420490A
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Masatoyo Suzuki
鈴木 勝豊
Atsuo Ezaki
江崎 敦雄
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関し、更に詳しく
は、高感度で色再現性に優れたハロゲン化銀カラー写真
感光材料に関するものである。
〔発明の背景〕
近年、ハロゲン化銀多層カラー写真感光材料の高画質化
は著しい。画質の三つの大きな要素である粒状性、鮮鋭
性、色再現性のいずれもかなり高いレベルになってきて
いるが、未だ十分なレベルになく、向上が強く望まれて
いる。その中で色再現性の改良としては、カラーネガ感
材では、自動マスキング技術が知られている。これは、
用いる色材の不正吸収を補正するため、カラードカプラ
ーでマスクする方法であり、直接鑑賞に供することのな
いネガ感材では非常に大きな改警効果が得られている。
又、このカラードカプラーを不要な吸収をキャンセルす
る量より多く使用することで、インターイメージ効果(
層間効果)と同様な効果を与えることも可能である。
しかしながら、カラードカプラーを多用した場合には、
フィルムの最低濃度が上昇するため、プリント時の色濃
度の補正の判断が非常に困難になり、結果的にできあが
るプリントの色の品質が劣ることが、しばしば起こる。
色再現性の改良の他の方法は、現像時の重層効果を利用
する方法である。即ち、一つの乳剤層のハロゲン化銀の
現像によって、他層の現像を抑制するインターイメージ
効果(以下目Eと呼ぶ)を利用する事である。
例えば、最も一般的な現像抑制物質は沃度イオンであり
、ハロゲン化銀中の法度含量を層別にフントロールする
ことや、ハロゲン化銀粒子の表面と内部の沃化銀含有率
を調整してTIEを強めようとする技術が知られている
。しかしながら、沃度イオンによる抑制効果には限りが
あり、近年では有機抑制剤を現像主薬の酸化体との反応
をきっかけにして放出するDIR化合物が使用されてい
る。
DIR化合物は、当初作用する範囲が他層には及び難く
、又、IIEを強めるためには添加した層の写真性能の
減感等の欠点が大きがった。又、DIR化合物を感光層
に隣接する非感光性の中間層に添加する方法も知られて
いるが効果が小さかった。
最近では例えば米国特許4,248.962号及び特開
昭57〜154234号に代表される連作用性のDIR
が開発され、IIEも従来より大きくすることが可能に
なってきたが、近年の高画質化の要請に応えるべく目E
を大きくしようとすると、どうしても添加層の減感は避
けられなく、好感度であってかつIIEが大きい技術が
要望されてきた。
〔発明の目的〕
従って本発明の目的は、好感度であって、かつ+1Eの
大きなカラー写真感光材料を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、支持体上に感光性ハロゲン化銀乳
剤層として赤感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン
化銀乳剤層及び青感性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料において、前記乳剤層のう
ち少なくとも1層が支持体に近い方から低感度ハロゲン
化銀乳剤分層、中感度ハロゲン化銀乳剤分層、高感度ハ
ロゲン化銀乳剤分層の順で塗布した3層構造であり、か
つ前記感光性ハロゲン化銀乳剤層の低感度ハロゲン化銀
乳剤分層に、現像主薬の酸化体と反応して拡散性を有す
る現像抑制剤又は現像抑制剤プレカーサーを放出する化
合物(拡散性DIR化合物)を実質的に含有せず、中感
度ハロゲン化銀分層及び高感度ハロゲン化銀分層には実
質的に含有していることを特徴とするハロゲン化銀写真
感光材料によって達成される。
以下、本発明について更に具体的に述べる。
本発明に用いられるハロゲン化銀から一写真感光材料は
、支持体上に赤感性ハロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲ
ン化銀乳剤層及び青感性ハロゲン化銀乳剤層を有するも
のであるが、本発明では、これらの各乳剤層の少くとも
1層が低感度ハロゲン化銀乳剤分層、中感度ハロゲン化
銀乳剤分層、高感度ハロゲン化銀乳剤分層からなり、特
に赤感性ハロゲン化銀乳剤層及び緑感性ハロゲン化銀乳
剤層は少なくとも低感度ハロゲン化銀乳剤分層、中感度
ハロゲン化銀乳剤分層、高感度ハロゲン化銀乳剤分層の
3層構成からなることが好ましい。ここで各ハロゲン化
銀乳剤層における低感度ハロゲン化銀乳剤分層、中感度
ハロゲン化銀乳剤分層、高感度ハロゲン化銀乳剤分層を
この順序にしたのは、光学ロス及び現像性等を考慮した
ことによるものである。
更に本発明に用いられる赤感性ハロゲン化銀乳剤層、緑
感性ハロゲン化銀乳剤層及び青感性ハロゲン化銀乳剤層
の各層のすべてが、共に低感度ハロゲン化銀乳剤分層、
中感度ハロゲン化銀乳剤分層及び高感度ハロゲン化銀乳
剤分層の3層構成からなることが好ましい。
本発明における、高感度乳剤層の最大発色濃度は、好ま
しくは0.3〜1.0、より好ましくは0.4〜0.9
の範囲である。又、中感度乳剤層の最大発色濃度は、好
ましくは0.05〜0.09、より好ましくは0.1〜
0.8の範囲である。
更に、低感度乳剤層の最大発色濃度は、好ましくは0.
6〜2.0、より好ましくは0.7〜1.8の範囲であ
る。
本発明において、高感度層と中感度層、及び中感度層と
低感度層は、それぞれ隣接していることが好ましい。
本発明において、高感度層、中感度層及び低感度層それ
ぞれの感度差は、−通常、高感度層は中感度層に比べ0
.1−1.0(2ogE(E :露光量)高感度であり
、中感度層は低感度層に比べ0.1−1.OQogE高
感度であることが好ましい。
本発明は、拡散性DIR化合物を低感度ハロゲン化銀乳
剤分層には実質的に含有しないが、高感度ハロゲン化銀
乳剤分層及び中感度ハロゲン化銀乳剤分層には実質的に
含有する。「ある層に実質的に含有しない」とは「その
層に添加していない」ことを意味し、たとえDIR化合
物が存在しても、その量が0.0005g/+o’以下
であることを言う。
本発明において拡散性DIR化合物とは、発色現像主薬
の酸化体との反応により離脱する、現像抑制剤又は現像
抑制剤を放出できる化合物の拡散性が、後記評価法によ
る拡散性で0.34以上のものであり、0.40以上の
ものが好ましい。
拡散性は下記の方法により評価する。
透明支持体上に下記組成の層を有する感光材料試料(1
)及び(II)を作製する。
試料(I)二級感性ハロゲン化銀乳剤層を有する試料 緑感性に分光増感した沃臭化銀(沃化銀6モル%、平均
粒径0.48μm)及び下記のカプラーを銀1モル当た
り、0.07モル含有するゼラチン塗布液を塗布銀量が
1.1g/■2、ゼラチン付量が3.0g/w”になる
ように塗布し、その上に保護層として化学増感及び分光
増感を施していない沃臭化銀(沃化銀2モル%、平均粒
径0.08μm)を含有するゼラチン塗布液を塗布銀量
が0.1g/a”、ゼラチン付量が0.8g/+o”に
なるように塗布する。
試料(■)二上記試料(I)の保護層から沃臭化銀を除
いたもの。
各層には上記の他にゼラチン硬化剤や界面活性剤を含有
させである。
試料(I)、(11)をウェッジを用いて白色露光後、
下記の処理方法に従って処理する。
現像液には試料(n)の感度を60%(対数表示で、−
Δ1ogE = 0.22)に抑制する量の各種現像抑
制剤を添加したものと、現像抑制剤を添加していないも
のとを用いる。
処理工程〔38℃〕 発色現像      2分40秒 漂   白          6分30秒水   洗
          3分15秒定   着     
     6分30秒水   洗          
3分15秒安定化    1分30秒 乾   燥 各処理工程において使用したした液組成は下記の通りで
ある。
〔発色現像液〕
4−アミノ、3−メチル・N−エチル−N・(β−ヒド
ロキシエチル)−アニリン・硫酸塩無水亜硫酸ナトリウ
ム ヒドロキシルアミン・l/2硫酸塩 無水炭酸カリウム 臭化ナトリウム ニトリロ三酢酸・3ナトリウム塩 (l水塩) 水酸化カリウム 水を加えてIffとする。
〔漂白液〕
エチレンジアミン四酢酸鉄 アンモニウム塩 エチレンジアミン1酢112 アンモニウム塩 臭化アンモニウム 氷酢酸 水を加えて1gとし、 pH−6,0に調整する。
10.0g 150.0g 10.0−a アンモニア水を用いて 4.75g 4.25g 2.0 g 37.5  g 1.3 g 2.5 g 1.0  g 100.0g 〔定着液〕 チオ1liEl!!!アンモニウム         
エフ5.0g無水亜ilI酸ナトリウム       
  8.5gメタ亜硫酸ナトリウム         
2.3g水を加えて1aとし、酢酸を用いてpH=6.
0に調整する。
〔安定液〕
ホルマリン〔37%水溶液)        1.5m
+2コニダツクス(コニカ株式会社製)    7.5
+m2水を加えて112とする。
現像抑制剤未添加の時の試料(I)の感度を80とし、
試料(n)の感度をs0′とし、現像抑制剤添加の時の
試料(I)感度を81とし、試料(I[)の感度をSI
とすると、 試料(1)の減感度 ΔS−5.−5 試料(If)の減感度 ΔS o −S 、’  3B
拡散性=ΔS/Δs0と表される。
但し、感度は全て、かぶり濃度中0.3の濃度点の露光
量の逆数の対数(−1agE )とする。
この方法により求めt;数種の現像抑制剤の拡散本発明
に8いては、拡散性DIR化合物は放出された基の拡散
性が前記した範囲内であれば、その化学構造によらず、
いずれのものも用いることができる。
以下に代表的な構造式を示す。
一般式(D−1) A −(Y)m Aはカプラー残基を表し、mはl又は2を表し、Yはカ
プラー残基Aのカップリング位と結合し発色現像主薬の
酸化体との反応により・離脱する基で拡散性が0.34
以上の現像抑制剤基もしくは現像抑制剤を放出でさる基
を表す。
一般式CD−1)においてYは代表的には下記−船蔵(
D−2)〜(D −19)で表される。
船蔵(D−2)     −船蔵(D−3)−船蔵(D
 −4) 一般式(D 一般式(D 一般式(D 一般式(D−8)     −船蔵(D −9’)−船
蔵(D−2)〜(D−7)において、Ra。
は水素原子、ハロゲン原子、又はアルキル、アルコキン
、アシルアミノ、アルコキシカルボニル、チアゾリジニ
リデンアミノ、アリールオキシカルボニル、アシルオキ
シ、カルバモイル、N−アルキルカルバモイル、N、N
−ジアルキルカルバモイル、ニトロ、アミノ、N−アリ
ールカルバモイルオキシ、スルファモイル、N−アルキ
ルカルバモイルオキシ、ヒドロキ/ル、アルコキシカル
ボニルアミノルキルチオ、アリールチオ、アリール、ヘ
テロ環、7アノ、アルキルスルホニルもしくはアリール
オキシカルボニルアミノの6基を表す。
nは0、■又は2を表し、nが2のとき各Rd。
は同じでも異なっていてもよい。n個のRdlに含まれ
る炭素数の合計は0〜IOである。
又、−船蔵(D−6)におけるRd,に含まれる炭素数
はO−15である。
上記−船蔵(D−6)のXは酸素原子又は硫黄原子を表
す。
一般式(D−8)においてRd,はアルキル基、アリー
ル基もしくはヘテロ環基を表す。
船蔵(D−9)においてRd,は水素原子又はアルキル
、シクロアルキル、アリールもしくはヘテロ環の6基を
表し、Rd.は水素原子、ハロゲン原子、又はアルキル
、シクロアルキル、アリール、アシルアミノ、アルコキ
シカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ
、アルカンスルホンアミド、シアノ、ヘテロ環、アルキ
ルチオもしくはアミノの6基を表す。
Rd.、Rd,、Rd,もしくはRd.がアルキル基を
表すとき、このアルキル基は置換基を有するものを含み
、直鎖もしくは分岐鎖のいずれであってもよい。
Rd,、Rd,、Rd.もしくはRd.がアリール基を
表すとき、アリール基は置換基を有するものを包含する
Rd.、Rd!、Ra3もしくはRd.がヘテロ環基を
表すとき、このへテロ環基は置換基を有するものを包含
し、ヘテロ原子として窒素原子、酸素原子及び硫黄原子
から選ばれる少なくとも1つを含む5員又は6員環の単
環もしくは縮合環が好ましく、例えばピリジル、キノリ
ル、フリル、ベンゾチアゾリル、オキサシリル、イミダ
ゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ベンゾトリアゾリ
ル、イミド、オキサジンの6基などから選ばれる。
−船蔵(D  8)におけるRd,に含まれる炭素数は
O−15である。
上記−船蔵(D−9)において、Rd,及びRd。
に含まれる炭素数の合計は0〜15である。
−船蔵(D − 10) 一TIME−INHIBIT 式中、TIME基はAのカップリング位と結合し、発色
現像主薬の酸化体との反応により開裂できる基であり、
カプラーより開裂した後INHIBIT基 を適度に制
御して放出できる基である。
INHIBIT基は上記放出により現像抑制剤となる基
(例えば前記−船蔵(D−2)〜(D−9)で表される
基)である。
一般式( D − 10)において−TIME−夏NH
IBIT基は代表的には下記−船蔵(D − 11)〜
(D − 19)で表される。
晶。
一般式( D − 12)     −船蔵( D −
 13)−数式(D −14) 一般式(D −15) 一般式(D −16) 一般式(D −17) 一般式(D −19) 9r+。
ktcl、  k(1゜ 一般式(D−11)〜(D −15)及び(D −18
)において、Rdsは水素原子、ハロゲン原子又はアル
キル、シクロアルキル、アルケニル、アラルキル、アル
コキシ、アルコキシカルボニル、アニリノ、アシルアミ
ノ、ウレイド、ンアノ、ニトロ、スルホンアミド、スル
ファモイル、カルバモイル、アリール、カルボキシル、
スルホ、ヒドロキシルもしくはアルカンスルホニルの多
基を表し、−数式(D −11)〜(D −13)、(
D −15)、(D −18)においては、Rd、同士
が結合して縮合環を形成してもよく、−数式(D −1
1)、(D −14)、(D −15)及び(D −1
9)において、Rdaはアルキル、アルケニル、アラル
キル、シクロアルキル、ヘテロ環又はアリールの多基を
表し、−数式(D −16)及び(D −17)におい
て、Rdyは水素原子又はアルキル、アルケニル、アラ
ルキル、シクロアルキル、ヘテロ環もしくはアリールの
多基を表し、−数式(D −19)におけるRd、及び
Rd、は、それぞれ水素原子又はアルキル基(好ましく
は炭素数1〜4のアルキル基)を表し、−数式(D −
11)、(D −15)〜(D −18)におけるkは
0.1又は2の整数を表し、−船蔵%式%) おけるaは1〜4の整数を表し、−数式(D −16)
におけるmはl又は2の整数を表し、mが2のとき各R
d、は同じでも異なってもよく、−数式(D=19)に
8けるnは2〜4の整数を表し、n個のRda及びRd
lは、それぞれ同じでも異なってもよく、−数式(D 
−16)〜(D −18)におけるBは酸同じ意味を表
す。)を表し、−数式CD −16)における=〒は単
結合であっても、二重結合であってもよいことを表し、
単結合の場合はmは2であり、2型詰合の場合はmはl
であり、INHIBIT基は一般式(D−2)〜(D 
−9’)で定義した一般式と炭素数以外は同じ意味を表
す。
1111BIT基においては、−数式(D−2)〜(D
−7)における1分子中のRd、に含まれる炭素数は合
計してO〜32であり、−数式(D−8)におけるRd
、に含まれる炭素数は1〜32であり、−数式(D−9
)におけるRd、及びRd、に含まれる炭素数の合計は
θ〜32である。
Rd、、Rdi及びRd、がアルキル基、アリール基又
はシクロアルキル基を表すとき、置換基を有するものを
包含する。
拡散性DIR化合物の中で好ましいのは、Yが一般式(
D−2)、(D−3)又は(D −10)で表されるも
のであり、(D −10)の中では、INHIBITが
一般式CD−2)、(D−6)(特に−数式(D−6)
のXが酸素原子のとき)又はCD −8) (特に−数
式(D−8)のRd、がヒドロキシアリール又は炭素数
1〜5のアルキル基のとき)で表されるものが好ましい
一般式(D−1)においてAで表されるカプラー成分と
してはイエロー色画像形成カプラー残基、マゼンタ色画
像形成カプラー残基、シアン色画像形成カプラー残基及
び無呈色カブラ−残基が挙げられる。
本発明で用いられる好ましい拡散性DIR化合物として
は次に示すような化合物があるが、これらに限定される
ものではない。
例示化合物 Rl−C0CHCO 表中のR、、R2及びYは下記を表す。
− C0NHCH! COzα力H −CONHCH,CH,Cα℃H3 NHCOCH。
CH。
これらを含め、本発明において用いることのできる拡散
性DIR化合物の具体例は米国特許4,234.678
号、同3,227.554号、同3,617.291号
、同3,958.993号、同4.149.886号、
同3,933,500号、特開昭57−56837号、
同51−13239号、米国特許2,072,363号
、同2,070,266号、リサーチディスクロージャ
ー 1981年I2月No、21228号などに記載さ
れている。
本発明において高感度ハロゲン化銀乳剤分層及び中感度
ハロゲン化銀乳剤分層に添加される拡散性I)IR化合
物は、ハロゲン化銀1モル当たり0.0001〜0.1
モル使用することが好ましく、特に0.001〜0.0
5モル使用することが好ましい。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料の写真構成層
中の銀量は、金属銀換算で15.0g/m”以下であり
、好ましくは13.0〜1.Og/m”、より好ましく
は11.0−2.0g/m”の範囲である。
本発明j:8いて写真構成層中の銀量とは、ハロゲン化
銀乳剤層中の感光性銀量及びその他コロイド銀や非感光
性の微粒子ハロゲン化銀の銀量なとも合計した総銀量で
ある。
本発明のハロゲン化銀カラー写真感光材料には単分散性
ハロゲン化銀乳剤を用いることが好ましい。単分散性ハ
ロゲン化銀乳剤とは、平均粒径dを中心に±20%の粒
径範囲内に含まれるハロゲン化銀重量が全ハロゲン化銀
重量の70%以上であるものを言い、好ましくは80%
以上、更に好ましくは90%以上である。
ここに平均粒径dは、粒径d、を有する粒子の頻度n、
とd13の積n、Xd、”が最大になるときの粒径d 
と定義する。(有効数字3桁、最小桁数字は4捨5人す
る) ここで言う粒径とは、粒子の投影像を同面積の円像に換
算したときの直径である。
粒径は、例えば該粒子を電子顕微鏡で1万倍〜5万倍に
拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直径又は投影時
の面積を実測することによって得ることができる。(測
定粒子個数は無差別に1000個以上あることとする)
本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤は粒径標準偏差 平均粒径 X100=分布の広さ(%)によって定義し
た分布の広さが20%以下のものであり、更に好ましく
は15%以下のものである。
ここに粒径測定方法は前述の測定方法に従うものとし、
平均粒径は算術平均とする。
Σd、n。
平均粒径−Σn1 本発明に係るハロゲン化銀乳剤は平均沃化銀含有率が4
〜20モル%である沃臭化銀から成ることが好ましく、
特に好ましくは5〜15モル%である。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、本発明の効果を損なわな
い範囲で塩化銀を含有してもよい。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、粒子内部に高沃化銀含有
率相を有するものである。
高沃化銀含有率相の沃化銀含有率は、15〜45モル%
tが好ましく、より好ましくは20〜42モル%、特に
好ましくは25〜40モル%である。
本発明の粒子内部に高沃化銀含有率相を有するハロゲン
化銀粒子は高沃化銀含有率相をそれより沃化銀含有率が
低い低沃化銀含有率相で被覆したものである。
最外相を形成する高沃化銀含有率相より低い沃化銀含有
率相の平均沃化銀含有率は6モル%以下であることが好
ましく、特に好ましくは0〜4モル%である。又最外相
と高沃化銀含有率相の間の沃化銀含有相(中間相)が存
在してもよい。
中間相の沃化銀含有率は10〜22モル%が好ましく、
特に好ましくは12〜20モル%である。
最外相と中間相、中間相と内部の高沃化銀含有率相の間
の沃化銀含有率は、それぞれ6モル%以上の差があるこ
とが好ましく、特に好ましくは、それぞれ10モル%以
上の差があることである。
上記態様において、内部の高沃化銀含有率相の中心部、
内部の高沃化銀含有率相と中間相の間、中間相と最外相
との間に更に別のハロゲン化銀相が存在してもよい。
又、最外相の体積は粒子全体の4〜70モル%がよく、
10〜50モル%が更に好ましい。高沃化銀含有率相の
体積は、粒子全体の10〜80%とするのが望ましく、
20〜50%、更には20〜45%が望ましい。
中間殻の体積は、粒子全体の5〜60%、更には20〜
55%がよい。
これらの相は、均一組成の単一相であってもよいし、均
一組成の複数相から成る、ステップ状に組成の変化する
相群であってもよいし、あるいは任意組の中において連
続的に組成の変化するような連続相であってもよいし、
これらの組合せでもよい。
本発明のハロゲン化銀乳剤の別の態様として、粒子内に
局在した沃化銀が実質的に均一な相を形成するのでなく
、沃化銀含有率が粒子中心から外側部に向って連続的に
変化する態様が挙げられる。
この場合、沃化銀の含有率は粒子内の沃化銀含有率が最
大であるポイントから粒子外側部に向けて単調に減少す
るものであることが好ましい。
沃化銀含有率が最大ポイントにおける沃化銀含有率は、
15〜45モル%が好ましく、より好ましくは25〜4
0モル%である。
又、粒子表面相の沃化銀含有率は6モル%以下であるこ
とが好ましく、特に好ましくは0〜4モル%の沃臭化銀
である。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、以下の■〜■の少なくと
も1つの条件を満たすことが好ましい。
■ 蛍光X線分析法によって求めた平均沃化銀含有率(
Jl)とX線光電子分光法で求めた粒子表面の沃化銀含
有率(J、)を比べたときJl>Jlなる関係を満足す
るものである。
ここで言う粒径は粒子の投影面積が最大となる面の外接
円の直径である。
X線光電子分光法について説明する。
X線光電子分光法による測定に先立って、乳剤を以下の
ように前処理する。まず、乳剤にプロナーゼ溶液を加え
、40℃で1時間撹拌してゼラチン分解を行う。次に遠
心分離して乳剤粒子を沈降させ、上澄み液を除去した後
、プロナーゼ水溶液を加え、上記の条件で再度ゼラチン
分解を行う。この試料を再び遠心分離し、上澄み液を除
去した後、蒸留水を加えて乳剤粒子を蒸留水中に再分散
させ、遠心分離し、上澄み液を除去する。この水洗操作
を3回繰返した後、乳剤粒子をエタノール中に再分散さ
せる。これを鏡面研磨したシリコンウェハ上に薄く塗布
して測定試料とする。
X線光電子分光法による測定には、例えば装置としてP
H1社製ESCA/SAM560型を使用し、励起用X
線にMg−にσ線、X線源電圧15Kv1X線源電流4
0m A 、パスエネルギー50 eVの条件で行う。
表面ハライド組成を求めるためにAg5d 、Br5d
 。
r3d3/2電子を検出する。組成比の算出は各ビピー
クの積分強度を用いて、相対感度係数法により行う。A
g5d 、 Br5d 、 I 3d 3/ 2相対感
度係数としてそれぞれ5.10.0.81.4.592
を使用することにより、組成比は原子パーセントを単位
として与えられる。
■ 前述の蛍光X線分析法によって求めた平均沃化銀含
有率(J8)とX線マイクロアナリシス法を用いハロゲ
ン化銀粒子の粒径方向に対して中心部より80%以上離
れたハロゲン化銀結晶上で測定した沃化銀含有率の測定
値の平均値(J、)を比べたときJt>Jsなる関係を
満足するものである。
X線マイクロアナリシス法について説明する。
エネルギー分散型X線分析装置を電子顕微鏡に装置した
電子顕微鏡観察用グリッドにハロゲン化銀粒子を分散し
、液体窒素冷却にて1粒子がCRT視野に入るように倍
率を設定し、一定時間AgLσ。
ILa線の強度を積算する。ILσ/AgLgの強度比
とあらかじめ作成しておいて検量線を用いて沃化銀含有
率を算出することができる。
■ CuKa線を線源とした(420) X線を回折シ
グナルの最高ピーク高さXO,13において、回折角度
の1.5度以上に亘ってシグナルが連続して存在するこ
とを特徴とするものである。より好ましくは、シグナル
の最高ピーク高さXO,15において、回折角度の1.
5度以上に亘ってシグナルが連続して存在するものであ
る。更にシグナルの存在する回折角度が1.8度以上に
亘ることが好ましく、特に2.0度以上に亘って存在す
ることが好ましい。
シグナルが存在するとは、最高ピーク高さX O,13
あるいは0.15において、その高さ以上のシグナル強
度であることを言う。
本発明のハロゲン化銀乳剤の更に好ましい態様は、Cu
K a線を線源とした、上記(420) X線回折シグ
ナルが二つもしくは三つのピークを有するものである。
特に好ましくは三つピークを有するものである。
ハロゲン化銀の結晶の構造を調べる方法とじてX線回折
法か知られている。
X線の線源として色々な特性X線を用いることができる
。中でもCuをターゲットとしたCuK a線は最も広
く用いられているものである。
沃臭化銀は岩塩構造を有し、’CuKC線での(420
)回折線は2θ71〜74度に観測される。シグナル強
度が比較的強く高角度であるため、分解能もよく、結晶
構造を調べる上で最適である。
写真乳剤のX線回折の測定に当っては、ゼラチンを除去
し、シリコンなどの標準試料を混ぜ、粉末法によって測
定することが必要である。
測定方法に関しては、基礎分析化学講座24「X線分析
」(共立出版)などを参考に行うことである。
■ 前述のX線マイクロアナリシス法によって個々のハ
ロゲン化銀粒子の平均沃化銀含有率を測定したとき、測
定値の相対標準偏差が20%以下である。好ましくは1
5%以下、特に好ましくは12%以下のものである。
ここに相対標準偏差とは、例えば少なくとも100([
の乳剤の沃化銀含有率を測定した際の沃化銀含有率の標
準偏差を、そのときの平均沃化銀含有率で除いた値×1
00である。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、立方体、14面体、18
面体のような正常晶でもよく、平板状のような双晶であ
ってもよい。
又、これらの混合物であってもよい。
平板状の双晶である場合、粒子の投影面積同等円換算直
径と粒子厚みの比が1〜20のものが投影面積の60%
以上であることが好ましく、更に1.2以上、8.0未
満が好ましく、特に1.5以上5.0未満が好ましい。
単分散性の正常晶乳剤は、例えば特開昭59−1775
35号、同60−138538号、同59−52238
号、同60−143331号、同60−35726号、
同60−258536号及び同61−14636号公報
等に開示された方法を参考にすることによって製造する
ことができる。
単分散性の双晶乳剤は、例えば特開昭61−14636
号公報に開示された球型種乳剤を成長させる方法を参考
にすることI:よって得ることができる。
成長に当たっては硝酸銀水溶液とハロゲン化物水溶液を
ダブルジェット法により添加することが好ましい。
又、法度は沃化銀として系内に供給することもできる。
添加速度は、新しい核が発生しないような速度で、かつ
オストワルド熟成によるサイズ分布の広がりがない速度
、即ち新しい核が発生する速度の30〜100%の範囲
で添加することが好ましい。
粒子を肥大させる別の条件として、日本写真学会昭和5
8年年次大会要旨集88頁に見られるように、ハロゲン
化銀微粒子を加え溶解、再結晶することにより肥大させ
る方法が挙げられる。
ハロゲン化銀乳剤の成長条件としては、I)A85〜I
L温度40〜85℃、pH1,5〜12が好ましい。
本発明において、ハロゲン化銀乳剤は、物理熟成、化学
熟成及び分光増感を行ったものを使用する。
このような工程で使用される添加剤は、リサーチ・ディ
スクロージ+ −No、17643. No、1871
6及びNo、308119(それぞれ、以下RD176
43. RD18716及びRD308119と略す)
に記載されている。
下表に記載箇所を示す。
C項目)     (RD308119の頁)    
      (RD17643:] (RD18716
〕化学増感剤  996  I[[−A項      
   23   648分光増感剤  996 1V−
A−A、B、C,D、H,H,I、J項  23〜24
 648〜9強色増感剤  996  rV−A−E、
 J項      23〜24 648〜9かふり防止
剤 998  Vl              24
〜25 649安定剤    998■ 本発明に使用できる公知の写真用添加剤も上記リサーチ
・ディスクロージャーに記載されている。
下表に関連する記載箇所を示す。
〔項目)         (RD308119の頁)
      (RD17643XRD18716)マッ
ト剤       1007 1VI現像剤(感材中に
含有)1011 11B項本発明には種々のカプラーを
使用することができ、その具体例は、上記リサーチ・デ
ィスクロージャーに記載されている。
下表に関連する記載箇所を示す。
〔項目)         [:RD308119の頁
)         (RD17643)イエローカプ
ラー  1001  ■−り項      ■C−C項
マゼンタカプラー  1001  ■−D項     
 ■C−G項シアフシアンカプラー1001  ■−D
項      ■C−G項カラードカプラー  100
2  ■−G項      ■G項DIRカプラー  
 1001  ■−F項      ■F項BARカプ
ラー   1002  ■−F項その他の有用残基 放出カプラー     1001  ■−F項アルカリ
可溶カプラー1001  ■−E項本発明に使用する添
加剤は、RD308119I IVに記載されている分
散法などにより、添加することができる。
本発明においては、前述RD1764328頁、RD1
8716647〜8頁及びRD308119の!■に記
載されている支持体を使用することができる。
本発明の感光材料には、前述RD308119■−に項
に記載されているフィルタ層や中間層等の補助層を設け
ることができる。
本発明は、一般用もしくは映画用のカラーネガフィルム
、スライド用もしくはテレビ用のカラー反転フィルム、
カラーペーパ、カラーポジフィルム、カラー反転ペーパ
に代表される種々のカラー感光材料に適用することがで
きる。
本発明の感光材料は前述RD1764328〜29頁、
 RD18716647頁及びRD308119の!■
に記載された通常の方法によって、現像処理することが
できる。
〔実施例〕
以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本発明の実施
の態様はこれらに限定されない。
以下に全ての実施例において、ハロゲン化銀写真感光材
料中の添加量は特に記載のない限り1m2当りのグラム
数を示す。又、ハロゲン化銀及びコロイド銀は、銀に換
算して示した。更に増感色素はモル/銀1モルで示した
実施例1 トリアセチルセルロースフィルム支持体上に、下記に示
すような組成の各層を順次支持体側から形成して、多層
カラー写真感光材料試料−101を作製した。
第1層:ハレーション防止層(HC) 黒色コロイド銀 UV吸収剤(UV−1) シアン染料(DY−1) 高沸点溶媒(Oiト川用 高沸点溶媒(Oi(2−2) ゼラチン 第2層;中間層(IL−1) ゼラチン 第3層:低感度赤感性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μm) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.3μm) 増感色素(SD−1) 増感色素(SD−2) 増感色素(SD−3) 増感色素(SD−4) シアンカプラー(C−1) カラードシアンカプラー(cc−I DIR化合物 (D−1) 0.18 0.18 0.022 0、■8 0.02 1.6 1.3 0.65 0.50 1.8X 10−’ 4.2X 10−’ 2、OX 10−’ 9.1X 10−’ 0.90 )   0.061 0.04 DIR化合物 (D−3) 高沸点溶媒  (Oiff−1) ゼラチン 第4層;高感度赤感性乳剤層(RH) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.8μm) 増感色素(SD−1) 増感色素(SD−2) 増感色素(SD−3) シアンカプラー(c−2) カラートンアンカプラー(CC−I DIR化合物 (D−1) 高沸点溶媒  (Oif2−1) 0.01 O977 1,60 1,25 2、OX 10弓 1.7X 10−’ 1.7X 10−’ 0.18 )  0.023 0.025 0.29 1.2 ゼラチン 第5層;中間層(IL−2) ゼラチン 第6層;低感度緑感性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0,4μm) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.3μm) 増感色素(SD−4) 増感色素(SD−5) 0.8 0.60 0.65 6.99X 10−’ 6.18X 10−’ マゼンタカプラー(M−1) マゼンタカプラー(M−2) カラードマゼンタカプラー(CM−2)DIR化合物 
 (D−2) 高沸点溶媒   (○lI2−2) ゼラチン 第7層;高感度緑感性乳剤層(G H)沃臭化銀乳剤(
平均粒径0.9μm) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.7μm) 増感色素(SD−6) 増感色素(SD−7) 増感色素(SD−8) マゼンタカプラー(M−1) マゼンタカプラー(M −3) カラードマゼンタカプラー(CM−2)DIR化合物 
 (D−2) 高沸点溶媒   (Oiff  2) ゼラチン vg8層;イエローフィルタ層(yc)黄色コロイド銀 0.81 O135 2,77x 10−’ 1.64X 10−’ 1.67X 10−’ 0.14 0.024 0.067 0.02 0.44 0.98 0.45 0.18 0.02 0.77 1.77 0.08 色汚染防止剤(SC−1)      0.1g沸点溶
媒 (Oi12−2 )      0−13ゼラチン
             0.8ホルマリンスカベン
ジヤ(HS −1) 0.042ホルマリンスカベンジ
ヤ(H5−2)0.042第9層;中間層(IL−3) ホルマリンスカベンジャ(Hs −1) 0.046ホ
ルマリンスカベンジヤ(HS −2)0.046ゼラチ
ン             0.5第1O層;低感度
青感性乳剤層(B L)沃臭化銀乳剤(平均粒径0.3
μm)   0.17沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μ
+m)   0.17沃臭化銀乳剤(平均粒径0.7μ
m)   0.038増感色素(S D −9)   
    5.3X 10−’増感色素(S D −1o
)       7.2X 10−’イエローカプラー
(Y−1)     0.61イエローカプラー(Y−
2)     0.24高沸点溶媒  (OiQ −2
)     0.17ゼラチン           
  1.3ホルマリンスカベンジヤ(HS −1)  
0.073ホルマリンスカベンジヤ(H3 第11層;高感度青感性乳剤層(B H)沃臭化銀乳剤
(平均粒径0,7μm) 沃臭化銀乳剤(平均粒径1.0μm) 増感色素(SD−9) 増感色素(SD−10) イエローカプラー(Y−1) 高沸点溶媒   (Oi(1−2) ゼラチン ホルマリンスカベンジャ(H5−1) ホルマリンスカベンジャ(H5−2) 第12層;第1保護層(Pro−1) 微粒子沃臭化銀乳剤 (平均粒径0.08μmAg11モル%)紫外線吸収剤
(UV−1) 紫外線吸収剤(UV−2) 高沸点溶媒 (OjD−1) 高沸点溶媒 (Oi(+−3) ホルマリンスカベンジャ(MS−1) ホルマリンスカベンジャ(MS −2)0.32 0.32 2、lX 10−’ 7.6X 10−’ Ol】7 0.068 0.9 0.024 0.079 2)  0.16 0.4 0.065 0.10 0.07 0.07 0.13 0.37 ゼラチン             1.3@13層:
第2保護層(Pro−2) アルカリ可溶性マット剤 (平均粒径2μm)     0.15ポリメチルメタ
クリレート (平均粒径3μff1)0.04 滑り剤  (W A X −1)      0.04
ゼラチン             0.6次にトリア
セチルセルロースフィルム支持体上に、下記に示すよう
な組成の各層を順次支持体側から形成して、多層カラー
写真感光材料試料−201を作製した。
試料−201 第1層;ハレーション防止層(HC) 試料−101の第1層と同じ組成。
第2層:中間層(IL−1) 試料−101の第2層と同じ組成。
第3層;低感度赤感性乳剤層(RL) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μm)   0.40沃
臭化銀乳剤(平均粒径0.3μm)   0.20増感
色素(S D −1) 増感色素(SD−2) 増感色素(SD−3) 増感色素(SD−4) ンアンカプラ−(C−1) カラードシアンカプラー(CC−I DIR化合物 (D −3) 高沸点溶媒  (Oi12−1) ゼラチン 第4層;中感度赤感性乳剤層(RM) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.7μl11)増感色素(S
 D−1) 増感色素(SD−2) 増感色素(SD−3) 増感色素(SD−4) シアンカプラー(C−1 カラードシアンカプラー(CC−I DIR化合物 (D−3) 高沸点溶媒  (01Q−1) ゼラチン 1.9X 10−″ 4、OX 10情 2.2X 10−’ 9、IX 10−’ 0.67 ’)   0.038 o、oos O057 1,1 0,62 2、OX 10−’ 1.8X 10−’ 9.3X 10−’ 9、OX 10−’ 0.28 ) 0.023 0.003 0.25 0.6 第5層:高感度赤感性乳剤層(RH) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.8μm) 増感色素(SD−1) 増感色素(SD−2) 増感色素(SD〜3) ンアンカプラ−(C−2) カラードシアンカプラー(cc−I DIR化合物 (D−1) 高沸点溶媒  (O4(1−1) ゼラチン 1.40 1.9X 10−’ 1.7X 10−’ 1.7X 10−’ 0.13 )   0.023 0.057 0.21 1.1 第6層;中間層(IL−2) 試料−101の第5層と同じ組成。
第7層;低感度緑感性乳剤層(GL) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.4μm) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.3μm) 増感色素(SD−4) 増感色素(SD−5) マゼンタカプラー(M−1) マゼンタカプラー(M−2) カラードマゼンタカプラー(CM−1)0.65 0.11 7、OX to−’ 6.4X 10−’ 0.30 0.10 0.02 高沸点溶IIX(Oi(1−2)     0.50ゼ
ラチン             1.3第8層;中感
度緑感性乳剤層(GM) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.7μm)   0.54増
感色素(s D −4)       7.8x 10
−’増感色素(S D −6)       1.1l
lX 10−’増感色素(S D −7)      
 1.IX 10−’増感色素(S D−8)    
   1.4X 10−’マゼンタカプラー(M−1)
0.15 マゼンタカプラー(M −2)      0.68カ
ラードマゼンタカプラー(CM−1) 0.06DIR
化合物  (D−2)      0.04高沸点溶媒
   (00+ −2)     0.40ゼラチン 
            0・8第9層:高感度級感性
乳剤層(GH) 沃臭化銀乳剤(平均粒径0.9μs)   1.3増感
色素(S D −4)       2.4X 10−
″増感色素(S D −6)       1.5x 
10−’増感色素(S D −7)       1.
2X 10−’増感色素(S D −8’)     
  3.8X 10−’マゼンタカプラー(M−1) マゼンタカプラー(M −2) カラードマゼンタカプラー(CM−1)高沸点溶媒  
 (○1Q−2) ゼラチン 0.30 0.05 0.05 0.53 1.2 第1O層;イエローフィルタ層(yc)試料−101の
第8層と同じ組成。
第11層:中間層(IL−3) 試料−101の第9層と同じ組成。
第12層;低感度青感性乳剤層(B L)試料−101
の第10層と同じ組成。
第13層:高感度青感性乳剤層(B H)試料−101
の第11層と同じ組成。
第14層;第1保護層(Pro−1) 試料−1旧の第12層と同じ組成。
第15層:諮2保護層(Pro−2) M C−1 ○ ○ V−1 D−1 D  C C*H*(t) V AX D D−5 D D−7 S−2 5D−9 ST−1 尚、上記組成物の他に、塗布助剤S u −1%分散助
剤5u−2、粘度調整剤、硬膜剤H−1,H−2、安定
剤ST−1,かぶり防止剤AF−1、M w 二10,
000及びM W : 1,100,000の2種のA
F−2を添加した。
以上のようにして作製した試料lO1の第3層。
第4層及び第6層、第7層に表−1に示す拡散性DIR
化合物の添加量が表−1に示す量になるように調製して
試N102.103を作製した。
又、試料201の第3層、第4層、第5層の赤感性乳剤
層及び第7層、第8層、第9層の緑感性乳剤層に表−1
に示す拡散性DIR化合物の添加量が表−1に示す量に
なるように調製して試料202〜205を作製した。
このようにして作製した各試料を白色光及び青、緑、赤
の各単色光を用いてウェッジ露光した後、下記現像処理
を行った。
■、カラー現像  3分15秒 38.0±0.1℃2
、漂    白   6分30秒 38.0士3 、0
 ”C3、水    洗   3分15秒 24−41
004、定    着   6分30秒 38.0±3
 、0005、水    洗   3分15秒 24〜
41℃6、安    定   3分15秒 38.0±
3.0’c7、乾   燥  50℃以下 各工程lこ用いる処理液組成を以下に示す。
(発色現像液) 4−アミノ・3−メチル−N−エチル−N−(β−ヒド
ロキシエチル)アニリン・硫酸塩  4.75g無水亜
硫酸ナトリウム        4.25gヒドロキシ
ルアミン・l/2i1E酸塩    2.0g無水炭酸
カリウム          37.5g臭化ナトリウ
ム           1.3gニトリロ三三階酸3
ナトリウム塩 (1**)              2.5g水酸
化カリウム           1.0g水を加えて
lQとする。(pH= 10.0)(漂白液) エチレンジアミン四酢酸鉄(I[[) アンモニウム塩           100.0gエ
チレンジアミン四酢酸2 アンモニウム塩           10.0g臭化
アンモニウム          150.0g氷酢酸
               10.0g水を加えて
lQとし、アンモニア水を用いてpH−6,0に調整す
る。
(定着液) チオ硫酸アンモニウム        175.0g無
水亜硫酸ナトリウム         8.5gメタ亜
硫酸ナトリウム         2.3g水を加えて
lQとし、酢酸を用いてpH=6.0に調整する。
(安定液) ホルマリン(37%水溶液)      1.5vQコ
ニダツクス(コニカ株式会社製)   7.5m12水
を加えてlQとする。
処理済み各試料について、青(B)、緑(G)。
赤(R)の各党で測定しt:感度とIIEを表−2に示
す。
感度は各B、G、R光に対し、最低濃度+0.1を与え
る露光量の逆数を試料−101を100とする相対値で
示した。IIEは白色露光で得られた各γN1(i−B
、G、R)に対する各B、G、Hの分解露光で得られた
γSiの比をAを以って示した。A1=γSi/γN1
(i=B、G、R)。
Aiの値が大きい程11Eの大きいことを示す。
尚、ガンマ値(γ)は特性曲線上、最低濃度十0.3と
1.5を結ぶ直線の傾きで求めた。
表−2の結果から、比較試料−101−103系では1
1Eを向上しようとすると感度低下を示しているが、本
発明の試料−203〜205は高感度で、かつIIEを
向上していることがわかる。
更に、本発明の試料の性能は、比較試料−101〜10
3の示す性能から理論的に導き出せる性能を著しく上回
っていることもわかる。
実施例2 以下の現像処理方法を実施例1の現像処理方法に置き換
えて実施したところ、同様の結果を得た。
なお、処理は安定化タンク槽の容量の3倍の補充液が入
るまでランニングを行った。
(補充量は感光材料1m”当たりの値である。)ただし
、安定化処理は3槽カウンターカレントで行い、安定化
液の最終槽に補充され、その前槽にオーバーフローが流
入する方式で行った。
更に、定着槽に続く安定化槽のオーバーフローの一部(
275m12/m”)を安定槽に流し込んだ。
使用した発色現像液の組成は次の通りである。
炭酸カリウム             30g炭酸水
素ナトリウム          2.7g亜硫酸カリ
ウム            2.8g臭化ナトリウム
            1.3gヒドロキシルアミン
硫酸塩       3.2g塩化ナトリウム    
        0.6g4−アミノ−3−メチル−N
−エチル−N=(β−ヒドロキシルエチル)アニリンW
Nrll塩4.6gジエチレントリアミン五酢II  
     3.0g水酸化カリウム         
   1.3g水を加えてlQとし、水酸化カリウム又
は20%硫酸を用いてpH= 10.01に調整する。
使用した発色現像補充液の組成は次の通りである。
炭酸カリウム             40g炭酸水
素ナトリウム           3g亜硫酸カリウ
ム             7g臭化ナトリウム  
          0.5gヒドロキンルアミン硫酸
塩       3.2g4−アミノ−3−メチル−N
−エチル−N−(β−ヒドロキシルエチル)アニリンW
i酸塩6.0gジエチレントリアミン五酢酸     
 3.0g水酸化カリウム             
2g水を加えてlI2とし、水酸化カリウム又は20%
硫酸を用いてpH−10,12に調整する。
使用した漂白液の組成は、次の通りである。
1.3−ジアミノプロパン四酢酸 第2鉄アンモニウム        0.35モルエチ
レンジアミン四酢酸2 ナトリウム               2g臭化ア
ンモニウム           150g氷酢酸  
              40mff硝酸アンモニ
ウム           40g水を加えてHaとし
、アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH= 4.5に調
整する。
使用した漂白補充用液の組成は、次の通りである。
1.3−ジアミノプロパン四酢酸 第2鉄アンモニウム        0.40モルエチ
レンジアミン四酢酸2 ナトリウム               2g臭化ア
ンモニウム           170g硝酸アンモ
ニウム           50g氷酢酸     
           61m12水を加えて112と
し、アンモニア水又は氷酢酸を用いてpH= 3.5に
し、漂白タンク液のpHが保てるように適宜調整する。
使用した定着液及び定着補充液の組成は次の通りである
チオ硫酸アンモニウム         100gチオ
シアン酸アンモニウム       150g無水重亜
硫酸ナトリウム        20gメタ重亜硫酸ナ
トリウム        4.0gエチレンジアミン四
酢酸2 ナトリウム              1.0g水を
加えて700ml1とし、氷酢酸とアンモニア水を用い
てpH= 6.5に調整する。
使用した安定化液及び安定化補充液の組成は次の通りで
ある。
1.2−ペンツインチアゾリン−3−オン   O,1
gヘキサメチレンテトラミン      0.2gへキ
サヒドロ−1,3,5−)リス (2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン  0.3
g水を加えてlQとし、水酸化カリウム及び50%硫酸
を用いてpH−7,0に調整した。
〔発明の効果〕
上述の如く、本発明によれば高感度でIIEの向上した
ハロゲン化銀カラー写真感光材料が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  支持体上に感光性ハロゲン化銀乳剤層として赤感性ハ
    ロゲン化銀乳剤層、緑感性ハロゲン化銀乳剤層及び青感
    性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀カラー写真
    感光材料において、前記乳剤層のうち少なくとも1層が
    支持体に近い方から低感度ハロゲン化銀乳剤分層、中間
    度ハロゲン化銀乳剤分層、高感度ハロゲン化銀乳剤分層
    の順で塗布した3層構造であり、かつ前記感光性ハロゲ
    ン化銀乳剤層の低感度ハロゲン化銀乳剤分層に、現像主
    薬の酸化体と反応して拡散性を有する現像抑制剤又は現
    像抑制剤プレカーサーを放出する化合物(拡散性DIR
    化合物)を実質的に含有せず、中感度ハロゲン化銀乳剤
    分層及び高感度ハロゲン化銀乳剤分層には実質的に含有
    していることを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光
    材料。
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